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 11月26日に千秋楽を迎えた九州場所ですが、7勝7敗で臨んだ安美錦が千代翔馬を上手出し投げで破り、勝ち越しを決めました。

 投げが決まった瞬間、安美錦は「よしっ」と呟いたように観えました。

 39歳の再入幕力士の勝ち越しとしてインタビュールームに入った安美錦は、涙また涙。

 いつもの飄々とした、「とぼけた」様子は微塵も無く、怪我からの復活、相撲への思いを切々と語りました。敢闘賞のことも取組の前には知らなかったと。
 素晴らしいインタビューでした。

 もっともっと稽古をしなければと語る安美錦には、「引退」の欠片も感じられませんでした。
 確かに、今場所は体こそ良く動いていましたが、引いたり叩いたりする相撲が多く、本来の「前に出る力を利した巧みな相撲」はなかなか見られなかったのです。

 「明日」を見つめ、真摯に取り組む安美関の2018年の相撲が、とても楽しみです。
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 2017年のブリーダーズカップ・クラシック競走G1(サラ3歳以上ダート10ハロン)は、11月4日、アメリカ合衆国カリフォルニア州のデルマー競馬場で行われ、4歳牡馬のガンランナーが2着に2馬身以上の差を付けて快勝しました。

 ガンランナーは、これで今年6月からG1レース4連勝となりました。
 3月のドバイワールドカップG1でアロゲートの2着に敗れて以来、連勝を続けていますので、「ついに本格化」という印象です。

 2016年のケンタッキーダービーで3着に入るなど、世代トップクラスの力は見せていましたが、なかなかG1に優勝することが出来なかったガンランナー(Gun Runner)でしたが、4歳になっての充実ぶりは目覚ましく、現時点での「世界最強馬」との見方もありますし、通算18戦11勝(G1・5勝)となれば、種牡馬キャンディライドの代表産駒としての役割、良血を受け継ぐ使命も果たさなければならないのでしょう。

 ガンランナー号、父キャンディライド、母クワイエットジャイアント、母の父ジャイアンツコーズウェイ、通算18戦11勝の現役馬です。

 キャンディライドはアルゼンチン馬で、通算6戦6勝(G1・3勝)の無敗馬です。
 とはいえアルゼンチン馬ですから、現役時代の前半の評価は高くは無かったのでしょうが、キャリア5戦目のG2と6戦目のG1パシフィッククラシックステークスをアメリカで走って連勝して、種牡馬入りしました。

 キャンディライドの父はクリプトクリアランス、アメリカ馬で通算44戦12勝(G1・4勝)と良く走る馬でしたが、超一流の成績という訳ではなかったと思います。クリプトクリアランスが種牡馬として活躍することが出来たのは、その父ファピアノが大種牡馬ミスタープロスペクターの直仔であったことが大きかったのでしょう。

 ガンランナーは、ミスタープロスペクター→ファピアノ→クリプトクリアランス→キャンディライドと続く血脈の中で、アルゼンチンを経てアメリカに戻ってきた「血統」なのであろうと思います。

 この事実は、現在の「アルゼンチン競馬」の力も示しているのでしょう。

 キャンディライドは、アルゼンチンで4戦4勝の実績を引っ提げてアメリカ競馬に挑戦したのです。そして、アメリカでも2戦2勝でした。
 アルゼンチン競馬界にとっても、嬉しい活躍だったことでしょう。
(日本の無敗馬が、アメリカの重賞を戦っても無敗であったなら、どんなに嬉しいことでしょうか)

 ちなみに、ガンランナーの母の父ジャイアンツコーズウェイは、主にヨーロッパで走ったアメリカ産馬。通算13戦9勝・2着4回、生涯2着を外さずG1を6勝という名馬です。
 2000年のセントジェームズステークスからアイルランドチャンピオンステークスまでのG1・5連勝の時期には「世界最強馬」の名を欲しい儘にしました。そして2000年のカルティエ年度代表馬に輝いたのです。
 我が国に、世界中の大レースの映像が沢山入ってくるようになった時期以降の活躍馬ですから、ご存知の方も多いと思います。
 
 2017年のブリーダーズカップ・クラシックに優勝したガンランナーの、今後の競走馬としての活躍、そして種牡馬としての活躍が大いに期待されるのです。
 11月場所も15日間連続で満員御礼となりました。

 これで、2017年の大相撲は1月場所から11月場所まで6場所・90日間連続で満員御礼となったのです。
 これは平成8年以来の優秀な興行成績であり、大相撲人気はひとつのピークを迎えていることになります。

 八百長問題や数々の不祥事のために「地に落ちた」人気でしたが、「雌伏」の時期は、大関・魁皇、高見盛、遠藤といった人気力士の奮闘もあって何とか乗り切り、2015年頃から大相撲人気は回復に向かいました。
 そして、2017年に再びピークを迎えたことになります。

 現在では、本場所のチケットを入手することも極めて困難です。

 一方で、2017年は休場力士が増えました。
 11月場所も幕ノ内だけで9名に上ります。
 単純に考えれば、幕ノ内の取組が4~5番減っていることになります。

 最高峰である幕ノ内の取組、大相撲最高の見せ場が4~5番減っているというのは、ファンに対しての「エンターテインメント量が激減している」ことに他なりません。

 上質なコンテンツの減少が、当該プロスポーツというか、音楽でも絵画でも文学でも同じだと思いますが、ファンの人々の支持により成立している全ての分野において、「衰退」に繋がっていくことは道理というか、自然なことでしょう。

 ガチンコという言葉もありますが、真剣な取組が土俵上で繰り広げられていることはもちろんですが、だからと言って怪我・故障が従前より増加するというのでは、当該スポーツは、別の形で消滅してしまいます。

 怪我・故障に強い体躯を創り上げること、そういう稽古・トレーニングを実施して行くことは当然として、ガチンコであっても「怪我をし難い取り口」を身に付けて行くことも大事なことなのでしょう。
 協会、各部屋、各親方、各力士におかれては「怪我をし難い取り口」の研究・実行に注力していただきたいと思います。

 最後に「横綱の問題」です。

 ある横綱には、おかしな「待った」がありました。
 行司や審判の判定に従わないかのような様子に観えました。全力士の範となるべき横綱としては、あってはならないことでしょうし、少なくとも「土俵において見たことも無い行動」でした。

 別の横綱は暴力沙汰で注目されています。
 こちらは「何が本当の事か」全く分からない状況ですが、少なくとも大相撲界にとってプラスの事象ではないでしょう。

 大相撲は、2017年6場所90日連続満員御礼という、記録的な人気を博しています。

 こういう時こそ、奢ることなく頭を垂れるのが、日本文化でしょう。

 我が国のプロスポーツは、日本文化の上に成り立っているというのは、楽観的に過ぎる見方なのでしょうか。
 11月17日、日本野球機構から2017年シーズンのベストナイン賞受賞選手が、発表されました。

 ベストナイン賞は、プロ野球選手なら誰もが目指す、素晴らしい賞だと思います。

 担当記者の皆さんの投票で選ばれる賞ですが、多くのポジションでは2017年シーズンの活躍が際立つプレーヤー、多くのファンが「このプレーヤーだろう」「このプレーヤーなら仕方がない」といった形で、独走状態で選出されることが多いのですが、2017年のパ・リーグの遊撃手部門は、大接戦となりました。
 ベストナイン史上でも「三つ巴の大接戦」というのは、珍しいのではないでしょうか。

 争ったのは、ソフトバンクホークスの今宮健太選手(26歳)、楽天ゴールデンイーグルスの茂木英五郎選手(23歳)、西武ライオンズの源田壮亮選手(24歳)です。
 
 3選手とも、プロ野球を代表するショートストップであることは間違いありませんが、事は「2017年の活躍」ですので、成績を観てみましょう。

[今宮選手-得票数90]
① 守備率 .988
② 打率 .264
③ 本塁打数 14
④ 出場試合数 140
⑤ OPS .739

[茂木選手-得票数87]
① 守備率 .977
② 打率 .296
③ 本塁打数 17
④ 出場試合数 103
⑤ OPS .864

[源田選手-得票数81]
① 守備率 .971
② 打率 .270
③ 本塁打数 3
④ 出場試合数 143
⑤ OPS .669

 3選手の得票数は「僅差」でした。
 受賞した今宮選手と2位の茂木選手の差は僅か4票だったのです。
 有効投票数258の中での4票差でしたから、概ね互角と言って良いでしょう。

 遊撃手ですから、やはり守備率は大事な項目ですが、ここは今宮選手がトップでした。
 一方で打撃面を観ると、茂木選手が上回っています。
 出場試合数では、ルーキーとして「全イニング出場」という快記録を達成した源田選手がトップに立っているのです。

 茂木選手にとって惜しまれるのは右肘の故障で、一時期戦線を離脱したことなのでしょう。その長打力と高いOPSを観れば、茂木選手が今シーズンのゴールデンイーグルスに対して、大きな貢献をしたことは明白ですから、この一時離脱が本当に残念なのです。

 各項目を総合的に判断すれば、今宮選手の受賞は妥当なものという感じがします。

 それにしても、パ・リーグには「良い遊撃手が多い」と思います。

 この3プレーヤーは、いずれも20歳代の若さを誇る選手達ですから、当分の間パ・リーグのゲームにおいて「素晴らしい遊撃手のプレー」が観られることになります。
 2018年シーズンのベストナイン争いも熾烈なものとなりそうです。

 プロ野球でもMLBでも、「ショートの好プレーはゲームを締める」ものだと、私は思います。
[11月25日・決勝第2戦・埼玉スタジアム]
浦和レッドダイヤモンズ1-0アルヒラル(2戦合計2-1で浦和の勝ち)

 2017年のアジア・チャンピオンズリーグACL決勝第2戦が行われ、浦和レッズがサウジアラビアのアルヒラルを1-0で破り、2戦合計2-1として優勝、アジアのクラブチームチャンピオンとなりました。

 11月19日に行われた第1戦、アウェイのゲームを1-1で引分けていた浦和にとって、第2戦は「0-0の引分け」を成し遂げることが出来ればチャンピオンの座に就けるというゲームでもありました。

 アルヒラルが、殆どサウジアラビア代表(ワールドカップ2018ロシア大会出場権獲得済み)といったメンバーを揃えたチームで、フィジカル面でも技術面でも浦和レッズを上回るチームと目され、大変強力な攻撃力を誇るチームであることもあって、第2戦の浦和は相当守備的なゲームを展開するのではないかと予想されました。

 ところが、浦和レッズは攻守を織り交ぜるゲームを披露したのです。
 相当押し込まれるシーンが多かった第1戦に比べて、前線からのプレスを多用してアルヒラルゴールに迫りました。
 5万8千人近い大観衆の大声援を背に受けて、アルヒラルゴールを襲いました。

 そして、決定的なチャンスの数なら浦和の方が多いというゲームを実現し、後半43分のラファエル・シルバ選手の決勝点を生み出したのです。
 武藤選手のパスからのカウンター攻撃、シルバ選手の強烈なシュートがアルヒラルゴール右上に突き刺さりました。

 第1戦で「一方的に押し込む展開」に慣れて?しまっていたのか、アルヒラルのプレーヤーは中盤での激しい鬩ぎあいに戸惑いを見せ、持ち味の攻撃が展開できませんでした。
 浦和ゴール前にボールを運ぶこともままならなかったのです。

