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 日本ダービー2018当日の午前中に「いよいよ日本ダービー! 東京競馬場は開門前に9829人が行列 前年より約1500人増」という記事が、スポーツ報知から配信されました。

 「開聞前には、徹夜組4550人(前年比11.2%増)を含む9829人が列を作り、昨年より約1500人も多かった(同17%増)。昨年より5分早い午前7時20分に開門した」とのこと。

 徹夜で並んだファンを始めとする1万人近い人達は、開門と共に何処に走ったのでしょうか。
 ゴール前の観客席に陣取ったのか、指定席に入ったのか、自分にとっての「いつもの場所」をセッティングしたのか、それは分かりませんけれども、「競馬の祭典」日本ダービーの人気の高さを示す事象であろうと思います。

 1973年5月6日、伝説的な「ハイセイコーのNHK杯」の日、東京競馬場には16万9174人*のファンが詰めかけ、立錐の余地も無く「とても危険な状態」、いつどこで将棋倒し等の事故が発生しても不思議ではない状態になってしまったことに懲りた?中央競馬会は、その後の大レースで入場券発行枚数を制限しました。(*現在に至るまで、中央競馬というか、世界の主要な競馬場・レースを含めても、史上最多の入場者数です)

 従って、現在の中央競馬においては「概ね12万人」が最多の入場者数になっています。

 そして、2018年5月27日の東京競馬場には「約12万人」が詰めかけたのです。

 「平成」時代最後の日本ダービーは、ゴール前の稀に見る競り合いから抜け出した、ワグネリアン号が優勝しました。

 好天に恵まれた好レース、多くのファンに見守られたワグネリアンの好走でした。
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[5月27日・ECF・第7戦]
クリーブランド・キャバリアーズ87-79ボストン・セルティックス

[5月28日・WCF・第7戦]
ゴールデンステート・ウォリアーズ101-92ヒューストン・ロケッツ

 セルティックス3勝2敗で迎えた、イースタンカンファレンス・ファイナルECFでしたが、第6戦と第7戦をキャバリアーズが連勝して4勝3敗と逆転し、NBAファイナルに駒を進めました。
 セルティックスのホームで行われた第7戦でのキャブスの「勝負強さ」が際立ちました。

 ロケッツ3勝2敗で迎えた、ウェスタンカンファレンス・ファイナルWCFでしたが、第6戦と第7戦をウォリアーズが連勝して4勝3敗と逆転し、NBAファイナルに駒を進めました。
 ロケッツのホームで行われた第7戦でのウォリアーズの「勝負強さ」が際立ちました。

 上記の2段落は、チーム名以外は全く同文です。

 ECF、WCF共に、本当に良く似た展開となったのです。

 そして、NBAファイナルは再び、キャバリアーズとウォリアーズの対戦となりました。

 2010年代後半のNBAにおいては、この2チームが「ポストシーズンの勝ち方を知っている」のは間違いないところでしょう。
 共に「計算通りの勝利」にも観えますから、カンファレンスファイナルを盛り上げるために、キャバリアーズとウォリアーズは「意図的に」第7戦まで持ってきたのではないか、という穿った見方さえ出てきそうな展開でした。

 先に行われたECF最終戦は、前半第2ピリオドPを終えて、セルティックスが43-39とリードしました。ホームでロースコアゲームに持ち込んでいることも有り、セルティックス有利の試合展開に見えました。
 ところがキャブスは、第3・4Pで48-36とセルティックスを圧倒し、「悠々と」勝ち切りました。
 まるで「第3Pから本気を出した」かのように観えました。

 今回「も」、大エースたるレブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の働きがチームに勝利を呼び込みました。
 「全48分にフル出場」というだけでも、これがカンファレンスファイナルという極めて厳しいゲームであることを考え合わせれば驚異的なことですが、35得点・15リバウンド・9アシストというのですから、まさに「信じられないような」パフォーマンスです。

 レブロン選手個人で見ても、前所属チームのマイアミ・ヒート時代から通算して「8年連続のNBAファイナル出場」というのですから、2011年以降、レブロン・ジェームズ選手は「ファイナルの舞台に立ち続けている」ことになります。
 その間、大きな故障・怪我も無く、高い実力のチームの一員であり続けることができたというのは、自身の節制と鍛錬の賜物でもあるのでしょうが、やはりバスケットボールの神様の支援無くしては、到底不可能なことでしょう。
 レブロン選手は「4度目のファイナル制覇」を目指すこととなったのです。

 続いてWCFですが、こちらも前半2Pまでは、ロケッツが54-43とリードしました。ECFセルティックスのリードより大きな点差です。ホームのロケッツが2ケタ得点差でリードしたとなれば、ゲームはこのままロケッツが支配すると観るのが常道でしょう。

 ところがウォリアーズは、第3・4Pを58-38と「20点差」で圧倒して、「悠々と」逆転勝ちを収めました。
 まるで「第3Pから本気を出した」かのように観えました。

 ケビン・デュラント選手が34得点、ステフィン・カリー選手が27得点・9リバウンド・10アシスト、クレイ・トンプソン選手が19得点、ドレイモンド・グリーン選手が13リバウンドと、相変わらずの多彩でキッチリと分業化された攻撃陣が、「第3Pから」本格稼働したのです。
 何か、前半に体力を温存し、後半の20数分に集中するような試合運びです。

 さて、NBAファイナルは4年連続で、キャバリアーズとウォリアーズの戦いとなりました。

 「レブロン・ジェームズ選手を中心とした攻撃陣」と「カリー選手・デュラント選手・トンプソン選手の多彩な攻撃陣」という構図も継続されています。

 昨年同様に「1対3」の様相ですので、変な書き方ですが「普通に戦えばウォリアーズの方が強い」のでしょう。いかにレブロン選手でも「スタープレーヤー3人分の働き」は至難の技なのです。
 
 5月31日から始まるファイナル2018では、キャバリアーズに「レブロン・ジェームズ選手の獅子奮迅の活躍」にプラスされる「α」が出現するかどうか、がポイントとなりそうです。
 何度か書いていることですが、大相撲には、十両で全勝優勝すると、大関以上に昇進するという法則というか定理が有ります。

 今回の栃ノ心関の大関昇進により、その法則が健在であることが証明されました。

 15日制になってからの十両全勝優勝と最終の番付は、以下の通りです。

① 1955年(昭和30年)3月場所 栃光→大関
② 1961年(昭和36年)11月場所 豊山→大関
③ 1963年(昭和38年)11月場所 北の富士→横綱
④ 2006年(平成18年)3月場所 把瑠都→大関
⑤ 2014年(平成26年)9月場所 栃ノ心→大関(現役)

 60年以上の期間に、僅か5力士しか「十両全勝優勝」を果たしていないことにも、少し驚きますが、その5力士がいずれも大関以上に成っているという事実は、とても凄いことだと思います。
 例外の無い、「確率100%」なのですから、まさに定理と呼んで良いレベルでしょう。

 年6場所で60年間としても計360場所になりますから、その詳細な内訳は把握していませんが、感覚的には「11勝4敗」が、十両優勝では最も多い星取りだと思います。
 次に多いのは「10勝5敗」と「12勝3敗」が同数位でしょう。

 「13勝2敗」や「14勝1敗」というのは、なかなか観ることが出来ない好成績だと思います。

 ましてや「15戦全勝」というのが、平成になって、30年間で2度しか達成されていないのですから、大記録と評価してよいのでしょう。

 十両には、「幕ノ内経験者」「三役経験者」といった強豪が居ることが多いのです。
 加えて、幕下から関取になったばかりの「伸び盛りの力士」も居ますから、そうした海千山千、多士済々の中で、「15日間1度も負けない」というのは、至難の技であろうことは、容易に想像できます。
  「負けない型を保持する元幕内・三役力士」を相手にしても勝つことが出来るという面では、「とても強い力士」でなければ十両全勝優勝は出来ないのは、自明の理でしょう。

 加えて感心させられるのは、「十両全勝優勝」を果たした力士は、故障・怪我にも強く、大関という高い番付に駆け上がっているという点です。

 「とても強い力士」に成るのも大変なことですが、「とても強くて丈夫な力士」になるのは、当然ながらもっと大変なことでしょう。

 「十両全勝優勝」という事象が、その後のキャリアにおける「丈夫な力士」であることをも担保しているとすれば、凄いことだと感じます。

 また、取口をも示している可能性があります。
 乱暴な取口では、怪我・故障をし易いでしょう。そうすると、「十両全勝優勝」を成し遂げる力士は、「丁寧な取口」「怪我をし難い取口」であると推定されるのです。
 取口をも想定させる記録というのは、滅多には存在しないであろうと感じます。

 栃ノ心の場合なら、膝を故障して幕下まで番付を下げながら、そこで丈夫な体作りと、故障しにくい取口を学び、開発したということになります。

 大相撲において、出世して行く過程で、その力士の最終番付を示す、という明確な記録として「十両全勝優勝」が存在します。

 本当に「深く」「不思議な」記録だと、何時も思うのです。
[5月26日・NSKオリンピスキスタジアム]
レアル・マドリード3-1リバプール

 ウクライナの首都キエフにあるオリンピスキスタジアムを舞台に行われた、2017~18年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、レアル・マドリードが勝ち、優勝を決めました。

 レアルは「史上最多の13度目の優勝」であり、「史上初の3連覇」でもありました。

 「チャンピオンズリーグに愛されている」レアルが、その力を再び明示したのです。

 前半は、両チームが持ち味を出し合った展開でした。
 両チームに得点のチャンスが有りましたけれども、チャンピオンズリーグの神様が「まだたせよ」と言っているようなシーンが続きました。
 機が熟していなかったのでしょうか。

 レアルのケイラー・ナバス選手、リバプールのロリス・カリウス選手の両ゴールキーパーGKの動きも素晴らしく、両チームの強力な攻撃陣の圧力を凌ぎ続けたのです。

 そして後半、先取点は思いもよらぬ形で入りました。

 後半6分、リバプールのGKカリウス選手が右手で見方ディフェンダーにアンダーハンドパスを投げたのですが、このパスをレアルのフォワードFWカリム・ベンゼマ選手がカットしました。そして、このカットしたボールが、ゴール向かって左隅に転がって行ったのです。

 カリウス選手にとっては痛恨のアンダーハンドパスでしたし、ベンゼマ選手がよく詰めていたということなのでしょうが、それにしても、そのカットが綺麗にゴールに吸い込まれるシーンは、信じられない光景でした。
 「チャンピオンズリーグの神様も悪戯が過ぎる」という感じでしょうか。

 とはいえ、ゲームはレアルの1-0のリードとなったのです。

 前半の後半から、やや押し気味だったレアルでしたが、この得点で「1-0で勝とう」と考えたのでしょうか、少し守備的になりました。ピッチ全体でのリバプールにかける圧力が下がったのです。

