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 第90回選抜高校野球大会も3回戦に入りました。

 接戦が続く大会ですけれども、追加点の絶好のチャンスを「併殺」で逃してしまい、試合の流れも失ってしまったゲームが2つありました。

[3月28日・2回戦]
彦根東4-3慶応

 前半は投手戦となりましたが、6回に彦根東が1点を先制しました。
 なかなか「あと一本」が出なかった慶応でしたが、7回裏ついに増居投手を捉え、ノーアウト満塁から8番善波選手の左中間へのタイムリーヒットで2-1と逆転に成功しました。
 続くノーアウト1・3塁のチャンスをものにすれば、終盤でもあり、相当優位に立てる場面でした。
 しかし、9番生井選手が空振りの三振、1アウト1・3塁から1番宮尾選手が2塁ゴロゲッツーで、大チャンスが潰えてしまったのです。
 慶応義塾高校チームにとっては「悪夢」のような攻撃となりました。

 そして8回表、彦根東高校チーム6番高内選手に、2アウト1・3塁から逆転3ランホームランが飛び出しました。

[3月30日・3回戦]
日本航空石川3-1明徳義塾

 投手戦となったゲームは、8回表明徳が相手エラーに乗じてついに1点を捥ぎ取りました。
 そして9回表、追加点の絶好のチャンスを迎えたのです。1アウト満塁、迎えるは7番菰渕選手。ここで追加点を挙げれば、最終回でもあり、試合は明徳義塾高校チームに大きく傾くところでした。
 ところが、1塁ゴロゲッツー。明徳は、追加点を挙げることが出来なかったのです。

 その裏、9回裏です。日本航空高校石川チームの3番原田選手に逆転サヨナラ3ランホームランが飛び出したのです。
 昨秋の明治神宮大会の優勝投手であり、この試合もここまで相手チームを零封してきた市川投手にとっては「悪夢」のような被弾であったことでしょう。

 慶応義塾と明徳義塾、2つのチームは自力十分な実力校です。

 にも拘わらず、絶好のチャンスを「併殺」で潰してしまいました。
 
 とはいえ、まだリードしていたのですが、信じられないような逆転=逆転3ランホームランを許してしまいました。

 両チームにとっては「信じられないような展開」でしょうし、とても残念なゲームとなったのです。

 野球における「試合の流れ」の怖さを、まざまざと感じさせるゲームでした。
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 4月1日、阪神競馬場芝内回り2000mコースで行われる、第62回大阪杯競走G1の注目馬検討です。

 16頭が出走してきました。
 実績馬、上がり馬が入り混じった、良いメンバーが揃ったと感じます。

 実績から見れば、サトノダイヤモンドが最右翼なのでしょうが、このところのレース振りには不安を感じます。かつての「直線の切れ味」が影を潜めているのです。凱旋門賞以降は、本来の出来では無いと感じます。
 
 何頭ものG1ホースを前にして、各陣営が数多の出走馬を送り込んできているのは「十分に勝負になる」と踏んでいるのでしょう。

 今回は、直線が短い阪神内回りコースで力を発揮しそうな馬に注目します。

 第一の注目馬は、4枠7番のゴールドアクター。
 2015年の有馬記念馬ですが、使い込まれて良くなるタイプでしょう。久々だった前走は大敗しましたが、ここに向けての試走と見ます。持ち前の先行力と粘りの走りに期待します。

 第二の注目馬は、7枠14番のダンビュライト。
 前走中山の2200mAJC杯を快勝しました。皐月賞3着、日本ダービー6着、菊花賞5着の素質馬が、ついに本格化したと感じます。ここを勝つようなら、古馬陣の中心になって行くことでしょう。

 第三の注目馬は、4枠8番のアルアイン。
 2017年の皐月賞馬。前走京都記念G2はクリンチャーの2着でしたが、レイデオロには先着しました。右回り2000m位の距離では強いのです。ここでも勝ち負けの勝負を見せてほしいものです。

 ウインブライトやスワーヴリチャードも気にはなりますが、今回は上記の3頭に期待します。

 サトノダイヤモンドやシュヴァルグランにとっては負けられないレースなのでしょうが、混戦になると思います。
 球春到来です。

 これは、ひとつのお祭りなのかもしれません。

 例年のこととはいえ、ファンにとっては「待ちに待った日」なのでしょう。

 開幕日3月30日のカードは、パシフィック・リーグが、日本ハムVS西武(札幌ドーム)、ロッテVS楽天(ZOZOマリンスタジアム)、ソフトバンクVSオリックス(ヤフオクドーム)、
 セントラル・リーグが、巨人VS阪神(東京ドーム)、広島VS中日(マツダスタジアム)、DeNA VSヤクルト(横浜スタジアム)となりました。

 全てナイトゲーム。
 20世紀には、天候が気になったものですが、6ゲームの内4ゲームがドーム球場ですから、天候が不安定なこの時期でも安心感が大きくなりました。
 横浜や広島の天候も、今年は良いようです。

 昭和30年代から40年代には、プロ野球は庶民にとっての最大の娯楽でした。
 それも、4月から10月まで、とても長く楽しめる、それも毎日のように楽しめる、唯一のエンターティンメントでした。

 21世紀に入って、プロ野球の地盤沈下が叫ばれて久しいのですが、近時は新しいファンも増えています。
 「プロ野球新時代」が到来しているのかもしれません。

 多くのプロ野球ファンにとっての「日常」の始まりです。
 千秋楽・三役揃い踏みの後、素晴らしい取組が観られました。

 栃ノ心と逸ノ城の三役対決でした。

 「がっぷり四つ」となったら、滅多なことでは負けない両力士の相撲は、文字通り「がっぷり四つ」の右四つとなったのです。
 どちらも、この体制になれば「負けない」と主張しているような流れでした。

 まず、逸ノ城が栃ノ心の上手を切りに行きました。そして一度は切れました。
 しかし栃ノ心は、直ぐに上手を再び取りました。

 強烈な引き付け合いが続きました。他の力士では「ひとたまりもない」様なパワー満点の引き付け合いですが、両力士一歩も譲りません。

 再び逸ノ城が仕掛けます。「つり」に行ったのです。
 土俵の真ん中で「つり」に行くというのも凄いものですが、その相手が「当代随一のつりの名手」栃ノ心なのですから、これには驚かされました。栃ノ心も驚いたのではないでしょうか。
 栃ノ心の両足が一瞬浮きかけましたが、さすがに抑え込みました。

 ここまでは、逸ノ城の積極的な仕掛けが印象的でした。この「積極性」が、このところの逸ノ城復活の鍵なのでしょう。

 逸ノ城が攻め、栃ノ心が守るという展開が続きましたが、ついに栃ノ心が攻めに出ました。左上手からの投げで逸ノ城を揺さぶり、そのまま寄り立てます。

 そして寄り切りました。

 やはり、四つ相撲となれば、栃ノ心に「一日の長」が有った訳ですが、その栃ノ心とて、がっぷり四つの形のままで寄り切った訳ではありませんから、相当に「互角の四つ」であったことになります。

 見事な「大相撲」でした。
 「10勝目を賭けた」三役同士の一番は栃ノ心が勝ち切りました。
 栃ノ心は5月場所に「大関昇進」を賭けることになるのでしょう。

 9勝6敗に終わったとはいえ、逸ノ城の強さも際立ちました。
 落ち着いて、216㎏の体重を活かした相撲を展開すれば、容易なことでは負けないことを証明したのです。

 「栃ノ心VS逸ノ城」は、大相撲の看板取組になりました。
 2月24日に始まり3月25日に終了した2018年のNPBオープン戦は、読売ジャイアンツが11勝5敗1引分の勝率.688で首位、2位には8勝4敗2引分・勝率.667で千葉ロッテマリーンズが入り、3位には9勝5敗2引分・勝率.643で東北楽天ゴールデンイーグルスが来ました。

 オープン戦ですから、各チームの試合数も違いますし、対戦しないチーム(例えばジャイアンツは広島、中日とは試合がありませんでした)もありますので、単純な成績比較はできないという見方もあるでしょうが、とはいえ昨年のオープン戦で5勝14敗・勝率.263で最下位(公式戦も不振)であったジャイアンツにしてみれば、2018年は良い準備が出来たということにはなりそうです。

 オープン戦は、当然ながら、公式戦・ペナントレースに向けての準備期間ですから、チーム毎の事情により、戦い方は様々でしょう。

 既にチームが相応のレベルで出来あがっているなら、「試してみたいプレーヤー」を実践で観てみるゲームが多くなりそうです。「個々の選手のコンディショニング・新しい選手の試行のためのゲーム」ということになりますから、チームとしての勝敗にはあまり重きが置かれないことになるのでしょう。