 第2戦は、浦和レッズの戦略がズバリ的中したゲームであったと感じます。

 浦和レッズは、10年振り2度目のアジア制覇となりました。
 Jリーグのクラブとしても、2008年のガンバ大阪以来9年振りの優勝でした。

 このところ、クラブの資金力の差もあってか、世界トップクラスのプレーヤーをメンバーに加えることが難しくなっているJリーグの各クラブですから、ACLにおいては苦しい戦いが続いていたのですけれども、浦和レッズの優勝は「ビッグマネーでサッカー強豪国の代表クラスのプレーヤーを獲得できなくともACLで優勝出来る」ことを示すものとなりました。

 その意味では、Jリーグのレベルアップ、特に「戦略・戦術面でのレベルアップ」を示してくれたのでしょう。
 2016年のクラブワールドカップにおける鹿島アントラーズの決勝進出とともに、我が国のクラブチームの強さを世界に示したのです。

 12月6日からUAE(アラブ首長国連合)で開催される、クラブワールドカップ2017における大活躍が期待されます。
[11月6日・week9・ランボーフィールド]
デトロイト・ライオンズ30-17グリーンベイ・パッカーズ

 week9のマンデーナイトフットボールは、ライオンズがパッカーズに快勝しました。
 過去、ランボーフィールドで行われたこのカードは「パッカーズが圧倒的に強い」ものでした。何と25戦して24勝1敗。

 ランボーフィールドのパッカーズファンは「ライオンズに負ける筈が無い」と思って観戦していたのでしょうが、今シーズンはライオンズが勝ったのです。それも、終始リードしての快勝でした。
 パッカーズにとっては、エースクオーターバックQBアーロン・ロジャース選手の離脱がいかにも痛いことを、如実に証明するゲームとなったのです。

 その負け試合の中で、パッカーズが「凄いシーン」を魅せてくれました。

① 第2クオーター残り時間10秒前後
② ライオンズが14-0とリード
③ パッカーズのタイムアウトは残り0回
④ 相手のレッドゾーンに入って時計が動いている状況

 フィールド中央で、パッカーズはパスを成功させてライオンズゴールに迫りましたが、時計が動いています。

 そこで、パッカーズはフィールドゴールFGを狙おうとスペシャルチームが出て来たのですが、プレーヤー入替の動きが始まった時には、既に残り時間10秒を切っていたと思います。
 「さすがにこれは間に合わない」と思いましたが、あっという間にセッティングが終了し、スナップ、ボールセット、キックと続いて、見事にFGが決まったのです。

 スペシャルチームがセッティングに要した時間は「3秒位」だったでしょう。

 特に凄かったのは、セッティング後、チーム全体のプレーのタイミングを合わせるべく、「少し間が有った」ことでしょうか。

 残り時間を示す時計が「3、2、1と刻んでいく」のとタイミングを合わせるかのように、「1」の表示と同時に正確なスナップが行われたことです。

 残り10秒を切った段階から「タイミングを合わせる間」をも内包したFGプレーを成功させたのです。
 「こんなことが出来るんだ」と感じました。
 これこそ、NFLのFGプレーなのでしょう。

 11名のパッカーズ・スペシャルチームによる、本当に見事なプレーでした。
 
 F1レースやインディカーレースにおける「給油チーム」のプレーの素早さは、良く知られているところですが、それらに勝るとも劣らないチームプレーでした。

 素早い上に、無駄な動きが皆無、「慎重さ」さえ感じられる、美しいプレーでした。
 11月26日、東京競馬場芝2400mコースで行われる、第37回ジャパンカップ競走G1の注目馬検討です。

 メンバーが揃いました。
 現在の日本競馬における「2400mレースの覇者」を決めるのに相応しいメンバーが揃い、加えてヨーロッパ勢を主体とした外国馬も多士彩々。
 華やかな雰囲気が一杯です。

 この距離の現役最強馬であろう前年の覇者・キタサンブラック、3歳牡馬の代表・日本ダービー馬のレイデオロ、3歳牝馬の代表・オークス馬のソウルスターリング、2017年上半期の総決算・宝塚記念を制したサトノクラウン・・・。
 王者キタサンブラックに挑む、2400mのG1を「今年勝った馬」がズラリと並びました。

 11月1日に行われたバイエルン大賞(ドイツ・G1)の優勝馬ギニョール、そのレースの2着馬・凱旋門賞2017の7着馬イキートス、オーストラリアの2400mG1を10月に勝っているブースタイム、7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスG1の3着馬アイダホ・・・。
 外国馬では、アイダホとギニョールが強力だと思います。

 21世紀に入り、日本馬のレベルアップもあって、海外馬が「固い日本の馬場・高速競馬」になかなか対応できない状況が続いていますから、今回も日本馬中心のレースとなりそうですが、一方で、今秋の長雨によりさしもの府中の芝も例年になく傷んでいますから、現在の東京競馬場コースは「力の要る馬場」になっていることも事実です。
 力の要る馬場となれば、深い芝コースで走っている海外勢が有利でしょう。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、1枠2番のレイデオロ。
 6戦5勝という安定感を誇ります。また、レース間隔を取って大事に使われている印象もあります。軸馬となればこの馬でしょう。

 第二の注目馬は、2枠4番のキタサンブラック。
 現在の日本最強馬です。超不良馬場の天皇賞(秋)も堂々と押し切りました。懸念があるとすれば、その疲労残りでしょうが、回復しているとの報道も多いので、勝ち負けの勝負を魅せてくれそうです。

 第三の注目馬は、6枠12番のサトノクラウン。
 香港ヴァーズG1に勝ち、宝塚記念にも勝ち、天皇賞(秋)は僅差の2着となれば、実力は折り紙付き。ここでも勝ち負けの勝負を披露してくれることでしょう。

 「本命サイド」の選定となっていますが、これだけメンバーが揃った中で、レース展開を予想すれば、どうしてもこうなってしまいます。穴党の方には、お詫び申し上げる次第です。

 「2017年の年度代表馬を争うサラブレッド達」の「力勝負」が、本当に楽しみです。
 埼玉西武ライオンズの新人遊撃手・源田壮亮(げんだ そうすけ)選手が「快挙」です。

 ルーキーとしてのフルイニング出場も1961年以来56年振りという、大変な記録なのですが、これが遊撃手となると2リーグ制開始以降「史上初」という快挙なのです。

 プロ野球において、野手にも「キチンと休養日を設ける」のが当たり前の時代になってから久しいのですが、そうした状況下、源田選手は「フルイニング出場」を続けたのです。

 2016年のドラフト3位で西武ライオンズに入団し、「開幕一軍」だけでも容易なことでは無い筈ですが、そこから源田選手はペナントレース最終戦まで出続けました。

 575打数155安打、打率.270、打点57、本塁打3と遊撃手として堂々たる成績を残しましたが、何より「三塁打10」というのが光ります。
 ルーキーで三塁打を10本以上放ったのは、1958年の阪急・本屋敷錦吾選手以来59年振りとのことです。
 源田選手の2017年シーズンの活躍は「半世紀振り」の記録ずくめのものだったのです。

 西武ライオンズも、シーズン中に「源田選手に休養日を」という発想にならなかったとは思えませんので、そうした監督やコーチの思惑を超える「元気さ」が源田選手の全身から漂っていたということなのでしょうか。

 それにしても、こうした「快挙」が達成されると、過去の記録が掘り起こされるのが興味深いというか、楽しいところです。

 新人のフルイニング出場プレーヤーの中に、1958年の長嶋茂雄選手の名前が有りました。
 新人シーズンに、ホームラン王・打点王・盗塁王の三冠に輝いたスーパールーキーでしたが、その長嶋選手が「フルイニング出場」であったことは、初めて知りました。

 まさに「記録は時代を超える」ということなのでしょう。

 11月20日、源田選手の2017年シーズンの新人王受賞が報じられました。
 プロ野球を代表する遊撃手としての、今後の活躍に期待です。
 今シーズンのジャンプワールドカップ第1戦ヴォスワ大会(ポーランド)は11月19日に行われ、小林潤志郎選手(26歳)が初優勝しました。

 1本目124mを飛び2位につけた小林(潤)選手は、2本目に126.5mの大ジャンプを魅せて逆転優勝を飾ったのです。
 小林選手は、ワールドカップで初優勝ですが、10位以内に入ったのも初めてという「大躍進」でした。

 この大会の2位はポーランドのカミル・ストッフ選手(2014年ソチオリンピックのノーマルヒル、ラージヒルの二冠)、3位はオーストリアのシュテファン・クラフト選手(2017年世界選手権のノーマルヒル、ラージヒルの二冠)でした。
 小林選手は、現在の世界スキージャンプ界を牽引するジャンパー二人を抑えての、堂々たる優勝だったのです。
 ストッフ選手もクラフト選手も、小林選手の登場には驚いたのではないでしょうか。

 日本男子ジャンプ界において、小林兄弟(小林潤志郎、小林陵侑)といえば知られた存在でしたが、これまで世界の舞台での活躍実績は余りありませんでした。

 兄の小林潤志郎選手も、ワールドカップに2011年から参戦していましたが、総合順位での最高成績は2014~15年シーズンの44位でしたし、個々の大会での最高順位も10位以内は無かったのです。

 その小林潤志郎選手が、今年11月3日の全日本選手権で初優勝し(2位は弟の小林陵侑選手)、一気に日本男子ジャンプ陣のトップクラスに躍り出て、ワールドカップでも初優勝というのですから、シンデレラボーイというか、「小林潤志郎に何があったのか」という感じすらするほどの大躍進、「大ジャンプ」中であることは間違いないところでしょう。
 2017年夏の国際大会での好成績が伝えられてはいましたが、これほどの力量を身に付けていたと考える人は少なかったと思います。

 日本男子ジャンプ陣は、平昌オリンピックに向けて、素晴らしいプレーヤーを得たのです。

 頭書のヴォスワ大会でのジャンプの映像を観ましたが、「とても上手いジャンプ」という印象で、着地前の対応、なかなかスキーが落ちてこないところが見事でした。
 これ程の技術をどこで培ったのか、2016年から17年にかけて小林兄弟に何が起こったのか、等々の疑問への答えは、今後情報として齎されるものと思います。とても楽しみです。
 
 いずれにしても、日本男子スキージャンプ界に「遅咲きのスーパージャンパー」が登場したのです。
 このところ女子陣の活躍に押され気味だった男子陣としては、頼もしい限りでしょう。

 「レジェンド」葛西選手を始めとする日本代表メンバーと力を合わせての団体戦も含めて、オリンピックに向けた男子陣の活躍から、眼が離せません。
 11月13日、MLB2017シーズンの両リーグの新人王が発表されました。

 アメリカンリーグALは、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手、ナショナルリーグNLはロサンゼルス・ドジャーズのコディ・ベリンジャー選手でした。

 2人共「満票」での選出でした。「文句無し」の受賞だったのです。
 両リーグともに満票での選出は20年振り、史上4度目だそうです。

 ジャッジ選手は打率.284、本塁打52本、打点114、ALホームラン王です。
 ベリンジャー選手は打率.267、本塁打39本、打点97、チームのNLチャンピオンシップ勝利に大貢献しました。

 2人の若手プレーヤーに共通しているのは、打撃面、守備面共にまだまだ未完成であるということでしょう。
 ポストシーズンに入って、ジャッジ選手もベリンジャー選手もなかなか打てませんでした。当然ながら、相手チームの研究による対策の「壁」にぶち当たったのです。

 そして2人に共通しているのは、この「壁」を正面から破って行ったことです。
 当てに行くといった「対処療法」を実施することなく、自身本来のスイングを続けながら、次第に相手投手の投球のコース・変化・スピードに対応し、打てるようになって行ったことが、本当に素晴らしいと感じます。「伸びしろ」がとても大きいのです。