 一方、思いもよらぬ形で先制を許したリバプールは、落胆することも無く、攻め続けました。

 そして、後半10分、コーナーキックCKからサディオ・マネ選手が押し込みました。
 CKのボールをデヤン・ロウベン選手が頭でゴール前にパス、このボールをマネ選手が右足で押し込んだのです。美しいゴールでした。
 今大会のリバプールの力を示したゴールであろうと思います。

 思いもよらぬ失点から、僅か4分後の同点ゴールは、このゲームを「振り出し」に戻した感が有りましたが、しかし、この後ゲームは「レアルが支配」することとなったのです。

 きっかけは、後半16分のガレス・ベイル選手の投入でした。
 イスコ選手からベイル選手への交替という、レアルならではの豪華な交替でしたが、そのベイル選手が輝いたのです。

 後半19分、ベイル選手のオーバーヘッドシュートがゴール左側に突き刺さりました。
 マルセロ選手からのセンタリングに「ドンピシャ」のシュートでした。
 かつては滅多に観ることが出来ず、近時は時々眼にするようになったオーバーヘッドキック・シュートですが、このベイル選手のプレーは、そうした事例の中でも、最も美しく素晴らしいものであったと感じます。

 そして後半38分にもベイル選手がミドルシュートを放ち、これをGKカリウス選手がキャッチすることが出来ずにゴール。レアルが3-1とリードを広げました。 
 勝敗は決したのです。

 それにしても、途中交替でピッチに立った「ベイル選手の輝き」は、凄まじいものでした。

  「チャンピオンズリーグに愛されている」レアル・マドリードの、この舞台での強さが際立ったゲームでした。
 5月場所は14日目を終えました。

 14日目の直接対決、鶴竜VS栃ノ心の取組を制した、横綱・鶴竜が1敗でトップに立ちました。
 12連勝と走った栃ノ心でしたが、13日目・14日目と連敗して2敗目となりました。

 今場所・大関取りの場所の栃ノ心は、初日から素晴らしい取り口を魅せてくれましたけれども、さすがに終盤に「疲れ」が出たように観えます。

 悲願に向けて白星を積み上げるしかなかった栃ノ心が、12日目の白鵬戦を完勝して、僅かながら「ホッとした」のは、「人間であれば」仕方のなかったことのように観えます。

 1月場所14勝(優勝)、3月場所10勝と積み上げてきた栃ノ心にとって、5月場所は10勝でも、3場所計34勝となりますから、大関昇進に向けて十分な記録になると予想されました。

 とはいえ、大関昇進の直前の場所が「10勝」というのも、やや少ない感じがしますし、最初の14勝が平幕における数字だという、「いちゃもん」に近い見方(優勝しているのですから、平幕だろうが三役だろうが、どちらでも良いことは明白です。1月場所で三役に居た、どの力士にも優勝する権利はあったのですから)もあるかもしれませんので、「11勝」なら確実であろうと思われました。3場所35勝というのは、過去の例を見ても、高いレベルの記録なのです。

 その「11勝」を、栃ノ心は「11連勝」で示現しました。凄いことです。

 再び、とはいえ、その11勝の内に「不戦勝がひとつある」という、「いちゃもんの上塗り」のような見方もあるかもしれません。不戦勝は、どの力士にも有り得ることですから、どちらかと言えば「相撲の神様のプレゼント」、その力士の持つ「星の強さ」と見るべきではないかと、私などは感じますが、とにかくそうした見方が存在する可能性はありますから、大関を確定するために「12勝」が求められる状況でもあったのかもしれません。(3場所36勝というのは、今後大関に挑戦する力士のことを考えると「高すぎるバー」であろうとは思いますが・・・)

 そして、その「12勝」を栃ノ心は、12連勝でやってのけたのです。それも、12連勝目は横綱・白鵬戦でした。

 12日目まで「遮二無二」走ってきた栃ノ心が、12連勝したところで「ふと我に帰り」、「成し遂げたかな」と感じたことも自然なことでしょうし、そのタイミングで一気に「疲労」が、特に「心の疲労」が出て来たとしても、誰も文句は言えないでしょう。

 千秋楽で何が起こるかは分かりません。
 横綱対決で鶴竜が敗れ、栃ノ心が勢に勝って、決定戦に持ち込まれ、栃ノ心が逆転優勝を飾る可能性は、当然ながら有るのです。

 とはいえ、大関昇進を目指す3場所で2度の幕内最高優勝と言うのは「凄過ぎ」という感じもします。
 「大関」という大相撲における最高位のひとつを目指す力士が、3場所目で求められる勝ち星数に向かって、序盤で1敗、中盤で1敗、終盤を何とか乗り切って必要な勝ち星数を実現することが、決して珍しいことでは無い中での「3場所で2度の優勝」というのは、考えられない程高いレベルの成績でしょう。
 それは「奇跡」に近いものだと感じます。

 千秋楽の結果は結果として、5月場所の栃ノ心関は14日間、立派な、本当に立派な相撲を魅せてくれました。
 その大活躍に、大きな拍手を送らせていただきます。
 
 5月13日に幕を開けた、今季のカンファレンス・ファイナル。
 ウエスタンがゴールデンステート・ウォリアーズ、イースタンがクリーブランド・キャバリアーズという、このところの「NBAファイナルの常連2チーム」が早々に勝ち抜けるとの見方もありましたが、両カンファレンス共に「大接戦」となっています。

① イースタン・カンファレンス

・第一戦 5月13日 ボストン・セルティックス108-83キャバリアーズ
・第二戦 5月15日 セルティックス107-94キャバリアーズ
・第三戦 5月19日 キャバリアーズ116-86セルティックス
・第四戦 5月21日 キャバリアーズ111-102セルティックス
・第五戦 5月23日 セルティックス96-83キャバリアーズ

 第五戦を終えて、セルティックスの3勝2敗

② ウエスタン・カンファレンス

・第一戦 5月14日 ウォリアーズ119-106ヒューストン・ロケッツ
・第二戦 5月16日 ロケッツ127-105ウォリアーズ
・第三戦 5月20日 ウォリアーズ126-85ロケッツ
・第四戦 5月22日 ロケッツ95-92ウォリアーズ
・第五戦 5月24日 ロケッツ98-94ウォリアーズ

 第五戦を終えて、ロケッツの3勝2敗

 イースタンは、「ホームチームが勝つ」形となっています。
 それも、かなり「一方的にホームチームが勝つ」のです。

 このままで行けば、第六戦はキャバリアーズが勝って、第七戦に縺れ込みそうです。第七戦のホームはセルティックスですが、キャブスも易々とは負けないでしょうから、5月27日の最終戦(勝手に第7戦まで縺れ込むと決めてかかっいますが)は「大一番」となるでしょう。

 プレーヤー毎に観て行くと、第一戦では調子が上がらなかったレブロン・ジェームズ選手(キャバリアーズ)ですが、第二戦からはエンジン全開、第四戦では44得点を挙げました。ケビン・ラブ選手やトリスタン・トンプソン選手も、キャブスの中核として活躍しています。

 一方のセルティックスは、戦前の予想通り「全員で攻め、全員で守る」プレーが出来ていて、ジェイレン・ブラウン選手やジェイソン・テイタム選手、アル・ホーフォード選手、テリー・ロジアー選手らが「日替わりヒーロー」になっている形。
 もともとディフェンスのチームですが、今カンファレンス・ファイナルでは相応の得点力も魅せていますから、キャバリアーズにとっても難敵となっているのでしょう。

 ウエスタンの方は、初戦を敵地でウォリアーズが圧勝した時には、このまま押し切るかに見えました。
 ところがここからロケッツの反撃が始まったのです。

 特に、第四戦、第五戦の「接戦」をロケッツが連勝し、王手をかけました。
 ウォリアーズの得点力を削ぎ、ロースコアゲームに持ち込むゲームマネジメントが、大きな効果を挙げているのです。(まるで、セルティックスのような試合運びです)

 5月26日の第六戦でも、ウォリアーズの得点を100点未満に抑え込むことが出来るようなら、ロケッツが押し切る展開も有り得ます。
 ウォリアーズとして、ステフィン・カリー選手、ケビン・デュラント選手、ドレイモンド・グリーン選手らの攻撃力を発揮して、120点越えのゲームを展開したいところでしょう。

 今シーズンのカンファレンス・ファイナルは、本当に面白い展開となっています。

 「ボストンとヒューストンのNBAファイナル」というのも悪くない、と思います。
 5月27日、東京競馬場芝2400mコースで開催される、第85回東京優駿競走(日本ダービー)G1の注目馬検討です。

 競馬のお祭り、一年で最も華やかなレースがやってきます。

 白地に黒のゼッケンを観る度にウキウキしてしまうのは、私だけではないでしょう。

 日本ダービーは何時の時代も「3歳世代NO.1」を決めるレースなのです。

 クラシック1冠目の皐月賞2018は、複雑な展開のレースとなりました。
 目まぐるしい順位の上げ下げの中で、エボカドーロに栄冠が輝きました。
 ある意味では「クセのあるレース」でしたので、その結果は慎重に扱う必要がありそうです。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、4枠8番のブラストワンピース。
 3戦3勝の無敗馬です。前走毎日杯G3は完勝でした。ハービンジャーの代表産駒への道を歩んでいただきたいと思います。

 第二の注目馬は、7枠15番のステルヴィオ。
 勢いのあるロードカナロア産駒。前走皐月賞では展開に恵まれませんでしたが、広々とした府中で、存分の働きを観たいものです。

 第三の注目馬は、1枠1番のダノンプレミアム。
 言わずと知れた「2歳王者」です。弥生賞G2も勝って、久し振りの三冠馬誕生か、と思いましたが、まさかのトラブルで皐月賞を回避しました。
 地力NO.1は間違いないと思いますので、巻き返しに期待します。

 今回は以上の3頭に注目します。

 ゴーフォザサミットとジェネラーレウーノは、少し気になりますけれども。

 馬場は良さそうです。
 良いレースに成りますように・・・。
 2018年のMLBでは、大谷翔平選手の「二刀流」への挑戦が大きな話題となっていますが、プロスポーツ大国アメリカ合衆国には、有名な「二刀流」プレーヤーが存在します。

 今回は、ディオン・サンダース選手です。

 サンダース選手は、「NFLとMLBの二刀流」でした。

 そして、NFLでもMLBでも一流選手として大活躍したのです。

 1967年、フロリダ州フォートマイヤースに生を受けたサンダースは、ノース・フォートマイヤース高校で、アメリカンフットボールとベースボールとバスケットボールの3つのスポーツで活躍し、当該3競技でフロリダ州から賞を受けています。どの競技でも「フロリダ州屈指のプレーヤー」だった訳です。
 アメリカ合衆国では、高校くらいまではベースボールとフットボールの両方をやっているアスリートは相当数居ると言われます。シーズンが異なるので、可能なことなのでしょう。
 とはいえ、それにバスケットボールを加えた3競技で、いずれも一流となると、なかなか居ないことは容易に想像が付きます。
 サンダース選手は高校卒業時に、MLBのドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けていますが、入団はしませんでした。

