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 9月20日から27日にかけて、アゼルバイジャンのバクーで開催された、柔道の世界選手権大会は、東京オリンピック2020に向けて強化を進めている日本代表チームにとっては、男女で明暗が分かれる結果となりました。

 日本チームサイドから見ると、男子は7階級中2階級で金メダル、2階級で銀メダル、2階級で銅メダルという結果となりました。
 女子は7階級中5階級で金メダル、3階級で銀メダル、1階級で銅メダルとなりました。

 「女子は大変良い結果となり、男子は不満な結果となった」のです。

 男子は、60kg以下級の高橋直寿選手と66kg以下級の阿部一二三選手が優勝し、幸先の良いスタートを切ったのですけれども、その後は「体重が重くなるにつれて成績が下降」する傾向となりました。100kg以下級では、全14階級で唯一メダル無しに終わったのです。

 女子は、48kg以下級と63㎏以下級において優勝を逃しましたが、両階級とも2位ですから「決勝進出」は果たしています。
 52kg以下級では阿部詩選手、57kg以下級では芳田司選手、70kg以下級では新井千鶴選手、78kg以下級では濱田尚里選手、78kg超級では朝比奈沙羅選手が、それぞれ優勝しました。
 女子は「体重の軽い重いと成績は無関係」で、全体としてとても良い戦いが出来ていたのです。

 柔道がjudoとなって、世界中で行われる人気スポーツとなり、国別のjudo人口においてフランスが世界一となったと報じられてから、もう相当経っていますので、発祥の国・日本としても、いつまでも「お家芸」と言っては居られない状況が到来していて、オリンピックや世界選手権大会において、日本チームが「過半数の金メダルを獲得する」ことが極めて困難になっていることは、周知のことでしょう。

 従って、当然ながら、「7階級中2階級優勝の男子」が概ね現在の力通りの成績であり、「7階級中5階級優勝の女子」は大健闘であったと見るのが妥当なのでしょう。

 そもそも、「世界ランキング1位のプレーヤー」の中で、今大会で金メダルを確保したのは、男子では81kg以下級のサイード・モラエイ選手(イラン)、100kg超級のグラム・ツシシビリ選手(ジョージア)と女子の63kg以下級のクラリス・アグベビュー選手(フランス)の3選手だけでした。
 それどころか、世界ランキング1位でありながら、今大会の1回戦で敗退したプレーヤーが男女ひとりずつ2名も居たのです。

 日本選手のみならず、世界中の強豪選手にとっても、世界大会で優勝することは「至難の技」となっていることが、良く分かる結果です。
 競技人口が多く、いわゆる「メジャースポーツ」であればあるほど、世界一となるのは難しいのです。(当然のことを書き、恐縮です)

 東京オリンピック2020に向けて、日本柔道界にとっては「茨の道」が続きますけれども、発祥の国のチームとして、どの階級においても「堂々たる戦い振り」を示していくことだけは、是非、堅持していただきたいと感じます。

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 横綱・稀勢の里の復帰、横綱・白鵬の復活優勝、大関・栃ノ心のカド番脱出と、上位陣が次々と「9月場所の目標」を達成した中で、唯一、関脇・御嶽海の大関取りだけが失敗しました。

 これだけ多くの上位力士の「思いがこめられた場所」ですから、全ての「重い」が成就するというのは、難しいことなのでしょう。

 9月場所の御嶽海の相撲は、先場所と比べて、前に出る力とスピードが劣っていたと感じます。これは、初日から感じました。本場所に強い力士とされている御嶽海にしても、やはり緊張と気負いが有ったのかもしれません。

 結果として土俵上で、先場所より「小さく」観えました。

 御嶽海の身長180cm・体重170㎏という体格は堂々たるものですが、上位陣には大きな力士が並んでいるのです。
 身長192cm・体重154kgの白鵬、身長188cm・体重176㎏の稀勢の里、身長185cm・体重180kgの高安、身長191cm・体重175㎏の栃ノ心、身長193cm・体重227kgの逸ノ城と、関脇以上には大型力士が目白押しです。

 こうした状況下で御嶽海が勝ち抜いて行くためには、スピードと相撲の上手さが必要なことは言うまでも無いことでしょう。
 そして、7月場所では、この「上手さ」、相撲に行っての機を観るに敏な取り口が存分に発揮されたのです。(7月場所で3横綱を始めとして、上位陣が軒並み休場したことも、多少は影響が有ったかもしれませんが・・・)

 7月場所と比べて調子が悪かった御嶽海ですが、14日目の高安戦では本領を発揮しました。対戦成績で圧倒的に負けている(7連敗中)の大関を、土俵際の動きで逆転勝ちしたのです。
これこそが、相手力士の僅かな重心の動きを取らまえて勝機を見出していく相撲こそが、御嶽海の真骨頂でしょう。

 その相撲が取れていることが、高安戦で示されたわけですから、あとはコンディションを整えていただき、前に出るパワーとスピードに磨きをかけてもらいたいと思います。

 御嶽海関には、再び「大関取りのチャンス」がやってくることは間違いないのですから。
 9月25日に球団の公式サイトで公表されました。

 9月5日、右ひじ靭帯に新たな損傷が見つかってから、約20日間での決断でした。

 日本に帰って、NPB時代からのかかりつけ医師に相談するとの報道もありましたが、現地の複数の医師に相談の上で、手術を受けることを決めたようです。

① 打者として出場しながら、最速のタイミングでの手術

 レギュラーシーズン終盤の9月、大谷選手はDHとして毎試合のように出場しています。既にポストシーズン進出が無くなったエンゼルスですが、来季に向けて様々なことを試す大切な時期ですし、何よりファンの期待に応えるベースボールを披露して行くのは、プロプレーヤーとしての義務ですから、大谷選手はレギュラーシーズン最後の試合まで出場するのでしょう。

② 打者としても、投手としても、最速でグラウンドに戻ってくるための手術

 2018年10月第1週に手術を行えば、打者としてなら、2019年の前半に復帰できる可能性があります。
 投手としてなら12ヵ月から16か月かかると言われていますから、早ければ2020年シーズンの前半に復帰できるのでしょう。

 いずれにしても「一刻も早くグラウンドに戻ってくる」ことを目指していることは、間違いないのでしょう。

③ 手術前のパフォーマンスを維持するための手術

 大谷投手・選手は、ただ「二刀流」をやれれば良い、ということではなく、投手としても打者としても「MLB最高水準のプレー」をしたいという考え方を継続しているように観えます。