 2人共「本物」なのでしょう。
 今後、メジャーリーグを代表する野手に育って行ってくれるものと思います。

 ジャッジ選手は、ヤンキースのプレーヤーとして、1996年のデレク・ジータ選手以来の新人王受賞と報じられました。
 ヤンキースがジータ選手の登場と共に黄金期を迎えたことは、ご存じの通りです。
 
 ジャッジ選手の新人王受賞も、ヤンキース黄金期到来の起爆剤となるような気がします。
 11月15日、南米-オセアニア・大陸間プレーオフの第2戦で、ペルーチームがニュージーランドチームを破って、南米地区5番目のチームとして本大会への出場が決まり、ワールドカップ2018ロシア大会への出場全32チームが確定しました。

 イタリアの敗退など、今回の予選も「思いもよらぬ展開」の連続でしたが、アイスランドとパナマの2チームが初出場を決めるなど、見どころの多い戦いでもありました。

 次の焦点は、12月1日に行われる「組合せ抽選会」に移ります。
 組合せ抽選会はとても華やかなイベントですけれども、出場各チームにとっては極めて重要なものとなります。グループリーグGLの対戦相手が決まるのですから・・・。

 当たり前のことを書き恐縮ですが、32チームの内16チームにとっては、GLにおける3試合が「ワールドカップにおけるゲーム」となります。ワールドカップとはいっても、世界中を相手にするのではなく、同組の3チームを相手にするのです。そして、成績が振るわなければ決勝トーナメントには進めません。
 
 ロシア大会で世界にデビューしようと狙っている、世界中のプレーヤーや監督、コーチにとっては、「人生を賭けた戦い」となるわけですから、その対戦相手がどのチームになるのかは、とても重要なことですし、出来ることなら決勝トーナメントに進出して、ひとつでも多くのゲームでプレーすることが「自己PR」にとって大切なことでしょうから、「より勝てそうなチームが居る組」に入りたいと考えるのが、人情でしょう。

 大袈裟に言えば、世界にデビューしようとするプレーヤーや監督・コーチにとっては、「人生を決める抽選会」なのかもしれません。

① 2017年10月16日時点のFIFA世界ランキング

 KAZブログでは以前から「世界ランキングの重要性」を書き続けていますが、ロシア大会の抽選会におけるポット分けは、2017年10月16日時点の世界ランキング順ということになります。

 その時点のランキングが上のチームから、8チームが第1ポット、次の順位の8チームが第2ポット、次の順位の8チームが第3ポット、最も順位の低い8チームが第4ポットに振り分けられるのです。

 そして、1~4の各ポットから1チームずつが、AからHの8グループ・組に抽選で入っていくという形を取ります。
 世界ランク上位のチームが同じ組に入らないようにすることと、各組のレベルを平均化するための方法です。

 世界中で行われてきた公式戦や親善試合の結果・内容を観ながらFIFAが定期的に決めている世界ランキングですが、ワールドカップの組分けにとても大きな影響を及ぼすものなのです。
 普段行われているナショナルチーム同士の「国際親善試合」とはいっても、疎かにはできないことは明らかでしょう。

② 開催国ロシアが32チーム中で世界ランキング最下位(史上初)

 前述のポット決めルールの例外として「開催国は第1ポットに入る」があります。
 「開催国がランキング最上位のチームと同じ組にならないように」という、開催国チームへの配慮が現れている例外ルールです。これまでの大会でも実施されてきました。

 今回の開催国はロシアですが、このロシアチームの世界ランキングが65位となっていて、参加32チーム中最下位なのです。「開催国チームが参加チームの中でランキング最下位」というのは、ワールドカップ史上初のことであると報じられています。

 他の参加チームにとっては、世界ランキング最上位の7チームの居る組より、ロシアチームの居る組の方が、戦い易いと考えるのは自然なことでしょう。

③ スペインチーム(世界ランキング8位)の帰趨

 今回の抽選会最大の焦点は「スペインチームがどの組に入るか」ということになりました。

 世界ランキング8位のスペインチームは、前述の例外ルールにより第2ポットですから、世界ランキング1~7位の第1ポットが配されたどの組に入っても、当該組が「死の組」になるのです。
 例えば、世界ランク1位のドイツの組に入れば、ドイツとスペインが同じグループとなりますし、世界ランク2位のブラジルの組に入れば、ブラジルとスペインが同じグループとなるわけです。(当たり前のことを書き恐縮です)
 その組に、第3ポット、第4ポットから抽選で選ばれたチームにとっては、GL突破が極めて難しい状況になることは明らかです。

 一方抽選の妙で、スペインがロシアと同じ組に入れば、これは「最も平和?」な形となるわけですが、その確率は1/8と低いのです。
 何時の大会でも同じことですが、今回も「死の組」が出現する可能性が高いのです。

 他にも、第2ポットの世界ランク12位のイングランドや、同17位のウルグアイが入る組も、ワールドカップにおける存在感の大きなチームですから、厳しい組となるのは必定です。

④ 「死の組」には日本チームが不可欠?

 11月16日の「スポーツ報知」の配信で、世界中のツィッターなどで、「死の組」に入るチームが予想されている中で、日本チームが入っている組合せが多いと報じられました。

 その記事によれば、「死の組」予想で目立つのは、以下の2パターン。
 「ドイツ、スペイン、チュニジア、日本」
 「ブラジル、スペイン、デンマーク、日本」とのこと。

 前述の通り、ドイツチームとブラジルチームの組にスペインチームが入っているのは、予想されることですが、第3ポットからチュニジアチームとデンマークチームが選ばれ、第4ポットから日本チームが選ばれているところが、興味深い。

 その記事では、「第4ポット最強と評価された栄誉」といった書き振りでした。もちろん、「死の組」と言う以上は、「強い4チーム」が集まる必要がありますから、そうした見方もできるのでしょうが、私は単純に「世界中のサッカーファンが第4ポットの各チームを見た時に目についたチーム」だったということかな、と感じています。
 日本チームは、世界中のサッカーファンから「様々な面」で「強いチーム」というよりは「良いチーム」と認識されているのではないでしょうか。

 いずれにしても、ハリルジャパンにとっては④の「死の組」に入ることは、出来るだけ回避したいところです。ドイツ、ブラジル、スペインといったチームからワールドカップの大舞台で勝利するというのは、日本のみならず、他のどのチームにとっても至難の技でしょうから。

 とはいえ、当然のことながら、ワールドカップ出場チームは「どのチームも強い」ことは明らかですから、12月1日の抽選会の結果で一喜一憂することなく、同組の他の3チームの調査・研究に注力し、ハリルジャパンのワールドカップメンバーを選定し(他の3チームの戦力・サッカーの質、他の3チームの対戦結果予想、等々によって、日本チームのメンバーが異なってくるのは自然なことです)、チーム一丸となってGL突破を目指さなければならないことは、間違いないのでしょう。
 UEFAチャンピオンズリーグCL2017~18年シーズンのグループリーグGLも各チームが4試合を終了しました。

 今回は4戦4勝の3チームを見ていこうと思います。

① マンチェスター・ユナイテッド(A組)
② パリ・サンジェルマン(B組)
③ マンチェスター・シティ(F組)

 前期ヨーロッパリーグ優勝チームとして出場しているマンUは、FCバーゼル(スイス)、CSKAモスクワ(ロシア)、ベンフィカ(ポルトガル)を相手に、快調に飛ばしています。

 9月12日の初戦でFCバーゼルを3-0で下し、9月27日にはCAKAモスクワを4-1、10月18日にベンフィカを1-0、10月31日にはホームで再びベンフィカを2-0で下しての4連勝です。
 目立つのは「得点力」でしょう。3得点のFWロメル・ルカク選手はもちろんとして、MF、DFも得点しています。攻撃が多彩なのです。
 この得点力が継続できるようなら、今季のマンUは要注意でしょう。

 パリ・サンジェルマンは、予想通りの活躍です。
 FCバルセロナから移籍したネイマール選手を中心とした攻撃陣の活躍が際立っています。
 17得点で4連勝、つまり1試合平均4得点以上を挙げているのです。
 加えて、4試合で0失点ですから、付け入る隙が無い状態でしょう。

 同じB組のバイエルン・ミュンヘンと共に、「優勝候補」の一角としての戦いが続きます。

 F組のシティは、セルヒオ・アグエロ選手(アルゼンチン)やガブリエル・ジェスス選手(ブラジル)、ダビド・シルバ選手(スペイン)、フェルナンジージョ選手(ブラジル)、ニコラス・オタメンディ選手(アルゼンチン)といった、各国の代表クラスのプレーヤーと、地元イングランドのプレーヤーのバランスが良いという印象です。

 初戦のフェイエノールト戦を4-0で快勝して、着々と勝ち星を積み上げています。
 この好調さを観ると、こちらも優勝候補に名乗りを上げるのでしょう。

 4戦4勝の3チームを観てきました。
 いずれのチームも、その持ち味を十分に発揮していますから、ベンチワークもとても上手く行っているのでしょう。
 特にプレミアリーグの2チーム、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの頑張りが目立ちます。
 このところUEFA-CLでなかなか勝ち進めなかったプレミア勢にとっては、何としても準決勝・決勝に駒を進めたいところでしょう。
 シティとユナイテッドのマンチェスターダービーを決勝で見てみたい、というファンの声も聞かれます。

 一方で、「4戦4敗」のチームもあります。
 これが、意外なチームなのです。

① ベンフィカ(A組)
② アンデルレヒト(B組)
③ フェイエノールト(F組)

 ポルトガルの名門ベンフィカの4連敗は、本当に意外です。
 初戦でCSKAモスクワに1-2で敗れて勢いを削がれ、第2戦はFCバーゼルに0-5と大敗しました。第3戦のマンU戦は0-1と健闘しましたが、まだ序盤のショックから立ち直れていない感じがします。

 オランダの名門フェイエノールトの4連敗も、本当に意外です。
 こちらも初戦でシティに0-4、第2戦でナポリに1-3で連敗したショックが大きいのでしょう。

 そしてベルギーNO.1クラブ、前期の1部リーグ・ジュピラープロリーグの優勝チームでもあるアンデルレヒトの不振も、本当に意外です。
 初戦でバイエルンに0-3で敗れ、調子を上げなければならなかった第2戦セルティックとのゲームを0-3で連敗したのが効きました。すっかり勢いをなくしてしまったのです。
 ベルギーナショナルチームは世界ランキング5位と強さを魅せてている中での、NO.1クラブの不振は、不思議な感じもします。

 4連勝の3チームと4連敗の3チームを観てきましたが、この3チームずつは全て同じ組に入っています。

 A組にマンUとベンフィカ、B組にサンジェルマンとアンデルレヒト、F組にシティとフェイエノールト。

 「4連勝するような好調なチームが在ると4連敗のチームが生まれる」のか、「4連敗するような不調なチームが在ると4連勝チームがうまれるのか」は分かりませんけれども、こうした「偏った成績」が同じ組で生まれ易いことは、間違いなさそうです。
 プロ野球2017年シーズンの首位打者は、セリーグが.323で宮崎敏郎選手(DeNAベイスターズ)、パリーグが.322で秋山翔吾選手(西武ライオンズ)でした。
 共に初のリーディングヒッタータイトル獲得です。おめでとうございました。

 さて、両リーグの首位打者の打率は、ほぼ同じでした。
 一見して、少し低いなという印象を受けます。

① .340以上の打率の首位打者が減っているのか?

 21世紀になってから、2001年から2010年間のシーズンでは、セリーグでは7名が、パリーグでは5名が.340以上の打率で首位打者を獲得しています。単純な比率では60%ということになります。

 2011年から2017年では、セ・パ両リーグとも2名が.340を越えています。単純な比率では33.3%ということです。
 
 どうやら.340以上の首位打者は減少傾向にあるようです。

② パリーグでは2005年シーズン以降、首位打者の打率が急下降しているのか?