 そして、フロリダ州立大学に進学しました。
 フロリダステイトでは、フットボール・ベースボールと陸上競技(短距離競走)の3競技をやりました。
 当然のように、アメリカンフットボールでもベースボールでも一流の成績を残しましたから、大学卒業時には、NFLとMLBの両方から誘いを受け、MLBとNFLの両方でプレーすることとなりました。

 NFLのキャリアは、1989年にアトランタ・ファルコンズに入団、1994年にはサンフランシスコ49ers、1995年にはダラス・カウボーイズ、2000年にはワシントン・レッドスキンズ、2004年にはボルチモア・レイブンズでプレーしました。ポジションはコーナーバックCBでした。

 1995年(49res)と1996年(ダラス・カウボーイズ)の2度、スーパーボウルSBを制覇していますし、1995年にダラスに移籍する際の年俸は、当時のNFL守備選手最高給でしたから、ディオン・サンダース選手が超一流のNFLプレーヤーであったことは、間違いないことです。

 1995年の49resにおいては、クオーターバックQBスティーブ・ヤング選手、ワイドレシーバーWRにジェリー・ライス選手とジョン・テイラー選手、ラインパッカーLBにケン・ノートン・ジュニア選手、ストロングセイフティSSにティム・マクドナルド選手と、スタープレーヤーが並ぶチームのスターターでした。
 また、1996年のカウボーイズも、QBトロイ・エイクマン選手、ランニングバックRBエミット・スミス選手を擁する最強時代のスターターだったのです。
 ディオン・サンダース選手は、SB制覇を狙える強豪チームの中心選手として活躍していたのです。

 ベースボールのキャリアは、1989年にニューヨーク・ヤンキースに入団、1991年にアトランタ・ブレーブス、1994年にはシンシナティ・レッズ、1995年にはサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーし、その後シンシナティ・レッズで何回か現役復帰しています。
 ポジションは外野手、左投げ左打ち、快足プレーヤーとして鳴らしました。

 1991年、ブレーブスの時にワールドシリーズWSに出場しました。この時はミネソタ・ツインズに敗れています。1992年にもブレーブスでワールドシリーズに進出しましたが、今度はトロント・ブルージェイズに敗れてしまい、ワールドシリーズ制覇は出来ませんでした。

 サンダース選手は、ベースボールにおいては「守備と走塁は一流だが打力不足」と指摘されていました。NFLとMLB、それぞれにおける位置づけでは、NFLの方が上位にあったとみるのが妥当なのでしょう。
 とはいえ、MLBにおいてもワールドシリーズに出場しているのですから、堂々たる一流プレーヤーであったことは間違いありません。
 NFLのCBとしての活躍が、凄すぎると見るべきなのでしょう。

 ディオン・サンダース選手には「二刀流」を表す様々な表記があります。
 有名なものを挙げて行きましょう。

① ワールドシリーズとスーパーボウルに出場した唯一のプレーヤー
② 同じ週に、MLBでホームランを打ち、NFLでタッチダウンを挙げた唯一のプレーヤー
③ スーパーボウルでパスレシーブとパスインターセプトを記録した唯一のプレーヤー

 三番目は、本来CBのプレーヤーであるサンダース選手が、WRとしても、「スーパーボウル」でプレーした(1996年のゲーム。47ヤードを獲得)ことによる表記となります。
 アメリカンフットボールとベースボールの二刀流のみならず、フットボールにおいては攻撃の選手WRと守備の選手CBの二刀流も実現している、それもスーパーボウルと言う大舞台で、ということですから、サンダース選手のアスリートとしての能力の高さと言うか、「驚異的な身体能力」を明示している事実に他なりません。
 まさに、何でも出来るという印象であり、真の「オールラウンド・プレーヤー」と呼ぶべきなのかもしれません。

 身長185cm・体重89kgと、NFLやMLBにおいては飛び抜けて大きいという体躯では無く、どちらかといえば「スリム」な印象ですが、この体躯を持って大男達と互角以上の戦いを演じ続けました。

 ディオン・サンダース選手は常々「フットボールは私の妻であり、ベースボールは私の愛人」と言っていた通り、主はNFLでのプレーということになるのでしょうが、どちらのスポーツでも、なかなか到達できない高みに居たプレーヤーなのです。

 「ベースボール・イズ・アメリカ」と称される、アメリカ人の心の故郷の様な存在であるMLBと、アメリカで最も人気が高いといわれるアメリカンフットボールの最高峰NFLの両リーグで、大活躍したディオン・サンダース選手。

 世界一のプロスポーツ大国アメリカ合衆国においても、「二刀流の最高峰」として、燦然と輝く存在なのです。
 アメリカ合衆国というか、世界的にも有名な「経済誌」であるウォール・ストリート・ジャーナルが、大谷翔平選手の「大特集」を組んだと、5月22日のfull-Countが報じました。

 MLB専門メディアではなく、スポーツ専門メディアでもなく、一流の経済誌が「大特集」を組むというのは、異例なことでしょう。

 その内容は「最も優秀なベースボールプレーヤーが持つ最高の能力を全て取って、とてつもない1人の選手にまとめると、オオタニになる」というコメントが総てを物語っています。

 つまり、投手としても、打者としても、走者としても、オオタニは「MLB最高レベル」だという、最大級の賛辞を送っているのです。

 プレーの例示の細部は、180km/hを超える打球初速、163km/hの投球速度、約30フィート(約9.14m)/秒のランニングスピードに代表される、現在のMLB全体のトップクラスのスキルに集約されています。
 
 どれもこれも驚かされることばかりですが、何より凄いのは、「ウォール・ストリート・ジャーナル」に特集が組まれたことでしょう。

 大谷翔平選手・投手の存在は、ベースボール界を大きく超えたのです。

 既に「アメリカ合衆国社会における普遍的な存在」になりつつあるといっても、言い過ぎでは無いのかもしれません。
 「競馬の祭典」、日本ダービーが迫りました。

 競馬に係わる全ての人にとって、一年で最も「ワクワクする日」であろうと思います。
 
 1981年の優勝馬はカツトップエース号、1997年の優勝馬はサニーブライアン号なのですが、この2頭のダービー馬の競走馬キャリアは、不思議なほどに似ています。

① 共に逃げ馬

 「逃げ馬」の中にも、比較的自在な脚質を持ち、他に強力な逃げ馬が居る時には過度な競り合いを避けて、2番手・3番手でレースを行う馬も居ますが、この2頭は「生粋の逃げ馬」といって良いでしょう。展開の関係で2番手に位置することが有っても、常に先頭で走ろうとするのです。

② 皐月賞・日本ダービーの2冠馬

 共にこの年のクラシック2冠馬となり、「最優秀4歳牡馬」のタイトルを獲得しています。
 余談ですが、皐月賞の2着馬との着差は、共に「クビ差」でした。

 皐月賞優勝が「展開に恵まれてのフロック」ではなかったか、という見方をされて、日本ダービーではカツトップエースがサンエイソロンの3番人気、サニーブライアンがメジロブライトの6番人気と、皐月賞馬としては人気が低かったところも共通でした。
 2頭とも、日本ダービーを勝って初めて「その実力が認められた」感があるのです。

③ 共に、日本ダービーがラストラン

 そして2頭とも、日本ダービー後レースに出走することはありませんでした。故障を発症したためです。

④ 11戦4勝と10戦4勝

 通算成績もとても良く似ています。

 共に新馬戦を勝ち、特別レースで1勝して、後は皐月賞と日本ダービーを勝利しての、計4勝。
 総レース数の違いは、カツトップエースが皐月賞と日本ダービーの間に、当時はダービートライアルであったNHK杯に出走したことによる1レース分ではないでしょうか。

 2頭の日本ダービー馬・カツトップエースとサニーブライアンは、16年の歳月を経て、酷似した競走馬キャリアを送りました。
 これ程に似ているキャリアを持つダービー馬というのは、珍しいというか、奇跡的なことであろうとも感じます。

 カツトップエース号、父イエローゴッド、母アコニット。通算成績11戦4勝。主な勝ち鞍、日本ダービー、皐月賞。

 サニーブライアン号、父ブライアンズタイム、母サニースイフト。通算成績10戦4勝。主な勝ち鞍、日本ダービー、皐月賞。

 両馬は既に他界していますが、天上での「2冠馬の会」(そういう会が在るのかどうか知りませんけれども)における、両馬の会話を聴いてみたいものです。
 本シリーズでは、スポーツにおける「AIの可能性」を考えてきています。
 相当の可能性があると感じています。

 それでは、現時点でAIには出来そうもないことを考えてみましょう。

 それは、団体スポーツにおける「チーム創り」ではないでしょうか。

① 複雑

 「チーム創り」には、とても多くの変数が存在し、それらの変数が互いに影響しあうという点で、極めて複雑な作業でしょう。

 加えて、多くの「チーム創り」には時限性がありますから、いつまでも情報を蓄積して行く時間が無い場合が多いと思います。
 短時間で最大の力を発揮できるチームを創っていくという作業は、現在のAIでは難しい(AIではなく、人間にとっても、もちろん難しい)作業であろうと思います。

 まず、その時点でチームを構成するプレーヤーの能力・特質は千差万別です。
 「こういうスキルのプレーヤーが何人いれば、こういうチームを創ることが出来る」という判断基準があったとしても、そういうプレーヤーが居なければ始まりません。

 例えば、高校野球であれば、選手は3年で卒業しますし、毎年新しい選手が入学してきます。こうした状況下で、毎年「勝てるチーム」を創り、能力が高い選手が揃った時には「とても強いチーム」を創るというのは、相当に高度な作業だと思います。
 甲子園大会を連破するようなチームを創り上げることが出来る監督の能力は、極めて高いということになります。

 個々のプレーヤーのフィジカルな能力はもちろんとして、それぞれのプレーヤーの性格なども考慮してチーム創りを行う、それも半年とか3ヵ月といった短い期間で、骨格は決めなければならないのですから、大変です。

 AIは個々のプレーヤーのレベルアップを進めるとか、ゲームにおいて最適な指揮を執る、といったことには、相当の力を発揮できそうですが、こうしたチーム創りには、まだ力が及ばない感じがします。

 理由として考えられるのは、そもそもベースとなるプログラムを作成する人間の側に、「チーム創り」のノウハウ・スキルが十分ではない可能性があることが挙げられるのでしょう。
 チーム創りにおいては、「チーム作る側の人の個性・性格」も大きく影響しますが、そうした要素を盛り込んだプログラム、それも精度の高いプログラムというのは、なかなか創れるものでは無いでしょう。

 加えて、AIの学習能力面でも、ほぼ同じチームでの情報の蓄積には限界があるでしょう。
 例えば、高校野球であれば、ほぼ同じチームで行う試合(毎年の大会での試合)は、おそらく数十試合であって、100試合は超えないのではないでしょうか。
 ワールドカップに出場するサッカーチームにしても、ほぼ同じチームでの試合は100試合には届かないでしょう。