 一方で、チーム力向上の場としてオープン戦を捉えているチームにとっては、「試合に勝つためのチームプレー・チームのバランス」を検証し、チームとしての「勝つ形」を見出していく場となりますから、ゲームの勝利は重要な意味を持つのでしょう。

 様々な意図を持ったチームが、それぞれの方針を持ってオープン戦を戦って行くのですから、その成績についての各チームの評価も様々、ということになります。

 2018年ペナントレースでも「主役」になりそうな、パシフィックリーグの福岡ソフトバンク・ホークスと、セントラルリーグの広島東洋カープは、それぞれ10位・11位でした。
 2017年のペナントレースで、共に史上屈指の早さで優勝した両チームの2018年オープン戦は、まさに「新しい選手を試す場」だったのかもしれません。

 それにしても、こうしたオープン戦においても、成績上位6チームの内4チームがパ・リーグ、結果として下位6チームの内4チームがセ・リーグというのは、少し情けない感じがします。

 交流戦では「いつもパ・リーグの後塵を拝し」、日本シリーズでもなかなか勝てない中で、オープン戦までパ・リーグが優位というのでは・・・。

 2017年のオープン戦でも、上位6チームの内5チームがパ・リーグでしたし、2016年・2015年も上位6チーム中4チームがパ・リーグでした。

 今シーズンは、セ・リーグ各チームの奮起に期待したいと思います。
 3月26日、ムネリンこと川崎宗則選手(36歳)の現役引退が報じられました。
 
 所属している福岡ソフトバンク・ホークスとしては再契約を望んでいたのですが、体調が戻らずに、自ら自由契約=引退を選択したとのことです。

 大ファンの私としては、とても残念ですが、いつも「明るい話題」を提供してくれたムネリンに感謝また感謝です。

 1999年のNPBドラフト会議で、福岡ダイエー・ホークスから4位指名を受けて入団し、2000年から2011年までソフトバンク・ホークスに在籍、「イチロー選手への憧れ」から2012年はMLBのシアトル・マリナーズでプレーし、2013年~15年はトロント・ブルージェイズ、2016年はシカゴ・カブス、そして2017年にNPBに戻りソフトバンク・ホークスに所属していたのです。

 MLBに行ってからは、メジャーとマイナーを行ったり来たりの状態でしたが、何しろその明るさは際立っていました。
 マイナーの練習の様子が報じられても、その行動・コメントはインパクト十分でしたし、メジャーに行っては、出場機会における「元気いっぱい」のプレーが大いに評価されていたと感じます。

 2016年のシカゴ・カブスの108年ぶりのワールドシリーズ制覇の際には、アクティブロースターには入らなかったものの、継続してチームに帯同、ベンチにおけるムードメーカーとしての役割を存分に果たしました。
 「福の神」としての存在感は十分であり、カブスにとって必要不可欠な選手だったのでしょう。

 川崎選手のプレーの特徴を観て行きましょう。

① 俊足・走塁の上手さ

既に鹿児島工業高校時代には50m/5.8秒という快足を誇っていましたが、NPBにおいても2004年シーズンに42盗塁、2009年に44盗塁と好成績を残しました。

 そしてMLBにおいても、その走塁は常に高い評価を得たのです。

② コンタクト能力

打席において投球を捕える能力は、内外から高く評価されました。
 2010年シーズンには、両リーグトップの546個のファウルを記録しています。

 この好走塁とコンタクト能力は、まさにムードメーカーに相応しい能力であろうと思います。
 打席に立っては、ファウルで粘り滅多に三振を喫しない、塁に出ては常に快足を飛ばすのですから、チームの意気は嫌がおうにも上がるのです。

 盗塁王(2004年)や最多安打(2004年)、2度のベストナイン、そして2006年・2008年の2度のワールドベースボールクラシック大会での日本チーム優勝への多大な貢献など、川崎選手のキャリアには輝かしい記録があります。

 しかし、川崎宗則選手を語るとき「記録よりも記憶に残るプレーヤー」とするのが相応しいことに、異論を挟む人は少ないでしょう。

 ムネリンは、「観る者をいつも元気にしてくれる」、偉大なプロスポーツプレーヤーだったのです。
 3月場所は、横綱・鶴竜が13勝2敗で優勝しました。
 2017年の苦闘を乗り越えての見事な優勝でした。

 そして、「準優勝」と呼んでも良い12勝3敗の力士が2名いました。
 大関・高安と前頭六枚目・魁聖でした。

 一時は「二場所連続の平幕優勝か」とも期待された魁聖の、15日間を観て行きましょう。

 初日の北勝富士との対戦は力強いものでした。体調の良さが感じられたのです。
 とはいえ、自己最多勝ち星を挙げる場所に成ろうとは、思いもよりませんでした。

 2日目の阿炎から9日目の竜電までの8日間は、一言で言えば「とても安定した取口」でした。
 故障のせいか、これまではどうしても取組において「腰の弱さ」が出がちだった魁聖なのですけれども、今場所は「どっしり」と安定していました。腰が安定していれば、もともとの大きな体と、意外に?器用な取口が生きるのです。

 「9連勝」で10日目の逸ノ城戦を迎えました。横綱・鶴竜との並走でした。

 この逸ノ城との一番で魁聖は今場所の初黒星を喫しました。
 「がっぷり四つ」から力負けした形でしたが、今場所の逸ノ城とがっぷり四つになって勝ち切ることが出来る力士は、全体でも「数えるほどしか」いない(相撲関係者の中には栃ノ心しか居ないという人もいます)ので、これは魁聖が取口を間違えたというところなのでしょう。
 ひょっとすると、「がっぷり四つでも勝負になる」と魁聖が考えていたのかもしれません。それ程に好調だったのです。

 12日目の遠藤との一番は、「上手く取られ」ました。まさに「遠藤の技能」が勝ったのです。
 残念ながら2敗目を喫した魁聖でしたが、気持は折れていなかったというか、元気いっぱいでした。
 13日目の横綱戦について聞かれた時「とても楽しみです」と応えています。

 幕ノ内最高優勝に大きな影響を与える13日目結びの一番は、横綱・鶴竜が貫録を示しました。「動きの速さ」で勝ったのです。今場所こそはと意気込んだ魁聖でしたが、力及ばずでした。

 番付と比べて上位の力士との対戦はこれで終了しましたが、14日目・千秋楽と番付に見合った相手との相撲では、「3月場所での強さ」を如何なく発揮しています。
 特に千秋楽の「12勝を賭けた」勢との取組は、両者の持ち味が出た、素晴らしい相撲でした。魁聖のこの場所の「安定感」が発揮されたのです。

 魁聖は「敢闘賞」を受賞しました。
 文句無しの受賞であったと思います。

 コンディションさえ整えば三役の力があることを、証明して見せたのです。

 今後の活躍をも予感させる、素晴らしい15日間でした。
 「日本女子フィギュアスケート陣の意地」を魅せていただいた気がします。

 3月23日に行われた、2018年のフィギュアスケート世界選手権大会・女子シングルのフリースケーティングで、宮原選手、樋口選手が素晴らしい演技を魅せてくれました。

 特に、ショートプログラムSPで8位と出遅れた樋口選手は、最初の3回転サルコウ、続く3回転ルッツ+3回転トウループをキッチリと決めて勢いに乗り、全てのジャンプを成功させると共に、その他のシークエンスもミス無くクリアする「会心の演技」を披露しました。

 演技終了直後・リンク上の樋口選手の「雄叫び」(女子選手には似つかわしくない言葉ですが、正に心の底からの叫びでした)が全てを表現していました。
 大きな舞台での「思った通りのパフォーマンス」は、全てのアスリートの夢でしょうが、樋口選手はそれを実現したのです。

 結果が付いて来るのは、道理でしょう。

 それにしても、「転倒など考えられない雰囲気」のプレーを魅せて、平昌オリンピックで金メダルを獲得したザギトワ選手が、何度も転倒し、SPで80点越え・世界歴代3位を記録したコストナー選手もミスを連発するとは、思いもよらないことでした。
 フィギュアスケートの「怖さ」を如実に示したのです。

 これで、次回の世界選手権・女子シングルの日本チームの出場者数は3名となりました。

 少し前まで「日本からは3名出るもの」と思い込んでいましたが、2018年のオリンピックと世界選手権では2名しか出場できませんでした。
 最高人数である「3名」枠を維持するのは、とても難しいことなのです。(当たり前のことを書き、恐縮です)

 「次に誰が出るかは分からないが、3枠を獲得し続けること」が、世界フィギュアスケート界を牽引する国・チームとしての責務であり、沢山のフィギュアスケートファンの期待に応えて行く道なのでしょう。

 本当に「茨の道」ですけれども・・・。
 NFLは今オフシーズンですが、2018年~19年シーズンに向けて、各チームの強化に向けての補強、選手のチーム間の移籍が続いています。
 今回は、サンフランシスコ49resのクオーターバックQBがテーマです。