 パリーグでは、2004年シーズンに松中選手が.358で首位打者となり、2005年シーズンでは和田選手が.322で首位打者となっていますが、その2005年以降パリーグでは.340を越える首位打者が2名しか居ません。首位打者の打率が一段下がったように見えます。

 とはいえ、2015年には柳田選手が.363という久々の高打率(2000年のイチロー選手の.387以来の高打率)で首位打者となっていますから、打率が下降傾向と、一概には言えないのかもしれません。

 パリーグにおいては、2005年シーズンから好投手が増えた、あるいは「より高度な投球術」が広まった、といったことが理由としては考えられますが・・・。

③ 左打者と首位打者の関係

 2011年以降、セリーグでは2名の左打者が首位打者となっていますが、パリーグでは6名が首位打者となっていて、パリーグにおいては圧倒的に「左打者の首位打者確立が高い」のです。

 パリーグにおいては、2001年から2017年で見ても、右打者の首位打者は3名しか居ません。(2005年の和田選手、2008年のリック選手、2011年の内川選手)

 左打者の方が右打者より1塁ベースに近いので、ヒットを打つという面では有利と言われますが、そうするとセリーグにおいて「右」の首位打者が多いのは何故か?ということになってしまいます。

 この両リーグの傾向の違いは、どんな要因から生まれているのでしょうか。
 パリーグの方が、絶対数として左打者が多いといった理由は考えられますが・・・。

 今回は、2017年のリーディングヒッターから始まって、21世紀に入ってのNPB両リーグの首位打者の傾向についての「何故?・何故?」という記事になってしまいました。

 原因・要因探しは、今後のテーマにしたいと思います。
 UEFAチャンピオンズリーグCLのグループリーグGLも、各チームが4試合を終えて残り2試合、佳境を迎えています。

 決勝トーナメント進出に向けて、各グループの2位以内を巡る激しい戦いが繰り広げられていますが、G組のベジクタシュ(トルコ)の活躍が目立ちます。

 トルコ1部リーグ=スュペル・リグの2016~17年シーズン優勝チームとして出場しているベジクタシュは、同組のRBライプツィヒ(ドイツ)、ASモナコ(フランス)、FCポルト(ポルトガル)の3チームを相手に、3勝1引分の勝ち点10でトップに立っているのです。

 ベジクタシュはGL初戦、9月13日のFCポルト戦に3-1で快勝して勢いに乗りました。
 続く9月26日にはRBライプツィヒを2-0で撃破、10月17日のASモナコ戦も2-1で勝って、開幕3連勝、11月1日のASモナコとの第2戦は1-1で引分けて、現在勝ち点10という形です。

 もちろん、トルコNO.1チームとしてのCL出場であり、メンバーにもポルトガル代表のFWリカルド・クアレスマ選手やDFペペ選手、元オランダ代表のFWライアン・バベル選手、ブラジルU-23代表のFWタリスカ選手等々の有力プレーヤーを擁していますから、チーム力が高いことは言うまでもないことですが、一方で、ドイツ・ブンデスリーガで伸長著しいRBライプツィヒや、フランス・リーグアン2016~17年シーズンでパリ・サンジェルマンの5連覇を阻止して優勝したASモナコ、ポルトガル・プリメイラリーガの名門、UEFA-CL優勝2回を誇るFCポルトを相手にしての開幕3連勝となると、その健闘が際立つのです。

 ASモナコは2016~17年シーズン終了後、主力メンバーがごっそり入れ替わったと報じられていますので、チーム力がやや落ちているようですから、G組は、ベジクタシュ、FCポルト(現在勝ち点7で2番手)、RBライプツィヒ(同4で3番手)による上位争いが予想されます。

 既に勝ち点10を積み上げているベジクタシュの優位は動かないところだと思いますが、この勢いで決勝トーナメントでも、サッカー大国の代表クラブを相手にしての「旋風」を巻き起こしてほしいものです。
 11月19日、京都競馬場芝外回り1600mコースで行われる、第34回マイルチャンピオンシップ競走G1の注目馬検討です。

 今年も「秋のマイル王」の栄誉を目指して、18頭のフルゲートとなりました。

 一見して「混戦」という印象です。
 そもそも現在のマイル戦線は、絶対的な力量を保持する馬が居ない中で、古馬・3歳馬が入り混じったメンバーですから、難しい訳です。

 加えて、「ベテラン馬」が頑張っているなとも感じます。
 イスラボニータ(23走)、サトノアラジン(22走)、レッドファルクス(25走)の6歳陣は強力。
 いずれもG1ホースであり「無事これ名馬」の域に達しているでしょう。

 3歳陣は、アメリカズカップ、サングレーザー、レーヌミノル、ジョーストリクトリ、ペルシアンナイトと5頭が挑戦してきました。

 こうしてみると、本来中心となるべき世代である4歳陣、5歳陣が少し薄いのかな、とも思います。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、6枠12番のイスラボニータ。
 2014年の皐月賞馬ですが、6歳になっても元気いっぱい。大きな故障も無く走り続けています。良馬場のマイル戦なら「安定感抜群」でしょう。勝ち負けの勝負はしてくれるものと思います。

 第二の注目馬は、6枠11番のエアスピネル。
 サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズらとともに「最強世代」を形作ってきた1頭です。ようやく「この馬の番が来た」といったところでしょう。強力な決め手がないところが弱点ですが、いつも一生懸命走ってくれますので、やはり勝ち負けの勝負はしてくれるものと思います。

 第三の注目馬は、8枠18番のペルシアンナイト。
 皐月賞2着馬の力を見せる時でしょう。今注目のハービンジャー産駒。Mデムーロ騎手の騎乗にも期待します。

 サトノアラジンは前走の超不良馬場の疲労残り、レッドファルクスはやはり少し距離が長いかなと思います。
 3着までなら、前走を圧勝したアメリカズカップが気になります。

 京都の長い直線、ゴール直前まで競り合いが続きそうです。
 NFL2017~18年シーズンもweek10を終了しました。

 今レギュラーシーズンの始めの頃は、どのチームも勝ったり負けたりという「大混戦」状態であり、この状態がいつまで続くのだろうかと心配?さえしていましたが、さすがにレギュラーシーズン全17週の第10週ともなると、調子が良いチームと調子が上がらないチームが区分されるようになり、「2017~18年シーズンの姿」が見えてきました。

[AFC アメリカン・フットボール・カンファレンス]

[東地区]
 ニューイングランド・ペイトリオッツが5連勝で7勝2敗として、トップに立ちました。
 早々に2敗した時には、「ペイトリオッツ王朝の危機」が叫ばれましたが、さすがはブレイディとベリチックのコンビ。チーム状態をキッチリと上げてきました。

 それにしても、クオーターバックQBブレイディ選手の「衰え知らずのプレー振り」には、感心するばかりです。QBに関するNFLの記録を全て塗り替えてしまうのではないでしょうか。

 地区2位には、バッファロー・ビルズが5勝4敗で続いています。
 勝ったり負けたりというシーズンを過ごしている感じですが、少し得点力が不足しているようです。

[北地区]
 ピッツバーグ・スティラーズが4連勝で7勝2敗と快調に飛ばしています。
 特にアウェイゲームで5勝1敗と、強さが目立ちます。第10週のインディアナポリス・コルツとのゲームでも第4クオーターQで11点を挙げての鮮やかな逆転勝ち。ベテランQBベン・ロスリスバーガーも全盛期を思わせるプレーが炸裂していますし、「ここぞ」という場面での、伝統の守備も光ります。
 期待できるシーズンになっているのです。

 北地区の2番手は4勝5敗のボルチモア・レイブンズですが、この地区は2番手以下の成績が良くありません。クリーブランド・ブラウンズはいまだに0勝(9敗)です。
 スティーラーズの優勝が早々に決まりそうです。

[南地区]
 テネシー・タイタンズとジャクソンビル・ジャガーズが6勝3敗で並んでいます。
 両チームとも連勝中ですが、試合内容は対照的。競り合いでの強さを示しているタイタンズに対して、ジャガーズは圧倒的な攻撃力で相手チームを捻じ伏せている印象です。
 今後も競り合いが続くことでしょう。

[西地区]
 シーズン当初から連勝を続けたカンザスシティ・チーフスが「ひと休み」という感じで3敗しています。
 2番手には、オークランド・レイダーズが4勝5敗で続いています。

 この地区は、3番手のサンディエゴ・チャージャーズ、4番手のデンバー・ブロンコスも3勝6敗と踏ん張っていますから、混戦が続く可能性もあります。

[NFC ナショナル・フットボール・カンファレンス]

[東地区]
 フィラデルフィア・イーグルスが7連勝で8勝1敗と、全地区唯一の1敗を堅持しています。
 QBカーソン・ウェンツ選手を中心とした攻撃陣が好調、特に「ランプレー」が効果的ですので、この勢いは続きそうです。

 2番手のダラス・カウボーイズも5勝4敗と健闘していますが、地区優勝は難しいでしょうから、ワイルドカードに向けての戦いが続きそうです。

[北地区]
 5連勝のミネソタ・バイキングスが7勝2敗で首位に立っています。バイキングスは守備が好調で、安定した戦いを披露しています。バイキングスにとっては、久しぶりに「スーパーボウルSBを目指す戦い」となっているのでしょう。

 2番手のデトロイト・ライオンズも良い戦い振りです。QBマシュー・スタフォード選手がついにチームを掌握したという印象で、多彩なランニングバックRB陣、ワイドレシーバーWR陣を自在に操っているという形でしょう。
 特にRBアミール・アブドゥラ選手の「スピード」を活かしたプレーが、良いアクセントとなっています。(時折ファンブルするところは今後改善して行くことでしょう)

 ライオンズもポストシーズン進出を目指した戦いが続きます。

[南地区]
 7連勝でニューオーリンズ・セインツがトップに立ち、カロライナ・パンサーズが6勝3敗で2番手に付けています。

 この地区はシーズン前、前回SBに出場したアトランタ・ファルコンズが走る、と見られていたのですが、セインツとパンサーズの争いとなっています。
 とはいえ、ファルコンズも5勝4敗と踏ん張っていますので、ドリュー・ブリーズ選手、キャム・ニュートン選手、マット・ライアン選手の3名の好QBの競り合いが見物でしょう。
 特に、連敗スタートから7連勝中、ランオフェンスが絶好調のセインツの戦い振りに、注目しています。

[西地区]
 4連勝のロサンゼルス・ラムズが7勝2敗で首位、シアトル・シーホークスが6勝3敗で続いています。

 ラムズは、昨年のドラフト全体1位のQBジャレッド・ゴフ選手が本領を発揮し始めました。パスオフェンスの威力はNFL屈指のもの。
 1年目・2年目のQBの活躍が目立つ今季でも、代表格のひとりでしょう。
 久しぶりのSB進出に向けての戦いが続いています。

 一方でシーホークスも「安定感十分」な戦いを展開しています。
 シーズン終盤のゲームでは、持ち味の強力ディフェンス陣が威力を発揮することでしょう。

 西地区の優勝争いは、最後の最後まで縺れると思います。

 week10を終えての各地区の状況をざっと見てきました。
 まだまだ混戦の地区もありますが、多くの地区で優勝候補が揃ってきたというところでしょうか。

 第10週には、もうひとつのエポックがありました。
 サンフランシスコ49ersが今季初勝利を挙げたのです。ニューヨーク・ジャイアンツを相手にしての勝利でした。
 これで49resは1勝9敗、ジャイアンツは1勝8敗となったのです。