 様々な観点から、各試合のメンバーを決め、試合を行い、控え選手も色々な投入の仕方を試すとしても、十分な情報を蓄積する前に、大きな大会は終わってしまう感じがします。

 人間の優秀な監督は、チームのメンバーを良く観て、過去のデータも勘案し、「こんな組合せ」のチームが良いのではないか、といった想定のもとに最初のチームを創り、練習や練習試合当の繰り返しの過程で、より強いチームへ変貌させていきます。
 当該監督の「勘」が働くことで、無駄の無いチーム創りが進むように見えます。

 例えば、高校野球で甲子園大会に出場を「重ねる」チームの監督には、間違いなくこうしたスキル・ノウハウが備わっているのでしょう。

② 心持ち

 チーム創りには、メンバーの「心持ち」のコントロールが必要です。
 切磋琢磨していく「良い仲間」としてのチームを創り上げ、試合に臨んでは「怯まない強い意志」をチームとして維持する体制作りが必須であることは、言うまでも有りません。

 少し弱気な選手に対して、それを励ますなどして「やる気」にさせる周囲のプレーヤーやキャプテンの存在など、強いチーム作って行く上では「メンバーの心持ちのコントロール」が不可欠でしょう。

 こうしたこと、単なる仲良し集団では無く、どんな状況下でも「戦う集団」を育てていくことが、競技スポーツにおける「チーム創り」のポイントとなるのです。
 この過程では、監督自身の性格や有り様、「心持ちの形」が大きな影響を与えることになります。
 当然ながら、「チームは監督と選手により構成される」のですから。

 こうした「心持ちのコントロール」については、AIは苦手であろうと思われます。

 今回は、現時点でAIが苦手とするであろうことを観てきました。

 とはいえ、「チーム創り」についても、いずれは(10~20年くらいあれば)AIが克服するような気もします。
 そして、「人間では考えもつかない形でのチーム創り」手法を創造してくれるのではないかと思います。

 (その11へ)
 大谷翔平選手のMLBデビューが、「大きな驚き」を持って、プレーヤー、スタッフ、MLBファン、アメリカ合衆国のスポーツファン、そして世界中のスポーツファンに迎えられています。

 この「衝撃」は、「二刀流」ということから、これまで類を見なかった「種類」のものであると感じますが、その衝撃の「大きさ」についていえば、長いMLBの歴史においては、十分に比較しうる「デビュー」が有りそうです。

 そうした「視点」で書かれた、とても興味深い記事が5月8日に配信されました。
 「web Sportiva」の福島良一氏の記事「メジャーデビュー『大谷翔平レベルの衝撃』はこれまであったのか?」です。

 福島氏のMLBに関する豊富な知識と情報、そして「公平な眼」がとても印象的な記事です。

 この記事の中で福島氏は、これまでMLBにおいて発生?した「衝撃的なデビュー」を列挙しています。

 一人目は、1981年のフェルナンド・バレンズエラ投手(ロサンゼルス・ドジャーズ)。
 20歳のバレンズエラ投手は、エース投手の故障により急遽開幕投手を務めることとなり、これを完封勝ち。以降8連勝して、一躍スターダムに伸し上がりました。

 この8連勝の内7試合が完投、5試合が完封と言うのですから、「凄まじい衝撃」です。
 メジャーリーグの情報がとても少なかった時代ですけれども、「バレンズエラの活躍」は日本のメディアにも再三採り上げられていました。
 その衝撃は間違いなく世界レベルだったのです。

 バレンズエラ投手は、その風貌、ずんぐりした体形や茶目っ気たっぷりな動作等により、一段と人気が高まりました。プレーをしていればもちろん、していなくとも「バレンズエラを観るだけで十分に満足するファン」=「フェルナンドマニア」を生み出したのです。

 二人目は、1984年のドワイト・グッデン投手(ニューヨーク・メッツ)。
 19歳だったグッデン投手は、デビューするやストレートとカーブの2球種だけで「三振の山」を築きました。
 「目の覚めるような投球」を披露し続けたのです。
 「ドクターK」という三振奪取王に捧げられる尊称は、グッデン投手から始まったのかもしれません。

 グッデン投手の活躍は、日本メディアにも再三取り上げられました。その「投球フォーム」は「美しくも力強く迫力十分」、まさに「メジャーリーグのピッチャー」だと感じたことを憶えています。

 三人目は、ケリー・ウッド投手(シカゴ・カブス)。
 1998年に20歳でメジャーデビューしたウッド投手は、5試合目のヒューストン・アストロズ戦で「1試合20奪三振」というメジャー記録を叩き出しました。
 まさに「剛腕投手」だったのです。

 四人目は、スティーブン・ストラスバーグ投手(ワシントン・ナショナルズ)。
 2010年に21歳でデビューしたストラスバーグ投手は、デビュー戦で7回・14奪三振の快投を魅せました。特に、全94球の内36球が98マイル/h、内2球が100マイル超えという「速球主体の投球」が、全米に衝撃を与えたのです。
 「これまで見たことが無いレベルの速球投手」は、瞬く間にスーパースターとなりました。

 スタジアムは「ひと目でも、ストラスバーグ投手を見たい」というファンで埋め尽くされました。それまで集客が良かったとは言えなかったナショナルズのボールパークは、40,000人の観客で大入り満員となったのです。

 福島氏は、以上の4プレーヤーを「大きな衝撃」を齎したMLBデビューとして挙げました。
 4人共投手というところも興味深いところですが、何より、こうして書いていただくと「なるほど」と感じる「スーパーデビュー」ばかりです。

 衝撃のサイズという面からは、「大谷翔平レベル」のデビューばかりであろうと感じます。

 4プレーヤーのデビューに共通しているのは、「それまで観たことが無い」プレーを披露したことであり、「プレーを観ること、プレーヤーを観ること、そのものが喜び」である点でしょう。

 大谷翔平選手・投手のプレーも、まさに「これまで観たことも無い」ものであり、その存在を観ること自体が「大きな喜び」である点は、同じです。

 そして21世紀のMLBにおいては、「二刀流」という点が「大谷翔平独自」のものなのです。
 連日のように活躍が報じられている大谷翔平選手・投手ですが、最近は「二刀流」についてよりも、打者として、投手として、ランナーとして、の「スペシャルな活躍」についての報道が多いと感じます。

 「二刀流」が可能かどうか、というポイントから、打者としての大谷選手、投手としての大谷投手が、いかに「飛び抜けた存在」であるかを、多くのMLB関係者やファンが、ほとんどの場合「驚き」を持ってコメントしているのです。

 この記事では、打者大谷の「特別な打球音」に関するものです。

 コメントしているのは、ミネソタ・ツインズのボビー・ウィルソン捕手です。
 先日のロサンゼルス・エンゼルスとの4連戦で、大谷選手の打球音を間近で聴いたプレーヤーが、とても「スペシャル」だというのです。(ロサンゼルス・タイムズ電子版)

  「ベースの後ろに座っていて、あんな打球音を響かせることが出来る人間は一握りしか知らない。それは、デビッド・オルティーズ、アレックス・ロドリゲス、そしてマイク・トラウト。私はオオタニも同格に入れる。バットがしなり、バッティンググローブは破れ、ただただ音が違うんだ。限られた選手からしか聞くことが出来ない独特の音なんだ。そういう選手は本当に、本当に優秀なんだよ」と語ったと伝えられました。

 私は、野球の捕手は、子供の時にしかやったことがありません。それは、軟球を使った野球でした。
 それでも、打者との距離はとても近いと感じていたものです。(当たり前のことで恐縮です)

 世界最高のベースボールリーグであるMLBのレギュラーキャッチャーともなれば、数々の名選手の間近でプレーするのですから、キャッチャーにしか分からない情報、打球音やスイング音、スイングにより巻き起こされる風、スイングの軌道、スイングスピード、打球スピード、スパイクがボックスの土を削る音・様子、等々、とても沢山の項目について、五感で感じる、ひょっとすると複数の情報を総合して「第六感」で、把握できるのかもしれません。いずれにしても、「ならではの貴重な情報」を得ることが出来るのでしょう。

 それはそれで、スポーツ好きから見ると「とてもとても羨ましい立場」ということになりますが、当然ながら、その立場は、「MLBのレギュラー捕手」となるという「至難の技」「天才的な才能・技能を保持するキャッチャー」でなければ立つことが出来ないフィールドであることは、間違いありませんし、そうした最高峰のプレーヤーでなければ、感じることが出来ない情報なのでしょう。

 ボビー・ウィルソン捕手も、もちろん天才のひとりなのです。
 そのウィルソン捕手が、ボストン・レッドソックスの「ビッグパピー」ことデビッド・オルティーズ選手、696本塁打を誇るアレックス・ロドリゲス選手、現役最高の野手のひとりマイク・トラウト選手と並ぶ存在として、大谷翔平選手を挙げているのです。

 本当に凄いことだと思います。

 ウィルソン選手は、オルティーズ選手やA.ロッド選手、トラウト選手とは数多くの対戦歴があると思うのですが、大谷選手の打撃については、おそらく2試合しか接していないはずなのです。その僅か2試合で、MLB史上屈指の強打者と「同格」だと評しているのですから、余程強烈なインパクトを感じたということなのでしょう。

 大谷選手の活躍は、打者として、投手として、現役MLB最高のプレーヤー、加えてMLB史上に輝く名プレーヤーと比較されるレベルになっています。
 そして、これに加えて、大谷選手は野手と投手の両方をプレーしているのです。

 これからも「かつて観たことが無い様な活躍」が続いて行くことになるのでしょう。

 それにしても、ウィルソン捕手に「その音の様子」を伺ってみたいものです。
 もちろん、擬音で表現できるようなものでは無いのでしょうが、一般のメジャーリーガー(妙な言葉で恐縮です)と比較して、どういうところが違うのか、教えていただきたいのです。
 スポーツから得られる「最高の情報のひとつ」だと感じます。

 もちろん、それは「特別な立場に居る、選ばれた人にしか、聞くことが出来ない音」であることは、分かっているのですが・・・。
 ブラジルサッカー連盟は、5月14日に、ワールドカップ・ロシア大会のメンバー23名を発表しました。
 国際サッカー連盟FIFAへのメンバー提出期限は6月4日ですので、随分早い発表です。

 そもそも、2月中旬に代表の一部・15名を先行して公表しましたから、今大会に向けてのブラジル代表メンバー発表は、全体としてとても「前倒し」です。

 発表されたメンバー23名は、以下の通り。(○印は2月に発表された15名)

GK ○アリソン選手、エデルソン選手、カシオ選手
DF ○ミランダ選手、○マルキーニョス選手、○チアゴシウバ選手、○マルセロ選手、
フィリペルイス選手、ファグネル選手、ジェロメウ選手、ダニーロ選手
MF ○カゼミーロ選手、○フェルナンジーニョ選手、○パウリーニョ選手、
  ○レナトアウグスト選手、○コウチーニョ選手、ビリアン選手、フレジ選手
FW ○ガブリエルジェズス選手、○フィルミーノ選手、ドウグラスコスタ選手、
タイソン選手、○ネイマール選手

