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 3月5日、イチロー選手がマリナーズに入るのでは?、という報道が入り、7日には正式に発表されました。

 今季FAマーケットの異例の動きの中で、まだ50名位の元メジャーリーガーの行く先が決まっていない状況下、イチロー選手の去就が決まり、少なくとも2018年シーズンはシアトルでプレー出来そうなのですから、日本のMLBファン、イチローファンにとっては、とても嬉しいニュースです。

① マリナーズとの「縁」

 マイアミ・マーリンズを追われた?理由も、「チームの根本的な若返り」でしたから、当然ながらMLB全体の趨勢として、「年俸が高いベテラン選手」が敬遠されることとなっているのです。

 こうした状況下、44歳のイチロー選手を採ろうとする球団は、本来スターターと考えていた外野手および本来2番手と考えていた外野手が共に故障した場合しかないだろうと思っていました。

 そして、開幕に向けて、そうした緊急事態に追い込まれたのがシアトル・マリナーズであったところに、イチロー選手とマリナーズの深い「縁」を感じてしまいます。

② 「興行面」の効果

 強いチームを創り、ポストシーズンに進出し、チャンピオンシップゲームやワールドシリーズに進出することは、MLBの球団経営者にとっては最大の目標でしょうし、ファンにとっても最大の楽しみのひとつであることは、間違いありません。

 その一方で、「勝利」以外の分野でも、球団経営陣としては「ファンに喜んでもらう」施策を展開する「義務」があります。プロスポーツなのですから、「勝てばよいというものでは無い」ことは当然のでしょう。

 「興行面」と呼ぶと、やや違う意味も感じられてしまって残念なのですが、他に適当な言葉も思い当りませんので、この言葉を使わせていただきます。

 マリナーズファンがセーフコフィールドに来たり、ゲームのテレビ放送を観た時に、「イチロー選手の姿・プレー」を観ることが出来るのは、相当高いレベルのエンターティンメントでしょう。
 マリナーズが今より強かった時代、MLB記録を次々と塗り替えていくイチロー選手の雄姿は、マリナーズファンの心に深く刻まれているのです。

 そのイチローが帰ってきた、背番号も前と同じ「51」、そしてライトフィールダーとして守備に就いているとなれば、セーフコフィールドの観客動員にプラスになることは相当高い確率で予想されます。
 仮に私がシアトルに住んでいたなら、必ず球場に足を運びます。それも、年間5~10試合は行くでしょう。
 
 そういう意味からも、イチロー選手はマリナーズにとって大切なプレーヤーなのです。

③ ノーリスク

 イチロー選手との契約内容は、1年・545,000ドル(約5,780万円)=規程上のメジャープレーヤーの最低年俸、と伝えられています。

 イチロー選手の年俸としては、とても安価な印象ですが、「メジャーでプレーすること」が目標であったイチロー選手には納得の条件でしょうし、「マイナー契約では無かった」ところに、マリナーズの敬意が表れているようにも感じます。

 40歳を越えたFAプレーヤーを雇用する場合には、普通はマイナー契約から始めることが多いと思います。マイナーで実力を示してメジャー昇格を目指してもらうのです。
 メジャー昇格期間中、日割りでメジャー最低年俸が支払われる形ですが、今季も「MLB最年長プレーヤー」であるバートロ・コロン投手(イチロー選手より1歳年上)も、この形で2月4日にテキサス・レンジャーズと契約しました。

 他方、イチロー選手より2017年シーズンの成績が良い、30歳台のバリバリの外野手達が、まだFA市場に複数残っています。
 マリナーズが本格的に外野陣の立て直しを考えているとすれば、こうしたバリバリのプレーヤーを採り上げる可能性も有るのです。

 当然ながら、こうした「脂の乗った」プレーヤーは「高価」です。少なくとも、年間5~10億円の年俸が要るでしょう。
 そこには、球団経営者にとっての「活躍できなかった時のリスク」が存在します。

 翻って、メジャー最低年俸のイチロー選手には、そうしたリスクはありません。
 それでも575,000ドルのリスクが有るではないか、というご指摘もありそうですが、イチロー選手関連のグッズ販売、入場者数の増加分等を考慮すれば、ノーリスクというか、球団にとっては「黒字額の積み上げ」だけに注目すればよい存在なのでしょう。
 2012年までのユニフォームと2018年のユニフォームの違いをベースに、日本から観戦に行った沢山のファンが、また沢山のユニフォームレプリカを購入することは、自然なことでしょう。日本人観光客にとって、シアトルのお土産にこれ以上のものは存在しません。
 物凄い売上になることは間違いないでしょう。