 共に、スーパーボウル制覇実績十分な人気チームのファンにとっては、本当に歯痒いシーズンが続きます。
[11月13日・プレーオフ第2戦・スタディオジュゼッペメアッツァ]
スウェーデン0-0イタリア(2戦合計、スウェーデン1-0イタリア)

 ミラノのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ競技場)で行われた、ワールドカップ2018ロシア大会ヨーロッパ予選のプレーオフ第2戦は、0-0の引分に終わり、第1戦を1-0で制しているスウェーデン代表チームが、本戦への出場を決めました。

 イタリア代表チーム=アズーリがワールドカップ出場を逃したのは、1958年スウェーデン大会以来60年振り(14大会連続出場中でした)のことです。

 ワールドカップ優勝4回を誇る強豪チームの姿を、2018年大会で見ることが出来ないというのは、「世界のサッカーにとっても驚愕の事実」でしょう。

 もちろん、欧州予選がとても厳しいもので、世界ランキング上位の代表チームが本戦出場を逃すというシーンは、毎大会観られることなのですけれども、事が「イタリア」チームとなると、話は一段違うという感じがします。

 どのワールドカップでも「アズーリはワールドカップの風景」なのです。

 今回の予選にしても、グループリーグG組でスペインチームと同組になってしまい、1位通過を目指した戦いに敗れてプレーオフに回り、プレーオフの対戦相手が強豪スウェーデンチームになってしまった時でも、イタリアチームの本戦出場を疑う人は殆どいなかったでしょう。
 どちらかといえば「スウェーデンは不運」と考えた人が多かったのではないでしょうか。

 プレーオフ第1戦で、スウェーデンチームが地元で勝利した後でも、イタリアチームは地元で逆転勝ちすると見られていました。
 ある意味では根拠の無い余裕と言うか、「ワールドカップの歴史がイタリアを本戦に運んでくれる」といった雰囲気が漂っていました。

 そしてサンシーロでのゲーム、イタリアチームがスウェーデンゴールを脅かし続けながらも0-0で前半を終えた時、初めて「イタリア予選敗退」が眼前のものとなったのです。
 あと45分で得点できなければ、ワールドカップに出場できないという「恐ろしい事実」が、アズーリを覆ったのでしょう。

 イタリアチームは後半も攻め続けました。
 スウェーデンのゴール枠内へのシュートも何本かありました。
 しかし、「決定的なチャンス」は本当に少なかったと感じます。「得点の匂いがしなかった」のです。

 イタリア代表チームが、世界屈指のナショナルチームであることを疑う人は居ないでしょう。
 イタリア国内リーグ1部のセリエAが、ヨーロッパ屈指=世界屈指、のサッカーリーグであることを疑う人も居ないでしょう。
 イタリアは、何時の時代も世界トップクラスのサッカー大国なのです。

 そのイタリア代表チームが、今回の予選で敗退してしまった理由は、何なのでしょうか。

① ワールドカップ2006年大会の優勝メンバーに頼り過ぎたか?

 イタリアチームは、ワールドカップ2006ドイツ大会で優勝しました。
 決勝ではフランスチームと死闘を演じ、PK戦の末優勝を捥ぎ取ったのです。

 ワールドカップの常連、4度の優勝を誇るイタリアにとっても、21世紀初の優勝と成った2006年大会のチーム・メンバーが極めて高く評価され、「英雄視」されたのは無理もないことです。

 また、2006年大会のイタリアチームは、黄金のワールドカップを抱くに相応しい、素晴らしい、本当に素晴らしいチームでした。

 アズーリの伝統は「カテナチオ」と称される堅守であり、2006年のチームも「堅守」が高く評価されました。
 
 当時32歳だったバックス、ファビオ・カンナバーロ選手を中心として、マルコ・マテラッツィ選手やジャンルカ・ザンブロッタ選手、ファビオ・グロッソ選手、ジェンナーロ・ガットゥーゾ選手、ゴールキーパーGKのジャンルイジ・ブッフォン選手らにより構成されたディフェンスDF陣は、まさに「21世紀のカテナチオ」でした。
 特に、カンナバーロ選手の「予測力」、次の展開を読む力は、当時の世界最高レベルであったと感じます。
 当たり前のことですが、「予測力」がアスリートの能力に占める割合は、とても高いのです。

 一方で、実は2006年のイタリアチームの攻撃力も、極めて高いものだったのです。
 これも当たり前のことを書き恐縮ですが、得点力が優れたチームでなければワールドカップ優勝など、出来るはずがありません。

 当時27歳だったアンドレア・ピルロ選手を中心とした攻撃陣は、それはそれは華麗なものでした。
 ピルロ選手はミッドフィールダーMFですが、イタリアでは「レジスト」と呼ばれるポジションです。「レジスト」は司令塔とでも訳すのが良さそうですが、ゲーム全体のチームの攻撃をコントロールする仕事です。
 所謂「ファンタジスタ」とも少し異なる役割を任されているのですが、私はピルロ選手が、「レジスト」として歴代NO.1のプレーヤーではないかと思います。

 あの英雄ロベルト・バッジオ選手から「後継者」に指名されたピルロ選手は、2006年大会で素晴らしいプレーを次々と披露しました。

 ピルロ選手の指令の下に、アレッサンドロ・デルピエロ選手(まさに「ファンタジスタ」と称されていました)やフランチェスコ・トッティ選手が配され、フォワードFWにはフィリッポ・インザーギ選手やアルベルト・ジラルディーノ選手、ルカ・トーニ選手が居るという攻撃陣ですから、創造性に溢れ、華麗で力強いプレーが展開されるのは、当然のことでしょう。
 この時のイタリアチーム以上に「お洒落なプレー」が出来るチームは、世界サッカー史上にもなかなか無いのでは、と感じます。

 2006年ワールドカップのイタリアチームは守備陣も攻撃陣も素晴らしいチームでした。
 従って、その後イタリア代表チームがしばらくの間、このチームをベースに構成されたのも、むべなるかなと思われるのです。

 トッティ選手が2007年に、デルピエロ選手とマテラッツィ選手が2008年に、カンナバーロ選手とザンブロッタ選手が2010年に、ピルロ選手が2015年に、代表引退を表明し、2006年の「黄金の11名」は次第に代表戦のピッチを後にしましたが、2017年のワールドカップ予選においても、まだ「アズーリの骨格」は2006年メンバーが占めていたのです。
 
 そして、今回の「悲劇」が起こりました。

 スウェーデンとの第2試合終了後、GKのブッフォン選手(39歳)は涙にくれながら「代表引退」を表明しました。
 そして、MFダニエル・デ・ロッシ選手(34歳)とDFアンドレア・バルザーリ選手(36歳)も続いて「代表引退」を表明したのです。
 2006年当時は「20歳台」の若手プレーヤーとしてチームに加わっていた「3名の偉大なプレーヤー」も30歳代の半ば、あるいは40歳近くになっていたのです。

 10年以上に渡って、アズーリの屋台骨を支えてきた「2006年メンバー」の時代は、ついに終わりを告げました。

 この「黄金の11名」が長く働き過ぎたとは思いません。その時その時の最強アズーリを構成すると、どうしても外せないプレーヤー達であったことも間違いないでしょう。
 
 しかし、所謂「世代交代」の障害となっていた可能性はあると思います。
 何時の時代も、代表チームには若手とベテランが混在するとはいえ、選抜の過程で「若手の起用が1~2名少なくなる」といった影響を及ぼしていた可能性はあるでしょう。

 10年以上に渡る数多い代表戦の都度、若手の登録・出場が1~2名少なかったとしたら、結果として世代交代の阻害要因となっていた怖れがあるでしょう。

② セリエAの地盤沈下

 本ブログの記事でも、イタリアサッカー界において「セリエAの地盤沈下」が指摘されていることを書きました。

 イタリア経済の弱体化をベースにして、プレミアリーグやリーガエスパニョーラといった他国の有名リーグに比して「プレーヤーの年俸金額」が小さくなってしまい、良い選手がセリエAに集まりにくくなっていることを背景に、セリエAの相対的レベルが下がっているという指摘です。

 2000年代に比べて、2010年代のセリエAのプレーのレベルが下がっているとすれば、そこでプレーするイタリア人プレーヤーのスキル向上にも影響が出ている可能性があります。
 自国リーグのレベル向上は、自国代表チームの力量アップに不可欠の要素なのです。

③ ラストパスの精度

 頭書のスウェーデンチームとのゲームは、「イタリアチームが攻めまくった試合」でした。

・シュート数 イタリア14:1スウェーデン
・枠内シュート数 イタリア6:1スウェーデン
・パスの本数 イタリア712:194スウェーデン
・コーナーキック数 イタリア8-0スウェーデン
・ボール支配率 イタリア75%:25%スウェーデン

 これだけ一方的な試合内容ながら、0-0のドローに持ち込んだというのは、スウェーデンチームが良く守ったということにもなるのでしょう。

 一方で、イタリアチームのラストパスの精度が低かったという印象があります。
 上手くスウェーデンゴール前までボールを運びラストパスというシーンが、イタリアチームには再三ありましたが、ラストパス→シュートというシーンはあまり観られませんでした。ラストパスが通らない、あるいは受け手とのタイミングが合わない、受け手との意思疎通が上手く行かない、といったシーンが多かったのです。

 「ラストパスのコントロールが良くなかった」「ラストパスの受け手の技術が低かった」「スウェーデンのDFがパスを予測していた」「イタリアチームのフォーメーションがプレーヤーの特質と合っていなかった」「ベンチの戦術的なミス」等々、理由はいろいろと考えられるのですが、ラストパンに行くまでのボールコントロールが上手い中で、何故ラストパスだけが上手く行かなかったのかというのは、不思議な感じがします。

 結果として、「決定的なシーン」はあまり出現しませんでした。

 かつてのピルロ選手からのラストパスを思う時、この大事なゲームにおいて、アズーリのラストパスの精度が低かったことは、とても残念なことです。

 サッカー通の友人が言います。
 「イタリアが出られないのに、日本がワールドカップに出て良いのだろうか」と。

 私は、日本代表チームにはワールドカップに出場する資格が有ると考えていますが、一方で「60年振りにイタリアチームが出場権を逃した」という事実から、何時の時代もワールドカップに出場するのは容易なことでは無いということは、肝に銘じておかなければならないと、再び思うのです。
 アキレス腱断裂という大怪我から復帰し、今場所幕ノ内・西前頭13枚目に返り咲いた安美錦が元気です。
 3日目を終えて3連勝。相撲内容も、当代屈指の「技士」の本領を発揮し、動きの良さが目立ちます。

 「39歳0ヵ月での幕ノ内復帰」という、昭和以降の最年長記録を樹立したことが、今場所前の話題となり、称賛の的ともなりましたが、初日の体を観た時、その充実ぶりは明らかでした。

 肌艶も良く、体全体のバランスも良いのです。
 何か、故障前より充実しているようにさえ感じられます。

 ご本人は三役への復帰、あるいは大関取りを標榜しているのでしょうが、この充実ぶりを観ると本当に実現できるのではないかとさえ、期待してしまうのです。

 安美錦関、頑張れ!
 西十両5枚目の阿炎(あび)が元気です。
 3日目を終わって3連勝、相撲内容もとても良いのです。

 幕下の頃から「自在の相撲」で注目されていましたが、さすがに立ち合いで強く当たることもせず、相手力士を一気に押し込むこともしないで、すらりとした体躯で、相手の取口に合わせて「ひらりひらり」と動き回りながら、押したり突いたりして勝機を見出していく相撲では、いずれ「壁」にぶち当たるだろうと感じていました。