 ○印の選手としては、DFのダニエウ・アウベス選手とFWのウィリアン選手が、今回選ばれませんでしたが、これは故障によるものでしょう。各国のリーグ戦やカップ戦で、今後もプレーヤーが故障する可能性があり、その場合には別のプレーヤーが補充されることになります。
 毎回のワールドカップにおいて、いろいろなチームで観られる事象です。

 余談ですが、DFのダニエウ・アウベス選手を欠いたのは、いかにブラジル代表チームとしても、相当な痛手であろうとは感じます。フィジカル面はもちろんとして、チームの精神的な支柱としての存在感が、とても大きいプレーヤーですので・・・。

 さて、話を戻しましょう。

 「異例」とも言える前倒しの「セレソン発表」には、どんな意図、ブラジル代表チームを一気に建て直し、優勝候補の一角にまで引き上げた名将・チッチ監督の狙いがあるのでしょうか。

① 「誇り」、十分な準備期間確保

 ブラジル出身のサッカープレーヤーにとって、「セレソン」に選出されることは憧れです。永遠の憧れと言っても良いでしょうし、キャリア最高の栄誉でもあるのでしょう。

 早々に公表することで、セレソンには大きな誇りと自覚が生まれます。

 そして、ロシア大会に向けての「心身の準備期間」を確保することも出来ます。

 メンバーが決まっているのであれば、早ければ早いほど、個々のプレーヤーの「代表選手としての完成度」は高まるもののように思います。

② 第一陣が先発、第二陣が控え

 2月中旬に発表した15名(現在残っているのは13名)が、先発イレブンおよび「必ず毎試合出場するメンバー」と見て良いのでしょう。
 そして、追加で発表された10名は「控え」選手なのであろうと思います。

 選ばれた選手達も、「そのこと」を十分に認識している筈ですし、こうした発表の仕方は、メンバーに「自らへの役割期待」を明示しています。

 レギュラー陣と控え陣の、大会に向けての準備方法は、やはり異なるものでしょうし、より精度の高いチーム創りに結びつくものと思われます。

 言うまでもないことですが、「控え」であろうと、セレソン選出の価値に違いはありません。

③ 怪我・故障の回避

 ワールドカップ本大会を前にして、代表チームの監督にとって最も心配なことは、メンバーの怪我・故障発症でしょう。
 監督が考えている「代表チームのプレー」に欠かすことが出来ないプレーヤーがピッチに居ないのでは、せっかく練り上げた戦術・戦法が無になってしまう怖れが在るのですから。

 一方で、代表メンバーの発表を、期限ぎりぎりまで遅らせると、個々のプレーヤーは「代表入りに向けて必死のプレー」を続けてしまうことが予想されますから、怪我・故障のリスクは高いものとなってしまう可能性があります。

 早々にメンバーを発表・固定することにより、各国のリーグ戦やカップ戦で、セレソンは「無理なプレー」を回避することができます。
 いかにスーパースター揃いとはいっても、「選ばれるかどうか分からない」という不安の中で、日々のゲームに臨んでいる状況では、良いところを見せようと、いつも以上に頑張ってしまうことが考えられます。
 セレソンにとっても「ワールドカップでプレーすること」は、自身の大きな夢の実現なのでしょうから。

④ 他チームへの威嚇

 頭書の23名を観ると、「煌びやか」です。さすがに世界屈指のサッカー大国の代表メンバーなのです。どのプレーヤーも「世界的な有名プレーヤー」ばかり。
 このメンバーを大会1ヵ月前、主力選手については大会4ヵ月前の段階で見せられてしまうと、特にグループリーグの対戦チームにとっては、相当のプレッシャーになると思われます。

 もちろん一方で、早々にメンバーを知ることが出来ますから、相手チームにとっては研究する時間が増えるわけですけれども、セレソンにとっては、研究されることにより失うものより、相手にプレッシャーを与えることにより得る物の方が、相当大きいとの判断が有るのでしょう。

 確かに、いくら調べたところで、ネイマール選手やガブリエルジェズス選手、レナトアウグスト選手、コウチーニョ選手、フェルナンジーニョ選手らを止めるのは、至難の技なのです。

 かつて、「白いペレ」ことジーコ氏が「ブラジル出身プレーヤーは常時600名前後が海外でプレーしている」とコメントしていたように、ブラジル出身プレーヤーの選手層は「世界一厚い」のでしょう。

 ブラジル国内のチームを合わせた、1,000人を超えるであろう候補者の中から選ばれるセレソンというのは、まさに「エリート中のエリート」です。

 チッチ監督は、「エリート中のエリート」プレーヤーの自覚を促し、十分な準備期間を確保するために、「早々のメンバー発表」を行ったのだと考えます。

 それにしても、ワールドカップ2018ロシア大会に出場する、他の多くのチーム、代表メンバーをなかなか決めることが出来ずに四苦八苦しているチームにとっては、「羨ましい限り」の大会前対応であろうと感じるのです。
 5月20日、東京競馬場芝2,400mコースで行われる、第79回優駿牝馬(オークス)競走G1の注目馬検討です。

 メンバーが揃いました。
 2018年世代の有力牝馬が揃って出走してきた感があります。これだけのメンバーが故障も無く顔を揃えたのは、とても嬉しいことです。

 例えば、桜花賞2018の1~5着が全て出てくるのも、なかなか無いことだと思いますし、フローラステークスG2、フラワーカップG3の優勝馬も登場しますから、まさに「世代の女王」を決めるに相応しいラインナップとなっています。

 これだけ揃うと、やはり「桜花賞組」が中心となりそうです。桜花賞2018は、レースとしても堂々たるもので、多くの馬が地力を発揮したものであったと思います。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、7枠13番のアーモンドアイ。
 桜花賞のゴール前400mの走りは素晴らしいものでした。上がり3ハロン33秒台の豪脚、そしてその豪脚を魅せながら、ゴール前の脚色もしっかりしていた点が凄いところです。
 府中の長い直線では、その持ち味が一層生きることでしょう。

 第二の注目馬は、1枠2番のラッキーライラック。
 桜花賞はアーモンドアイにこそ抜かれましたが、その他の馬は抑え込みました。「敗れて尚強し」というところでしょう。展開に左右されない安定感という意味では、引き続き世代NO.1であろうと思います。

 第三の注目馬は、1枠1番のリリーノーブル。
 常に、世代最高峰のレースで走り続けながら、3着を外したことが無いという高い実力は、距離が伸びても発揮されると見ます。

 今回は以上の3頭に期待します。
 結局、桜花賞1・2・3着の3頭となってしまいました。

 サトノワルキューレやカンタービレが、桜花賞組にどこまで迫れるかも、見所のひとつであることは言うまでもないことですが・・・。
 2018年の優駿牝馬(第79回オークス)が迫りました。

 牝馬クラシックレースの2冠目です。

 東京優駿(日本ダービー)の前週に行われる優駿牝馬は、とても華やかなレースです。
 牝馬ということもあってか、馬主さんにも気合が入るのか、鬣を結う紐も、朱色・赤色系が多く、「女王決定戦」に相応しい雰囲気がレース全体に漂っています。

 この優駿牝馬競走で、史上唯一「3連覇」を成し遂げた騎手が嶋田功です。

 1972年タケフブキ号、1973年ナスノチグサ号、1974年トウコウエルザ号、に騎乗しての3年連続優勝でした。

 嶋田功騎手は、1976年にテイタニア号でも優勝していますから、この5年間で4度オークスに勝ったことになりますし、1981年にはテンモン号で勝ちましたので、「オークス5勝」という、まさに「オークス男」の異名に恥じない強さを示してくれたのです。

 ちなみに、嶋田功騎手は牝馬騎乗での好プレーが目立ちましたので、「牝馬の嶋田功」とも呼ばれました。

 タケフブキ、ナスノチグサ、トウコウエルザの3頭は、いずれも個性豊かなサラブレッドでした。タケフブキは「生真面目」、ナスノチグサは「やんちゃ娘」、トウコウエルザは「すらりとした美人」といった印象であったと記憶しています。

 実は、この3頭はいずれもパーソロン産駒なのです。

 パーソロンといえば、1964年(昭和39年、第一回東京オリンピック開催年)に輸入され、シンボリ牧場で活躍した種牡馬です。
 パーソロン系というサイアーラインが在るほどの、大種牡馬です。

 本記事は、大種牡馬パーソロンの活躍にスポットを当てたものではありませんので、簡単に触れますが、産駒には、シンボリルドルフ(三冠馬)、サクラショウリ(日本ダービー)、メジロアサマ(天皇賞(秋)、安田記念)などの優駿が並びます。
 そして、パーソロン産駒は、牝馬クラシックレースにも滅法強かったのです。
 オークス馬5頭、桜花賞馬2頭を輩出しています。

 「嶋田功騎手×パーソロン=オークス3連覇」という式が、1970年代に存在しました。

 40年以上も前の話ですけれども、レースの華やかさは2010年代のオークス競走に、勝るとも劣らないものであったと感じます。
 ボルチモア・オリオールズのマニー・マチャド選手が絶好調です。

 5月13日終了時点のアメリカンリーグの打撃部門で「軒並みトップ」なのです。

① 本塁打数
1位 マチャド選手 13本
1位 ベッツ選手(レッドソックス) 13本

② 打点
1位 マチャド選手 38
2位 ラウリー選手(アスレティックス) 36

③ 安打数
1位 マチャド選手 55
2位 ラウリー選手 54

④ 打率
1位 ベッツ選手 .360
2位 マチャド選手 .350

 打率だけは、ボストンのベッツ選手に次いで2位ですが、その他の項目では堂々のトップに立っているのです。

 2012年にMLBデビューしたマチャド選手は、現在24歳。
 既に6シーズンプレーし、今季は7シーズン目に入っていますから、相当の実績を残してきています。
 「強打の内野手(3塁手、遊撃手)として確固たる地位を築いてきたのです。
 2015年には、「162試合に出場して713打席を消化する」という、リーグトップの成績も挙げました。
 「常にフィールドに立ち続ける」という、MLBのプレーヤーに最も求められる部門、において、MLB屈指のプレーヤーなのです。

 一方で、打撃部門のタイトルに縁があるタイプのプレーヤーではありませんでした。
 2012~17年の6シーズンで、打率.279、OPS.805というのですから、優秀なプレーヤーですが、首位打者、打点王、ホームラン王を狙うプレーヤーでは無かったのです。

 そのマチャド選手が2018年シーズンに「覚醒」した感があります。
 「三冠王を狙える」プレーヤーとなったのです。

 その兆しは2015年シーズンから見られました。
 2013年に156試合に出て14本だったホームランが、2015年には162試合で30本に倍増したのです。明らかに「長打力が向上」したのです。以降、2016年は40本、2017年は33本と、長距離ヒッターとしての活躍が始まったのです。