 つまり、投手としてなら160~165kmのストレートとよく曲がる変化球を自在に操ること、打者としてなら初速180km以上・飛距離150m(9月25日時点で実戦では137m弾=4月7日の第3号ホームラン、が最長ですが、試合前の練習では何度も150m弾を放っています)の本塁打を打てる、プレーヤーとしてMLBで戦って行きたいのです。

 こうした理由から、「二刀流」としての1~2年を棒に振ったとしても、「トミー・ジョン手術」を受ける決断をしたのだと思います。

 とても思い切りの良い決断だと感じます。

 世界最高の舞台で、自身最高のプレーを披露して行くためなら「何にでもトライする」という姿勢は、「大谷翔平の存在そのもの」なのでしょう。
 9月23日に行われた最終日、松山英樹選手は6バーディ・1ボギーの5アンダーパー、65打のこの日のベストスコアタイでラウンドし、順位を一気に上げて、4日間通算6アンダー・4位タイでフィニッシュしました。

 今シーズン、なかなか調子が上がらず、未勝利に終わった松山選手にとっては、シーズン最終戦最終日に、シーズン一番のプレーが出来たように観えます。

 フェデックスカップのプレーオフに入って次第に調子を上げてきた松山選手は、全体27位で最終戦=ツアーチャンピオンシップ大会に進出しました。世界のトップ30しか出場できない大会に、5年連続で駒を進めたのです。

 コンディションを上げて来ていたので、最終戦での活躍が期待されましたが、初日は2オーバー・72打という平凡なスコアとなりました。1番ホールをボギーとしてしまい、勢いに乗れなかった感じでしょう。

 2日目は、とても安定したラウンドで、前後半共に2バーディの計4バーディ、通算2アンダーとして10位タイに順位を上げました。

 3日目は、やはり1番でボギーを打ってしまい、6番をイーグルとするも、後半は2ボギーとスコアを伸ばすことが出来ず、この日1オーバー、通算1アンダーで16位に後退しました。

 そして最終4日目の快スコアが生れたのです。

 あまりに単純な見方とお叱りを受けそうですが、1番ホールでボギーを打った日は伸び悩み、1番ホールをパープレーでスタート日は好スコアをマークしています。
 世界トップレベルの大会となると、こうした微妙なリズムが重要なのかもしれません。

 ホールアウト後、インタビューに応えた松山選手は「今日みたいなプレーを『スタンダードなところ』に持って行かないと・・・」とコメントしました。松山選手にとっての理想のプレートまでは言えないが、目指すレベルのスタンダードなプレーが出来たことを表明したのです。

 今大会に「5年連続で出場」しているのは、ダスティン・ジョンソン選手、ジェイソン・デイ選手、パトリック・リード選手と松山選手の4名しかおらず、5年続けてホールアウトしたのは、リード選手と松山選手しか居ないと報じられました。

 松山選手の地力の高さと安定感が世界トップクラスであることは明らかです。

 2018~19年シーズンの活躍が大いに期待されます。
 栃ノ心にとっては、とても苦しい場所だったことでしょう。

 自身の故障が回復途上の中で、横綱・稀勢の里が進退をかけて登場し、横綱・白鵬にとっての復活の場所であり、関脇・御嶽海の大関取りの場所となった9月場所は、多くの上位陣にとって「特別の場所」となっていましたから、そうした中で「カド番」大関が勝ち越すことは、いつもの場所にも増して難しいことだと予想されたのです。

 3日目に貴景勝、5日目に御嶽海に敗れた時には、心配が現実のものになってきたと感じました。上位陣との対戦を前に黒星を重ねることは、まさにピンチなのです。

 9日目に稀勢の里の「復活の相撲」に敗れて4敗目(5勝)を喫した時には、いよいよ心配が募りました。

 そうした心配を払拭したのは11日目の鶴竜戦でしょう。
 「つり」を駆使して破ったのです。

 絶滅危惧種である「つり出し」という技を、経常的に使いこなしている唯一の関取が栃ノ心です。
 その栃ノ心が「伝家の宝刀」を繰り出して横綱を破ったのです。

 この白星を観て、「大丈夫だ」と確信しました。
 栃ノ心の気迫は、いささかも衰えていなかったのです。

 艱難辛苦の場所を乗り切った栃ノ心の、今後の活躍が本当に楽しみです。
 スプリンターズステークスは「接戦」の多いレースです。

 中央競馬を代表するスペシャリストが集まり、直線の短い中山の馬場ですから、接戦になるのも無理は無いと感じます。

 過去5年間のレースを観ても、2017年と2016年連覇のレッドファルクスがクビ差とアタマ差、2015年のストレイトガールが3/4馬身差、2014年のスノードラゴンが1/2馬身差、2013年のロードカナロアが3/4馬身差となっています。
 2013年のロードカナロアのレースなどは「圧勝」というイメージでしたが、着差は1馬身以内だったのです。

 そのレースで「4馬身差」を付けて勝ったのが、ダイイチルビーでした。

 私の記憶では、スプリンターズステークスを4馬身差で勝ったのは、あの「短距離の鬼」サクラバクシンオーの1994年のレースしか思い当りません。
 G1レースとなった後のこのレースにおいて、ダイイチルビーは最も強い勝ち方をしたサラブレッドの1頭でしょう。

 1987年、トウショウボーイとハギノトップレディの仔として生まれたダイイチルビーは、当然ながら「良血馬」として注目される存在でした。「華麗なる一族」の牝馬ともなれば、「走って当然」と見られても居たのです。
 しかし3歳時は、オークス5着を始めとして、なかなか勝てませんでした。

 そのダイイチルビーが本格化したのは4歳・古馬となった1991年でした。

 4歳時、ダイイチルビーは安田記念とスプリンターズステークスの2つのG1レースに勝っています。2レースとも圧勝でした。圧倒的なスピードで優勝したのです。
 1600mの安田記念で、2着のダイタクヘリオス、3着のバンブーメモリーといった牡馬一線級を相手に、並ぶまもなく抜き去り、1・1/4差を付けたレース振りにも驚かされました。

 この年、G1を2勝以上したのは、牡馬のトウカイテイオー(皐月賞、日本ダービー)とダイイチルビーだけでしたから、ダイイチルビーはこの年の最優秀古牝馬と最優秀短距離馬を受賞しています。
 後で知ったことですが、グレード制導入後、古馬の混合G1を2勝した初めての牝馬だったそうです。

 ダイイチルビーの強さは「歴史を超えていた」のです。

 ダイイチルビー号、父トウショウボーイ、母ハギノトップレディ、母の父サンシー。通算成績18戦6勝。主な勝ち鞍、安田記念、スプリンターズステークス、サンスポ4歳牝馬特別G2、京王杯スプリングカップG2。

