FC2ブログ
HOME   »  2018年08月31日
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 8月24日から26日にかけて行われた、アジア大会2018の総合馬術競技は、個人戦で大岩義明選手が、団体戦で日本代表チームが、それぞれ金メダルを獲得しました。

 その成績を観れば「圧倒的な勝利」だと思います。

 総合馬術競技は、「馬場馬術」(調教審査)と「クロスカントリー」(耐久力審査)と「障害飛越」(余力審査)の3つの競技を3日間に渡って行い、減点の少なさを競うものです。
 尚、3日間「同一人馬」で競技に臨まなければなりません。
 「馬術の要素をほぼ全て盛り込んだ複合競技」と呼ばれていて、もちろんオリンピック種目です。

 我が国では、総合馬術のプレーをテレビ放送でフルに眼にする機会は、殆ど無いと言って良いでしょう。私も、特に「総合馬術のクロスカントリー」を十分に観た記憶はありません。

 とはいえ、ヨーロッパではとても人気と格式の高い競技です。
 「人と馬の絆」という面からも、とても奥深いスポーツなのであろうと思います。

 今大会の結果は以下の通りです。

[個人]
1位 大岩義明選手 22.70点
2位 ミルザ選手(インド) 26.40点
3位 華天選手(中国) 27.10点
4位 北島隆三選手 29.60点
5位 弓良隆行選手 30.10点

7位 平永健太選手 33.10点

[団体]
1位 日本 82.40点
2位 インド 121.30点
3位 タイ 126.70点

 個人戦の上位に名を連ねた日本チームが、団体戦も圧勝した形です。
 素晴らしいパフォーマンスを示したのです。

 個人と団体で金メダルを獲得した大岩選手は愛知県出身の42歳、北京・ロンドン・リオデジャネイロとオリンピック3大会連続出場を果たしている、我が国の総合馬術競技を代表するプレーヤーです。

 そして、総合馬術の世界で最も有名な大会である「バドミントン・ホーストライアルズ2017」で8位に入賞して、世界にその名を知られる選手となりました。(「バドミントン・ホーストライアルズ2017」につきましては、Sports Graphic Number Webの2017年6月7日配信の北野あずさ氏の、とても素晴らしい記事をご一読ください)

 ところで、日本において馬術と言えば、やはり「バロン西」の名前が有名です。
 「バロン西=西男爵」こと西竹一選手は、1932年のロサンゼルス・オリンピック個人障害飛越で金メダルを獲得しました。現在に至っても、我が国のオリンピックにおける馬術競技史上唯一のメダルです。

 欧米においては、馬術競技のチャンピオンに対する敬意はとても高いものが有りますので、バロン西は当時「世界で最も有名な日本人」とも呼ばれていたのです。
 21世紀の現代においても、「バロン西」の名を知る欧米の馬術関係者は数多いと聞きます。

 今大会における大岩選手と日本チームの活躍を観るにつけ、西竹一選手に続く、東京オリンピック2020における大活躍を期待するのは、私だけでしょうか。

 それにしても、初日の馬場馬術で「調教のレベル」を審査し、2日目のクロスカントリーで「耐久力」を競い、最終日の障害飛越で「余力のレベル」を観るというところが凄い競技だと思います。
 障害飛越において「飛越技術」を観るのではなく「余力」を観るというのは、6km以上のクロスカントリー競技による「心身の疲労」を3日目に判定するということになります。

 6km以上の自然地形を相手にしてのクロスカントリーというのは、まるでイギリス競馬の「グランドナショナル」レース(約6900mの距離で争われる障害競走。中山大障害のモデルとなったレース)の様です。出場馬にとっては、とても大きな負担でしょう。

 総合馬術競技においては、最終3日目の朝、獣医師によって「ホース・インスペクション(馬体検査)」が行われるのです。過酷なクロスカントリーを走り切って、馬が故障していないか、体力が十分に回復しているか、といったポイントをチェックし、3日目の競技に臨むに相応しくないと判定されれば、障害飛越には出場できないのです。
 乗り手がどんなに元気でも、出場したくとも、パートナーが不適であれば、出場は出来ません。
 パートナーの心身のコンディションをも十分に考慮しながら、3日間に渡る競技を進めなければならないことは言うまでもありません。2日目のクロスカントリーで好タイムを狙って、押しまくるというのでは、パートナーを酷使することになってしまい、出場資格を失うことに繋がりかねません。

 ここに「同一人馬」により3日間戦い抜かなくてはならないという、総合馬術競技の難しさと面白さがあるのでしょう。

 「人間と馬の長い歴史」を感じさせる競技です。

スポンサーサイト



 8月26日に行われた男子100m競走決勝、山縣選手は10秒00の好タイムで銅メダルに輝きました。

 レースはスタートから山縣選手と蘇選手(中国)の争いとなり、60m付近までは横一線の走りが続きましたが、そこから蘇選手がじりじりと山縣選手を引き離し、オグノデ選手(カタール)が追い上げて、山縣選手に並んだところがゴールでした。

 蘇選手、オグノデ選手、山縣選手のどのランナーにも大きなミスが無い、とても良いレースであったと感じます。
 蘇選手は9秒92という大会新記録で金メダル、オグノデ選手は10秒00と山縣選手と同タイムでの銀メダルでした。

 レース後、山縣選手のタイムが9秒997であったと報じられました。

 現在の100m競走のタイムは、1/1000秒まで計測し、1/1000秒の単位を「切り上げて」、1/100秒単位として発表されるのです。
 そうすると、山縣選手は「9秒99まで、あと7/1000秒」に迫ったレースであったことになります。長さにして「7cm」だそうです。
 本当に、あと僅かだったのです。

 このレースの山縣選手の走りには、今シーズンの好調さが良く表れていたと思います。
 また、蘇選手との差も「如何ともし難い」という感じはありませんでした。十分に手が届く差と観て良さそうです。

 レース後、山縣選手は「次は9秒9台の前半で走りたい」とコメントしました。

 山縣選手の「快走」が待たれます。

プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031