 2018年シーズンのマニー・マチャド選手の活躍から、眼が離せません。
 5月場所の2日目、5月14日、東幕下39枚目の阿夢露(アムール)の引退が発表されました。
 34歳でした。

 2001年、18歳の時にロシアから来日し、2002年5月場所に初土俵、幕下と三段目を行ったり来たりしながら次第に力を付けました。
 その間、大相撲界は2011年3月場所の「八百長問題に伴う中止」といった激震を受けていましたから、阿夢露の相撲人生は「大相撲の浮沈と共に歩んだ」と言っても良さそうです。

 そして、2012年1月場所に西十両11枚目に昇進し、「関取」となりました。
 阿夢露の相撲人生において、最も嬉しい出来事では無かったかと思います。

 この場所、阿夢露は勝ち続け、11日目を終えて10勝1敗と十両優勝も狙える快進撃でした。
 しかし、好事魔多し。
 12日目の琴勇輝との取組で右膝前十字靱帯断裂という大怪我を負ってしまいました。
 
 この後、2012年3月場所から11月場所まで「5場所連続休場」し、2013年1月場所の番付は序二段まで下がりました。
 力士の夢である「関取」の地位に昇りながら、僅か12日間しか相撲を取ることが出来ず、怪我により序二段まで下がるというのは、肉体的にはもちろんのこと、精神的にもとても大きなダメージを受けたことでしょう。
 ここからの「心身両面の回復」というのは、至難の技に見えます。

 しかし、ここからが阿夢露の真骨頂でした。

 2013年1月場所を7戦全勝の序二段優勝とすると、三段目を2場所で通過し、幕下も4場所でクリアして、2014年3月場所には再び十両に昇進したのです。「関取」へのカムバックでした。

 そして、今度は十両でも4場所連続で勝ち越し、2014年11月場所には東前頭14枚目に昇進したのです。
新「入幕」です。

 この阿夢露の怪我からの回復と、「一直線の入幕」=序二段優勝から「11場所連続勝ち越し」という、素晴らしい成績はなかなか見られないものでしょう。
 まず、「しっかりと怪我を直し」、「治療の間のトレーニングを欠かさず」、「稽古における取組も可能な範囲で行うことにより相撲勘も維持」してきたからこその「大復活」であろうと感じます。

 この「大復活」の経験・ノウハウは、「阿夢露独自のもの」として、今後相撲界の後輩力士の為に活かしていただきたいものです。

 2014年11月の新入幕の場所は、久し振りに負け越して、1場所で十両に戻りましたが、直後の場所で勝ち越して2015年3月場所には再び東前頭16枚目に上がりました。再入幕です。

 そして、ここから2016年5月場所までの「幕内での8場所」が、力士・阿夢露のプライムタイムです。(最高位は2016年11月場所・東前頭5枚目)

 前みつを取り、頭を付けての粘り強い相撲は、館内を大いに沸かせました。
 191cmという長身を折り曲げて、低い姿勢で、大柄な力士、体重の重い力士と、丁々発止の取組を披露してくれたのです。
 「まるで日本出身力士の様な粘り強い相撲」であると評した友人が居ますが、私としては「日本出身力士の手本となるような取口」であろうと感じています。
 知人の大相撲「玄人筋」の評価も、とても高いのです。

 2016年5月場所で怪我をして負け越し、7月場所で十両に下がってからは、阿夢露はなかなか本領を発揮することが出来ませんでした。さすがの阿夢露も今度は復活できなかったのです。

 番付は幕下まで下がり、今般の引退表明となってしまいました。

 精神力ならば、まだまだ十分に取れるレベルにあるのでしょうが、体が付いてこなかった形であろうと思います。

 見事な「大復活」と素晴らしいプライムタイム、そして何より「大向うを唸らせる渋い相撲」を魅せていただきました。

 阿夢露関、お疲れ様でした。
 J2018は、5月12日・13日に第14節のゲームを行いました。
 全34節の内の14節ですから、J2018も半ばに差し掛かっています。

 首位のサンフレッチェ広島は、ベガルタ仙台に3-1で快勝し、首位を堅持しました。

 今季スタートから好調なプレーを魅せてきた広島ですが、中盤に入っても「勢い」は衰えないというところでしょう。

 首位の広島の勝ち点は37、2番手で広島を追っているFC東京は、28節ではコンサドーレ札幌と0-0で引分け、勝ち点27に止まっていますから、その差は10。
 現状のプレー振りを観ると、広島の優位は動きません。
 どこまで走り続けてくれるのか、注目されるところです。
 もちろん、まだまだ優勝の行方は分かりませんけれども・・・。

 広島のプレーヤーの中では、2017年8月にガンバ大阪から移籍してきたFWパトリックの活躍が目立ちます。
 2013年からJリーグで活躍しているプレーヤーですが、ガンバ時代の2016年に靭帯損傷・半月板損傷という大きな怪我をしてしまい、そこからの回復に時間がかかっていましたので、今季の活躍については「予想外」とする向きもあるのかとは思いますが、全盛期を凌ぐ動きの良さを魅せていますので、広島のプレーが合っていることは間違いないでしょう。
 ちなみに、第28節を終えて得点10と、得点王争いの先頭を走っています。

 一方で、2位以下は大混戦。
 FC東京から勝ち点差10以内に9チームが犇めいています。20試合前後を残しているのですから、順位は全く予断を許しません。

 それどころか、降格圏17位のサガン鳥栖でも勝ち点が12ですから、「勝ち点12~19の11チーム」は、どこでも降格の可能性があると見るのが、自然でしょう。
 「2位も狙えるが、降格もありうるチーム」がこれ程多いシーズンも、珍しいのかもしれません

 大混戦模様のJ2018、ワールドカップ・ロシア大会を挟んでの「勝負の夏」が迫っています。
 アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの電子版(5月1日)が、メジャーリーグ30球団合計の4月の三振数が6,656個となり、同期間の安打数6,360本を上回ったと報じました。
 1か月の三振数が安打数を上回ったのは、MLB史上初めてなのだそうです。

 MLBの三振数は、2008年以降増加を続けているのです。この理由としては、

① 「いちかばちか」のスイングの方が良い結果を生むという認識

 「いちかばちか」の強振は、当たった時には長打になり易い訳ですが、コンパクトなスイング、「当てに行くスイング」で打席に立つより、チームの勝利に向けての貢献度が高いというデータ分析があるのではないか、というのです。

 データ分析が得意というか大好きなアメリカ合衆国ですから、そうした分析が行われている可能性は十分です。
 
 「ストライクゾーン」に入ってくる投球の軌道は限定されたエリアを通るわけですから、「いちかばちか」のスイングでも当たる確率は有るわけです。(当たり前のことを書き恐縮です)

 結果として、三振も増えるということでしょう。

② フライ狙いが増えたこと

 各球団が打者に「ゴロよりフライを狙うように」指導しているというのです。

 確かに、最近の投球・打球の分析では、ある一定の角度で上がった打球がホームランになり易いといった傾向を示していますから、打者には「アッパースイングでフライを打った方が長打になり易い」という見方が優勢となり、コーチ陣も打者にそうした指導をしているということになるのでしょう。

 「ベースボール自体が変化している」との見解もあるようです。

 このところヤンキースのゲームを観ていると、スタントン選手やジャッジ選手に三振が多いと感じていましたが、4月に、スタントン選手は22安打で40三振、ジャッジ選手は30安打で35三振という結果でした。
 そして、ブーン監督は「速球派投手の質が上り、打者は三振を怖れず振って行って、一振りでダメージを与えることを考えている。その結果だ」と、このやり方を容認と言うか、推奨している様子なのです。

 MLBにおいては、今後ますます、「いちかばちか」の打席、フルスイングの打席が増えて行くことになりそうです。長距離バッターであれば、三振を喫したからといって、監督やコーチに注意されることは無さそうです。ホームランを打つためには、ある程度の三振は止むを得ないということなのでしょう。

 一方で、日本プロ野球の3・4月の合計では、安打数(2,421本)が三振数(2,079個)を相当上回っています。

 ベースボールと野球は、一層「違うもの」になって行くのかもしれません。
 NBA2017~18シーズンも佳境に入り、両カンファレンスの代表チームを決めるカンファレンスファイナルのカードが決まりました。

[ウェスタンカンファレンスWC]
ヒューストン・ロケッツVSコールデンステート・ウォリアーズ

[イースタンカンファレンスEC]
ボストン・セルティックスVSクリーブランド・キャバリアーズ

 WCは、レギュラーシーズン65勝17敗で1位となったロケッツが、プレーオフも順調に勝ち上がりました。
 プレーオフ緒戦は、ミネソタ・ティンバーウルブスを4勝1敗で下し、続くユタ・ジャズも4勝1敗で破ってのカンファレンスファイナル進出です。好調なシーズンを送っているという形です。

 そして今季もウォリアーズが進出してきました。
 レギュラーシーズンを58勝24敗の2位でクリアして、プレーオフ緒戦はサンアントニオ・スパーズを4勝1敗、ニューオーリンズ・ペリカンズも4勝1敗で下しての進出は、安定感抜群という感じがします。
 エースのステフィン・カリー選手もペリカンズとの戦いから復帰してきましたので、体制も整ったというところでしょう。
 それにしても、カリー選手抜きでも、「ゆうゆうと」プレーオフを戦ってきたように見えるところが凄いところです。

 カンファレンスファイナルについては、体制が整ったウォリアーズの方に分があると見るのが常道でしょう。
 エースのジェームズ・バーデン選手を中心としたロケッツが、ゲーム前半で大量点差を付けることが出来るようなら、縺れる可能性があります。
 
 ECでは、レギュラーシーズン55勝27敗で2位のボストン・セルティックスが、プレーオフ緒戦でミルウォーキー・バックスとの接戦を4勝3敗で制して、続くフィラデルフィア76ers戦を4勝1敗で勝ち抜き、決勝に進出してきました。
 もともと「プレーオフに強い」と定評のあるチームですが、今季もその伝統を披露している形でしょう。

 レギュラーシーズン50勝32敗で4位となったキャバリアーズですが、プレーオフ緒戦のインディアナ・ベイサーズを4勝3敗で下すと、第2戦ではレギュラーシーズン1位のトロント・ラプターズを4勝0敗で破って、早々にカンファレンスファイナル進出を決めました。
 「本気になる」と強い、このところのキャブスですので、ようやく「やる気になった」というところでしょうか。

 カンファレンスファイナルについては、やはりキャバリアーズの方が有利と見たいところです。
 大エース、レブロン・ジェームズ選手を中心としたチームは、「凄み」さえ感じさせる試合運びで、今季もNBAファイナルに進出しそうです。

 セルティックスとしては、「伝統の守備力」に「どこからでも点が取れる自在性」を加えて、総合力で戦って行く形でしょうか。

 このところのNBAファイナルは「ウォリアーズVSキャバリアーズ」が続いています。
 このカードは、「2010年代後半のNBAファイナルの風景」となっているので、これはこれで見応え十分なファイナルなのですが、少し他の対戦も観てみたいと考えるのが人情でしょう。