 2017~18年シーズンでは、なかなかフランチャイズQBが決まらず、中盤までの戦績も散々だった49ersですが、ようやく正QBを固めたと、少し前に報じられました。

 ジミー・ガロポロ選手と5年/1億3750万ドル(約149億7000万円)で契約を結んだのです。

 49resが、少なくとも今後5年間の正QBを決めたということは、NFLの中でも人気の高いチームですので、それ自体が大きなニュースですが、今回は「史上最高額年俸」というおまけがつきました。(報道された時点)

 ガロポロ選手の契約金額は年俸ベースでは2750万ドル(約29億9000万円)となり、これまでNFL最高だったマシュー・スタフォード選手の2700万ドルを超えたのです。

 2014年ドラフト全体62位のプレーヤーに対しての高額年俸提供については、いろいろな見方が有るのでしょうが、49ersのガロポロ選手に対する評価の高さを物語っていることは間違いありません。

 2017~18年のレギュラーシーズンで11試合を終えて1勝10敗という散々の成績だったチームが、ガロポロ選手をQBに据えてからは5連勝だったのです。これが4勝1敗では無く5連勝だったところが、大評価の礎なのでしょう。
 ペイトリオッツから49resに移籍し、NFLにおける自らの立ち位置を探し続けていたガロポロ選手にとっても、「人生を変える」ような大活躍でした。

 それにしても、ドラフト全体190位台でQBトム・ブレイディ選手を採ったペイトリオッツが、その後継者としてドラフト全体62位でガロポロ選手を採ったというのは、いかにもペイトリオッツらしい感じがしました。
 そのガロポロ選手に、2016~17年シーズンにチャンスが来たのです。
 開幕4試合のブレイディ選手の「出場停止処分」でした。

 この4試合で活躍すれば、ガロポロ選手がブレイディ選手に代わって、ペイトリオッツの正QBになる可能性、少なくとも後継者としての位置づけを確立する可能性があったのでしょう。
 まさに、21世紀早々にブレイディ選手が正QBのポストを奪った時と、似た状況でした。(怪我と出場停止の違いはありますが)

 しかし、ガロポロ選手はこのチャンスを活かすことが出来ませんでした。
 シーズン第2戦の第2クオーターQに肩を負傷してしまい降板、第3戦、第4戦には出場できなかったのです。ガロポロ選手にとっては、痛恨であったことでしょう。

 そのガロポロ選手に再びチャンスというよりは、NFLに「ガロポロの名を知らしめる」好機が訪れました。

 名門49resの復活と共に、QBジミー・ガロポロ選手の活躍に注目です。
 3月25日、中京競馬場芝1200mコースで行われる、第48回高松宮記念競走G1の注目馬検討です。

 今年も「春のスプリンターNO.1」を目指して、18頭が出走してきました。フルゲートです。

 このところの傾向として、短距離レース界に「絶対的な本命」が居ないことから、多少成績が上がっていない馬達も出てきている感じがします。「十分に勝負になる」と考えている陣営が多いということなのかもしれません。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、3枠6番のレッドファルクス。
 2016年・17年のスプリンターステークスG1を連勝しているのですから、本来なら大本命になるべき馬です。一方で、前走の阪急杯G3ではゴール前の叩き合いで3着に敗れるなど、いまひとつ安定感に欠けるという感じがするのでしょうか。
 今回は、主戦騎手のミルコ・デムーロ騎手が鞍上ですので、「軸馬」としての活躍が期待されます。

 第二の注目馬は、6枠11番のダンスディレクター。
 前走阪神カップG2は、イスラボニータのレコード勝ちのハナ差2着と惜しい星を落としましたが、このところ力を付けてきていることも事実。そろそろG1でも勝ち負けの勝負を見せてくれるでしょう。

 第三の注目馬は、5枠9番のファインニードル。
 前走シルクロードステークスG3は2着に2馬身差の完勝でした。アドマイアムーンの血がようやく本格化したのではないでしょうか。ここでも良い勝負を見せてくれると思います。

 今回は、以上の3頭に期待します。

 このところやや精彩を欠いている2頭の桜花賞馬、レーヌミノルとレッツゴードンキの走りも楽しみです。

 桜の開花と春競馬の本格化、良い季節になりました。
 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、同僚のマイク・トラウト選手と共に、アメリカのスポーツ誌「スポーツ・イラストレーテッド」の表紙を飾ることになったと報じられました。

 3月26日の「MLB開幕特集号」です。

 スポーツ・イラストレーテッド誌は、単なるスポーツ雑誌というよりも、世界中のスポーツ専門誌を代表する存在といって良く、その歴史と伝統・内容は、他の追随を許さないものがあります。特に、掲載されている「写真」は素晴らしいのです。
 当然ながら、その「表紙」に写真が掲載されることは、全ての、特にアメリカのアスリートにとって「憧れの的」であることは、間違いありません。
 

 まだ、MLBにおいて活躍していないというか、一球も投げていないし、一球も打っていない大谷選手が、メジャーを代表する強打者であるトラウト選手と共に、「いきなり」表紙を飾るのですから、今季の大谷選手への注目度の高さが、MLBにおける高さが良く分かります。
 ひょっとすると、日本においてより、アメリカにおける注目度の方が、相当高いのではないでしょうか。

 前にバットを持ったトラウト選手、後ろにグラブを持った大谷選手が、少しずれて並び、膝から上を「大写し」にした表紙写真は、とても堂々としています。2名の選手の前には、白色で「MVP」と大書してあるのですから、とても「かっこいい」のです。

 エンゼルスのスプリングトレーニングに参加中の、大谷選手のスプリングゲームにおける成績は、良くありません。投げては連続ノックアウト、打っては打率1割を行ったり来たり、というのですから、「散々」と指摘されても仕方がないでしょう。

 しかし、それは「当たり前」なのではないかと思います。
 ボールやグラウンドを始めとする全ての環境が「初体験」という「若いプレーヤー」がいきなり大活躍することなど、世界最高のベースボールリーグであるMLBでは考えられないことでしょう。
 MLBの底は、そんなに浅くは無いのです。

 そうした状況下で、大谷選手は「おおらかに」トレーニングしプレーしていると感じます。

 「メジャーに残れるかどうか」を心配している風は、全く感じられませんし、マイク・ソーシア監督を始めとするスタッフも、その話題には触れません。
 それは、腫物に触れるような扱いというよりは、「まだまだ慣れるまでに時間がかかる」ということを十分に認識しつつ、「大谷選手のパフォーマンスの高さを十分に感じている」様子に見えます。

 開幕メジャーが実現できるか否か、ということを余り気にする必要も無い、大谷選手本人が「最も気にしていない」のではないかとさえ思うのです。
 イチロー選手のコメント、「(メジャー関係者の)誰に聞いても最高の才能」が花開くときを待てばよいのでしょう。
 それは、そう遠い時期では無いとも思います。

 それにしても、ここにも「呪い」が登場します。
 それは「スポーツ・イラストレーテッドの表紙を飾ると成績が落ちる・悪い」という「呪い」で、「スポイラの呪い」と呼ばれることもあるそうです。

 アメリカ合衆国のスポーツファンの「呪い好き」にも驚きますが、大谷選手には「のびのびと」その呪いを吹き飛ばしていただきたいと思います。
 3月17日の日刊ゲンダイDigitalの記事、コラム「権藤博の『奔放主義』」をとても興味深く読みました。

 今シーズン、日本球界に復帰した、読売ジャイアンツ・上原浩治投手の活躍を例に取り、「日本式キャンプの無意味さ 10年ぶり巨人復帰の上原が証明」と題したコラムでした。

 2月1日に全球団一斉にキャンプインした日本球界に、3月になってから加わり、素晴らしい球を投げている上原投手の様子から、持論を展開している訳ですが、全くおっしゃる通りだと感じます。

 権藤氏は、プロフェッショナルとしての高いスキルを身に付けているプレーヤーが、集まって一斉に同じメニューのトレーニングを行うことの無意味さ、というか「有害さ」を披露してくれているものと思います。

 「成果主義」という言葉が世に出てから、どれくらいの時間が経っているのでしょうか。少なくとも20世紀には、この言葉が存在しました。

 仕事の現場における成果で評価される、プロ野球であれば公式戦における成績で評価されるのが「成果主義」ということになります。
 グラウンドと言う「戦場」で、高いパフォーマンスを出していくために行うのが、シーズン前のトレーニングであり、そのトレーニングが全選手一律・一斉である必要はないというか、一律・一斉である筈が無いとも思います。

 「練習は裏切らない」という言葉があります。何やら「禅問答」のようなフレーズです。
 このフレーズの意味が、私にはよく分かりません。
 「練習を積み重ねれば必ず実力が付き、ゲームにおけるパフォーマンスが必ず上がる」といった意味であれば、そんなことは有り得ないと思います。