 その「壁」が、番付のどの辺りかによって、阿炎の地力が分かるとも思いました。

 2016年から17年にかけて、「壁」の位置が分かりました。
 阿炎は、幕下と十両を往復するようになったのです。
 この辺りが「壁」でした。

 「ひらりひらり」の相撲で、関取まで上がるのですから、阿炎の地力は相当に高いことが分かります。
 序二段優勝、三段目優勝、幕下優勝と重ねてきたキャリアは本物なのです。

 さて次の段階として、阿炎が「自らの相撲を改革する」ことが出来るかどうかが注目でした。いかに高い能力を保有していても、「牛若丸相撲」には限界があります。
 一方で、阿炎が自らの取り口に「本格派の相撲」の要素を取り入れることが出来れば、一気に本格化し、番付もどんどん上がるだろうと考えていたのです。

 「改革」は起こりました。
 2017年に入って、「前に出る相撲」を身に付け始めたのです。
 
 こうなると、もともとの運動神経の良さが一層活きてきます。
 
 2017年9月場所で、阿炎関は優勝決定戦の末、十両優勝を成し遂げました。
 そして西の5枚目に番付を上げたのです。

 こういう相撲が取れるようになった以上は、もう「十両と幕下の往復生活」には戻らないでしょう。
 「前に出る阿炎」は、一気に幕の内に上がってくると思います。

 阿炎 政虎(あび まさとら)、23歳。身長187cm、体重132kg、埼玉県越谷市出身、錣山部屋所属。元寺尾・錣山親方の指導が実りつつあるのです。

 大相撲の次代を担う力士への成長が期待されます。
 11月12日にかけて、大阪市中央体育館で開催された、2017年のNHK杯国際フィギュアスケート競技大会は、男子シングルはセルゲイ・ボロノフ選手(ロシア)、女子シングルはエフゲニア・メドベージェア選手(ロシア)の優勝で幕を閉じました。
 ペアとアイスダンスも含めて、日本チームは3位以内に入ることが出来ませんでした。

 NHK杯において、日本人プレーヤーがひとりもメダルを獲得できなかったのは、2000年大会以来のことです。
 21世紀に入って、日本チームは初めて表彰台に上ることが出来なかったのです。

 2001年以降、日本男子がメダルを取れなかったのは、2003年、2004年、2009年と3回ありますが、それらの大会では、女子が2003年には村主章枝選手が、2004年には荒川静香選手、2009年には安藤美姫選手が優勝しました。

 2001年以降、日本女子チームがNHK杯でメダルを取れなかったことは、1度もありませんでした。

 我が国において1979年に始まった「NHK杯フィギュア」が、全日本選手権に次ぐ格式、歴史と伝統を誇る大会であることは異論のないところだと思いますし、1995年からはISUグランプリシリーズの一角を占めるようになったこともあって、日本代表スケーターにとっては「地元で世界と戦う大切な場」ともなっているのです。
 その大会で、21世紀に入って初めてメダルを逃したというのは、世界フィギュアスケート界において、日本チームが地盤沈下を起こしていることの証左に他ならないでしょう。

 もちろん、男子のエース・羽生結弦選手が公式練習中に怪我をして出場できなかったことは、本当に残念なことでしたが、「羽生選手が居なければ誰も表彰台に上がれない」ということ自体が、トップクラスの選手層の薄さを露呈しているという指摘を受けそうです。

 ご存知のように、2006年大会では男女シングルで表彰台独占を果たしていますし、女子は2008年にも1~3位を日本勢が占めました。
 2名が表彰台に上がった回数も、男子が7回、女子が8回と、NHK杯は日本チームの独壇場だったと言っても良いのでしょう。

 21世紀に入ってからの日本フィギュア・シングルチームは、何時の時期もエースに続く、2番手3番手4番手のスケーターが、世界で十分に戦って行けるという、「選手層の厚さ」を誇ってきたのです。

 それがどうしたことか、2015年以降、急速に地盤沈下を起こした印象があります。

 「世代交代が上手く行っていないこと」「ロシアチームの急速な伸長」等々、要因はいくつかあるのでしょうが、せっかく「世界トップクラスに定着」したかに見えた日本フィギュアスケート界としては、とても「もったいない」という感じがします。

 平昌オリンピックでは、宇野昌磨選手と復活が期待される羽生選手が、日本を代表してメダル争いを演じていただけるのでしょうが、女子チームは相当厳しい戦いになりそうです。

 もちろん、どの競技・種目の、どんな国の代表チームにも浮沈はあります。

 日本フィギュアスケートチームには、2022年の北京冬季オリンピック大会に向けて、早急な立て直しが求められているのでしょう。
 11月7日のnikkansports.comに「箱根駅伝100回記念大会から全国化検討、その背景」という記事が掲載されました。

 第100回記念大会=2024年1月の箱根駅伝、において、前年秋の予選会で相応の成績を残せば、関東地区以外の大学チームが、本戦に出場できるようにしようという「案」が、主催者である関東学生陸上競技連盟で検討されている、というのです。
 こうした形での出場ですから、本戦もオープン参加では無く、正式な参加となります。

 また、記念大会のみならず、毎年の大会でも同様のレギュレーションとする案も出されているとのこと。箱根駅伝が大いなる変貌を遂げる可能性があるというのです。

 こうした意見=箱根駅伝の全国への開放、が検討の場に出されていることは、ビッグニュースでしょう。

 1987年の「全区間ライブ・テレビ放送」開始に伴って、箱根駅伝は、大学長距離ランナーの憧れの的・大目標となりました。
 全国の高校の長距離ランナーが、こぞって関東地方の箱根駅伝名門校・常連校を目指すこととなったのです。

 21世紀になって、箱根駅伝が「お正月の風物詩」として定着し、お正月に実施される全てのスポーツイベントの中でも、最も注目されるものとなってからは、大学長距離ランナーの関東集中に益々拍車がかかり、現在に至っているのです。

 全国津々浦々で、「今回の箱根に地元高校の○○君が□□大学の△走者として走る」というニュースが、飛び交っているのですから、凄いものです。

 考えてみれば、関東学生陸上競技連盟が全国の大学を対象とする大会を主催することは十分に可能な訳ですから、こうした形が採用されても良いのでしょう。
 全国各地の学生連盟も、こうした動きに反対する理由は見当たりません。
 様々な事情で、関東地区の大学に進学することが出来なかった全国の優秀なランナー達に、箱根駅伝の門戸が開放されるのです。

 2023年秋の予選会には、関東の大学チームに全国各地の大学チームが加わって、「大予選会」が開催されることとなるのでしょう。

 とはいえ「20kmを1時間前後で走破するランナーを10人以上揃える」というのは、並大抵のことではありませんから、2023年の予選会で関東地方以外のチームが予選会を突破することは、相当難しいことなのではないか・・・。
 2024年の本戦において、関東地方以外のチームがシード権を獲得することはあるのだろうか・・・。

 等々、「先走った想像」は今から広がる一方ですが、まだ少し先のことですし、実現するかどうかも不透明ですから、今は2018年の箱根駅伝、近時では珍しいほどの「大混戦」が予想されるレースに、注目することにしようと思います。
 11月2日、ラグビーワールドカップ2019の日程が発表されました。
 5月10日の予選プール組合せ抽選会に続いてのイベントであり、2019年9月20日に開幕し、11月2日に決勝戦を迎える大会が迫ってきたことを、肌で感じる発表でした。

 日本代表チームの予選プール日程は、以下の通りです。

① 9月20日(金) 東京スタジアム(味の素スタジアム)
日本代表VSヨーロッパ地区代表

② 9月28日(土) 静岡エコパスタジアム
日本代表VSアイルランド代表

③ 10月5日(土) 豊田スタジアム
日本代表VSヨーロッパ・オセアニアプレーオフの勝者

④ 10月13日(日) 横浜スタジアム(日産スタジアム)
日本代表VSスコットランド代表

 予選プール「A組」における日本代表チームの日程は、試合間隔、会場の場所ともに、申し分のないものです。

 チームとしては、試合毎に十分な休息を取ることが出来るとともに、前の試合の反省を踏まえた戦術の見直しを行う時間も確保できることでしょう。
 また、移動距離も短いので、プレーヤーの疲労回復にも有利でしょう。

 観客としては、4試合の内3試合が土曜日・日曜日に行われますので、観戦しやすい上に、特に首都圏の観客から見れば比較的近隣に会場がセットされましたので、移動も楽です。

 「開催国」代表チームとして、相当に有利なスケジュールを頂いたということになるのでしょう。

 こうなると、我らが日本代表チームには「是非ともA組の2位以内を確保」頂き、決勝トーナメントに駒を進めてもらいたいと願うばかりです。

 その「日本ラグビー史上初の快挙」に向けて、ラグビー界上げての強化が進んでいることであろうと思います。

 とはいえ、アイルランド、スコットランドはもちろんとして、ヨーロッパ地区代表、ヨーロッパ・オセアニアプレーオフの勝者という、予選プールの対戦相手は、当然のことながら「強いチームばかり」です。
 このところの国際試合の内容を観ると、日本代表チームの「0勝4敗」「1勝3敗」「1引分3敗」の可能性も十分に有るとの見方もあります。

 まずは、2015年ワールドカップの時の「エディジャパン」に勝つことが出来る日本代表チームを、創り上げることが肝要だと感じるのは、心配し過ぎなのでしょうか。
 10月5日、2017年のクライマックスシリーズCSを控えた時期に、広島カープの石井琢朗打撃コーチ(47歳)と河田雄祐外野守備走塁コーチ(49歳)が、今季限りで退団すると報じられました。

 お2人とも、東京に家族を残しての「単身赴任」をしていて、家族との時間を大切にしたいとの意向から、球団に辞任を申し入れ了承されたとのことです。

 2016年・17年シーズンを連覇し、黄金時代を迎えた感のある広島カープにとっては、衝撃的な発表でしょう。
 セントラルリーグを席巻する広島野球の強さの源泉である、「打撃」と「機動力」を創出し支えてきた2人のコーチが、同時にチームを去るのですから。

 野球というスポーツにおける、監督・コーチの役割の大きさは、高校野球のかつての名門校が、監督が代わったとたんに「甲子園大会で名前を聞くことさえ殆ど無くなる」という事実、池田高校・箕島高校・沖縄水産高校・取手二高校等々の例を見るまでも無く、周知のことです。

 石井コーチと河田コーチが、若き最強軍団を創り上げる過程において残してきた功績は、とても大きなものでしょう。

 2018年シーズン以降、広島カープがこの「大穴」をどのようにして埋めていくのかに注目したいと思います。

 それにしても、CSを控えたこの時期に発表されたことに、何か意味があるのかと訝ってしまいます。この発表でチームに動揺が走らなければよいのだが、と心配してしまうのです。
 シーズンが終わってからの発表でも良かったのではないかと。(余計な心配かもしれず、恐縮です)

 一方で、2人のコーチへの「はなむけ」としてチームが団結し、短期決戦では力が出ると判断しているのでしょうか。

 また、この2人のコーチの実力は既に証明されていますから、「在京」球団による争奪戦が始まるのかもしれませんし、その争奪戦に向けての、この時期の発表であったのかもしれないとも感じてしまうのです。
 11月3日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、残り3年のヤンキースとの契約を破棄せず残留する旨を表明したと、報じられました。

 2014年にNPB楽天ゴールデンイーグルスから、MLBヤンキースに移籍した田中投手の契約には、「2017年シーズン終了後に田中投手側から契約を破棄できる条項=オプトアウト条項」が含まれているとされていて、田中投手の動向が注目されていたのです。

 オプトアウト条項は、田中投手側が「より良い契約を示したチームに移籍する権利」です。田中投手の活躍を観て、ヤンキースより良い条件を提示するチームが登場した時に、田中投手が移籍を検討することができる権利ということになります。