 5月13日から始まるカンファレンスファイナルにおける、ロケッツとセルティックスの「乾坤一擲の戦い」に期待します。
 ニューヨーク・ヤンキースが、4月21日から5月9日までの18試合を17勝1敗でクリアするという快進撃を魅せました。
 そして、レギュラーシーズン開始直後から快走を続けたボストン・レッドソックスをついに捉えて、地区首位に立ったのです。

 もちろん、レギュラーシーズンはまだ前半ですから、レッドソックスとヤンキースはこれからも激しい競り合いを続けて行くと思われますが、開幕スタートダッシュを決めたレッドソックスに、一気に追いついたことは、ヤンキースにとって意義深いものでしょう。

 こうした戦い振りは、2017年シーズンの8月から9月にかけて、クリーブランド・インディアンズが披露してくれた22連勝(MLB最高記録)や、同じ2017年シーズンの7月から8月にロサンゼルス・ドジャーズが魅せてくれた「34試合で30勝」に近い、「勝ちまくりの時期」をヤンキースも具現したということになります。

 こうした「大連勝」や「ほとんど負けない戦い振り」が、MLBにおいて近時増えているようにも感じます。

 MLBのプレー内容が変化していることも、こうした「傾向」の要因なのかもしれません。

 要因を見つけて行きたいものです。
 5月13日、東京競馬場芝1600mコースで行われる、第13回ヴィクトリアマイル競走G1の注目馬検討です。

 今年も「古馬牝馬最強マイラー決定戦」に18頭が出走してきました。
 現在、この部門を支配しているサラブレッドは居ませんので、基本的に「混戦」模様です。

 直線が長い府中ですので、スピードだけでは押し切れないレースとなります。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、5枠10番のアエロリット。
 前走中山記念G2は、牡馬との力勝負で僅差の2着でした。2017年のNHKマイルカップ優勝馬でもありますから、コース・距離への適性は十分。2勝目のG1に向けての活躍が期待されます。

 第二の注目馬は、8枠16番のリスグラシュー。
 前走の阪神牝馬ステークスG2は僅差の3着。3歳時には、桜花賞と秋華賞が2着、オークス5着と同期牝馬トップクラスの力を見せてきました。そろそろG1でも、と感じます。

 第三の注目馬は、1枠2番のミスパンテール。
 4連勝・重賞3連勝中です。そろそろ調子が下がるのではとの心配もありますが、前走の阪神牝馬ステークスでは強い相手に競り勝っていますから、本格化したとの見方も出来るでしょう。

 今回は、以上の3頭に期待します。

 それにしても、このところのソウルスターリングの不振は・・・。
 このレースで復活しても、何の不思議もないのですが。
 5月3日から6日にかけて、ノースカロライナ州クエイルホロークラブを舞台に開催された、ウェルズファーゴ選手権大会2018は、オーストラリアのジェイソン・デイ選手が終始コースを支配し、4日間通算272ストローク・12アンダーパーのスコアで快勝しました。

 本年1月のファーマーズインシュアランス大会で優勝していますから、今季2勝目となるのですけれども、今大会のプレー内容の方が、全盛時の世界ランキング1位の頃のプレーにより近づいた感じがしますので、「真の復活」と呼びたいと思います。

 「もの凄く飛び、グリーン周りも秀逸」というのが、全盛時のデイ選手のゴルフですが、今大会のプレーは、それを髣髴とさせるものでした。

 350ヤードを超えるティーショットを何度も魅せましたが、特に凄かったのは、最終日の16番ホール、クエイルホローの「グリーンマイル」と呼ばれる難しい上がり3ホールの最初のホール、アーロン・ワイズ選手に10アンダーで並ばれて迎えた16番のティーショットです。379ヤードと報じられました。
 いかに下り斜面とはいっても、桁違いの飛距離でしょう。

 全盛時のデイ選手が「ダイエット」したのか、ひとまわりもふたまわりも細くなり、やや迫力が衰えて、なかなかトーナメントで好成績を残せなくなった時には、「体の絞り過ぎ」が原因ではないかと、私は感じました。
 その状態が、長く続いたのです。

 ところが今大会のデイ選手は、スリムな体はそのままに「臀部や太もも」に筋肉が付きました。
 そして、かつての爆発的な飛距離を取り戻した感があります。
 数字上の飛距離では無く、ショットの迫力・存在感としての飛距離のことです。
 世界ランキング1位で、圧倒的な飛距離を誇るダスティン・ジョンソン選手とも、十分に張り合って行けそうです。

 また、「秀逸なグリーン周り」も披露しました。
 4日間通算16度のバンカーショットで、「15度を寄せワン」でセーブしたのです。
 長いショット、短いショット、深いバンカー、浅いバンカー、ライもスタンスも様々な状況にありながらの15/16のセーブというのは、「秀逸なグリーン周り」を象徴するデータでしょう。

 ジョーダン・スピース選手、ロリー・マキロイ選手と共に「新・三強」と称されてから、この3プレーヤーの活躍が減ったのは皮肉な感じがしましたが、スピース選手とマキロイ選手に復活の兆しが見られ、デイ選手が完全復活したとなれば、今後の2017~18年シーズンは、「新・三強」を中心に回るのかもしれません。
 5月5日・6日、中国・太倉を舞台に開催された、第28回世界競歩チーム選手権大会において、日本チームが強さを魅せました。世界に、日本競歩のレベルの高さを示したのです。

 まず5日の男子50kmが圧巻でした。
 荒井広宙選手が3時間44分25秒のタイムで優勝し、6秒差で勝木隼人選手が2位、そこから21秒差で丸尾知司選手が3位に入って、表彰台を独占したのです。

 団体戦が金メダルであったことは、言うまでも有りません。

 続いて6日の男子20km。
 池田向希選手が1時間21分13秒で優勝、山西利和選手が1時間21分53秒で4位に食い込み、藤沢勇選手が1時間22分54秒で7位となりました。
 そして、団体戦では金メダルを獲得したのです。

 5日のU-20男子10km種目でも、坂﨑翔選手が40分55秒で4位に食い込み、住所大翔選手が9位、鈴木匠選手が28位となって、団体戦での銀メダルに結びつけました。

 U-20女子10kmでも、藤井菜々子選手が45分29秒で3位、矢来舞香選手が17位、吉田優海選手が26位に食い込んで、団体4位となりました。

 男子陣は、世界トップクラスの実力を発揮し、女子陣も力を付けているという印象なのです。

 我が国の競歩競技は、着実に実力を高めています。
 チームとしての強化策が実ってきているのでしょう。
 素晴らしいことです。

 これからも、オリンピックや世界選手権といった大舞台で、胸の日の丸を観るのが楽しみです。
 5月13日から東京両国国技館で開催される、大相撲2018年5月場所の注目力士検討です。

 横綱・稀勢の里の復活はなるのか、大関・高安の初優勝→綱取り、関脇・栃ノ心の活躍→大関取り、はなるのか、等々見所満載の5月場所が始まります。

 2017年から目立つ「世代交代」も、様々な力士が登場し、若手と言っても直ぐには特定できない程に「多彩」です。
 今場所も「予想が難しい場所」になりそうです。

1. 横綱陣
 先場所優勝を飾った鶴竜が中心となるのでしょうが、稀勢の里・白鵬の両横綱の復活も期待されるところです。

 とはいえ、やはりここは鶴竜の安定感に期待することとします。

 稀勢の里は、故障からの回復の過程で「自分の相撲を忘れてしまった」ような感じが有ります。もともと、相手力士の重心を「左右に微妙に動かしながら前に出る相撲」であったと思いますが、今は「正面からただ押している」形ですので、鳴門部屋伝統の高い重心が悪い方に出ているように観えます。左右の腕で相手力士を揺さぶり続ける取り口を思い出していただきたいものです。

2. 大関陣

 ここは、準優勝と呼んで良い活躍を続けている高安に期待します。
 3月場所千秋楽の横綱・鶴竜との取組は、迫力満点でした。序盤の取りこぼしに注意して、高いレベル(14勝以上)の初優勝を飾る様なら、一気に綱取りも夢ではないでしょう。

3. 関脇以下の力士

③関脇・逸ノ城

 このところの強さは本物でしょう。
 上がってきた頃より強くなっていると思います。後は「白星への執念」でしょうか。

④北勝富士

 1月場所、3月場所は精彩がありませんでした。どこか故障していたのではないでしょうか。本来の地力を発揮すれば、この番付ならば二桁勝利もあります。

⑤御嶽海

 3月場所は、少し疲れが観えました。長く三役を張っている疲れでしょうか。今場所は、心機一転、本来の取り口、スピード十分な相撲を魅せていただきたいものです。

⑥栃ノ心

 本来ならば、3番目に上げなければならない力士ですが、右腕の故障が報じられています。大切な場所を前にして残念なことですが、序盤を乗り切り、「勢いに乗って」痛みを吹き飛ばしてほしいものです。

⑦嘉風

 このところ、本来の自在相撲がやや影を潜めています。少し動きにキレが無いのです。とはいえ、体調が戻っていれば、この番付ならば存分の活躍が期待できます。

⑧貴景勝

 土俵外の騒動の影響を相当受けていたのではないでしょうか。ある程度すっきりしてきましたので、本来の押し相撲に専念できそうです。

⑨安美錦

 ファンとしては、外すわけには行きません。このところ「前に出る力」が足りませんけれども、そこは当代髄一の「技士」ですから、研究の上で克服してきていると期待します。

⑩旭大星

 「大横綱は北海道から」という大原則があったものですが(大鵬、北の湖、千代の富士はいずれも北海道出身です)、このところ北海道出身の幕の内力士はしばらく居ませんでした。そして、満を持して旭大星が登場したということになります。
 最強の相撲どころの代表として、思い切り取っていただきたいものです。

 5月場所は、以上の10力士に期待します。

 新三役の遠藤、前頭筆頭の魁聖、前頭2枚目の阿炎、3枚目の豊山、14枚目の豪風などなど、他にも期待したい力士が満載の5月場所なのです。
 テニスのイスタンブール・オープン男子シングルス決勝が5月6日に行われ、ダニエル太郎選手が、セットカウント2-0でマレク・ジャジリ選手(チュニジア)を破って優勝しました。

 ダニエル太郎選手のATPツアーでの優勝は初めてです。

 クレーコートの大会で、ダニエル太郎選手が躍動しました。
 第1セットを、タイブレークから見事なプレーを魅せて7-6で奪うと、第2セットも相手サービスゲームをブレイクして6-4で取り、ストレート勝ちを収めました。
 勝負所での「正確なパッシングショット」が印象的な試合でした。

 25歳、アメリカ人を父に持つダニエル選手ですが、身長190cmという恵まれた体躯を活かして、2010年からツアーに参加してきたのですけれども、これまではなかなか持ち味を発揮できずにいました。
 この大会も世界ランキング114位で臨んだのです。
 
