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HOME   »  2018年08月28日
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 アジア大会の競泳競技は8月19日から始まり、24日までの6日間に渡って行われました。
 そして、池江璃花子選手(18歳)は、毎日競技に参加し毎日メダルを獲得しました。

 その「毎日・毎日」が見事でした。

 池江選手が金メダルを獲得した種目は、50mと100mの自由形、50mと100mのバタフライ、4×100mフリーリレー、4×100mメドレーリレーの6つでした。
 個人の4種目はいずれも大会新記録、フリーリレーは日本新記録かつ大会新記録という、記録的にも素晴らしい内容でしょう。
 
 これらの金メダルに加えて、女子4×200mリレーと混合4×100mリレーの2種目で銀メダルも獲得し、池江選手は出場した8種目全てでメダルを獲得したのです。

 この「6日間・8種目・13レース」という過密日程を乗り切ったことは、池江選手の今後のキャリアにとって、本当に大きな財産となったことでしょう。
 8月9日から日本で行われたパンパシフィック大会2018からの連続した競技でしたから、蓄積された疲労は相当大きなものだったと想像されます。
 とはいえ、この疲労は予想されたことであり、どちらかといえば、池江選手と日本水連が「自ら求めたハードスケジュール」でしょう。敢えて、この形を取ったのです。

 今大会3日目には「これ程疲れたことは無い」といった、心配なコメントも出されていましたが、最終日の50m自由形の予選では「自然に良いタイムが出た」と、打って変わったコメントになっていました。
 変な言い方ですが「疲れることに慣れたスイマー」の様子が、そこには漂っていたように感じます。

 1972年ミュンヘン・オリンピックにおけるマーク・スピッツ選手(7種目で金メダル。全て世界新記録)に始まり、マイケル・フェルプス選手らに引き継がれた、国際大会において「ひとりのスイマーが数多くの種目に挑み優勝する」というチャレンジに、池江選手も挑戦し、今大会では見事に成功させて魅せたのです。

 東京オリンピック2020に向けた、池江璃花子選手の種々のトライアルは今後も続くことでしょうし、その展開がとても楽しみです。
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 かつては、代表的な「甲子園戦法」のひとつであった「スクイズバント」を観る機会は、めっきり減りました。

 20世紀においては、好投手の投げ合いで「0の行進」が続くゲームも多く、ゲームの後半になると「1死3塁」からのスクイズバントの攻防が、1試合に1度や2度は観られたものでした。

 当時は、初球から仕掛けることは少なく、並行カウントやボールが先行したシーンで、「この1球」という渾身のプレーとしてトライされ、バッテリーも相手チームのサイン、タイミングを見抜いて「(バットが届かない位置に)投球を大きく外したり」しましたから、1球毎に「ハラハラ、ドキドキ」のプレーが続いたのです。
 「スクイズバント」を巡って、どれほどのドラマが生まれていたのか、想像を遥かに超える数でしょう。

 21世紀になってからは、当然ながら、戦法のバリエーションが拡大しました。
 
 バントの失敗(例えば、フライ)に備えて、3塁ランナーが「バントが地面に転がったことを確認してからスタートするプレーが多用されるようになると、守備側も、1塁手や3塁手がダッシュ・前進して「本塁封殺」を狙うようになりました。
 「(ランナーが)確認してからのスタート」では本塁到達までに時間が余計にかかりますから、バントが成功しても、ランナーが本塁でアウトになるシーンも数多く観られました。

 そして、「スクイズバント自体が行われなくなる時代」がやってきたのです。

 そもそもスクイズバント戦法というのは、「得点を取ることが非常に難しい時代」「1点がとても重い時代」の戦法です。
 「3塁ランナーをホームに返すために最も確率の高い戦法」として、かつての甲子園大会で多用されてきたのです。

 ところが、21世紀になってからは出場チームの得点力が格段に向上しました。

 今大会でも、決勝における大阪桐蔭チームの13得点や、大会二日目の山梨学院チームと高知商チームの対戦の様に12-14という、10点以上を取っても勝つことが出来ないゲームが現出するなど、「スクイズバントで1点ずつ積み上げている場合では無い」と言わんばかりのゲームが数多く観られました。
 今大会、勝利したチームが「4得点以下」の試合は20試合、「5得点以上」の試合は35試合となっています。
 「甲子園の野球が変わってきた」ことは、間違いないのでしょう。

 こうした流れの中で、「スクイズバント」は次第に絶滅危惧種となってしまいました。
 「滅多に観られない戦法」になりつつあると思います。

 そして、この絶滅危惧種を大切に護り、戦法として脈々と使い続けているのが金足農業チームということになります。

 金足農チームは、吉田投手を中心とした堅い守りで失点を抑え、スクイズバント戦法で得点を挙げて、少ない得点で勝利するという野球を、厳然と継続したのです。

 準々決勝の近江戦などは、全3得点をスクイズで挙げています。
 「全得点をスクイズで挙げて、甲子園で勝利した試合」というのは、何時以来のことであろうかと感じます。21世紀においては、まず観られない試合でしょう。

 甲子園戦法としてのスクイズバントの伝統を受け継ぐ者として、金足農業高校チームには、これからも甲子園大会に数多く出場していただきたいと、(勝手に)考えているところです。

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