 これは丁度、日本プロ野球の松坂大輔投手に似ています。
 今季、年俸1,500万円で中日ドラゴンズと契約した松坂投手ですが、既に松坂関連のグッズ売上で年俸分を越えたと報じられています。これからもどんどん伸びるでしょう。

 こうしたプレーヤー、「伝説的な存在」として「多数の固定ファン」が存在する、「ビッグネーム」を、安価に雇用した球団は、ノーリスクであり、逆に短期間での黒字が計算できるのです。

 下賤な感じの話で恐縮ですが、「採算面」だけを観れば、中日ドラゴンズもシアトル・マリナーズも「上手くやった」ことになるのでしょうか。

④ イチロー選手の2018年シーズンの出場機会

 マリナーズの正外野陣の一角が故障から回復するまでには、少なくとも3~4週間はかかると見られていますから、イチロー選手は開幕から2週間位はレギュラーシーズンのフィールドに立つことになるでしょう。

 その後は、イチロー選手の活躍次第ということになります。

 代打で使われるのか、正選手の休養日に使われるのか、という視点は、イチロー選手が25人のロースター枠に残ることを前提としていますが、これとて容易なことではありません。
 出場している間の活躍が無ければ、直ぐにロースターから外されてしまいます。メジャーのベンチに入るのは、とてもとても大変なことなのです。
 代打や代走、守備要員として、ひとり何役もこなすための、「野手の最後のひとり」(おそらく25人の中ではひとつしか控え外野手の枠は無いでしょう)として、ロースターに残る努力が、イチロー選手に求められるのです。

 シアトル地元のマスコミは、「イチロー選手の帰還」を好意的に捕えている報道ばかりではありません

 「正外野手の代わりは、マイナーリーグの若手を使え」「若手の中から将来のマリナーズを支えるプレーヤーを発掘しろ」という論調の記事も数多いのです。
 当然でしょう、「今後10年間使えるプレーヤー」の発掘は、シアトル・マリナーズを長く愛してきた人々にとって、とても大事なことだからです。
 イチロー選手をロースターに入れれば、「ひとりの若手プレーヤーの居場所が無くなる」のですから。

 イチロー選手としては、シーズン開幕当初の出場機会に、2018年シーズンを通じて「マリナーズに貢献できること」を証明するプレー、連続出場してもパフォーマンスが落ちないことを示す必要がありそうです。

 いろいろ書きましたが、いずれにしても私達にとっては、「イチロー選手のシアトル帰還」は慶事です。
 そのプレーが、イチロー選手らしいプレーが、いまからとても楽しみです。
 朝の情報番組(テレビ朝日グッドモーニング)を見ていると、クイズコーナー(林修先生のことば検定)で「今日3月6日は、日本最初のスポーツ新聞、『日刊スポーツ』が創刊された日です」との説明がありました。

 太平洋戦争終戦から「わずか半年で・・・」との説明もありました。

 私も「随分、早い創刊」という印象を受けました。
 
 国を挙げての全面戦争で国土は荒廃し、国力も底を突いた状況で、翌年の3月早々にスポーツ新聞を立ち上げた(初代会長は川田源一氏)というのも立派というか、凄いことですが、その初刊、販売された1万5000部が、あっという間に売り切れたというのも、驚くべき話です。

 心身ともに荒廃し、食べる物にも事欠いていた時期に、当然ながら「有料の新聞」が瞬間蒸発?したというのです。
 日本国民の潜在的なパワーが表れていると感じます。
 どんなに苦しい時でも、貧しい時でも、欲しい情報にはお金を使うという行動、おなかも空いていたが、最も渇望していたのは「心の栄養」であったことが、良く分かります。

 スポーツのみならず、歌謡曲を始めとする音楽への渇望も、とても強かった時代なのでしょう。エンターティンメントに対する欲求は、人間にとって本質的なものなのです。

 ちなみに、大相撲は1945年11月に本場所(10日間)を再開しました。
 プロ野球は、1946年4月27日からリーグ戦を開始しました。
 東京六大学野球は、1946年の春季リーグから再開しました。
 国民に人気のあったスポーツは、いずれも終戦後早々に再開されているのです。
 日本民族の逞しさ、スポーツへの強い思い、を感じると言ったら、大袈裟でしょうか。

 この時期、紙も、インキも、記者も、何もかも不足していたであろう時期に、大量の新聞を、焼け野原の東京で刊行したこと、川田会長以下の関係者の方々の意欲の高さ、思いの強さ、スポーツへの深い愛情に、感心させられるばかりです。

 こうした「ハイクオリティな意識」は、何でもある飽食の時代、21世紀のメディア人の皆さんにも、忘れていただきたくないものだと思います。
 普段は「エキシビション」は見ません。