 1991年にG1を2勝して気を吐いたダイイチルビーですが、惜しいレースが2つありました。マイルチャンピオンシップG1(ダイタクヘリオスの2着)と高松宮杯G2(ダイタクヘリオスの2着)です。

 特に、高松宮杯は母ハギノトップレディ、祖母イットーに続く「3代制覇」が期待され、大本命(単勝1.4倍)で臨んだレースでした。
 しかし、残念ながらハナ差及ばずの2着だったのです。

 ダイイチルビーにとって、最も悔やまれるレースであったことでしょう。
 長い休場明け、「進退をかけた場所」に臨んだ稀勢の里は、15日間を取り切りました。
 10勝5敗でした。

 「取り切った」こと自体が、まずは横綱としての責任を果たしたということでしょう。
 15日間ファンの前に姿を現すこと、堂々と存在を示すことが、「横綱」の大きな仕事なのです。

 前半戦は長い相撲ばかりでした。
 動きが鈍い稀勢の里に対して、相手力士は素早く動き回り、あの手この手で攻めてきました。
 稀勢の里は、この連続攻撃に良く耐え、最期は白星を物にするという、綱渡りのような取組が続いたのです。

 はらはらどきどきの取組が続いていましたから、初日から5連勝とした時には、少し「不思議な感じ」がしたものです。とっくに1敗しているように観えたのです。
 5連勝とはいえ、全く自分の相撲が取れていませんでしたから、いつ崩れるか、という心配は続いていました。6日目と8日目に負けた時には、さもありなん、という感じでした。

 そして9日目の栃ノ心戦を迎えたのです。

 この相撲で、稀勢の里は蘇ったと思います。

 右上手をがっしりと取った横綱は、栃ノ心をじりじりと追い詰め寄り切りました。
 9月場所で初めて見せた「稀勢の里の相撲」でした。

 この相撲を観て、初めて、稀勢の里は復活できると確信しました。
 稀勢の里も、「相撲を思い出した」のではないでしょうか。

 横綱になって初めての横綱戦は、白鵬に敗れ、鶴竜に勝ちました。
 復帰の場所としては十分な成績だと思います。

 横綱としての、稀勢の里のキャリアが、ようやくスタートしました。

 もちろん、次の場所では優勝争いが求められることになります。
 今季ツアーの最終戦=フェデックスカップ2017~18プレーオフ第4戦のツアーチャンピオンシップ2018は、9月20日から23日にかけて、アメリカ合衆国ジョージア州のイーストレイク・ゴルフクラブを舞台に開催され、アメリカのタイガー・ウッズ選手が4日間通算269打・11アンダーパーのスコアで優勝しました。

 この勝利で、ウッズ選手はPGAツアー80勝目となりました。
 また、前回の勝利から5年1ヶ月ぶりの勝利を挙げ、「完全復活」を印象付けました。

 今季初から、ウッズ選手は次第に調子を上げ、メジャートーナメントでも一時的にはトップに立つなど復活の兆しを見せていましたが、この勝利、今シーズンの世界の上位30プレーヤーしか出場できない、とても高いフィールドで勝ち切ったのです。

 優勝は、ウッズ選手の復活を象徴する結果ですけれども、そのプレー内容もまさに全盛期を髣髴とさせるものでした。

① 最終日トップでスタートし、そのまま押し切っての勝利

 以前の記事にも書きましたが、ウッズ選手は全盛時において、「最終日トップでスタートして、そのまま優勝するという勝ち方」を得意とするというか、概ねそれ以外の勝ち方をしないプレーヤーでした。

 その「自分の勝ち方」を、今大会で見事に踏襲したのです。
 3日目を終えて12アンダー・2位に3打差でトップに立ち、最終日は1オーバーのラウンドで2位に2打差を付けての逃げ切り勝利は、ウッズ選手の勝ち方そのものです。
 まさに「復活」でしょう。

② タイガーチャージは3日目の前半

 最終日をトップでスタートするために、1~3日目のプレーの中で「一気にスコアを伸ばすプレー」を披露するのが、ウッズ選手のパターンなのですが、今大会では、それが「3日目の前半9ホール」でした。

 このハーフのプレーで、3番ホールから7番ホールまでの5連続バーディを含む6バーディを奪い、9番をボギーとしたもののハーフ30打のラウンドを実現し、一気にトップに立ちました。圧倒的なプレーでした。

 このハーフは、まさに「タイガーチャージ」でした。
 「タイガーチャージ」があってこその「復活」でしょう。

③ 大観衆

 今大会における、タイガー・ウッズ選手の組に付いたファンの数は凄いものであり、その大歓声も凄まじいものでした。

 この大観衆・大歓声が「タイガー・ウッズ選手ならでは」のものであることは、言うまでも無いことです。他のどんなプレーヤーでも、これほどの「大観衆・大歓声」を創り上げることはできません。

 タイガー・ウッズ選手の「復活」を象徴する事象です。

 最終日18番ホール・パー5のティーショットがフェアウェイFWをヒットした時、ウッズ選手は同伴競技者であるロリー・マキロイ選手と笑顔で会話(このラウンド初めてのシーンと報じられました)し、ティーインググラウンドを一緒に歩き降りました。
 勝利を確信したのでしょう。

 そしてFWを歩くウッズ選手とマキロイ選手の後ろに、雲霞の如き大観衆が続いたのです。これはもう湧き出るように現れる人の群れでした。
 グリーンまで50ヤード付近まで、ウッズ選手が歩いて来た時、まだティーインググラウンドから歩き降りてくる観衆が居ましたから、底無しの大観衆といって良いでしょう。

 貧乏性の私などは、コースが踏み潰されてしまうのではないか、といらぬ心配をしてしまう程の光景。
 これがまさに「タイガー・ウッズの絵」なのです。

 このホールの第5打、10cmのパーセービングパット、を決めたタイガー・ウッズ選手は両手を高々と上げて喜びを表現しました。

 タイガー・ウッズ選手の「第2のプライムタイム」到来を告げる「大歓声」が、イーストレイクGCに響き渡りました。
 9月場所は、横綱・白鵬が全勝優勝を飾りました。

 休場明けの場所でしたが、初日からスピード十分の取口を展開しました。
 対戦相手毎に、良く考えた内容の相撲を取っていたと感じます。
 最も素晴らしいのは「15日間のペース配分」でしょうか。終盤に来て疲労が蓄積し、パワー・スピード共に衰えてしまう力士が多かった中で、白鵬は最後まで取り口を維持しました。