 一方で、2017年のレギュラーシーズンの田中投手は、13勝を挙げたものの、12敗と田中投手としては珍しく負け数が多く、防御率4.74もキャリアワースト、登板毎の出来不出来の波が大きく、被本塁打も目立つという、田中投手にとっては不満の残るものでした。

 地元ニューヨークにおける評判も厳しいものが多く、「田中はもはやヤンキースのエースでは無い」から始まって、「田中は要らない」といったものまで、厳しい論評が続きました。
 オプトアウトどころではなく、ヤンキースの方が田中投手を放出するのではないかという状況だったのかもしれません。

 そうした評価の下で迎えたポストシーズンで、田中将大は自らの力を示したのです。

 3試合に先発して、総失点は僅かに2、2勝を挙げて、チームの窮地を救ったのです。
 MLBにおける自身の投球を確立したポストシーズンでもあったのでしょう。

 「大試合に強い投手」として、ニューヨークにおける田中投手の評価は、再び高いものとなりました。

 そして今回の「残留表明」となったのです。

 2018年シーズンも「ピンストライプ」を身に付けた田中投手の活躍を観ることが出来るようになったことは、とても嬉しいことです。

 「2018年の田中投手の素晴らしい投球」が、今からとても楽しみです。
 11月12日、京都競馬場芝外回り2200mコースで行われる、第42回エリザベス女王杯競走G1の注目馬検討です。

 メンバーが揃いました。

 まさに「2017年秋の最強牝馬決定戦」に相応しいメンバーです。

 まずは3歳牝馬陣。秋華賞2017の1~3着が出てきました。こういう年も珍しいのではないでしょうか。
 続いて古馬牝馬陣。
 4歳のヴィブロスがドバイターフ優勝、クロコスミアが府中牝馬S優勝。
 5歳のルージュバックがオールカマー優勝。
 7歳のスマートレイアーが京都大賞典優勝、と好成績を引っ提げての出走です。

 特にヴィブロス、ルージュバック、スマートレイアーは、牡馬一線級を相手にしての優勝ですから、相当強い布陣です。

 各馬が順調に来ているということですが、調教師、厩務員等の関係者の皆さんのご努力が実を結んでいるということでしょう。

 多士済々の難しいレースとなりました。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、8枠16番のヴィブロス。
 2000m超のレースを走ったことが無いところは気になりますが、ドバイターフの末脚が印象的でした。前走府中牝馬ステークスは太目残りと観ます。やはり、世界の強豪馬を倒した力が、最後に物を言うのではないでしょうか。

 第二の注目馬は、8枠17番のルージュバック。
 オークス2015で2着の素質馬が、ようやく本格化したと見ます。京都・外回りの長い直線で実力を披露してくれることでしょう。

 第三の注目馬は、3枠5番のモズカッチャン。
 前走秋華賞は、Mデムーロ騎手にしては珍しく仕掛けが早かった感じがします。実力馬ですので、しっかり乗ればチャンスはあります。

 上がり馬も居ますが、これだけメンバーが揃うと苦しいのではないでしょうか。

 パンとした馬場でのレースを期待しています。
 2017年の日本シリーズは、福岡ソフトバンク・ホークスが4勝2敗で横浜DeNAベイスターズを下して、「日本一」に輝きました。

 ペナントレースをパリーグ史上最速で制し、クライマックスシリーズも危なげ無く突破して、日本シリーズでもしっかりと栄冠を手にしたホークスが、打力・投手力・守備力のいずれの分野でも、日本プロ野球最高レベルにあることを明示したシリーズでした。

 そうした中で、私にとって最も印象的だったのは、ホークスの「守備力」でした。
 ベイスターズとの間で最も大きな差が有ったのも、「守備力」であったと思います。
 
 日本シリーズの6試合の中で、ホークスの素晴らしい守備が随所に観られました。

① ショートの今宮健太選手

 遊撃手としての今宮選手のプレーは、まさにプロフェッショナルという感じがします。

 ポジショニング、打球への反応、キャッチング、スローイングと、全てが素晴らしい。
 難しいプレーを、いとも簡単に熟しているように見えるところが、超一流プレーヤーの証でしょう。

 この選手を、2010年のドラフト1位で獲得しているホークススカウト陣、育て上げた関係者各位の力量も、見事なものだと感じます。

 まだ26歳の今宮選手ですから、しばらくの間は、NPBを代表する遊撃手としての活躍が観られることでしょう。

② キャッチャーの甲斐拓也選手

 今シリーズで、ホークスはベイスターズの盗塁をいくつ刺したのでしょう。
 ベイスターズが攻勢に出ようとする大事なところで、それもクロスプレーでは無く、「完全なアウト」を連発した印象です。

 2塁盗塁を許せば、相手チームの得点チャンスが増加するのは当然のことですから、「チャンスの芽」を摘みつづけたのが、ホークスの内野陣だったのです。

 盗塁を阻止するには、投手の協力が不可欠なことは言うまでも無いことですが、何より大事なことが「捕手の肩の強さと送球のコントロール、そしてスローイングの俊敏性」であることも明白です。
 
 育成出身で25歳の甲斐選手は、これからがNPBにおける力の見せ所となります。
 我が国を代表する捕手に成長していただきたいと思います。

③ セカンドの川島慶三選手とサードの松田宣浩選手

 もともと守備には定評の有るベテランプレーヤー達ですが、今シリーズでも実力を如何なく発揮していました。

 「何事も無かったかのように」難しい打球を処理する様子には、惚れ惚れさせられました。

 ホークスの屋台骨を支える「34歳コンビ」は、まだまだ元気なのです。

 もちろん外野陣、右翼手の江川智晃選手、左翼手の中村晃選手の素晴らしい守備、強肩も見事でした。

 一塁手の内川選手とセンターの柳田選手の守備もとても上手なのですけれども、この2プレーヤーは、やはり「打撃」に注目すべきなのでしょう。

 ソフトバンク・ホークスの守備は、基本に忠実であると共に、とても力強くメリハリがあると感じます。パワフルで生き生きとしているのです。

 他のチームが「ホークス王朝」に迫るためには、まずは「守備力」の差を縮めて行く必要があるのでしょう。
 1975年にイギリスのエリザベス女王が来日し、それを記念して1976年に、それまで「ビクトリアカップ」として施行されていたレースを「エリザベス女王杯」と名付け、第1回として開催されたことは、以前の記事にも書きました。

 同時に、桜花賞、オークスと共に、秋の最強3歳牝馬決定戦と位置付けられ、この3レースを勝ったサラブレッドを「牝馬三冠」と呼ぶことになったのです。

 この取扱いは1995年まで続きました。
 「2400mのエリザベス女王杯」が20年間に渡って、3歳牝馬限定レースだったのです。
 1996年以降は、秋華賞が「牝馬三冠」の対象レースとなり、距離も2200mに短縮されて、3歳以上牝馬による秋の最強牝馬決定戦となり、現在に至っています。

 さて、1976年の第1回レースに優勝したのが、ディアマンテでした。

 この年の牝馬クラシック路線は、アローエクスプレスの娘・テイタニアが桜花賞とオークスを快勝していましたから、いきなりの「牝馬三冠」誕生かと注目されていました。
 私もテイタニアが最有力だろうと観ていたことを覚えています。

 当日の京都競馬場は、前日の雨の影響が残り「やや重」馬場でした。
 シービークイン(三冠馬ミスターシービーの母)が逃げを打ち、直線の叩き合いでディアマンテが抜け出して、2着のニッショウダイヤに2馬身差を付けて、ディアマンテが優勝したのです。3着フジエクスプレス、4着にテイタニアが入り、5着はスカッシュソロンでした。

 ディアマンテとテイタニアは、共に稲葉幸夫厩舎所属でしたので、「稲葉厩舎は2頭で牝馬三冠」とも言われました。

 ディアマンテは410kg台の小柄な黒鹿毛のサラブレッドでした。「いつも一生懸命走る」馬でもありました。ディアマンテは、このレースでその名の通り(スペイン語でダイヤモンドのこと)、燦然と輝いたのです。
 
 少し逸れますが、馬体重「410kg台」というと、現在ではとても小柄という印象ですが、当時の牝馬なら少し小柄といったところでしょう。
 このレースの上位馬を見ても、2着のニッショウダイヤが430kg、3着のフジエクスプレスが454kg、4着のテイタニアが440kg、5着のスカッシュソロンが412kg、10着のカミノロウゼンは392㎏となっています。
 当時は、牝馬なら420kgから430kg位で、いかにも「ほっそり」としていて、直ぐに牝馬と分かる馬が多かったと思います。
 1975年の牝馬二冠・テスコガビーは480kg台で走りましたが、こちらの方が例外的に、とても大きな牝馬だったのでしょう。

 我が国の牝馬が大型化するのは、1990年代にヒシアマゾンやエアグルーブが活躍するようになってからだと思います。

 話を戻します。

 ディアマンテは、凱旋門賞馬トピオの産駒でした。同期のシービークインもトピオ産駒です。そしてこの2頭が、我が国におけるトピオの代表産駒だと思います。

 ディアマンテ号、父トピオ、母アテナ、母の父パーソロン。通算成績28戦6勝。主な勝ち鞍:エリザベス女王杯、福島記念。ちなみに6勝は全て「重」か「やや重」馬場でした。間違いなく「重巧者」だったのです。

 ディアマンテは1999年に亡くなりました。26歳でした。
 その前年には、同じ厩舎のライバルであったテイタニアが他界しています。
 1976年の牝馬三冠レースを争った、ディアマンテとテイタニアは、仲良しだったのではないかと、勝手に想像しています。
 11月12日に開幕する、大相撲2017年11月場所で活躍が期待される10名の力士を挙げてみたいと思います。

 2017年に入ってから、大相撲に「世代交代」の波が押し寄せていることは、皆さんご承知の通りです。

 所謂「大相撲氷河期」を乗り越えてきた世代の中に、新しい力士が次々と飛び込んできているのです。
 2018年以降の大相撲を背負って行くであろう力士達の活躍が期待される、11月場所なのでしょう。

1. 横綱陣

 ひとりを選ぶのは、とても難しいのが横綱陣でしょう。
 9月場所優勝の日馬富士が元気であろうことは予想できますが、ベテランとなった今、体のあちこちに故障が有るのは仕方のないところで、2場所連続で活躍できる状況かどうかは、分からないところでしょう。

 休場明けの白鵬、稀勢の里、鶴竜については、回復度合いが全く分かりません。

 こうした中では、まさに「期待する」という意味で、稀勢の里にしたいと思います。

 稀勢の里の怪我は、容易には直らないタイプのものですので、まだまだ完治には程遠いものと感じますが、巡業や関脇相手の稽古の情報では、相応に「相撲が取れる」ようになってきているようですので、久しぶりに土俵上で相撲を取る姿を見ることが出来そうです。

 鍵となる左腕は、5~6分の出来でしょうから、いつもにも増して、立ち合いから前に出る相撲を取る必要があるのでしょう。前に出る圧力を利用した相撲を取ることが出来れば、優勝争いに加わることも可能だと思います。

2. 大関陣

 こちらも、高安の回復度合いが不明です。

 そうなると、先場所の主役のひとり豪栄道を挙げることになります。
 先場所は、ほとんど掴みかけた最高優勝を自ら離したようにも見えましたから、今場所のリベンジに期待しましょう。

3. 関脇以下の力士

③関脇・御嶽海

 三役に上がってきた頃の勢いは、やや弱まっている印象ですが、よく考えて相撲を取るタイプですので、「関脇の相撲の取り方」を身に付けてきているのではないかと思います。
 今場所は星を伸ばしてくれるのではないでしょうか。