 特に、オリンピック期間中ともなれば、撮り溜めた各競技の録画を観るのに、私の「時間」というリソースが投入され、それでも追い付かないような状況となりますから、「エキシビション」を観ている暇は残念ながら無いのです。

 ところが、今回は妻が「羽生君と宇野君のエキシビションを観ようよ」と強く言うので、久し振りにフィギュアスケートのエキシビションを「テレビの録画放送」で観ました。

 観て良かった、というのが感想です。

 羽生選手の演技は、とにかく「雰囲気」があり、「凛とした美しさ」が印象的でした。
 右足首を痛めている影響からか、複数回転のジャンプが見られず、「無理もない」と感じていたところへ、見事なトリプルアクセル。「少ない回数のジャンプで演技を構成する」お手本の様な滑りでした。

 宇野選手の演技には、「若さ」が感じられました。「堅さ」さえ感じられる「若さ」です。宇野選手の潜在能力の高さ、今後の伸長を予感させる、良い滑りでした。

 女子シングルのメドベージェア選手やザギトワ選手の演技も、見所満載でした。
 特にザギトワ選手の「豹柄のコスチューム」に身を包んだ演技は、とてもエロティックで、15歳とは思えない滑りでした。
 この2人のOAR(ロシア)の金・銀メダリストの演技で最も感心させられたのは、「いつでも3回転ジャンプが飛べる」という余裕でしょう。3回転+3回転の連続ジャンプでも、まず失敗しません。
 競技会から継続されている「安定感と正確さ」は素晴らしいレベルです。

 そして、秀逸だったのがハビエル・フェルナンデス選手(スペイン、男子シングル銅メダリスト)の演技でした。
 
 ジーパンにパーカー、スニーカーの靴カバーといった服装で、大きなバッグを持って登場、様々な演技を披露してくれました。

 途中からは「ハビエルマン」とでも呼んだらよいのでしょうか、スーパーマンの様な姿、スペイン国旗のカラーである、黄色に濃い茶色の縁取りのコスチュームに変身(上着を脱ぎ捨てたのですが)して、演技を続けました。
 背負っていた「赤いマント」がふたつに分かれ氷上に投げられたり、水を飲んだり、水をかけられたり、小道具も満載、サービス満点の演技でした。

 大会後のインタビューで、羽生選手が「とにかく優しい。優し過ぎて競技者には向かないのではないかと思うくらい・・・」とコメントしていましたが、フェルナンデス選手の性格が、全編に溢れているプログラムでした。

 既に、過去の大会のエキシビションでも行われているプログラムとのことで、「有名な」ものなのだそうですが、初めて見た私にとっては、とても新鮮でした。

 かつては、フランスのキャンデローロ選手のエキシビションが秀逸でしたが、現在はフェルナンデス選手が「エキシビションNO.1」の地位を確立している?のでしょう。

 フィギュアスケートとアイスショーは、何時の時代も密接な関係にあります。

 「美しく楽しいスケートショー」と「緊張感あふれる厳しい競技スケート大会」の間を取り持つのが、エキシビションなのかもしれません。
 マススタート女子で、姉の菜那選手が金メダルを獲得した翌日、某テレビ局の平昌スタジオに、高木姉妹、佐藤選手、菊池選手が登場し、インタビューが放送されました。
 笑顔あふれる、とても気持ちの良いインタビューでした。

 アナウンサーが、高木美帆選手が金・銀・銅の3個、菜那選手が金2個、姉妹でメダル5個ですね、とマイクを向けると、姉妹はやや困惑した様子で「これはみんなで取ったので」と言いながら、金メダルをひとつ持ち上げました。
 高木姉妹は、「2人でメダル4個」と言いたかったのでしょう。

 確かに、国別メダル数というときには、チームパシュートの金メダルは、チーム4人で1個と数えます。当たり前のことです。

 一方で、個々の選手のメダルを数える時には、チーム4名それぞれ1個というのでは、数が合わないと考えたのかもしれません。

 とても「合理的」な考え方です。

 こうした「合理的」な考え方が、普通に出来るアスリートだからこそ、複数のメダルを獲得できたのかもしれないと、妙に感じ入ってしまいました。

 さらに言えば、同じ番組に出演している、佐藤選手、菊池選手に配慮したのかもしれません。「パシュートのメダルは4人で取ったのよ」と。

 ところで、「4人で金メダル1個」なら、1人当たり0.25個という、「変な計算」も成立しそうです。
 そうすると、高木美帆選手のメダルは2.25個、高木菜那選手は1.25個となりますから、姉妹合計で「3.5個」となります。

