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[8月5日・男子100m決勝]
1着 ジャスティン・ガトリン 9秒92
2着 クリスチャン・コールマン 9秒94
3着 ウサイン・ボルト 9秒95
4着 ヨハン・ブレーク 9秒99
5着 アケニ・シンビネ 10秒01
6着 ジミー・ビコ 10秒08

 大会前から「ラストラン」を公言していたウサイン・ボルト選手でしたが、優勝はできませんでした。

 スタートはコールマン選手が先行、これを隣のコースのボルト選手が追いかける展開でしたが、外コースのガトリン選手が70mを過ぎてから「スピードを維持」して順位を上げました。
 そして、コールマン、ボルトの両選手を捉えたところがゴールでした。

 12年振りの世界大会金メダルに輝いたガトリン選手ですが、後半のスピード維持という、自身にとっての「新しい技術」をものにしていたところが素晴らしい。
 ほんの僅かですが、後半の走りにおける前傾が深かった、その深い前傾をキープしながらストライドを保つ、というランニングであったように感じます。

 ボルト選手について観れば、今大会はコンディションが整わなかったというところでしょうか。
 予選・準決勝といまひとつスピードに乗り切れない走りが続きました。

 「今回はギリギリだな」と感じていましたが、決勝でも乗り切れない走りとなりました。

 これだけ大きな体躯を保持するスプリンターが、これだけ長い間世界のトップで走り続けて来たのですから、体のあちこちに不具合が発生していたであろうことは容易に予想できます。
 そうした状況下、これまではオリンピックと世界選手権ではしっかりとコンディションを整えて来たのですけれども、さすがに今回は間に合わなかったのでしょう。

 具体的には、「ピッチが少し上がらなかった」のではないかと思います。
 ウサイン・ボルト選手の走りは、「着地した足が長くトラックに留まる」ところが特徴だと思いますが、今回はいつもにも増して「長く留まっていた印象」です。

 爪先で着地した後、次の前進に向けて圧倒的な筋力でトラックを押す走りと動きが、少し時間がかかっていたのです。そして「押す筋力」も衰えていたのでしょう。

 本来なら「出場できないレベル」のコンディションだったのではないかと思いますが、ボルト選手は出場して来てくれました。

 「位置に付いて」の時、テレビ画面にボルト選手の横顔が大写しになりました。

 これまでの世界大会のレースとは異なり、表情には「余裕が無く」、「良い走りをして勝ちたい」という気持ちが表れていたと感じました。今回は「ギリギリだ」ということを、ボルト選手も肌で感じていたのでしょう。

 そして隣のコールマン選手を必死に追ったのです。

 ゴールテープ(見えませんが)に必死に体を倒し込むボルト選手というのも、滅多に観られるものではありません。

 「全力」の走りを魅せていただきました。

 良い「ラストラン」でした。

 ボルト選手は自らの100.m競走を「走り切った」のです。
 8月7日に開幕する第99回全国高等学校野球選手権大会の組合せ抽選会が8月4日に行われ、各チームの緒戦の相手が決まりました。

 毎年のことですが、注目校同士の組合せが今大会でもいくつか観られます。

 第2日の第1試合は、作新学院と盛岡大付の対戦となりました。昨年の優勝校と今年のセンバツ大会の上位進出校の対戦です。

 第4日は好カードが目白押しです。
 第1試合は、広陵VS中京大中京。伝統校同士の戦いです。共に「出て来れば強い」という、甲子園で力を発揮するチームですので、好ゲームとなるのは必定です。
 第2試合は、横浜VS秀岳館。
 常に優勝候補に名を連ねる横浜と、甲子園3大会連続ベスト4の秀岳館の戦いは、点の取り合いとなることでしょう。自分達の得点チャンスをより多くものにしたチームに勝利の女神が微笑みそうです。
 第3試合は、興南VS智弁和歌山。
 やはり「出て来れば強い」興南と甲子園の常連・智弁和歌山の戦いです。智弁和歌山の投手陣が興南打線をどこまで抑えられるかがポイントとなります。

 第4日の第4試合には大阪桐蔭が登場します。
 強豪校とされているチームの多くが4日目に集まったことは、優勝争いにも大きな影響を与えます。準々決勝以降は再び抽選が行われる夏の大会とはいえ、2回戦までは最初の抽選に従って進められるのですから。