 下位力士との力の差が小さくなっていることは不変ですが、その僅かな差を取組に活かして行く戦術構築力と、実行して行く集中力はさすがでした。

 14日目の豪栄道戦を勝った時には「幕ノ内1000勝」も達成しました。
 「空前」の大記録です。無類の強さを示したのです。

 毎日のように観られる「張り差し」や、時折見せる「ダメ押し」、連続する「勝負俵踏みつけ」(横綱土俵入り、取組における呼出し後の所作、最初の塩に行くとき等)など、白鵬は相変わらず「横綱の品格」には程遠い存在だと言われています。

 一方で、「白星への執着」は、若い頃から不変です。かつてのように、どうしても勝ちたい取組での立合い変化は観られなくなりましたが、大袈裟に言えば「勝つ為なら何でもする」雰囲気は維持しているのです。ゲームに臨むスポーツプレーヤーとしては、見習わなければならない点なのかもしれません。

 「円熟」には無縁ですが、この「執念」が有る限り、これからも勝ち星を重ねて行くことでしょう。
 ヨーロッパNO.1クラブチームを決める、UEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグCLの2018~19年シーズンが、9月18日に開幕しました。

 「64回目」(1955年開始)のヨーロッパNO.1チームを決める大会であり、UEFA-CLとしては「第27回」の開催となります。

 21世紀においては、ヨーロッパNO.1クラブチーム=世界NO.1という図式ですので、実質的にはクラブチーム世界一を決める大会です。

 今季も、出場32チームを、4チームずつA~Hの8グループに分けて、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出するという、いつも通りの形で争われます。

[グループA]
・9月18日 ボルシア・ドルトムント1-0クラブ・ブルージュ
・9月18日 アトレティコ・マドリード2-1ASモナコ

 グループAは以上の4チーム。
 リーガ・エスパニョーラ3強の一角アトレティコがきっちりと緒戦をものにしました。
 ドイツ・ブンデスリーガのボルシアもブルージュを破りました。共にアウェイでの勝利です。
 クラブ・ブルージュはベルギーの名門、UEFA-CLの前身の大会であるUEFAチャンピオンズカップの1977~78年シーズンで決勝に進出したことがある古豪です。(ベルギーのクラブチームで唯一の実績)
 グループAは、アトレティコとボルシアを中心とした戦いになりそうですが、ASモナコ、クラブ・ブルージュも十分に戦えると思います。

[グループB]
・9月18日 FCバルセロナ4-0PSVアイントホーフェン
・9月18日 インテルナツィオナーレ・ミラノ2-1トッテナム・ホットスパー

 グループBは以上の4チーム
 バルセロナとインテルが緒戦を制しました。バルセロナはホーム・カンプノウで、メッシ選手がハットトリックを決めて圧勝しました。インテルもホームのジュゼッペ・メアッツァスタジアムでスパーズを振り切りました。
 グループBは、バルセロナとインテルとスパーズの3チームの争いに、PSVがどこまで食い下がるかが見所でしょう。

[グループC]
・9月18日 リバプール3-2パリ・サンジェルマン
・9月18日 レッドスター・ベオグラード0-0ナポリ

 グループCは以上の4チーム。
 首位を争うであろう2チームの対戦はリバプールがホームでPSGを破りました。PSGはムニエ選手とエムバペ選手がゴールを挙げて、2度追いつきましたが、リバプールはインジュリータイムにフィルミーノ選手が決勝点を挙げ、振り切りました。
 PSGでは、ネイマール選手とカバーニ選手も先発しました。
 
 グループCは、この2チームを中心とした戦いになりそうです。

[グループD]
・9月18日 ガラタサライ3-0ロコモティヴ・モスクワ
・9月18日 FCポルト1-1シャルケ04

 グループDは以上の4チーム。
 トルコのガラタサライがホームで快勝し、ポルトとシャルケは引分けました。

 大混戦となりそうなグループDですが、長友選手が所属し、このゲームにも先発しているガラタサライに期待します。

[グループE]
・9月19日 アヤックス3-0AEKアテネ
・9月19日 バイエルン・ミュンヘン2-0ベンフィカ

 グループEは以上の4チーム。
 アヤックスはホームで快勝。バイエルンはアウェイの緒戦をしっかりとものにしました。
 ワールドカップ2018では調子が上がらなかった感のあるレバンドフスキ選手ですが、ブンデスリーガ2018~19で良いスタートを切り、このゲームでも先制ゴールを挙げています。

 グループEはバイエルンが首位通過候補、2位争いはアヤックスとベンフィカの争いでしょうか。

[グループF]
・9月19日 シャフタル・ドネツク2-2ホッフェンハイム
・9月19日 オリンピック・リヨン2-1マンチェスター・シティ

 グループFは以上の4チーム。
 ドネツクとホッフェンハイムはドロー、リヨンがアウェイでシティを破りました。リヨンはコルネ選手のゴールで先制し前半を2-0とリードすると、後半のシティの反撃をベルナルド・シウバ選手の1ゴールに抑えて、初戦を快勝しました。

 グループFの首位通過候補であり、スター軍団でもあるシティがホームで敗れましたので、リーグ戦として面白くなりましたが、やはりシティが1枚上だと思います。2番手争いは大混戦でしょう。

[グループG]
・9月19日 レアル・マドリード3-0ASローマ
・9月19日 ヴィクトリア・ブルゼニ2-2CSKAモスクワ

 グループGは以上の4チーム。
 レアルはASローマに快勝し、ブルゼニとCSKAモスクワは引分けました。
 クリスティアーノ・ロナウド選手が抜けたレアルですが、イスコ選手やガレス・ベイル選手が得点して、相変わらずの強さを魅せました。

 首位通過はレアルでしょうし、2番手もローマが有力だと思います。
 個人的には、チェコのブルゼニの活躍に注目しています。

[グループH]
・9月19日 マンチェスター・ユナイテッド3-0BSCヤングボーイズ
・9月19日 ユベントス2-0バレンシアCF

 グループHは以上の4チーム。
 マンUはヤングボーイズに快勝し、ユーベはバレンシアを破りました。
 前半29分にクリスティアーノ・ロナウド選手がレッドカード退場(CLに150試合以上出場しているクリロナ選手にとって初めてのレッドカードでした。不可解な判定との評もあります)して、アウェイのユーベとしては苦しい試合となりましたが、ミラレム・ピャニッチ選手(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の2コールでバレンシアを押し切りました。