 今回は「どちらでも良い記事」となりましたが、こういう「どちらでも良い記事」が書けるというのは、今大会の日本選手団のメダル獲得数が、とても多かったからだとも感じるのです。
 スピードスケート女子500mのスタート位置に付いた小平奈緒選手を観た時、「あれっ、いつもと感じが違う」と思い、よく観るとサングラスが違うのです。

 いつもの「2色のサングラス」ではなく、「黒縁の透明のメガネ」だったのです。
 「1000mでの残念な結果を踏まえて、縁起を担いでメガネを替えたのかな」とも思いました。

 ところが、後日報道(結城コーチのコメント)が有り、「(いつも使っている)試合用のサングラスに交換することを忘れていた」とのこと。「それ程に集中していた」と。

 何だか、凄い話です。

 そういえば、スキージャンプ男子ノーマルヒルの時、「レジェンド」葛西紀明選手が胸元のファスナーを開けたまま飛びました。
 こちらは早々に「締め忘れ」と報じられました。

 ジャンプ競技では、身に付けているものによって「プラスの浮力を得ようとする」ことは固く禁じられていますから、この「ファスナーの締め忘れ」で失格になるのでは、「胸に空気を流し込むことによって浮力を得ようとする行為として」?、と心配されましたが、事無きを得ました。

 この「ファスナー締め忘れ」の方も、競技への集中力が高過ぎたことが要因かもしれませんが、この日の気象条件を勘案すると、「あまりに風が強く、あまりに寒かった」ことにより、葛西選手が集中できなかったことが要因かもしれません。

 いずれにしても、大舞台での「装束?の違い」は、長く残ります。

 小平選手の「金メダルレース」の映像は、これからも何度も、そして何十年にも(ひょっとすると数百年にも)渡って、メディアに流され続けるものでしょうが、そのメガネは「黒縁・透明」なのです。
 小平選手をリアルタイムで観ている私達は、「黒縁メガネ」の映像・画像を観た瞬間に、「これは平昌オリンピック500mの時」と直ぐに分かります。相当強力なアイデンティティがあるのです。
 一方で、後世の人々は「小平選手はいつも黒縁・透明メガネで試合に臨んでいた」と認識するのかもしれません。

 歴史的な瞬間の映像・画像の持つ影響力は、想像をはるかに超える程、大きなものなのでしょう。
 今季のNFCチャンピオンシップゲームで、ミネソタ・バイキングスがフィラデルフィア・イーグルスに敗れ、これでインドアスタジアムをホームに持つチームは、アウトドアでのチャンピオンシップゲームにおいて、通算「0勝13敗」になったと伝えられました。

 これはチャンピオンシップゲームに限ったことであり、他のポストシーズンゲーム、スーパーボウルやディビジョナルプレーオフでは、これ程一方的な成績では無いのでしょうが、それにしても「尋常では無い戦績」です。

 確かに、インディアナポリス・コルツ時代のペイトン・マニング選手が、なかなかスーパーボウルに進出できなかったことについては、あれ程レギュラーシーズンでは圧倒的な力を示しながら、とても不思議に感じていましたが、ペイトン・マニングのコルツに限らず、インドアスタジアムをホームに持つチームが、アウトドアでのチャンピオンシップゲームに滅法弱いとすれば、少し納得できます。

 これは何故か、ということになりますが、インドアスタジアムは「極めて管理された試合場」であり、アウトドアスタジアムにおいてはインドアに比べて「不安定要素が多い、あるいは追加される」ということなのかもしれません。

 例えば、風やフィールドの凸凹は、インドアには少ないものでしょう。

 インドアスタジアムは人工芝であることが多いと思いますので、フィールドは平らですし、芝が捲れあがったり、剥げたりすることも少ないでしょう。空調の風は有るかもしれませんが、突風や5m/秒を越える風は少ないことでしょう。

 そうした「よく管理されたフィールド」で戦うことが多いチームのプレーは、とても正確ですが、逆に不安定な要素には弱いものなのかもしれません。

 この話を聞いた時に、ゴルフの全英オープン大会と、マスターズ大会や全米オープン大会との違いを思い出しました。
 全英に勝つプレーヤーとアメリカのメジャー大会に勝つプレーヤーには違いがあるのです。例えば、あの名プレーヤー、グレッグ・ノーマン選手は、メジャー大会では全英にしか勝っていません。

 綺麗に整備されたアメリカのゴルフ場と、「あるがまま」を大切にする全英オープン開催コースでは、ショット毎の運・不運に雲泥の差があるのでしょう。全英に強いプレーヤーは、不安定要素に強いプレーヤーなのかもしれません。