 大量に練習さえすれば実力が上がるのであれば、こんな簡単なことはありません。
 プロフェッショナルの世界で自己の力を向上させていくのは、もっと難しいことなのです。

 強いて言えば「効果的なトレーニング」を積めば、実力が向上する可能性が有る、といったことでしょうか。

 自らの現状の実力を良く把握・分析し、ストロングポイントを伸長させ、ウィークポイントを改善することで、実力が向上するのでしょう。トレーニングの内容は、よく考えて決めて行かなければなりません。
 当然ながら、個々のプレーヤー毎にトレーニングの内容は千差万別の筈です。

 「今日は何時間も練習した」「何百球も投げた」「何百球も打った」「何キロも走った」といったことで「自己満足」しているような練習では、効果を得ることは難しいと感じられます。不要な疲労が残るようなら、有害でしょう。そんな練習をすると、故障を発症したり、実力が下がる怖れが有ります。

 また、公式戦開始後に期待されたようなパフォーマンスが出せなかった時の「言い訳」として、「長時間・大量練習」があるとすれば、「あんなに練習したのに成果が出なかったのだから仕方が無い」という、関係者や自分自身に対する「言い訳」の為の練習であれば、これはもはやプロフェッショナルではありません。そんなプレーヤーは少ないとは思いますが・・・。

 「自己満足」や「言い訳」のためのトレーニングに意味が無いことは、誰にでも分かることだと思います。

 この話は、何やら、現在喧伝されている「働き方改革」に通じるものが有りそうです。
 長時間労働、大量の時間外労働を伴う仕事ぶりは、「自己満足」と「言い訳」のためのものなのかもしれません。「成果」によって、個々人の仕事のパフォーマンスは測られるべきものなのでしょう。

 権藤博氏のコラムは、いつも示唆に富んでいます。

 権藤氏が、日本プロ野球史に残る大投手であり、監督やコーチとしても活躍してきたことが、そのコラムに「大きな説得力」を具備させていることも、間違いないところでしょう。
 最終の第5戦が3月17日に行われ、5戦全勝としたアイルランドが「6か国対抗2018」を制しました。5戦全勝=グランドスラムの圧倒的な優勝でした。

 3年連続優勝を狙ったイングランドチームは、2勝3敗で、よもやの5位に沈みました。

 2月4日の緒戦で、イタリアチームに46-15で圧勝し、好スタートを切ったイングランドでしたが、第2節・2月10日のゲームは、トゥイッケナムでウェールズチームを相手に12-6と辛勝、新メンバーも加わったイングランドチームの戦い振りに「?」が示されたゲームでした。

 その懸念は第3節で現実のものとなりました。
 2月24日のゲームは、マレーフィールドでスコットランドチームに13-25で完敗、第4節・3月10日はスタッド・ド・フランスで、フランスチームに16-22で敗れてしまいます。
 この第4節で、アイルランドチームは早々に優勝を決めたのです。

 そして最終戦、トゥイッケナムにアイルランドを迎えたイングランドは、「聖地」で15-24の完敗を喫しました。
 アイルランドチームは、「自分たちが『6か国対抗』のチャンピオン」であることを、誇示したのです。

 アイルランドの優勝は3年振りです。
 つまり、2015年から18年の4季では、アイルランドが2度、イングランドが2度、優勝しているということになります。

 ラグビー競技の「北半球NO.1」チームを決める大会における、アイルランドチームの強さは、アイルランドが世界屈指の実力を保持していることを明示しています。

 また、21世紀に入って「6か国対抗」での優勝が無いスコットランドチームも、今大会は3勝2敗と勝ち越し、3位に食い込みました。

 そのアイルランドチームとスコットランドチームは、ワールドカップ2019日本大会の予選リーグで、日本チームと同組です。
 間違いなく「強敵」なのです。
 3月19日早朝、ビッグニュースが飛び込みました。

 大坂なおみ選手が、テニスのビッグトーナメント、BNPパリバオープン・女子シングルス決勝で、ダリア・カサキトナ選手(ロシア)を、6-3・6-2のストレートで破って優勝したのです。

 「快挙」です。

 今大会、好調なプレーを続け、準決勝も勝ち抜いて、決勝に進出したことは報じられていましたが、何しろ世界トップクラスのツアー、ATP・WTAツアーの「プレミア」大会といえば、いわゆる四大大会に次ぐ格付けの高い大会であり、男女を通じても、まだ日本人プレーヤーが優勝したことは無かったグレードの大会ですから、さすがに優勝は・・・と勝手に思い込んでいたのです。

 しかし、大坂選手は、そんな「先入観」など微塵も無く、今大会の好調さを決勝でも存分に発揮して、圧勝したのです。

[今大会の大坂選手の勝ち上がり]
① 3月7日 1回戦 大坂なおみ2-0マリア・シャラポア
② 3月9日 2回戦 大坂なおみ2-0アグニエシュカ・ラドワンスカ
③ 3月11日 3回戦 大坂なおみ2-0サチア・ビケリー
④ 3月13日 4回戦 大坂なおみ2-1マリア・サッカラ
⑤ 3月14日 準々決勝 大坂なおみ2-0カロリナ・ブリスコバ(第5シード)
⑥ 3月16日 準決勝 大坂なおみ2-0シモナ・ハレブ(第1シード)
⑦ 3月18日 決勝 大坂なおみ2-0ダリア・カサキトナ(第20シード)

 凄い勝ち上がりだと感じます。
 特に、準々決勝、準決勝は「一桁シード選手」を連破、準決勝では第1シードのハレブ選手(ルーマニア)を2-0のストレート、それも第2セットは6-0で圧倒しています。

 その勢いを、そのまま決勝にぶつけたのですからカサキトナ選手も、たまったものではありません。
 試合後、「大坂には、弱点が無かった」とコメントしています。

 この優勝がツアー初優勝だった大坂選手が、一桁シード選手を連破し、決勝で相手プレーヤーに「弱点が無かった」と言わしめたのです。この大会で、大坂選手がどんどん強くなって行ったことは間違いないのでしょう。
 そして優勝したのですから、その実力は「身に付いた」と判断するのが妥当だと思います。

 いったい、3月7日から18日の間に、大坂選手に何が起こっていたのでしょうか。

 7日の初戦で、あのマリア・シャラポワ選手に快勝したことは、大きかったと思います。
 
 結果として、大会初日に1回戦をクリアしたので、その後のスケジュールが安定したものになったのです。
 連日の試合は、4回戦から準々決勝への1度だけでした。
 こうしたビッグトーナメント、決勝まで7試合も戦わなければならない大会では、とても恵まれたと言えそうです。
 また、コートのサーフェスもぴったりだったという見方もあります。

 とはいえ、スケジュールに恵まれ、サーフェスが合っていたからと言って、それだけでプレミア大会に勝てるようなら、苦労はありません。

 連日テレビ放送された大坂選手のプレーは、強烈なサービスとパッシングショットの連続でしたが、特にバックハンドのパッシングショットは、その威力・コースともに抜群でした。(当然のことで、「抜群」でなければ、プレミア大会に優勝することなど不可能なのです)
 その「破壊力」は、ビーナスとセリーナのウィリアムス姉妹を髣髴とさせるものでした。

 このパッシングショットと強力なサービスがあれば、今後のツアー大会や四大大会でも、十分に世界のトップランカーと互角に戦って行けるように感じるのは、私だけでしょうか。

 日本女子テニス界に、新星というか「巨星」が現れたと見るべきではないかと思います。
 
 世界ランキングも、44位から一気に22位に上がりました。
 今後の四大大会他のビッグトーナメントにおける、大坂なおみ選手の活躍が、本当に楽しみです。
 3月23日に開幕する第90回選抜高校野球大会の注目校検討です。

 「第90回」の記念大会ですから、例年より4校多い36校が出場します。
 有名校も数多く出場しています。「記念大会」に相応しいラインアップと言えるでしょう。

 1回戦・2回戦の組合せを見ると、今年は有力とされているチーム同士の対戦は少ないように感じます。

 さて、注目の10校です。

① 大阪桐蔭
② 日大三(東京)
③ 明徳義塾(高知)
④ 智弁学園(奈良)
⑤ 東海大相模(神奈川)
⑥ 星稜(石川)
⑦ 東邦(愛知)
⑧ 智弁和歌山(和歌山)
⑨ 国学院栃木
⑩ 聖光学院(福島)

 有力校同士の緒戦対戦が少ないとはいっても、当然存在します。
 
 明徳義塾と3日目に対戦する中央学院(千葉)、東邦と4日目に対戦する花巻東(岩手)の両校は、もし緒戦を取れば勢いに乗って勝ち進む可能性が有ります。
 また2日目の静岡と駒大苫小牧(北海道)も有力校同士の対戦であり、接戦となるでしょうし、どちらが勝ち残ってもベスト4に進む力が有ると思います。