 グループHは、ユベントスとマンUの勝ち抜けが有力視されますが、バレンシアにも十分チャンスがあると思います。

 UEFA-CL2018~19のグループリーグ緒戦の様子を、ざっと見てきました。
 
 今季から出場チームの選定方法が少し変更になっていますが、相変わらずの「豪華絢爛」な大会となっています。

 レアル・マドリード、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンの「クラブ3強」の戦い振り、イングランド・プレミアリーグ勢の巻き返し、決勝戦の会場となるエスタディオ・メトロポリターノをホームスタジアムとするアトレティコ・マドリードの決勝進出、等々、いつものように見所満載の大会です。

 チャンピオンズリーグは、世界トップクラスのプレーヤーが集う、「世界一華麗なプレーが飛び出す大会」だと思います。

 今シーズンも大いに楽しませていただきましょう。

 MLB2018のレギュラーシーズンも佳境を迎え、地区優勝チームも出始めました。

 総決算に向けて、各地区の様子を見てみましょう。

[アメリカンリーグAL・東地区]
1位 ボストン・レッドソックス 104勝49敗 優勝
2位 ニューヨーク・ヤンキース 93勝59敗 10.5ゲーム差
3位 タンパベイ・レイズ 85勝67敗 18.5差

[AL・中地区]
1位 クリーブランド・インディアンズ 85勝67敗 優勝
2位 ミネソタ・ツインズ 71勝81敗 14.0差
3位 デトロイト・タイガース 62勝91敗 23.5差

[AL・西地区]
1位 ヒューストン・アストロズ 95勝57敗
2位 オークランド・アスレティックス 92勝61敗 3.5差
3位 シアトル・マリナーズ 84勝68敗 11.0差

[ナショナルリーグNL・東地区]
1位 アトランタ・ブレーブス 85勝68敗
2位 フィラデルフィア・フィリーズ 78勝74敗 6.5差
3位 ワシントン・ナショナルズ 77勝76敗 8.0差

[NL・中地区]
1位 シカゴ・カブス 89勝63敗 
2位 ミルウォーキー・ブリュワーズ 87勝66敗 2.5差
3位 セントルイス・カージナルス 84勝69敗 5.5差

[NL・西地区]
1位 ロサンゼルス・ドジャーズ 85勝68敗
2位 コロラド・ロッキーズ 82勝70敗 2.5差
3位 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 79勝74敗 6.0差

 今シーズンは、ボストン・レッドソックスを始めとするAL東地区の強さが際立っています。

 ボストンは100勝を超えて、地区優勝も決めましたが、2番手のヤンキースも93勝とAL西地区のヒューストン以外のどの地区の首位チームより勝ち数が多いのです。そして、東3番手のタンパベイも85勝と、アトランタやクリーブランド、ドジャーズと同じ勝ち数になっています。

 逆に、AL中地区のクリーブランドは、85勝ながら今季MLBいの一番で地区優勝しました。同地区2番手のミネソタでさえ「借金10」でしたので、圧倒的な首位だった訳です。
 やはりリーグ戦というのは「相対的なもの」だと改めて感じます。

 残り10ゲーム余りとなっても大接戦が続いているのは、NL中地区と西地区でしょう。
 首位と2番手の差が2.5ゲームですから、まだまだ逆転の可能性があります。
 特に西地区のドジャーズとロッキーズは、負け数差が2しかありませんので、眼が離せません。

 ワイルドカード争いは、ALはヤンキースとアスレティックスの競り合いが続いています。ホームゲームの取り合いは、最後まで続きそうです。
 NLは、ブリュワーズとカージナルス、ロッキーズの争いです。特に、カージナルスとロッキーズは最後まで分かりません。

 今シーズンは、インターリーグの成績の影響もあって、AL中地区の成績が悪すぎました。

 地区割りの変更という話までは行かないと思いますが、AL中地区の2位以下のチームの強化は喫緊の課題なのでしょう。

 さて、レギュラーシーズンが終われば直ぐに始まるポストシーズンゲームに向けて、どのチームが上手くコンディションを上げてくるのか、見所満点の終盤戦が続きます。

 9月16日に行われた第45回ベルリンマラソン男子の部で、ケニアのキプチョゲ選手(33歳)が、2時間1分39秒という驚異的な世界新記録をマークして優勝しました。

 これまでの世界記録、同じケニアのデニス・キメット選手が4年前に記録した2時間2分57秒を、一気に1分18秒も更新したのです。

 キプチョゲ選手は、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックの金メダリストであり、今回のレースを含めて「マラソン11戦10勝」という強さを示しています。

 適当な気温の下で、比較的平らなコースを走るマラソンとなれば、今キプチョゲ選手に勝るランナーは居ないのでしょう。

 その5km毎のラップも驚異的。
・0~5km 14分28秒
・5~10km 14分33秒
・10~15km 14分37秒
・15~20km 14分18秒
・20~25km 14分28秒
・25~30km 14分21秒
・30~35km 14分16秒
・35~40km 14分31秒
・40~42.195km 6分07秒

5kmのラップが一度も15分を超えていません。
 最も遅いタイムが14分37秒で、最も早い14分16秒とは21秒の差が有りますから、「14分台の中でもペースのアップダウンが有った」ことになります。

 さらに驚くべきは、レース前キプチョゲ選手はペースメーカーに対して「世界新記録ペースで引っ張る」ように依頼し、ペースメーカーも超速で必死に引っ張ったものの30kmまでは持たず、25.7kmからはキプチョゲ選手の独走になったということ、そのペースメーカーの中にはフルマラソンの持ちタイムが2時間4分台のランナーが居たということでしょう。

 これは驚異的な走りです。

 関係者の皆さんは十分にご承知のように、端的に言って、現在の日本選手では誰も20kmまで付いて行くことさえ出来ないハイペースでしょう。そして、東京オリンピック2020までの2年弱の期間で追い付くことは到底不可能なスピード絶対値とスピード維持力に観えます。

 残念ながら、男子日本マラソンチームとしては、「高温多湿の気候の下での競走」において、こうしたランナーに勝つ術を研究し発見して、実践して行くしか、メダル争いをする方法は無さそうです。
 イナボレス、本当に懐かしい名前です。

 オールカマーが、まだ東京・府中の2000mで実施されていた頃、3歳だったイナボレスが優勝したのです。

 イナボレスは、母方の祖先にアングロアラブの馬(馬名「高砂」)が居るために、サラブレッドでは無く「サラブレッド系種」でした。
 現在では、眼にすることが少なくなりましたが、当時は「サラ系」の馬が数多く走っていました。