 話をNFLに戻します。

 最近オープンするNFLのスタジアムは「インドアを基本にしつつもアウトドアの要素も加えている」ものが増えているように感じます。自然芝のインドアスタジアムもあるのでしょうし、太陽光をふんだんに取り入れているところもあります。
これからは、このスタジアムはインドアなのかアウトドアなのか、直ぐには判定できないという見方もありそうです。

 観客の立場からすれば、インドアスタジアムは天候の影響、低気温や雨・雪の影響を受けにくいという面で、「寒い時期のスポーツ」にとつてとても重宝なものですから、今後も「基本はインドア」というフィールドが、NFLにおいては増え続けることでしょう。
 しかし、そのインドアにはアウトドアの要素が加わっているのです。

 インドアスタジアムをホームにするチームが、アウトドアのチャンピオンシップゲームに勝利するのは、そう遠い日では無いのかもしれません。
 3月4日、中山競馬場2000m芝コースで行われる第55回報知杯弥生賞競走G2の注目馬検討です。

 弥生賞になると日差しが柔らかになります。春が近いのです。
 その柔らかな日差しの中を若駒が疾走するのです。
 幾多の名馬が中山の4コーナーを回ってきたことでしょうか。

 そして弥生賞になると、クラシック戦線が本格化するのです。
 皐月賞、日本ダービーに向かう「道」がはっきりと見えてきます。
 弥生賞はクラシックレースへの王道なのでしょう。

 3歳になったばかりの若駒には、中山の2000mは難しいレースだと感じますが、歴代の優駿達はこの難問をクリアしてきたのです。

 2018年も良いメンバーが揃いました。

 第1の注目馬は、8枠9番のダノンプレミアム。
 G1朝日杯FSを制して、3連勝で臨むのですから、「大本命」です。2歳王者を決めるレース・朝日杯の勝ち方も「圧勝」でしたから、順調に来ていれば、この馬が勝つ可能性が高いと思います。

 第2の注目馬は、1枠1番のオブセッション。
 2戦2勝。前走シクラメン賞の1800m・1分45秒6のタイムは2歳馬のレコードでした。一瞬の脚では無く、「良い脚を長く使える」ところも距離が伸びて力を発揮出来そうです。世代の主役の一頭になるのでしょう。

 第3の注目馬は、7枠8番のワグネリアン。
 こちらも3戦3勝。前走のG2東京スポーツ杯2歳ステークスも2着馬に3馬身差の快勝でした。安定感十分のレース振りは、まるで古馬の様です。

 この3頭は、2018年クラシックレースの骨格を成すのではないかと思います。

 それにしても、3頭共ディープインパクトの産駒です。
 2007年から種牡馬としての活躍が始まり、2012年から2017年まで6年連続リーディングサイアーという驚異的な成績を続けてきていますが、15歳を超えてもその勢いは衰えを知らないのです。

 日本競馬における「ディープインパクト系」の時代はまだまだ続くのでしょう。
 ドイツチームは銀メダルを獲得しました。

 オリンピックでドイツチームが銀メダルを獲得したのは初めてです。
 大活躍だった訳です。

 しかし、決勝でOAR(ロシア)チームに敗れたドイツチームのメンバーの顔には、悔しさが溢れていました。
 ドイツチームは、金メダルに手をかけたのです。殆ど掌中にしていましたが、その「財宝」はするりと掌から抜け落ちてしまいました。
 銀メダルも大変な財宝なのですけれども、金メダルに手をかけていたドイツチームにとっては、大魚を逸した感じだったのでしょう。

 2017年の世界ランキング8位のドイツチームが、決勝戦でOARチームと死闘を演じるまでの「大冒険」を観て行きましょう。

① 1次リーグは9位

 1次リーグC組に入ったドイツは、1勝2敗という成績でC組の3位、全体では9位でした。
 スウェーデンに0-1、フィンランドに2-5で敗れ、ノルウェーに延長・ペナルティーショット戦でかろうじて2-1で勝ちました。

 世界ランク8位というポジション相応の結果だったのです。
 ここまでは「普通のオリンピックの戦い」(変な言葉ですが)を披露していたわけで、冒険ではありませんでした。

 今大会の1次リーグは、「準々決勝進出決定戦」の組合せを決めるものでした。
 ドイツチームはスイスチームとの対戦となりました。

② 準々決勝進出決定戦

 「大冒険」の始まりです。

 世界ランク7位のスイスとの対戦は、1-1の同点から延長に入り、辛くも2-1で勝利しました。薄氷を踏む思いの勝利であったと思います。
 この時、ドイツが決勝に進出すると考えていたアイスホッケーファンは、殆ど居なかったでしょう。