 この10チームを選定したポイントは以下の通りです。

 トップに選んだ大阪桐蔭は、昨年の覇者であり、相変わらず高い実力を擁していると思います。日大三は、実力校の上に「春の三高」との異名もあります。明徳義塾は、昨秋の明治神宮大会の優勝校です。智弁学園は、このところ甲子園大会で好成績を残し続けています。東海大相模の「大きな野球」はとても楽しみです。星稜は、このところ強い北陸代表としての活躍が期待できます。東邦は、今大会最多29回目の春ですし、春に強いチームでもあります。智弁和歌山は、高嶋監督のマネジメント力に期待します。国学院栃木は、近時強い北関東の代表として活躍してくれることでしょう。聖光学院は、2010年以降甲子園大会出場実績を積み上げています。「そろそろ」決勝に進出しても不思議はないでしょう。

 春の甲子園2018は、以上の10チームに期待します。
 「実力校が揃った記念大会」という印象があります。

 見逃せない好ゲームが続くことでしょう。
 3月13日の日本経済新聞ネット版に「しなやかに熱く 女子プロ野球が21日開幕」という記事が掲出されました。(編集委員・鈴木亮氏の記事)

 少し前から「日本女子プロ野球」が行われていることは知っていましたが、関連記事を眼にすることは、そう多くはありませんので、とても興味深く読ませていただきました。

 「少し前」と書きましたが、「現在の」女子プロ野球は2010年開始とのことですから、既に8年前から行われていたことになります。自分の認識不足を反省しました。

 埼玉アストライア、京都フローラ、愛知ディオーネの3チームにより、年間60試合のペナントレースが開幕するということです。

 プレーヤーはソフトボール経験者が多いとのこと。
 日本の女子ソフトボールは、オリンピックチャンピオンに輝いたこともある世界トップクラスですから、プレーヤーのフィジカル面の強さは「折り紙つき」なのでしょう。

 頭書に「現在の女子プロ野球」と書いたのは、20世紀半ばにも日本女子プロ野球が存在したからです。
 1948年(昭和23年)に、日本初の女子プロ野球チームと言われる「東京ブルーバード」が結成され、1950年には日本女子野球連盟が発足しプロリーグが開始されましたが、残念ながら1952年にはノンプロリーグに移行しました。
 プロスポーツとしての集客力、ひいては「お金を生む力」が十分では無かったので、当時、他の競技でも一般的になりつつあった企業スポーツとして、継続されたということでしょう。

 もちろん、「女子野球」の基盤というか「裾野」がとても小さかったことも、女子プロ野球消滅の原因のひとつであろうと思います。

 1987年には全日本大学女子野球選手権大会が始まり(軟式野球)、1990年には全日本女子軟式野球選手権大会が開始され、1997年には全国高等学校女子硬式野球選手権大会がスタートしています。
 そして2002年に全日本女子野球協会が発足しました。

 プレーヤーの増加を背景とした、「女子野球」の様々な取り組みの中で、着々と裾野が拡大し、足腰が強化されてきたのです。
 その成果のひとつとして、現在の女子プロ野球が始まったことは、間違いないことのように思います。

 「硬式球」を扱うには、相当の筋力が必要ですから、女性の体力では男性の様な訳には行かない、プレーのスピードもパワーも差があることは事実でしょうけれども、一流投手の球速は130km/hを越え、男性と同じ大きさの球場で(違う大きさの球場を作ることの方が余程困難でしょう)、ホームランも飛び出していますから、他の競技と同様のレベルの「女性の種目」という位置づけになりつつあるのでしょう。

 「白球を追う思い」に、男女の別は無いと思いますし、男性にとっても女性にとっても「野球は面白いスポーツ」なのです。
 
 小・中学、高校、大学で女子野球やソフトボールをプレーする選手たちの、最高峰の活躍の場として、女子プロ野球の一層の発展が期待されます。
 2017年8月、驚異的な移籍金額でFCバルセロナからパリ・サンジェルマンPSGに移籍したネイマール選手(ブラジル)が、僅か8ヶ月で退団するのではないかというニュースが3月12日に報じられました。

 右脚の故障回復の為ブラジルに帰っている本人が、「もうPSGには戻らない」と言っていると。
 このまま治療を続け、ワールドカップ・ロシア大会に出場するつもりなのでしょうか。

 チーム内での不協和音、PSG内部が「ネイマール派」と「カバーニ派」に割れているというのです。
 加えて、PSGの実力不足にも不満があるようです。

 確かに、UEFA-CL2017~18でも、準々決勝でレアル・マドリードに完敗し、なかなか「3強=レアル・マドリード、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン」には歯が立たない状態が続いていますが、それが理由というのも、おかしな話です。
 ネイマール自身がPSGの一員であり、UEFA-CLのレアルとの第1戦にも出場していたのですから。

 とはいえ、世界のスーパースターの動向ですから、当然ながら世界中のメディアから大注目を浴びます。
 
 もともと「5年契約」でPSGに移籍したネイマール選手ですから、契約の大半が残っています。
 どのチームに移籍するにしても、違約金を始めとして、2017年並み、あるいはそれ以上の大騒動となることでしょう。(もちろん、契約内容によるのでしょうが)

 移籍先というか、本人が移籍先として希望しているのは、当のレアル・マドリードとのこと。
 UEFA-CLを制覇する実力のあるチームに入り、目標である「バロンドール」を獲得するためだと報じられていますし、レアル側も、受入れ準備が出来ているとも伝えられています。
 一方では、古巣のFCバルセロナに戻るのではないか、という報道もあります。

 いずれにしても、世界サッカーの至宝ですから、こうしたゴタゴタよりも、「ひとところに腰を据えて」ピッチ上で思い切りプレーするネイマール選手を、早く観てみたいと感じるのは、私だけではないでしょう。
 3月17日に行われた10kmクラシカル(立位)で、新田佳浩選手が金メダルを獲得しました。
 新田選手にとっては、14日のスプリント・クラシカル(立位)の銀メダルに続いて、今大会2つ目のメダルとなり、今大会日本選手団3つ目の金メダルでもありました。

 3.3kmのコースを3周するレースでしたが、新田選手は2周目まで2番手でした。
 トップの選手とは8秒以上の差が有りました。
 しかし、最後の1周で新田選手は猛然と追い上げ、見事に逆転勝ちを収めたのです。

 新田選手は6大会連続のパラリンピック出場となります。
 日本の距離スキーチームを牽引する存在なのです。

 1998年の長野パラリンピックで初出場し、2002年のソルトレークシティ大会で銅メダルを獲得、2010年のバンクーバー大会では2つの金メダル、2014年のソチ大会ではメダルに手が届かなかったのですが、今大会で見事にリベンジを果たした形です。

 「力強い下半身の滑り」が印象的な新田選手の、ゴール後の雄叫びが会場に響き渡りました。
 今季のチャンピオンズリーグも3月14日に決勝トーナメント1回戦・第2試合が終了し、ベスト8進出チームが決まりました。

[第2試合の結果(2試合トータル成績) 左がホームチーム]
① リバプール0-0FCポルト(5-0)
② パリ・サンジェルマン1-2レアル・マドリード(5-2)
③ トッテナム・ホットスパー1-2ユベントス(3-4)
④ マンチェスター・シティ1-2FCバーゼル(5-2)
⑤ マンチェスター・ユナイテッド1-2セビージャFC(1-2)
⑥ ASローマ1-0シャフタル・ドネツク(2-2 アウェイゴール数でASローマが勝ち上がり)
⑦ ベジクタシュ1-3バイエルン・ミュンヘン(1-8)
⑧ FCバルセロナ3-0チェルシー(4-1)

 まず感じるのは「3強の強さ」でしょう。
 レアルもバイエルンもバルセロナも、「悠々と」勝ち上がったように見えます。
 これでバイエルンは7季連続のベスト8進出です。「強さを維持する力」は驚異的でしょう。
 もちろん、緒戦1-1の引分であったバルセロナが、メッシ選手の八面六臂の活躍で、ホームで圧勝したことを観ても、決して楽勝では無いのですが、とはいえ「勝たなければならないゲーム」に臨んでの、3強の安定した強さは際立っています。

 続いては、プレミア勢の「ふがいなさ」でしょうか。
 今大会には5チームという最大勢力で臨み、その5チームが決勝トーナメントに進むという好調な流れでしたが、ここに来て3チームが敗れてしまいました。
 「相手も強い」のは当然で、チェルシーがバルセロナに敗れ、スパーズがユベントスに敗れたのは、止むを得ない感じもありますが、マンUがセビージャに敗れたのはいただけない感じがします。
 もちろん、セビージャFCもこのところ強化が進んでいて強いのですけれども、ここは「プレミアの意地」を見せてほしかったと思います。