 しかし、好調なショットを武器に、いわゆる「格上選手」を次々に破り、ついに優勝しました。
 準決勝、決勝のプレーぶりを観る限り、少なくともクレーコートでは今後も好成績を残していけるであろうと感じます。7歳の時に名古屋からスペインに居を移し、バレンシアのテニスアカデミーでトレーニングした成果がベースとなっているのでしょう。

 ATPツアーにおける日本人男子プレーヤーの優勝は史上4人目。
 松岡修造選手、錦織圭選手、杉田祐一選手に続く快挙です。
 ツアーに挑戦する日本人選手を大いに勇気づける優勝でしょう。

 先日のPGAツアー(ゴルフ)における小平智選手の優勝に続く、日本人男子プレーヤーの活躍。
 このところ女子陣の活躍が目立っていた日本スポーツ界ですが、各競技で男子陣の反撃が始まったというところでしょうか。
 2018年のゴールデンウィークに、嬉しいニュースが飛び込んできました。

 ディープインパクト産駒のサクソンウォリアー(Saxon Warrior、A.オブライエン厩舎)が、5月5日に行われた、第210回・英国2000ギニー(日本の皐月賞のモデルとなったレース)を制したのです。
 本場(古い言い方ですが)というか、元祖のクラシックレースで優勝したというのは、まさに快挙です。

 ディープインパクトという日本の種牡馬の産駒であり、生まれもノーザンファームなのですから、バリバリの?日本産馬です。日本競馬界にとって、とても大きな出来事でしょう。

 ニューマーケット競馬場の直線コース1600mという伝統的なコースで、今年の2000ギニーも行われました。

 スタートしてから、例年と同様に馬群が分かれました。今年は、中央の馬群が大きく、左右に3頭ぐらいの馬群が有る形で3つに分かれました。
 前半は、やや抑え気味のペースに観えました。

 1000mを過ぎた辺りからペースが上り、サクソンウォリアーは中央の馬群やや右寄りから進出し、残り200m辺りで先頭に立ち、そのまま2着に1と1/2馬身差を付けて押し切りました。
 強い競馬でした。

 2018年の2000ギニーは、全体としては「上りの競馬」であったと思います。
 各馬がゴール前まで脚を残して競り合いが続いたのですが、サクソンウォリアーの脚色が勝りました。とても力強い走りであったと感じます。
 2着はディッブトゥーウイン、3着は1番人気だったマサーでした。

 サクソンウォリアー号、父ディープインパクト、母メイビー(欧州2歳牝馬チャンピオン)、母の父ガリレオ(欧州最高の種牡馬の一頭)という、現在の世界最高の血統と言っても良いかもしれません。ディープインパクト×ガリレオという血統が今後の世界の競馬の主流になる可能性もあります。
 2歳時3戦3勝(内G1が1勝)だったサクソンウォリアーは、3歳緒戦の2000ギニーにも快勝し、これで4戦4勝となりました。

 「本命」で臨むことになるであろう6月2日の英ダービー(エプソム競馬場)、当然ながら世界最初のダービー競走における快走が、期待されます。
[4月24日・アンフィールド]
リバプール5-2ASローマ

[5月2日・スタディオオリンピコ]
ASローマ4-2リバプール

[2戦合計]
リバプール7-6ASローマ

[4月25日・フースバルアレーナミュンヘン]
レアル・マドリード2-1バイエルン・ミュンヘン

[5月1日・ベルナベウ]
レアル・マドリード2-2バイエルン・ミュンヘン

[2戦合計]
レアル・マドリード4-3バイエルン・ミュンヘン

 準決勝が終りました。

 2つのカード共に「大接戦」でした。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCとイタリア・セリエAのASローマとの対戦は、第一戦を終えてリバプールが圧倒的に優位に立ちましたが、ASローマの第二戦における粘りは凄まじいものでした。

 詳細に観れば、アウェイ・アンフィールドにおける第一戦の後半から「ASローマの勝利への執念」が発揮されていたのです。
 この第一戦、後半24分までにリバプールが5-0とリードしました。
モハメド・サラー選手とロベルト・フィルミーノ選手の2得点の活躍などで、大きくリードしたのです。
 このままゲームセットとなれば、リバプールの決勝進出はほぼ間違いないものとなる筈でした。

 しかし、セリエA屈指の名門、UEFA-CL初優勝を目指すASローマの反撃が、ここから始まったのです。
 後半36分エディン・ジェコ選手、後半40分ディエゴ・ペロッティのゴールで2-5の「3点差敗戦」としたのです。

 第一戦の「3点差敗戦」は、準々決勝の対バルセロナとの対戦、1-4の敗戦と同じ点差でした。準々決勝の第二戦を3-0で制し、アウェイゴールの差で準決勝進出を果たしたASローマにとっては「経験済み」の点差だったのです。
 大敗を喫したと言っても、ASローマの戦意は全く衰えていなかったのでしょう。

 そして、第二戦。
 前半9分にリバプールのサディオ・マネ選手が先制ゴールを挙げました。第一戦に続いてのゴールでした。第二戦で3点差以上のASローマにとっては、とても痛い被弾でした。
 前半15分に、リバプールのオウンゴールで1-1の同点に追いついたのも束の間、前半25分にリバプールのジョルジニオ・ワイナルドゥム選手が追加点を挙げて、リバプールが2-1と前半をリードして終わった時には、さすがのASローマも力尽きたかに観えました。何しろ、「後半だけで4点差以上のゲーム」が必要となったのですから・・・。このレベルのゲームでは、およそ考えられないことです。

 ところがローマは全く諦めてはいませんでした。
 後半7分のエディン・ジェコ選手のゴールを皮切りに、後半41分ラジャ・ナインゴラン選手のゴール、そしてロスタイムに入ってからの49分、再びナインゴラン選手のゴールで、「あと1ゴール」まで肉薄したのです。
 リバプールとしても薄氷を踏む思いの勝利であったことでしょう。

 準々決勝、準決勝におけるASローマの「粘り」は、今大会のエポックであったと感じます。
 見事な戦い振りであったと感じる一方で、アウェイでゲームにおける「連続失点」を止める術は無かったのか、とも思うのです。

 スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリードとドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン、チャンピオンズリーグにおける「クラシコ」も素晴らしい戦いとなりました。

 第一戦、ホームのバイエルンは前半28分ヨシュア・キミヒ選手のゴールで先制します。CLでレアルに対して、やや分が悪いバイエルンとしては、このままリードを広げておきたいところだったでしょうが、44分にマルセロ選手に同点ゴールを奪われてしまいました。

 今季のクラシコにおいて最も大きな影響力を持ったゴールであったと感じます。

 前半を1-1で折り返したレアルは、後半12分マルコ・アセンシオ選手の追加点で逆転し、そのまま押し切りました。
 リードを許したバイエルンの必死の反撃が続きましたが、レアルは良く守りました。

 この第一戦の勝利、バイエルンにとってはホームでの敗戦は、このレベル、世界のクラブ3強と呼ばれるチーム同士の対戦においては、大きな意味を持ちました。
 レアルは、第二戦、ホームのベルナベウで「負けなければ良い」形を創り上げることが出来たのですから。

 そして第二戦。
 試合早々の開始3分に、再びヨシュア・キミヒ選手が先制点を挙げました。
 レアルは前半11分、カリム・ベンゼマ選手のゴールで同点とし、後半1分には再びベンゼマ選手が得点して2-1とリードしました。

 このところ得点が少なく、口の悪いファンからは「得点欠乏症」と揶揄されていたベンゼマ選手の見事な2ゴールでしたし、このゲームでベンゼマ選手を起用したジダン監督の期待にも、しっかりと応えた形でしょう。

 必死の反撃を試みるバイエルンは、後半18分ハメス・ロドリゲス選手が同点ゴールを挙げました。

 ここからの30分間、バイエルンが攻め、レアルが守るゲームが続きました。
 世界最高レベルの激しい攻守が続きましたが、レアルが守り切り、バイエルンは「あと一歩」及ばなかったのです。

 バイエルンは、レアルの大砲・世界最高峰のゴールゲッター、クリスティアーノ・ロナウド選手を2ゲームに渡り抑え切りました。そして、ロベルト・レバンドフスキ選手、トーマス・ミュラー選手、フランク・リベリー選手、ディアゴ・アルカンタラ選手等の超強力攻撃陣を擁して攻め続けました。「今季こそはレアルを破る」という気迫に溢れた試合振りが際立ちました。

 しかし、残念ながら、今回もレアルには勝てませんでした。
 「レアル・マドリードはチャンピオンズリーグに愛されている」と言われます。
 史上最多12度の優勝を誇るのです。
 今回のCLクラシコも「レアルは愛されていた」のかもしれません。

 5月26日、ウクライナ・キエフのNSKオリンピスキを会場に行われる決勝戦(ワンゲームマッチ)は、リバプールFCとレアル・マドリードの対戦となりました。

 レアル程ではないにしても、リバプールも過去5度の優勝を誇る、チャンピオンズリーグの常連です。CLに強いと言って良いと思います。CLでレアルを相手にしても、全く怯むことは無いのです。

 素晴らしい試合が繰り広げられることでしょう。
 4月27日のニューヨーク・ヤンキース戦の第2打席で内野ゴロを打った際に、1塁へ全力疾走、一塁手との少しの交錯の際に左足首をねん挫した大谷翔平選手が、その後の2試合を欠場したために、世界中のファンから「大谷ロス」の声が上がっていると、5月1日の「THE ANSWER」で報じられました。

 このこと自体が、とても珍しいというか、あまり聞いたことが無い事象です。

 「本当にオオタニ・ショウヘイの顔が見たいんだ」
 「オオタニはプレーしていなくても凄まじいほどワクワクさせてくれるんだ」
 「オオタニが先発する試合なら、外出しないのに。我ながら呆れてしまう」
 「次の日曜日、マリナーズ対オオタニの試合を初めて見に行く。待ち切れないよ」
 「なんてことだ。ホワイトソックスファンの甥がオオタニに夢中に」

 といったツイートが沢山寄せられているというのです。

 MLBのゲームが放送される予定だったブラジルのファンまでも「ブラジル人もフェノーメノ、オオタニを生で見られるチャンスだったのに・・・」とコメントしているそうです。
 ちなみにフェノーメノは天皇賞(春)を連覇した、中央競馬の優駿では無く、ポルトガル語で「怪物」の意味です。

 MLB放送の解説をやっているアレックス・ロドリゲス氏も、「オオタニはMLBファンはもちろんとして、現在全米の全てのスポーツファンの最大の注目の的」だとコメントしていました。
 「大谷翔平」という存在は、世界中のスポーツファンを虜にしているのでしょう。

 日本のMLBファンのひとりである私も、重度の「大谷ロス」であることは間違いありません。

 (尚、当の大谷選手は5月1日のオリオールズ戦にDHで出場し、その後打者としては活躍を続けて居ますので、皆さん少しホッとしていることでしょう)

プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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