③ 準々決勝

 世界ランク3位の強豪スウェーデンとのゲーム、誰もがスウェーデンの勝利を予想していたカードでしたが、3-3の同点から延長に入り、4-3でドイツが勝ち切りました。

 このゲームは第1ピリオドにドイツチームが2点を挙げ、終始ゲームをリードしましたが、さすがのスウェーデンチームは第3ピリオドに3点を挙げて追いついたのです。
 オリンピックでも何度もメダルを獲得している強豪国の意地が感じられる展開でした。

 このゲームをドイツが勝ったころから、ドイツチームのディフェンス、「体を張ったシュート阻止」が評判になり始めました。
 ドイツチームは、相手チームのシュートを守備選手らが「自らの体に当てて・自らの体を盾にして阻止する」のです。「ゴールキーパーまでシュートを届かせない」という必死の守備ですが、これが徹底しています。

 実は、1次リーグのスウェーデン戦でも、あのスウェーデンの波状攻撃を「1失点」で抑えていました。
 ドイツチームは、自軍の守備戦術に手応えを感じていたのかもしれません。

 そして、準々決勝では「攻撃も機能」しました。
 カウンターからのゴールを量産したのです。相手チームの「一瞬の隙を突く攻撃」は、この後も格上チームを苦しめることになります。

④ 準決勝

 世界ランク1位というか、世界の、そしてオリンピックのアイスホッケーを常にリードするカナダチームが相手でした。
 さすがに、カナダが圧勝するだろうと見られていました。

 第1ピリオド、カナダの猛攻が続きましたが、ドイツは「体を張った守備」でゴールを許さず、逆に1点を取りました。
 第2ピリオド、カナダの攻勢は続きましたが、パワープレー時の攻撃他でのドイツチームの攻めが勝りました。
 このピリオドに一挙に3点を挙げたのです。
 何か「あれよあれよ」という感じがしました。カナダチームとしては「前がかり」のフォーメーションの隙を突かれたというところでしょうか。

 4-1とドイツがリードしての第3ピリオドは、「本気」のカナダの攻撃が続きましたが、これはもの凄い攻撃が続きましたが、ドイツチームは2失点に抑え切り、4-3で勝利したのです。

 試合終了のホーンが響き渡った時、ドイツチームは歓喜に包まれました。
 「有り得ないこと」が起こったのです。

 「シンプルなホッケー」を展開するカナダチームに対して、「シンプルな」体を張ったディフェンスが終始機能したゲームでした。

 オリンピック・アイスホッケー史上屈指の「番狂わせ」でしょう。

⑤ 決勝

 伝統的に、冬季オリンピックの最終日、閉会式の前に、アイスホッケー男子決勝が行われます。
 ある意味では不思議なことですが、大会最後の競技に似合っているということなのでしょうか。今大会もそうなりました。

 そしてこの試合が、ドイツチーム「大冒険のクライマックス」となりました。

 ゲーム前は、ドイツの戦法・戦術は「カナダには通じてもOAR(ロシア)には通用しないのではないか」と考えていました。「正面から個の力で押す」シンプルなカナダのアイスホッケーには、「身を挺する」ドイツのプレーで適応できるが、「高速パスを繋ぐ」ロシアのプレーには、通用しないのではないか、「身を挺した」瞬間にパスが行われ、ドイツのプレーヤーが居ない角度からロシアのシュートが飛んでくるのではないか、と考えたのです。

 世界ランク2位のロシアのアイスホッケー、伝統的な「正確な高速パス」を自在に操るホッケーの前に、ドイツは大敗を喫するのではないかと、危惧しました。

 第1ピリオド、その懸念が現実化しました。
 押し気味にゲームを進めていたOARチームが先制したのです。

 準々決勝以降「体格差」が気になっていました。スウェーデン戦でも、カナダ戦でも、ドイツチームは「ひとまわり小さい」のです。
 そして決勝のOAR戦では、一層OARチームのプレーヤーの大きさが目立ちました。

 そもそも体格面でドイツチームが相手より劣っているスポーツ競技というのは滅多に観られない、ドイツ民族は大柄なものだと感じていましたが、アイスホッケーだけは別の様でした。
 OARの赤いユニフォームがリンクを圧していました。

 そして、相変わらずの素早く強いパスと、「単独で持ち込むパワーとスピード」でドイツチームを押し続けました。

 準決勝までは「先制して相手チームの焦りを誘う」試合運びであったドイツチームが、ついに「先制を許した」のですから、ゲームはこのままOARペースで進むかと思われたのです。

 ところが、第2ピリオド、ドイツは同点に追いつきます。
 この大会で時折観られた、数少ないチャンスをものにするプレー、ある意味では「ミステリアスな攻撃」がOAR戦でも登場しました。
 「まだドイツチームは死んではいない」と示したのです。