 逆に言えば、リーガ・エスパニョーラの強さが目立つと言ったところでしょうか。

 グループリーグを好成績で勝ち上がり、「台風の目」となるかに思われたベジクタシュですが、これこそ「相手が悪く」、バイエルンに1-8で大敗しました。
 「容赦無い」ドイツサッカーがここでも炸裂したのです。

 3月16日に行われた抽選会で、準々決勝は以下のような組合せとなりました。

・レアル・マドリードVSユベントス
・FCバルセロナVS ASローマ
・バイエルン・ミュンヘンVSセビージャFC
・マンチェスター・シティVSリバプール

 3強の準々決勝対決は有りませんでした。

 とはいえ、さすがに準々決勝ともなれば強豪同士の組合せとなります。

 このところセリエAでは圧倒的な力を示しているユーベにとっては、CL制覇に向けて絶対に倒さなければならないレアルとの対戦になりました。

 同じセリエAのローマも、3強の一角バルセロナとの対戦となりました。セリエA勢とリーガ・エスパニョーラ勢の対戦は、今季ベスト8カードのポイントとなります。

 マンUを破って活き上がるセビージャはバイエルンとの戦いです。ここを突破するようだと、今季の台風の目となります。

 シティとリバプールはプレミア勢同士の対戦となりました。リバプールの頑張りに期待です。

 4月3日・4日の第一戦、10日・11日の第二戦。
 どんなスーパープレーが飛び出すのでしょうか。
 今大会の日本チーム2つ目の金メダルです。

 成田緑夢選手が、3月12日のスノーボードクロス(下肢障害)の銅メダルに続いて、今大会2つ目のメダルを獲得したのです。

 クロスの準決勝でも、圧倒的なスピードで先行しながら、自身の転倒により惜しい敗戦でしたので、「スピードの絶対値」なら、成田選手が今大会NO.1だろうと思っていました。

 勇躍16日のバンクドスラローム種目に登場した成田選手は、圧倒的なタイムを叩き出しました。

 「3本滑って最も良い1本のタイムで競う」種目ですが、成田選手は「3本とも全体のトップでした。3本目の48秒68が優勝記録となったのです。

 パラリンピック新種目であるバンクドスラロームの開拓者として競技し、第1回のチャンピオンに輝いたのですから、成田緑夢選手は今後、世界中のプレーヤーの目標となる存在となったのです。

 パラリンピックのスノーボード種目の牽引者としての活躍が、これからも期待されるところです。
 3月5日のJRAニュースで、「馬場情報」公示についての変更点として、以下の3項目が報じられました。

① 含水率の公表
② 馬場状態区分の決定プロセスの公開
③ コンテンツの呼称を一部変更

 これらの変更は7月27日(金曜日)から実施されるとのことです。
 28日の開催日前日の情報からスタートということです。

 とても大きな変更の様に感じられます。

 これまでは、馬場状態といえば「良」「稍重」「重」「不良」の4段階表示のみでした。この4段階表示は今後も同様なのですが、その判断基準となる「含水率」を公示し、4段階表示への決定プロセスも開示されるのです。

 例えば、同じ「重」馬場でも、「稍重」に近い「重」なのか、「不良」に近い「重」なのかが、良く分かるようになりそうです。

 また、これが一番大きなことのように感じられますが、馬場状態と競走能力についてのデータベースが、これまでより相当充実するのではないでしょうか。
 個々の競走馬毎、あるいは特定の血統のサラブレッド群について、より詳細な情報が蓄積されそうです。

 さらに、競馬場毎の差異も、より具体的に把握できるようになるかもしれません。
 例えば、東京競馬場の「重」と京都競馬場の「重」の違いが、これまで見られなかったような形式で呈示される可能性があります。

 他の国々の競馬において、「馬場状態」についてどのような情報が開示されているのかは知りませんけれども、我が国の中央競馬として、こうした情報を関係者やファンに開示することとしたのは、とても良いことだと思います。

 21世紀は「オープン&フェア」の時代とも呼ばれます。
 情報の開示と公平、が社会全体に求められているのでしょう。

 「競馬と科学」は、様々な分野で日々進歩しているのでしょうから、馬場状態以外の分野でも、情報開示が進むのかもしれません。
 村岡選手の勢いが止まりません。
 加速している感じです。

 3月14日に行われた、アルペンスキー女子大回転(座位)で金メダルを獲得しました。
 今大会日本チーム最初の金メダルであり、村岡選手自身にとって「今大会4個目のメダル」でもあります。
 1本目でトップに立ち、2本目はタイム差を意識して「大切に滑った形」で2位となって、金メダルに輝いたのです。

 21歳の村岡桃佳選手(早稲田大学)には、大会前からメダル獲得への期待が有りました。
 とはいえ、「4個」のメダルを獲得すると予想していた人は少ないでしょう。

 まずは3月10日、滑降(座位)で銀メダルに輝きました。これは今大会日本選手団最初のメダルでした。

 続いて3月11日、スーパー大回転(座位)で銅メダルを獲得しました。

 さらに3月13日、スーパー複合(座位)で銅メダルをゲット。

 そして、大回転で金メダルという流れです。

 毎日のようにレースに出場し、毎日のように表彰台に上がるというのは、凄いを通り越して、「何が起きているの?」という感じさえします。

 心身ともに「絶好調」であることを証明しています。
 もともと得意では無かったスーパー複合でも銅メダルに輝き、4種目目の大回転で最高成績の金メダルというのですから、「疲れる」どころか、日に日に調子を上げている印象なのです。素晴らしいの一語でしょう。

 さて、大会最終日3月18日には5種目目の回転が待っています。

 スピード系の村岡選手にとっては、得意種目とは言えないのでしょうが、今大会初めての「休養期間」を経て、またミラクルを魅せていただけるかもしれません。

 村岡選手は、開会式における日本選手団の旗手でもありました。
日本選手団にとって、平昌パラリンピックは「村岡選手の大会」になったと言って良さそうです。
[3月4日・第29節・エティハドスタジアム]
マンチェスター・シティ1-0チェルシー

 今シーズン、リーグを快走しているマンチェスター・シティと昨シーズンのチャンピオン・チェルシーのゲームは、「シティが攻め、チェルシーが守る」という展開となりました。

 現在のシティのプレー=ペップ・グアルディオラ監督のサッカーは、相当に完成されたイメージでした。
 素早いパスの連続、流動的なポジショニングといったサッカーは、まるで2010年前後のFCバルセロナの様でした。

 当時のバルセロナは、シャビ選手、イニエスタ選手、ビリャ選手、そしてメッシ選手といったメンバーを揃えて、素晴らしいプレーを展開していました。加えて、バルセロナのメンバーを骨格としたスペイン代表チームの最盛期でもありました。

 ダイレクトパスを多用した、当時のバルセロナのサッカーは、世界最高とされました。相手チームにボールを渡さない「ポゼッションサッカー」のお手本だったのです。

 そのバルセロナのサッカーを髣髴とさせるのが、現在のシティのサッカーだと思います。

 もちろん、グラウディオラ監督が指導し指揮を執っているのですから、こうしたサッカーになるのは自然な流れなのですけれども、こうしたサッカーがプレミアリーグで観られるというところが凄いなと感じます。
 サッカー宗主国であり、長い歴史を誇るイングランドのサッカーに、グラウディオラのサッカーは馴染まないのではないかと感じていました。
 事実、昨シーズンはシティは無冠に終わりました。さすがのグラウディオラも苦戦していると感じました。

 ところが今シーズンの、この快走です。やはり、高速パスサッカー、チーム全体の高いレベルの連動といった「グラウディオラサッカー」の礎となる要素は、そう簡単には実現できるものでは無かったということ、逆に言えば、定着出来れば圧倒的な破壊力を具備することが出来る、と言うことなのでしょう。

 加えて、プレーヤー構成に合わせて、微調整されているところが見事でしょう。

 ダビド・シルバ選手、レロイ・サネ選手の豊富な運動量をベースに、ベルナルド・シウバ選手、セルヒオ・アグエロ選手のスピードを活かしています。ダビド・シルバ選手などは、ポジションが何処なのか、よく分からないようなプレーを続け、チーム全体が見事に連動しているのです。
 カイル・ウォーカー選手、ニコラス・オタメンディ選手、オレクサンドル・ジンチェンコ選手、イルカイ・ギュンドアン選手、ケビンデ・ブライネ選手らの献身的なプレーも、極めてハイレベルです。
 このゲームでは、控えにガブリエル・ジェズス選手やヤヤ・トゥレ選手が居るのですから、鬼に金棒といったところでしょうか。