④朝乃山

 10勝5敗で敢闘賞を受賞した先場所の相撲には、驚かされました。相撲に文字通りの「勢い」が感じられたのです。入幕2場所目となれば、「壁にぶちあたる」のではないかという見方もありそうですが、その壁を超えていく「勢い」に期待したいと思います。

⑤小結・阿武咲

 入幕から3場所連続の二桁勝利という、素晴らしい記録を打ち立て、あっという間に三役となりました。「世代交代」の代表格でしょう。とにかく「前に出る力」が優れていますので、この番付でも活躍が期待されます。

⑥遠藤

 先場所は、久しぶりに遠藤らしい取り口が観られました。相当に回復しているのではないかと感じます。体が動くようになれば、「密着相撲」が威力を発揮するでしょう。番付を上げていく場所になってほしいものです。

⑦北勝富士

 「壁」にぶちあたった先場所でしたが、「一生懸命」をベースにした取り口は不変でした。
 意外に器用なところも有りますので、今場所は「白星に繋がる相撲」を身に付けてくれているのではないかと思います。

⑧貴景勝

 過去4場所で11勝が2度という爆発力が身上です。前頭筆頭という難しい番付ですが、元気いっぱいの相撲で、場所を湧かせてくれることでしょう。

⑨逸ノ城

 そろそろ「正念場」を迎えているのではないでしょうか。「怪物」と呼ばれたアスリートの真の力を披露していただきたいと思います。

⑩安美錦

 ついに帰ってきました。当代随一の「技士」の相撲がとても楽しみです。故障後、場所を重ねるたびに回復している印象ですから、久々とはいっても、幕ノ内という「慣れた場所」での活躍が期待されるのです。安美関の大ファンである私としては、外せないところです。

 11月場所は、以上の10力士に期待したいと思います。
 若手とベテランが切磋琢磨する場所ですから、面白くないはずがありません。
 11月5日に開催された、第49回全日本大学駅伝対校選手権大会は、神奈川大学チームの20年振りの優勝で幕を閉じました。

 第1区で4位に付けた神奈川大チームは、その後も先頭のチームとのタイム差を維持し続けて走り、第7区から8区への襷渡しでは、先頭の東海大チームから17秒差の2位でした。

 第8区には、「大砲」の鈴木健吾選手が控えていましたから、第7区を終えた段階で、神大チーム優勝の可能性が極めて高いものとなったのです。
 神奈川大チームの優勝の原動力が、1区から7区までのランナーの懸命の走りに在ったことは、間違いありません。

 そして、エース鈴木健吾選手も期待に応えるランニングを披露してくれました。

① 上下動の少ない走り

 かつての瀬古俊彦選手を思い出させるような走りでした。

 瀬古選手は、鈴木選手よりがっちりとしているタイプでしたが、その「上下動の少なさ」は共通しています。

 長距離を走るという面からは、とても大切なことが、実現できているのです。

② 合理的な脚の運び

 踵は臀部手前で最高点を迎え、そこから真っ直ぐに地面に降りてきます。
 極めて合理的で無駄の無い動きなのです。
 シューズの動きが、とても綺麗です。

 全身のエネルギーを無駄なくランニングに結び付けることができるフォームだと思います。

③ 一定している脚の動きのスピード

 いかに「合理的なフォーム」でも、脚の動きに「緩み」や「力み」が有れば、本来のスピード、自身にとっての最高のタイム、を得ることは難しくなります。
 相当ハイレベルのランナー、日本トップクラスの選手でも、フォームの一部に「ふわっと」する瞬間が有るものです。この「ふわっと」がタイム向上の大きな障害となるのです。(走っている本人にとっては、気持ちが良い瞬間であろうことが厄介なところです)

 ところが、鈴木選手は高い水準での「一定速度の脚の駆動」を実現しています。

 これは本当に素晴らしいことで、容易なことでは身に付かないスキルです。
 この面から言えば、ゲブレセラシエ選手の走りに近いかもしれません。

 箱根駅伝2017の2区で好記録の区間賞を獲得した時、「良いランナーが居るものだ」と感じましたが、今大会のランニングはその時の走りとは比較にならない程進化していると思います。
 速いランナーから「凄いランナー」に成長したのです。
 大学1年時から観れば、まさに長足の進化です。鈴木健吾選手は、この3年間で一気に実力を向上させたのです。

 長距離ランナーの「合理的なランニング」という尺度からは、日本における「21世紀最高のランナー」に観えます。

 もちろん、今大会8区の13kmから18kmの走り、足首に少し緩みが出た走り、に観えた「疲労感」や、もともとの課題である「絶対スピードの不足」、を考慮すれば、筋力と持久力のさらなる向上が期待されるところなのですけれども、今後の成長次第では、世界で戦って行ける長距離ランナーになり得ると、強く感じるのです。

 素晴らしいランナーが登場しました。
[10月29日・week8・センチュリーリンクフィールド]
シアトル・シーホークス41-38ヒューストン・テキサンズ

 両チーム合わせて79得点という、点の取り合いのゲームとなりました。
 最終的には「3点差」の決着となりましたから、大接戦でもあったのです。
 
 こうしたハイスコアゲームでは、守備陣による得点が多いこともよくあるのですが、このゲームについて言えば、「両チームの攻撃陣が持てる力を発揮」しての、タッチダウンTDの取り合いとなったのです。
 凄い「攻め合い」でした。

 スタッツを見ても、シーホークスのクオーターバックQBラッセル・ウィルソン選手がパスで452ヤードをゲインして4TD、テキサンズのQBデショーン・ワトソン選手が402ヤードを投げて4TDと、本当に見事なプレーを披露してくれたのです。
 「パス攻撃の展覧会」の様なゲームでした。

① 同点に次ぐ同点

 前半は、「同点の連続」でした。テキサンズがリードし、シーホークスが追い付くという展開となったのです。

 第1クオーターQ残り12分47秒、テキサンズのQBワトソン選手からワイドレシーバーWRウィル・フラー選手へのTDパスが決まって先制しました。
 このところ毎試合30点以上を挙げているテキサンズオフェンスの好調さを見せ付けるようなTDでした。「あっという間」という印象でもありました。

 ところが、僅か2分後に、今度はシーホークス自慢の守備陣が、インターセプトTDを挙げました。アール・トーマス選手が「狙い澄ました」様なインターセプトから、走り切ってのTD。
 現在のNFL屈指の守備陣が、その力を見せ付けたのです。

 これで7-7の同点となりました。

 続く1Q残り6分12秒にテキサンズが、ラマー・ミラー選手のTDで14-7とリードしましたが、残り2分19秒、QBウィルソン選手がワイドレシーバーWRポール・リチャードソン選手への20ヤードのパスを通してTD。

 これで14-14の同点となりました。

 第2Qにはいっても、残り9分40秒、QBワトソン選手からウィル・フラー選手への20ヤードのパスが決まってTD。テキサンズオフェンスの攻撃力を存分に披露します。
 ところが、残り6分7秒、QBウィルソン選手がリチャードソン選手への7ヤードTDパスを決めたのです。

 これで3度目の同点、スコアは21-21となりました。

 QBワトソン選手を中心としたテキサンズ攻撃陣は、持てる力を発揮して着々とTDを挙げましたが、さすがにシーホークスは守備陣・攻撃陣の地力を披露して、都度追い付いたのです。

② 逆転に次ぐ逆転

 後半は、逆転に次ぐ逆転の展開となりました。

 第3Q残り7分8秒、テキサンズがフィールドゴールFGで24-21とリードしました。
 このゲーム初めてのFGでした。

 一方のシーホークスは、残り4分39秒、残り2分27秒と連続してFGを決めて、27-24と、この試合初めてリードしたのです。

 1度目の逆転でした。

 第4Q残り9分14秒、QBワトソン選手がラマー・ミラー選手へのパスを通してTD。
 31-27と逆転しました。
 
 この試合2度目の逆転です。

 4Q残り5分41秒、QBウィルソン選手からタイトエンドTEジミー・グレアム選手にTDパス。
 前半は、殆ど投げなかったグレアム選手へのパスを、ついに使ったという印象のプレーでした。かつて、ニューオーリンズ・セインツにおいて、QBドリュー・フリーズ選手とのホットラインとして、NFLを代表する「攻撃的TE」として鳴らしたグレアム選手の、シーホークスでの活躍も見事なものです。

 シーホークスは34-31と逆転しました。この試合3度目の逆転でした。

 リーグ屈指の強力ディフェンスを前にして、さしものテキサンズオフェンスも「これまでか」と観えましたが、全く怯む気配は有りませんでした。テキサンズは攻め続けたのです。

 4Q残り5分1秒、QBワトソン選手からWRディアンドレ・ホプキンス選手へのTDパスが決まりました。72ヤードのパスでした。
 この段階になってのスーパープレーは、QBデショーン・ワトソン選手とテキサンズ攻撃陣の、素晴らしい能力を如実に示したものです。

 テキサンズは38-34と逆転しました。この試合4度目の逆転でした。

③ QBラッセル・ウィルソン選手の「不屈の闘志」

 4Q残り5分を切っての「4度目の逆転」でしたし、既に両チーム合わせて72得点というハイスコアゲームとなっていましたから、さすがに「試合は決まったか」と感じました。

 さらに、残り2分49秒、逆転を狙ったQBウィルソン選手のパスを、テキサンズのコーナーバックCBマーカス・ウィリアムズ選手がインターセプト。完全にカバーされていたレシーバーへの、QBウィルソン選手としては滅多に観られないミスパスでしたし、それをキッチリと捉えたウィリアムズ選手の、正確なプレーでした。
 QBウィルソン選手は、珍しく「肩で息を」していましたから、相当に疲労が見えました。

 この段階でのターンオーバーでしたから、大接戦もさすがに「勝負あった」かに観えました。

 ところが、QBウィルソン選手はまだまだ「生きていた」のです。

 4Q残り1分39秒、自陣20ヤード地点で攻撃権を得たシーホークスの、逆襲が始まりました。

 いきなり、47ヤードのロングパスをQBウィルソン選手が通したのです。
 その後、自軍のフォルススタートの反則で「試合時間を10秒減らされた」にも拘わらず、QBウィルソン選手のパスが続きます。

 そして残り26秒、TEジミー・グレアム選手へのTDパスが決まりました。
 自陣20ヤードで攻撃権を得てから「僅かに1分間の逆転」でした。

 この試合5度目の逆転劇、ついに勝敗は決したのです。

 ランニングプレーが殆ど機能しない中で、パスプレーのみで逆転劇を演じた、ラッセル・ウィルソン選手の能力の高さを改めて示したゲームでした。
 ポケットの中で相手ディフェンスを「ひらりひらりと交わし」、見事なパスを決め続けるウィルソン選手のパフォーマンスには、改めて感心させられました。

 一方の新人QBデショーン・ワトソン選手のプレーも、本当に素晴らしいものでした。
 今シーズンは、新人あるいは2年目のQBの活躍が目立ちますが、ワトソン選手もそのひとり。
 ルーキーにして、スーパーボウル制覇経験も有するラッセル・ウィルソン選手を相手に、互角以上の戦いを演じて魅せたのですから。
 NFLの未来を支えるQBのひとりであろうと感じます。(11月2日、練習中に膝の前十字靭帯を切断し、今シーズンの出場が不可能になったというニュースは、本当に残念でしたが・・・)

 「3度の同点と5度の逆転」という大接戦を制したシーホークスは、これで4連勝、今季成績を5勝2敗としました。
 明らかに調子を上げているのです。
 ナショナルフットボールカンファレンスNFC西地区のロサンゼルス・ラムズとの優勝争いが楽しみですし、もともと地力が高いチームですので、今季のスーパーボウルへの道も開けてきていると感じます。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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