 そして1-1の同点で迎えた第3ピリオド、ドイツチームが先行します。
 そもそも、カナダやロシアにとっては、第2ピリオドまでにドイツにリードを許すとか、1-1という最少得点で同点となった状態、というのは「想定外」の筈です。
 両チームとも「世界一の攻撃力」を誇るチームなのですから。

 従って、1-1で最終ピリオドに入った段階で「試合は既にドイツペース」なのです。

 第3ピリオドで両チームが1点ずつを取り合った後、試合時間残り3分、ドイツのヨナス・ミュラー選手が勝ち越し点を挙げました。素晴らしいシュートでした。

 ドイツ3-2でリード。
 場内は騒然としてきました。
 世界ランキング1位・カナダ、2位・ロシア、3位・スウェーデンを連破しての金メダルが、とても現実味を帯びてきたのです。

 加えて、試合時間残り2分25秒だったと思いますが(数秒違うかも知れません。違っていた場合にはご容赦ください)、OARの選手が反則を犯し、2分間の出場停止となりました。

 これでOARチームは追い込まれたのです。
 試合時間残り2分余りで、2分間ひとり少ない、というのは絶望的な状況に観えました。

 一方、このタイミングでパワープレーを得たドイツチームにとっては、金メダル獲得が眼前に迫ったのです。

 ここで、これまで「大冒険」「夢のようなツアー」を続けてきたドイツチームのプレーヤーが、現実に引き戻されたのかもしれません。
 あと2分凌げば、オリンピックチャンピオンのタイトルが手に入る、と感じた可能性があります。
 ひとり多いにも関わらず、初めて「守備的な空気」がチームに流れたのです。
 守備体形も「ひとまわり小さくなった」ように観えました。危険な兆候でした。

 一方のOARチームは、戦意を落とすどころか、一層「勝利への執念」を燃え滾らせたのです。
 ここが凄いところです。カナダと共に世界のアイスホッケーを牽引してきたロシアチームの強さというか、凄さがよく分かるプレー振りでした。

 まず、ゴールキーパーを下げました。
 ひとり少ない状況をゴール前以外は解消して見せたのです。
 ゴールはがら空きですが、「とにかく得点する以外に勝つ方法は無い」ことを、フォーメーションで示しました。

 「ショートハンドを解消するための博打」に打って出たというところでしょうか。

 それでも、フォワード・ディフェンスの人数は5対5の同数なのですが、OARチームは攻めに攻めました。気迫の差が明らかにプレーに出ていました。

 とはいえ「アイスホッケーの1点は重い」ので、そう簡単には同点にはなるまいと感じた直後、試合時間残り30秒位でしょうか、ニキータ・グセフ選手のゴールが決まりました。

 「呆然とするドイツチーム」と「歓喜に沸くOARチーム」、対照的な光景がリンクに広がりました。

 3-3の同点となっての延長は、キーパー以外が4対4と、両チームともひとりずつプレーヤーを減らしての戦いですが、こうなると、ゲーム前に予想していた「高速パスの威力」が増大しますし、ドイツとしては「身を挺するプレーヤーがひとり少ない形」ですし、「勢いの違い」も明らかですから、OARが決勝ゴールを決めるのは時間の問題だろうと観ていました。

 そして、ドイツゴール正面から、「守備プレーヤーがキーパーの前にひとりも居ないゴール正面から、強烈なシュートがドイツゴールに突き刺さりました。

 「どうだ」と言わんばかりのシュートでした。

 ドイツチームの「大冒険」は、こうして終焉を迎えました。
 決勝の残り3分まで「夢のようなツアー」を続けていたドイツが、急に現実に戻り、「勝ちを意識した時」に、終焉が始まっていたのかもしれません。

 もちろん、「絶対に諦めない」OARチームの勝利への執念、ショートハンドからキーパーを上げる戦術や、攻め続ける気迫、60分近く戦って来ての正確なプレーは、まさに感服に値します。

 惜しくも銀メダルに終わりましたけれども、平昌オリンピックの男子アイスホッケーが「ドイツチームの大会」であったことは、間違いが無いことでしょう。
 
 ドイツチームの「大冒険」は、長く語り継がれるのです。
 女子で日本チームが銅メダルを獲得したカーリング競技ですが、男子も劇的な展開を魅せて、アメリカチームが初優勝を飾りました。

 今大会のアメリカチームは、予選リーグの途中までは準決勝進出など到底考えられない成績でしたが、予選リーグの第7戦から「突然」?強くなり、予選リーグ残り3試合を連勝し5勝4敗として準決勝に進出、準決勝では優勝候補筆頭のカナダチームを接戦の末下し、決勝ではスウェーデンチームを相手に「5点というビッグエンド」を現出させて優勝しました。
 