 現在のシティのサッカーは「縦へのスピードなら2010年前後のバルセロナを上回っている」でしょう。そのスピードは尋常なものではありません。

 優れた指導者が、メンバーの個性を活かすために、チーム毎に微調整を行うことは、当然こと(だから、優れた指導者なのですが)ですが、スペイン時代のバルセロナ、ドイツ時代のバイエルン・ミュンヘン、そしてイングランドのマンチェスター・シティと、「変幻自在なるも、誰が観てもグラウディオラのサッカー」という「監督としての能力」には、感服せざるを得ません。

 以前の記事にも書きましたが、現在のマンチェスター・シティは世界最強のクラブチームではないかと感じます。
 21世紀に入ってからの「デジタル」データであれば、情報の加工もできますし、利用の利便性が高いのですが、20世紀の「アナログ」データとなると、利用の難易度は格段に増してしまいます。

 一方で、各競技の「歴史的プレーヤー」「伝説的プレーヤー」のプレーや情報となれば、アナログデータで保管されていることが多いと思います。

 例えば、サッカーにおけるヨハン・クライフ選手のプレーの映像を分析したい、世界のサッカーを変えたプレーヤーのプレー細部を調査・分析しようというニーズは大きいでしょう。

 ところが、クライフ選手の映像は、おそらく大半がアナログデータです。
 これをデジタルデータと同じように使用できるようにする技術、比較的簡単に利用できる技術が存在すれば、とても有効ということになります。

 アナログ映像はデジタル映像に比べて「汚い」とか、「はっきりしない」というのは、データ量が圧倒的に少ないので、止むを得ないものですが、一方で、サッカー競技の未来の為に「クライフのデータ」が必要となれば、クライフ選手がトラッププレーの時に「どこを観ているか」とか「どの筋肉を多く使っているか」といった情報が欲しいのは、自然なことです。

 アナログ映像から「どの筋肉が使われているか」を判定して行くのは、相当の難事でしょうし、そもそもその種の情報までは入っていない可能性もありそうですが、いずれにしても、その可否も含めて調査をしなければならない。調査に向けては「デジタル化」が効果的だと思います。

 「デジタル化」に向けては、その作業が比較的簡単で、低価格でできることが大切でしょう。大掛かりな装置と大きな費用が必要となるのでは、世界中での利用促進はなかなか進まないことでしょうから。

 いずれにしても、AIをスポーツに活用するためには、「アナログデータ」の一層の活用を進める必要がありそうです。

(その8へ)
 平昌オリンピックの興奮も冷めやらぬ3月11日、世界選手権大会における高木美帆選手優勝の報が齎されました。

 この大会は、スピードスケートのオールラウンダー世界一を決めるもので、500m、1500m、3000m、5000mを滑り、4種目の成績のトータルで競うものですが、1日目の500mと3000mの成績で首位に立った高木選手は、2日目の3月10日の1500mで1位、最終種目の5000mで4位となって、総合成績で優勝したのです。

 2位には、この大会で過去6度の優勝を誇るオールラウンダー、オランダのイレイン・ビュスト選手が入りました。

 2018年の大会は「ミスオールラウンダー」ビュスト選手と、高木選手の激しい争いだった形です。

 2プレーヤー対決のポイントは1500m種目でした。

 中距離が得意な高木選手としては、絶対に落とせない種目ですが、中距離から長距離まで安定した力を誇るビュスト選手としても、この種目で高木選手に先着することで、総合優勝を確保したいという狙いが有ったのでしょう。

 1500mは、2プレーヤーの直接対決となりました。
 1000mも強い高木選手が先行し、5000mも得意なビュスト選手が後半追い上げるという展開となり、2人がほとんど並んだところがゴールでした。
 100分の7秒、高木選手が先着したのです。
 この種目の1位が高木選手、2位がビュスト選手となり、この順位差が総合優勝の決め手となりました。

 おそらく、ビュスト選手としては、「スケート王国」オランダを代表するオールラウンダーとして、地元アムステルダムの「屋外リンク」で行われる世界大会で、自らが負けることは全く考えていなかったことであろうと思います。

 タイムが出難い*「平地の屋外リンク」、高速リンクとは異なり「高いレベルの筋力」が必要なリンクでは、絶対の自信を持っていたことでしょう。(*この大会の500mで40秒を切ったのは高木選手(39秒01)ひとりでした。平昌オリンピックにおいて小平選手が36秒台で滑ったことを考慮しても、タイムの出難いリンクだったことは明らかです)

 オランダ女子チームのリーダー格であるビュスト選手は、平昌オリンピックを去る時に「金メダルが取れずにオリンピックを終えるというのは、とても寂しいこと」とコメントしていました。これまでのオリンピックでは、必ず金メダルを獲得していたビュスト選手にとっては、残念な平昌五輪となったのです。
 そのビュスト選手は、オールラウンダーという自らのフィールドにおいて「世界一」は譲れない気持ちがとても強かったことでしょう。

 そのビュスト選手を破り、日本選手として初めての優勝を勝ち取ったのですから、高木選手の頑張りは素晴らしいものです。

 日本女子チームが、「王国」オランダにとっても端倪すべからざる実力を身に付けてきていることを、再び証明する結果でもあったのでしょう。
 平昌オリンピックで羽生結弦選手が2大会連続金メダルを獲得し、国民栄誉賞の受賞が取り沙汰されるに至って、1994年生まれのアスリート達の活躍にスポットライトが当たっています。

 この世代は、MLB挑戦中の大谷翔平投手・選手と共に「羽生・大谷世代」とも呼ばれているのだそうです。

 1994年生まれの各競技のプレーヤーを挙げてみましょう。

① 羽生結弦(フィギュアスケート)
② 大谷翔平(野球・ベースボール)
③ 萩野公介(競泳)
④ 瀬戸大也(競泳)
⑤ 高木美帆(スピードスケート)
⑥ 川井梨紗子(レスリング)
⑦ 土性沙羅(レスリング)
⑧ ベイカー茉秋(柔道)
⑨ 鈴木誠也(野球)
⑩ 藤波晋太郎(野球)
⑪ 浅野拓磨(サッカー)

 他にも居るのでしょうが、オリンピックや世界選手権の優勝者や、プロ野球、プロサッカーといったジャンルでの各競技を代表するプレーヤーが並んでいます。
 なるほど「黄金世代」だと感じさせます。

 現在の日本スポーツ界は、1994年世代無くしては成立しないと言っても良いのでしょう。

 そうなると「何故、1994年生まれが強いのか」という話になります。そして「ゆとり世代の真ん中に位置する世代」であり、のびのびと育ったからだ、といった分析がなされているようです。

 一方で、例えば1995年生まれには「9秒98」の桐生祥秀選手が居ますし、必ずしも1994年に素晴らしいアスリートが集中しているわけではない、という見方もあります。

 であれば、「ゆとり世代」のアスリートが優秀だということだろう、という意見もありそうですが、一方で、「20歳台というのは多くのアスリートにとってプライムタイムだよ。ゆとり世代の多くが20歳台に入ってきたということじゃないの」という友人の見解もあります。

 「どのレベルの選手(例えば、オリンピック・世界選手権の優勝者)の数が、他年生まれより何割(例えば、5割以上)多ければ黄金世代」、といった明確な定義が無い(当然でしょうが)ので、どうしても曖昧な話になってしまうのでしょう。

 とはいえ、こうした黄金世代の話題が各所で採り上げられるというのは、「多くのスポーツにおいて日本選手の活躍が目立っている」ことを示しているのは間違いないことですから、嬉しい話なのかもしれません。
 3月5日、ハリルホジッチ監督が取材に応じ「浅野拓磨、井手口陽介、原口元気の3選手が、代表チームに召集されないもしれない」とコメントし、「乾貴士も怪我で3月のベルギー遠征に出場できないかもしれない」と語ったと、報じられました。

 ブンデスリーガ・シュツットガルトの浅野選手、リーガエスパニョーラ・レオネサの井手口選手は、出場機会が少なく、原口選手は脳震盪からの復帰間もないことが、不選出の理由になるとのこと。

 確かに、こうした状況は代表に入れない要因のひとつではあるのでしょうが、昨年のワールドカップ最終予選での4選手の活躍は見事なものでした。
 特に、8月31日、ワールドカップ出場を決めたオーストラリアとの一戦は、「ハリルジャパン」史上最強のゲーム内容であり、そのゲームで中心的な役割を果たしたプレーヤー達が代表チームに入らないというのも、ワールドカップ・ロシア大会に向けて最強の日本代表を創らなければならないという面からは残念な感じがします。