 ちなみに「高砂」は、フランス皇帝ナポレオン3世が、時の江戸幕府第13代将軍徳川家茂に贈呈したとされています。
 現在のNHK大河ドラマ「西郷どん」にも、徳川幕府とフランスの強い関係が描かれていますが、ナポレオン3世からのプレゼントが競走馬であったというのも、欧州文化を示しているようで、興味深いことです。

 さて、イナボレスは所謂「花の47年組」(昭和47年にクラシックレースの歳=3歳を迎えた世代が、前後の他世代を圧して強かったため、このように呼ばれました)の一員ですけれども、ランドプリンス、ロングエース、タイテエムの関西3強や、菊花賞と有馬記念を制したイシノヒカルといった、クラシック戦線の主役たちとは異なり、裏街道というか、地味なキャリアを積み上げました。
 そして7歳まで、大きな故障も無く走りました。

 その結果、偉大な記録を残したのです。
 それは「中央競馬最多重賞出走数」という記録です。イナボレスは、そのキャリアにおいて、中央競馬で「52度の重賞レース」に出走したのです。
 素晴らしいというか、信じられないような記録でしょう。

 そもそも「52走」する競走馬が滅多に居ない中で、イナボレスは重賞だけで52度走っているのです。
 そして、重賞を4勝しています。

 3歳時のオールカマー、5歳時の金杯(東)、目黒記念(秋)、6歳時の愛知杯、の4鞍です。

 6歳時の宝塚記念(4着)と天皇賞(秋)(12着)、7歳時の天皇賞(春)(7着)と安田記念(8着)と高松宮杯(13着)と天皇賞(秋)(12着)といった、現在のG1クラスのレースにも登場しました。
 重賞3勝馬、4勝馬ともなれば、当然のことでしょう。

 「ほとんど毎月の様に重賞で走っていた」という記憶が有りますが、7歳時などは19走していますので「2ヵ月に3走」といったハイペースで、走り続けていたことになります。
 それでいて故障が無かったのですから「無事これ名馬」の代表格でしょう。

 加えて、馬主・稲富氏の名前から「イナ」を貰ったのでしょうが、後半の「ボレス」(母の馬名から取ったものと思います)とのバランスが絶妙です。「イナボレス」という、一度聞いたら忘れられないユニークな馬名も相まって、一部に熱狂的なファンが居ました。
 「愛される競走馬」だったのでしょう。

 イナボレス号、父ヘリオス、母ボーレスクイン、母の父カバーラップⅡ世。通算成績76戦8勝、主な勝ち鞍、オールカマー、金杯(東)、目黒記念(秋)、愛知杯。

 イナボレスは「走る労働者」とも呼ばれました。
 コツコツと、ひたすら走り続ける様子に対して付けられた別称なのでしょうが、現在なら使用できそうもない呼称だとも思います。

 一方で、栗毛・470kg前後の、とても綺麗な馬体が印象的でした。
 その馬体が見込まれたのでしょう、1980年代まで「東京競馬場の誘導馬」を務めています。

 イナボレスは、「花の47年組」NO.1の美丈夫だったのです。
[9月15日・メットライフドーム]
西武ライオンズ11-5ソフトバンクホークス

[9月16日・メットライフドーム]
西武ライオンズ8-5ソフトバンクホークス

[9月17日・メットライフドーム]
西武ライオンズ8-1ソフトバンクホークス

 9月の中旬に3.5ゲーム差で迎えた、首位・2位の直接対決という「天王山の3連戦」は、西武の3連勝という結果となりました。

 2018年のパシフィックリーグ・ペナントレースは、西武ライオンズが走り、一時は独走状態となりましたが、シーズン前本命視されていたソフトバンクが、8月に入って猛追撃を開始しました。
 さすがに、チーム力十分のホークスの反撃でしたから、一気に差が詰まり、9月14日時点で3.5ゲーム差となって、まだまだ大きな差ではあるものの、この直接対決3連戦の結果次第ではペナントの行方は予断を許さないところまで来ていました。

 この3連戦で際立ったのは、「ライオンズの先制攻撃」でしょう。

 初戦は、1回裏に千賀投手から3点を奪い、5回までに7-2とリードして、優位に試合を進めました。

 第2戦は、1回裏・2回裏にそれぞれ4点ずつの計8点を奪い、そのまま押し切りました。

 第3戦は、1回裏栗山選手の満塁ホームランで4点を挙げて、試合を支配したのです。

 各ゲームのヒット数を観れば、第3戦こそ西武11安打・ソフトバンク4安打と西武が上回りましたが、初戦は西武12安打・ソフトバンク11安打と互角、第2戦は西武11安打・ソフトバンク14安打とソフトバンクが上回っています。
 いかに「得点を挙げる時期」が物を言ったかが分かります。
 ライオンズの先制パンチが極めて有効であり、この3連戦でホークスは一度もリードできなかったのです。

 ライオンズとホークスの差は、一気に6.5ゲームに開きました。15試合前後の残り試合数を考え合わせると、ペナントレースの帰趨は決したと見るべきでしょう。

 パ・リーグは、西武、ソフトバンク、日本ハムの3チームによるクライマックスシリーズが確実視されていますから、今後は2位・3位の順位争い=クライマックスシリーズのホームチーム決め、が大切な要因となります。

 そして、日本シリーズ進出に向けた戦いへの、3チームのコンディション作りがポイントとなるのでしょう。

 「復活」に向けての道程を着実に歩んでいるタイガー・ウッズ選手が、今シーズンのプレーオフシリーズ第3戦・BMW選手権大会も6位タイの好成績とし、フェデックスカップポイントランキングも20位としてトップ30に食い込み、最終戦・ツアーチャンピオンシップ大会(イーストレイク・ゴルフクラブ)に駒を進めました。
 5年振りの最終戦登場です。

 今シーズンの目標として、「ライダーカップへの出場」と「ツアーチャンピオンシップへの出場」を挙げていたウッズ選手としては、両方とも見事に達成したことになります。

 BMW選手権大会では、初日に62打の好成績でトップに立ちました。
 かつて、数多くのメジャータイトルを獲得した際に使用していた、スコッティキャメロンのピン型パターを使用してのラウンドは、「今週のパットは良かった」というコメントに結びついています。

 「すごく感覚が良くなっている」ともコメントしています。
 カムバック後のウッズ選手としては珍しいコメントです。

 ゴルフ史上屈指の名プレーヤーが「感覚が良くなっている」というのです。

 イーストレイクGCでの大活躍は間違いないでしょう。

 ジョージアの森に大歓声が響き渡る大会が、待ち遠しいものです。
 9月11日、残念なニュースが飛び込んできました。
 
 2017年秋に右肩手術を受け、復帰を目指していた岩隈久志投手が、今シーズン限りでシアトルを退団するというのです。球団からの発表でした。

 今季はマイナーからメジャーへの昇格を目指すシーズンでしたが、なかなか上手く行かず、こうした結果になったのでしょうが、これまでの活躍を考えると少し早いかなという感じがします。