 前半2勝4敗、後半5戦全勝という「2つのチームが戦っているような」展開は、オリンピック・カーリング史上に輝く「奇跡の金メダル」でしょう。

 アメリカチームの全試合の結果を見てみましょう。

[予選リーグ]
① 2月14日 アメリカ11-7韓国
② 2月15日 イタリア10-9アメリカ
③ 2月16日 スウェーデン10-4アメリカ
④ 2月16日 アメリカ9-5デンマーク
⑤ 2月18日 日本8-2アメリカ
⑥ 2月18日 ノルウェー8-5アメリカ
⑦ 2月19日 アメリカ9-7カナダ
⑧ 2月20日 アメリカ8-4スイス
⑨ 2月21日 アメリカ10-4イギリス

[準決勝]
2月22日 アメリカ5-3カナダ

[決勝]
2月24日 アメリカ10-7スウェーデン

 上記⑥までのアメリカチームは、本来の力を発揮できず、ミスショットも多く、低迷しました。これは②のイタリア戦での惜敗が響いていたと感じます。⑤の日本戦でも大敗(第7エンドでのキブアップ)を喫しています。

 そのアメリカチームが「蘇る」きっかけとなったのが、⑦のカナダ戦であることは、間違いないでしょう。
 優勝候補筆頭のカナダチームに9-7で競り勝って、「アメリカチームは自らのカーリングを思い出した」のであろうと思います。

 その後は「当たるところ敵なし」の勢いでした。

 決勝のスウェーデンチームとの対戦、第8エンドの5得点などは、第1ストーンをスウェーデンに取られている状況下、後攻アメリカの最終ショット、ハウスの真ん中から遠いところに自分のストーンを沢山置いておき、ダブルテイクアウトでスウェーデンのストーンを弾き出して、自らのストーン5個をハウス内に残すという、「カーリング小説でもなかなか描けない」ような劇的なエンドを演出したのです。
 もの凄い迫力でした。
 今大会のカーリング競技における「ベストシーン」ではないかと感じます。

 今大会は、勝利が遠くなってしまった時に、「正確無比なショットを誇っていた」強豪チームといえどもミスショットを連発するシーンを、何度か眼にしました。カーリング競技における「精神面」の影響の大きさを、まざまざと見せつけてくれたのです。

 我らが日本男子チームも、オリンピックチャンピオンチームに快勝しています。

 男女ともに、カーリングは「戦国時代」を迎えているのかもしれません。
 2月末になっても、MLBの今季FA市場の動きは鈍く、シカゴ・カブスをFAになった上原浩治投手(42歳)にも、いまだどこの球団からも声がかからないという状態が続いていました。

 そうした中で、上原投手に「日本球界復帰」の意志があると報じられたのです。

 昨年12月には、「メジャー以外は引退」と表明していた上原投手でしたが、ここに至って日本球界でもやってみたいという意向となったのです。
 上原投手にとっても、MLBのFA市場がこれほどまでに冷え込むとは予想しなかったのでしょう。

 「プレーしたい」というのが、上原投手の本音というか願望なのだと思います。
 こうした超一流のアスリートに共通していることですが、「当該スポーツが大好き」なのです。好きこそものの上手なれ、と言われますが、好きな上に、高い能力を有し、体が十分に動く、アスリートにとっては、「プレーする場を求める」のは自然なことだと感じます。

 プレーする場が決まらないというか、ひょっとすると「無いかもしれない」状況下、日々トレーニングを積むというのは、前述のようなアスリートにとってはとても辛いことなのであろうとも思います。
 上原投手は現在、連日90球の投球練習を積み上げ、移籍先が決まれば2週間で試合のマウンドに上がることが出来る状態であると伝えられています。セットアッパーやクローザとして活躍するための、準備は万端なのです。

 上原投手が「帰国」を示唆したことにより、まるでチキンレースをしているようなMLB各球団から、上原投手にオファーが来ることになる可能性はあります。3月中旬までのNPB、MLBの動きには注意しなければならないのでしょう。

 いずれにしても、日本の球場で上原投手の投球を観ることが出来るかもしれないというのは、私にとっては朗報です。

 「日本プロ野球史上最高のコントロール」を誇るピッチャーのひとりである上原投手の投球は、日本プロ野球が忘れかけていたように観える「コントロールの大切さ」を眼前に示していただけると思いますし、「コントロールの持つ力・魅力」を改めて野球界に再認識させることでしょう。

 良いコントロールの投球というのは、野球・ベースボールの最高技術のひとつであり、とても美しく楽しいものなのです。
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