 ハリルホジッチ監督としては、チーム内のポジション争いを活性化することによって、より強い日本代表チームを創りたいという狙いがあることは分かりますが・・・。

 いろいろなプレーヤーを試すことは大切なことなのでしょうが、本大会まで3ヵ月、そろそろメンバーを固めて、大会前の国際試合に臨む時期が来ているのでしょう。
 今大会でも、スピードスケートのオランダ、クロスカントリースキーのノルウェーと、それぞれの競技における「王国」がその力を誇示しました。
 こうした「王国」はどのようにして成立して行くのでしょうか。

 スピードスケート王国のオランダを例に取って、考えてみましょう。

1. スケートが出来る場所が周囲に沢山あること

 国土の1/3が標高0m以下の土地であり、水路が縦横に配されているオランダは、気温が低い地域(北海道より遥かに高い緯度です)ですから、冬ともなれば一面が凍りつく=スケートが出来る場所に囲まれる、環境に有ります。

 物心付いたころから、冬になれば、お子さんはスケートを始めるのでしょう。
 これは大人になっても続きます。
 基本的に「競技人口が多い」のは、自然なことです。

 これだけ長い間「氷に乗っていれば」、あらゆるタイプの氷の特性を肌で感じることが出来るのでしょう。
 初冬、その季初めて氷結した氷、氷点下10℃以下の日が続き厳冬の中の氷、暖かくなり始めた頃の初春の氷、等々。
 堅い氷、柔らかい氷、表面は堅いが下は柔らかい氷、その逆、等々。
 こうした種々の氷を肌感覚で知っているスケーターとなるのです。
 まさにネイティブスケーターということになります。

 そうした国民の中から、強い選手が選ばれるのです。

2. 周囲の人たち

 気温が低い地域ですから、冬の話題は勢い「スピードスケート」になるのでしょう。お父さん、お母さん、祖父母、兄弟、親せき、友人の方々から、スケートに関する様々な情報がもたらされます。

 「スピードスケートの英雄」の話も盛り沢山でしょう。

 また、一族の中にスピードスケートの強者が居れば、その方の話を聞き、胸をときめかせる瞬間もありそうです。

 スピードスケートの選手への憧れが、育まれるのです。

3. テレビ他のメディア

 「王国」ですから、他の国より、スピードスケート競技会の番組が放送される機会も多そうです。
 こうした番組を観ながら、お父さんやお母さんから、「どうやって滑れば速く滑れるのか」といった情報も、当たり前のように耳に入ってくるのでしょう。

4. コーチやスタッフ

 世界で戦っている一流プレーヤーが多いということは、当然にハイレベルなコーチやスタッフも多いということになります。

 日本で言えば、小学校・中学校時代から、一流のコーチ・スタッフの指導を受けることが出来るのでしょう。

5. 速く滑ることが第一

 氷に囲まれた環境の中では、「速く滑る」ことが優先というか、「普通のこと」になりそうです。

 私の周辺でも、雪国出身の方に話を聞くと「都会から来た人たちはウェーデルンとかができる。右に左にスキーを動かす。でも私たちは、そういうことは出来ない。まっすぐに速く滑るだけ。」と言います。
 ギャップが有ろうが、新雪エリアに入ろうが、ザラメ行きであろうが、「まっすぐ速く滑る」ことが出来るという訳です。このネイティブスキーヤーの方たちは、曲がるのは、木や穴を避ける場合に限られますので、「何もないところで曲がる」という必要が無いのでしょう。(もちろん、選手になり、回転や大回転といった競技をするとなれば、上手く曲がる術をみにつけていくのでしょうが)

 スケートでも同じなのでしょう。
 氷に囲まれている環境下では、スピンやステップといったニーズが低い、まっすぐ速く滑ることに興味が集中するのかもしれません。

 スピードスケート王国オランダから、有力なフィギュアスケート選手や、強いアイスホッケーチームが生まれない、或いは生まれ難いというのは、こうした事情からかもしれません。

 このようにして「スピードスケート王国オランダ」が形成され、各世代に次から次へと強いスケーターが登場するのでしょう。

 「王国」を創るための環境は一朝一夕にはできないというか、おそらく、現在存在する「王国」以外の国が創ろうとしても、相当難しいことなのだろうと感じます。
 2月24日から始まった今季のオープン戦は、3月8日時点で各チームが5試合程度を終えました。

 まだ5試合ですから、各チームの戦力比較や仕上がり状態を見るには早すぎるのでしょうが、既に気がかりなチームがあります。
 阪神タイガースと中日ドラゴンズです。

 阪神は5連敗。
 とにかく「得点力が不足」しているようです。この間の最大得点は3月4日・ソフトバンク戦の4点ですが、このゲームは6失点で敗れました。なかなか得点を積み上げられない中で、相手チームにキッチリと得点されているのですから、勝利が遠いのです。
 新戦力も今のところ不発ですから、金本監督の悩みは深いのでしょう。

 中日は1勝4敗。
 こちらは「先発投手陣の乱調」です。新外国人プレーヤーのジー投手や、大野(雄)投手が早々と打ちこまれて、試合を作ることが出来ません。
 森監督からは、開幕投手が居ないとの声が上がっています。

 共にセントラルリーグのチームです。

 このところ、交流戦の成績を持ち出すまでも無く、パシフィックリーグ優位が続いているNPB。
 名門チームたる阪神タイガースと中日ドラゴンズの復調が期待されるところです。
 3月11日に開幕する、2018年の大相撲春場所の注目力士検討です。

 1月場所では、平幕の栃ノ心が優勝しましたが、現在の大相撲は三役から幕ノ内上位までの力士の力の差がとても小さくなっていますので、3月場所も「誰が優勝するか分からない」状況が続くと思います。
 1日たりとも眼が離せない場所なのです。

1. 横綱陣

 このところ、横綱陣にとっては苦しい場所が続いていますが、3月場所も早々に稀勢の里の休場が報じられました。

 こうなると、鶴竜と白鵬の2横綱に期待することになります。

 鶴竜は、1月場所の10日目までと11日目以降は「別人」のような相撲でした。
 10日目までの相撲は、特に9日目までの相撲は「キャリア最強」という印象でした。
 ところが、10日目のややバタバタした相撲から、11日目以降は「前に出る圧力」が一気に衰えてしまったのです。
 「休場明け、久々の本場所の疲労蓄積」が原因であれば、3月場所は期待できることになります。

 白鵬は、故障の回復度合いがポイントとなるのでしょうが、これはなかなか報じられていません。

 難しいところですが、3月場所の横綱陣では、鶴竜に期待したいと思います。

2. 大関陣

 高安に期待します。

 1月場所8日目からの8連勝は、「終盤に弱い」という風評を一蹴するものでした。
 そろそろ「大関としての土俵」にも慣れてきたと感じます。
 初優勝に向けての15日間に期待したいと思います。

3. 関脇以下の力士

③関脇・御嶽海

 1月場所は、7連勝と走りながら、8日目から1勝7敗と、こちらも「別人のような」内容でした。とはいえ、これで5場所連続の関脇在位ですから地力は十分でしょう。
 こちらも初優勝に向けて、頑張っていただきたいものです。

④小結・逸ノ城

 2017年11月場所、2018年1月場所と2場所連続二桁勝利、特に1月場所は前頭筆頭での10勝でした。「怪物」が復活しつつあるのは間違いないでしょう。こちらも優勝候補の一角だと思います。

⑤北勝富士

 1月場所は好スタートを切ったものの、後半は自分の相撲が全く取れませんでした。まだまだ「自分の相撲」が固まっていないというか、時々自分の相撲を忘れてしまうような感じがします。素早い動きで前に出ながら勝機を見出す相撲を、思い出していただければ、二桁勝利も可能でしょう。

⑥関脇・栃ノ心

 1月場所の様な相撲、「徹底して前に圧力を掛け続ける相撲」が取れれば、3月場所も好成績が期待できます。二桁勝利を挙げて、大関への足掛かりとして欲しいものです。
 もちろん、連続優勝と成れば、一気に大関昇進です。

⑦朝乃山

 1月場所は、7日目から13日までの1勝6敗が響きました。この間は、不思議なほど体に力が入らない様子でしたが、14日目と千秋楽は復活した印象です。力はありますから、3月場所では自分の相撲を取り切ってほしいと思います。

⑧碧山

 体調が戻っていれば、前頭17枚目の力士ではありません。もりもりと押す相撲に期待します。

⑨阿武咲

 初めて「壁」にぶち当たった1月場所でした。得るところが多かったことでしょう。この力士のスピードと思い切りの良さは魅力です。3月場所の反攻が楽しみです。

⑩遠藤

 前頭筆頭の番付で、遠藤の相撲がどこまで通用するのかは、とても興味深いところです。
 下半身の怪我からようやく回復した感が有りますから、初の三役に向けての活躍が期待されます。

 3月場所は、以上の10力士に注目します。

 世代交代真っ只中の大相撲ですが、幕ノ内上位の充実ぶり、布陣は眼を見張るものが有ります。
 とても面白い場所になることでしょう。
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