 ストライクからボールになる投球で勝負するのではなく、「ストライク投球」で勝負する岩隈投手は、それだけに「球数を少なく抑えることが出来る」ので、日本出身の投手の中では「最もMLBに適応した投手」であろうと観ていました。

 当然ながら完投能力も高く、2015年8月にはボルチモア・オリオールズを相手にノーヒット・ノーランも達成しています。
 ローテーションピッチャーとしても高い能力を示し、2016年にはシーズン16勝も達成しました。

 こうした実績を保持している岩隈投手の姿を、MLBのマウンドで再び観る日をとても楽しみにしていたのですが・・・。

 ご本人から、「来期(2019年)は日本でプレーしたい。プロ生活をスタートした日本でキャリアを終えようと思う」とのコメントも出されています。
 それを楽しみにしようと思います。

 岩隈久志投手、MLB7年間の通算成績は63勝39敗2セーブ・防御率3.42。

 堂々たる成績です。
[9月6日・開幕戦・リンカーンフィナンシャルフィールド]
フィラデルフィア・イーグルス18-12アトランタ・ファルコンズ

 ナショナル・フットボール・リーグNFLの2018~19年のレギュラーシーズンが開幕しました。

 オープニングゲームは、スーパーボウル2018・第52回スーパーボウルSBのチャンピオンチーム、イーグルスとファルコンズの対戦でした。

 イーグルスのクオーターバックQBは、主戦と言われているカーソン・ウェンツ選手では無く、SB2018を制した試合でプレーしたニック・フォールズ選手でした。
 ウェンツ選手の復帰は10~11月ではないかと報じられています。

 こうした状況下、イーグルスはランニングバックRBジェイ・アジャイ選手が2つのタッチダウンTDを挙げ、第4クオーターQ残り2分あまりで逆転勝ちを収めました。
 ゲームマネジメントの上手さを感じさせるゲームでした。

 week1の残りのゲームは、9月9日と10日に行われました。
 
[9月9日・ジレットスタジアム]
ニューイングランド・ペイトリオッツ27-20ヒューストン・テキサンズ

 41歳のQBトム・ブレイディ選手が元気です。このゲームでも3TDパスを決めました。
 いったい何時までプレーを続けるのだろう、という感じですが、今季もポストシーズン進出に向けて、力強いプレーを披露してくれることでしょう。

[9月10日・メルセデスベンツスーパードーム]
タンパベイ・バッカニアーズ48-40ニューオーリンズ・セインツ

 全体として、良く得点が入ったweek1ですが、その中でもこのゲームは両チーム合わせて88点という、点の取り合いとなりました。
 バッカニアーズのQBライアン・フィッツパトリック選手が4本、セインツQBドリュー・ブリーズ選手が3本のTDパスを決めました。
 こちらもベテランが超元気なのです。

[9月9日・フェニックス大学スタジアム]
ワシントン・レッドスキンズ24-6アリゾナ・カージナルス

 レッドスキンズにとっての新戦力ですが、既にNFL屈指のプレーヤーとして確固たる地位を築いている2プレーヤー、QBのアレックス・スミス選手とRBのエイドリアン・ピーターソン選手が、その実力を発揮して、緒戦を快勝しました。

 ピーターソン選手にとっては、26ランで96ヤードゲインという結果は、まだまだ本来の走りには程遠いものですが、「26ラン」=主力RBとしてプレー出来たことが重要でしょう。久し振りに「走り回るピーターソン選手」「他の誰にもできないファンタスティックなラン」を、今シーズンは観ることが出来そうです。

 今シーズンのレッドスキンズは注目でしょう。

[9月9日・ランボーフィールド]
グリーンペイ・パッカーズ24-23シカゴ・ベアーズ

 QBアーロン・ロジャース選手が、その「存在感」を如何なく発揮したゲームでした。

 先発し、早々に故障を発症して治療に向かってしまい、その後のパッカーズは散々でした。攻撃が機能せず、守備も実力を出すことが出来ずに、第2Qを終えてベアーズに17-0とリードを許したのです。
 パッカーズがホームのランボーフィールドで「17点差」を付けられて前半を終えたのは70余年振りと伝えられました。「散々なゲーム」になってしまったのです。

 第3Qに入って、ベアーズのリードは20点に拡大しました。

 ところが、ロジャース選手が帰ってきたのです。
 治療を終えてフィールドに立ちました。

 この瞬間から、ゲームの流れが一変しました。それはもう、全く別のゲームになったのです。

 第3QにフィールドゴールFGで3点を挙げると、第4Q早々にヘロニモ・アリソン選手へのTDパスが通って10-20、続いてダバンテ・アダムス選手にTDパスが決まって17-20、
 ベアーズがFGで23-17とリードを広げますが、残り2分あまりで、QBロジャースからエース・ワイドレシーバーWRランドリー・コブ選手へのTDパスが成功して、キッチリと逆転しました。

 アーロン・ロジャース選手は第4Qに3TDパスを決め、21点を挙げたのです。

 NFLを代表するQBのひとり、アーロン・ロジャース選手が、その力を改めて示すゲームとなりました。
 ディフェンス陣の動きさえ良くするところが、まさにチームリーダーなのでしょう。

 開幕週のゲームをいくつか観てきました。

 全体として「選手達が伸び伸びとプレーしている」ゲームが多かったように感じます。
 また、トム・ブレイディ選手、アーロン・ロジャース選手、エイドリアン・ピーターソン選手と言った、ベテランプレーヤーの見事なプレーも目立ちました。

 今シーズンも、NFLは元気です。
[9月14日・ヤンキースタジアム]
ニューヨーク・ヤンキース11-0トロント・ブルージェイズ

 先発した田中将大投手は、6イニング・90球を投げて、被安打4、奪三振8、与四球2、失点0の好投を魅せて、今シーズン12勝目(5敗)を挙げました。
 安定感抜群の投球でした。

 初回、フォーシームで入った田中投手は、ピンチとなればスプリットを連投し、トロント打線に的を絞らせませんでした。低め主体の投球でしたが、いつものように高目や内角への投球も交えて、効果的な投球を展開したのです。