 さて、注目の10チームです。

① 大阪桐蔭
② 中京大中京
③ 作新学院
④ 前橋育英
⑤ 東海大菅生
⑥ 神戸国際大付
⑦ 二松学舎大付
⑧ 京都成章
⑨ 仙台育英
⑩ 花咲徳栄

 ベスト8が決まる8つの山から各々1チームずつを選定し、残り2校は1回戦から登場するチームの中から選びました。
 今回は、以上の10チームに注目します。

 近年の甲子園大会は実力が拮抗していますから、他にも実力校は数多くあります。
 緒戦から眼の離せない試合の連続となることでしょう。

 球児の皆さんの思い切りの良いプレーに期待します。
[7月29日・東東京大会決勝]
二松学舎大付属9-1東海大高輪台

[7月29日・神奈川大会決勝]
横浜9-3東海大相模

[7月29日・愛知大会決勝]
中京大中京9-1栄徳

[7月30日・西東京大会決勝]
東海大菅生6-2早稲田実

[7月30日・大阪大会決勝]
大阪桐蔭10-8大冠

 夏の甲子園2017の地方大会も終盤となった7月29日と30日に、東京・横浜・大阪・名古屋の所謂大都市地域の代表が決まりました。
 最近10年・10回の夏の大会では、この4大都市圏から6回優勝校が出ていますから、本大会を占う意味でも、大事な試合が続きました。

① 接戦が多かった印象

 大阪大会決勝では、8回裏に大阪桐蔭高校が一挙に5点を挙げて10-4とリードしました。
 大冠高校が先行し、大阪桐蔭が逆転した形ですが、さすがに8回裏の5点で勝負ありと観えたのですが、9回表に大冠が猛反撃を見せて4点を挙げ追いすがったのです。
 まさに大接戦でしょう。

 神奈川大会や西東京大会のように、結果として得失点差が大きかった試合でも、内容は「互角」という試合も多かったと感じます。

 やはり、「強力な先発投手」が少なかったことが要因かとも感じます。
 打たせて取るタイプ、粘り強く投げ続けるタイプの投手が多かったのです。
 
② 中京大中京高校の強さ

 そうした中で、愛知大会決勝の中京大中京は文字通りの圧勝でした。

 「出てくれば強い」中京高校は、今大会の優勝候補筆頭かもしれません。


③ 名門校の勝ち上がり

 接戦が多かったとはいえ、4大都市圏の代表チームは、いずれも「日本中に名前が知られている」、甲子園大会の名門校・常連校となりました。

 苦しみながらも、名門校の意地を見せてくれたということでしょうか。

 各チームの皆さんの健闘が期待されます。
 7月29日、前WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン・内山高志選手が引退を発表しました。

 昨年4月、「よもやの」KO負けを喫し、その動向が注目されていましたが、ついにその姿を、再びリング上で観ることは叶いませんでした。

 本当に強いボクサーでした。
 
 日本人ボクサーとして初めての「スーパー王者」です。

 「スーパー王者」とは、WBAが2001年1月から導入した制度で、世界チャンピオンの中のチャンピオン、議論の余地のないチャンピオン、統一王者、等々様々な呼び名がありますけれども、世界チャンピオンの中でも「比類無き強さ」を誇るボクサーにのみ与えられる称号であることは、間違いないところでしょう。

 王座在位6年3ヵ月、世界タイトルマッチ通算10ノックアウト勝ちは、いずれも日本ボクシング史上最高の記録です。

 そのパンチの破壊力は凄まじく、その「重さ」と様々な角度から繰り出される様子から、あのロベルト・デュラン選手、「石の拳(こぶし)」と称されたデュラン選手のパンチに通じるものがあると感じます。

 そして、決して格好をつけることがなく、整斉と「ボクサー」としての行動を続ける姿は、まさに「チャンピオン」と呼ぶに相応しいものでした。

 「恐れず、おごらず、侮らず」・・・。内山選手がボクシングを始めた、埼玉・花咲徳栄高校ボクシング部の部訓が座右の銘であったと報じられています。まさに、この言葉通りのアスリートだったのです。

 ボクシングマスコミの関係者が取材に行くと、「ありがとうございました。また、よろしくお願いします」と頭を下げられて何度も恐縮した、との報道もあります。
 日本初のスーパー王者にして、誰もが尊敬するボクサーであった内山高志選手が、こうした振る舞いをするのです。「謙虚」といった言葉では片づけられない、崇高なものを感じるのは、私だけではないでしょう。

 「チャンピオンの中のチャンピオン」内山高志が引退します。

 いつかジムをやりたい、ともコメントしています。

 ただ強いだけでは無い、素晴らしい選手、内山高志のようなボクサーを、ひとりでも多く育てていただきたいと思います。
[7月26日・高知大会決勝]
明徳義塾7-3梼原

 明徳義塾高校が4回裏の集中打で4点を挙げてリードを広げ、梼原高校の追い上げを凌いで高知大会を制しました。

 明徳義塾は2010年から8年連続の甲子園大会出場を決めたのです。

 明徳は、これまで2度「7年連続出場」を果たしてきました。
 第80回大会から86回大会までの7年連続と、第92回から98回までの7年連続です。そして、第99回大会にも出場することとなり、8年連続の記録を達成したのです。

 1回目の7年連続の時には、第84回大会で全国制覇を成し遂げました。
 2回目の7年連続(こちらは8年連続になりましたが)では、本大会でベスト4が2度あります。
 いずれにしても、好成績を収めているわけですが、第99回・2017年は、久しぶりの決勝進出・優勝を狙う大会となるのでしょう。

 それにしても、聖光学院の11年連続、明徳義塾の8年連続、作新学院の7年連続と、
 2017年の夏の甲子園大会は連続出場、それも歴史に残る長い連続出場が多い大会となっています。
 
 どのチームにとっても、「各地方の絶対王者」としての甲子園球場における戦い振りが、大いに期待されているのでしょう。
 毎年「驚かされる」ことが多い、MLBの7月31日ですが、2017年はダルビッシュ有投手の移籍が話題の中心でした。

 2017年のポストシーズン進出が難しい成績となったテキサス・レンジャーズの、今季今後の対応策として、相当前から移籍の話が出ていて、移籍先候補としてニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャーズ、そして「第三の球団」(結局どこであるかは分かりませんでしたが)が上げられていました。

 トレードの期限である7月31日午後4時(日本時間8月1日午前5時)の寸前に、このトレードが成立したのです。
 毎年のことながら「ギリギリのビッグディール」が必ず有るのがMLBなのです。

 ご承知のように、7月31日現在、ドジャーズは74勝31敗・勝率.705(驚くべき高率)で、ナショナルリーグ西地区の「断トツの首位」、メジャーリーグ全体でも圧倒的な勝ち星と勝率で2017年のレギュラーシーズンを快走中です。
 今シーズンは、地区優勝はもちろんとして、久しく遠ざかっている1988年以来のワールドシリーズ制覇に向けて、準備中だったのです。

 もともとニューヨークに存した球団(ブルックリン・ドジャーズ)であり、1958年にロサンゼルスに移転してからは、東のヤンキース、西のドジャーズとして、MLB屈指の名門チームとしての存在感は抜群です。ワールドシリーズ制覇も6回を数えます。

 とはいえ、そのドジャーズもこのところのポストシーズンではなかなか勝ち進むことが出来ず、気が付けば「21世紀に入って1度もリーグチャンピオンになっていない」のも事実。
 熱狂的なことで知られるドジャーズファンにとっては、ライバルであるサンフランシスコ・ジャイアンツ(同じく1958年にニューヨークからサンフランシスコに移転)の21世紀に入ってからの活躍(3度のワールドシリーズ制覇)を横目で見ながら、「歯痒いシーズン」が続いていたことになります。

 こうした状況下ですから、2017年シーズンに賭けるファンの気持ちはとても強かったのです。

 ところが、2017年の快進撃、圧倒的な強さの中心プレーヤーであった大エース、クレイトン・カーショー投手が、持病の腰を悪化させて戦線を離脱してしまったのです。7月23日のことでした。

 ドジャーズにとっては、「カーショーが帰ってくるまでチームを支える、エース級のピッチャー」が急募されることとなったのは自然なことでした。
 そして、ダルビッシュ有投手に白羽の矢が立ったということになるのでしょう。

 カーショー投手の2016年シーズンの故障期間を考慮すれば、マウンドに帰ってくるまでには2ヵ月位を要すると思われますので、8月から9月末まで、つまり「2017年レギュラーシーズン終了まで」、ドジャーズはカーショー投手抜きで戦うことになりそうです。

 現在の大きな貯金を考え合わせれば、地区優勝は当然として、ポストシーズンに体制を整えて気持ち良く向かうための準備期間を、カーショー投手抜きで戦うことになったドジャーズにとって、ダルビッシュ投手への期待は極めて大きいということになります。

 カーショー投手が帰ってくるポストシーズンでは、チームを支える「2本柱」としての活躍が期待されることでしょう。

 ダルビッシュ投手にとっては、メジャーリーグで最初に所属した球団であり、5年半を過ごしたレンジャーズへの思いは、相当強いものがあると思います。
 大投手ノーラン・ライアン球団社長と共に行われた入団会見や、9回裏2アウトまで続けた完全試合へのトライ、トミー・ジョン手術で1年半ほどプレーが出来なかったことなど、ダルビッシュ投手にとってレンジャーズは忘れることが出来ないチームでしょう。

 しかし、2017年8月1日から、ダルビッシュ投手はドジャーズの一員として戦うこととなったのです。
 野茂英雄投手、石井一久投手、黒田博樹投手、そして前田健太投手の例を出すまでも無く、「ドジャーブルーのユニフォーム」は日本出身投手に良く似合います。

 ダルビッシュ有投手のワールドシリーズ制覇に向けての戦いが、今始まったのです。
 2020年8月10日から開催が予定されている、全国高校総合体育大会(高校総体・インターハイ)が開催中止になるかもしれない、と報じられています。

 理由は、2020年8月9日まで開催される東京オリンピック2020の影響とのこと。
 
 例年は8月1日前後に開始・開催されるインターハイですが、2020年は東京オリンピックに配慮して8月10日開始にしたのでしょう。
 しかし、それでも「オリンピックの波」は巨大であり、インターハイを流してしまいそうになっているとの報道です。

 インターハイの開催主体である全国高体連は、2020年大会を分散大会と決めて、開催を目指しています。「分散大会」自体が、インターハイ史上初めてのことです。北関東4県に、愛媛、長崎、青森等での各競技・種目の開催を取り付けてきたのですが、全30競技の中で13競技の開催場所が、まだ未定なのだそうです。

 そして、オリンピックのキャンプ地誘致に注力している地方公共団体が多い状況下では、この13競技の開催地を見つけることは、至難の技なのでしょう。
 開催資金の調達も目途が立っていないとのことですから、事は重大です。

 インターハイは、野球やサッカー以外の競技に取組んでいる高校生アスリートにとっては、最高峰の大会のひとつであり、大目標なのです。

 日本の高校生のスポーツの祭典が、世界最大のスポーツ祭典・オリンピックによって危機に瀕しているというのも、やや皮肉な感じがしますが、ここは思い切った対応が必要なのではないでしょうか。

 例えば、開催時期の大幅な見直し。
 10月上旬から中旬にかけて開催する。

 開催地の見直し。
 東京オリンピック2020の各会場で開催する。

 といった形の大変更は、出来ないものでしょうか。

 1964年・昭和39年の第1回東京オリンピックにおいては、オリンピックが10月10日から開催されたために、こうした影響は大きくは無く、生まれたばかりのインターハイもしっかりと開催されました。(もちろん、オリンピックの多方面への影響力が、当時と現在とでは比較にならない程大きくなっているということも、大きな違いでしょうが)

 2020年は、オリンピックが7月~8月に実施され、インターハイは10月に行うという形で、1964年と開催時期を入れ替えるという考え方。

 もちろん、既に開催場所が決まっている17競技の変更対応や、夏休みでは無い時期の高校生の「公休」問題等々、色々と障害はあるのでしょうが、インターハイ2020の開催確保はもちろんとして、高校生アスリートの皆さんには、より「落ち着いた環境」でプレーに集中していただきたいとも思うのです。

 東京オリンピック2020の大波に呑まれるのではなく、世界最高の各種スポーツの祭典の波を活用して、「波」に乗って、より充実した大会にして行けるのではないでしょうか。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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