 これで4試合に渡って「20イニング無失点」という記録を積み上げています。
 不調な時期の様な「一発病」も無く、ポストシーズンに向けてコンディションの良さを示しています。

 先日10勝目を挙げた際に、「5年連続二桁勝利」が話題となりました。
 MLBデビューから5年連続で10勝以上の成績を続けているのです。
 見事な成績です。

・2014年 13勝5敗
・2015年 12勝7敗
・2016年 14勝4敗
・2017年 13勝12敗
・2018年 12勝5敗(9月14日現在)

 5シーズンで64勝33敗と、相変わらず「勝数が負数を大幅に上回る」成績を堅持しています。当然ながら、MLBにおいても屈指の成績です。

 NPB時代から勝率が高く、2013年には24勝0敗・勝率100%という空前絶後の記録を樹立しているのは、ご承知の通りですが、その持ち味をメジャーリーグでも発揮しているところが素晴らしいと感じます。

 かつては「日本人投手は3年間しか活躍できない」とMLB関係者から指摘されました。
 確かに、松坂大輔投手や佐々木主浩投手のようなNPBを代表する大投手でも、MLBでは3年間しか活躍できませんでした。

 その理由としては、高校野球時代からNPB時代にかけての「投げ過ぎ」による蓄積された疲労や、NPBのボールよりひとまわり大きく重いメジャー球を投げ続けることによる疲労増大や、そもそもNPBで何年も働いた後MLBに行くから、と色々な要因が挙げられていたのです。
 いずれにしても「日本人投手は3年間しか活躍できない」残念な状況が続きました。

 この状況を、先発投手としてまず打破したのは黒田博樹投手であったと思います。
 2008年から2016年までの7年間、ロサンゼルス・ドジャーズとヤンキースで安定した活躍を披露し、79勝79敗という成績を残しました。

 そして今、田中投手が続いているのです。

 2014年1月、田中投手とヤンキースが「7年契約」を結んだというニュースが流れた時、そんなに長く活躍できるのだろうか、と心配する向きもありました。
 しかし、田中将大投手は、それを杞憂としました。

 29歳の田中投手には、野茂英雄投手に続く「MLB100勝」を達成して欲しいものだと思います。
 セントラルリーグのペナントレースは、9月15日のゲームを終えて、3位以下の4チームが「1.5ゲーム差」に犇めく、大混戦となりました。

 順位は以下の通り。

1位 広島 74勝51敗 マジック6
2位 ヤクルト 64勝61敗 10.0ゲーム差
3位 巨人 60勝67敗 15.0差
4位 中日 60勝70敗 16.5差
5位 DeNA 57勝67敗 16.5差
6位 阪神 55勝65敗 16.5差

 残り試合数は、中日11、巨人12、DeNA17、阪神22となっています。

 少し驚かされるのは、巨人が借金7、他の3チームが借金10という、大幅な負け越し下の競り合いとなっているところでしょう。
 例年同様に、交流戦でパシフィックリーグに負け越し、別のリーグに対しても借金を背負っているセ・リーグ各球団ですから、広島の独走を許せば、こうした状況に追い込まれることは、容易に予想できることでしょうが、それにしても大きな借金であり、それにしても「よく揃って」います。

 残り11~22ゲームの戦いでは、「チーム状態」を上げることが出来たチームが勝ち抜くのでしょう。現在2位のヤクルトスワローズも、少し前までは、この大接戦の一員だったのですが、近時は調子を上げてきているのです。

 「チーム状態を上げる」ことを前提とすれば、最も残り試合数が多い阪神タイガースが3位となる可能性が最も高いと言えるかもしれませんし、続いてはDeNAが上がってくる可能性があるのでしょう。

 9月の中旬になっても、最下位のチームにクライマックスシリーズ進出の可能性が大いにあるというのは、珍しいシーズンなのではないでしょうか。
 首位に立つ広島カープの調子がいまひとつであることも、この大混戦に拍車をかけているのです。

 各チームの現状を見ると、3位に来るのはDeNAベイスターズかなと思います。
 8月30日、2017~18年シーズンの欧州最優秀選手賞の授賞式がモナコで開催され、ルカ・モドリッチ選手(32歳)が、クリスティアーノ・ロナウド選手、モハメド・サラー選手を抑えて、受賞しました。

 クリスティアーノ・ロナウド選手が2013~14年シーズン、2015~16年シーズン、2016~17年シーズンと3度受賞し、リオネル・メッシ選手が2014~15年シーズンで受賞していた本賞ですが、久し振りに、この2人以外のプレーヤーが選出されたことになります。

 モドリッチ選手の2017~18年シーズンの活躍は「完璧」なもので、所属クラブのレアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグに優勝(3連覇)、そしてFIFAワールドカップで母国クロアチアチームを準優勝に導きました。
 UEFA-CL2017~18においても、ワールドカップ2018においても、何よりそのプレー振りが素晴らしいの一語でした。

 「ワールドカップが開催される年には、ワールドカップで活躍したプレーヤーが欧州最優秀選手に選出されるのが望ましい」と考える、UEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長も満足しているのではないでしょうか。

 クロアチアリーグ1部のディナモ・ザグレブでプロプレーヤーとしてのキャリアをスタートしたモドリッチ選手は、その後イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーで4シーズンに渡って大活躍、6年前にリーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードに移籍し、今季キャリア最高のシーズンを迎えたのです。

 ワールドカップ2018ロシア大会のMVPにも選出されているモドリッチ選手が、欧州年間最優秀選手にも輝きましたから、9月24日に発表されるFIFA年間最優秀選手(FIFAバロンドール)の最有力候補となったことも間違いないでしょう。

 過去10シーズン、FIFA年間最優秀選手はメッシ選手とクリロナ選手が5度ずつ分け合ってきたのですが、久し振りに「新しい名前」がコールされることになりそうです。

 9月10日の日本経済新聞配信、メジャーリポート・杉浦大輔氏の記事「勝ち星恵まれぬデグロム 異例の最優秀投手候補」をとても楽しませていただきました。

 少し前から感じていたことを、杉浦氏はきっちりと記事にしてくれたのです。

 ニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロム投手(30歳)は、チームのエースにして、MLB屈指の好投手・剛球投手です。
 そのデグロム投手は、今シーズンも素晴らしいパフォーマンスを示しているのですが、不思議なほどに勝ち星に恵まれていません。9月11日時点で8勝8敗なのです。

 デグロム投手の防御率はというと1.68でMLBトップ、それも2番手のクリス・セール投手(ボストン・レッドソックス)の1.97を引き離しての断トツのトップなのです。

 登板試合数はというと、デグロム投手は28、セール投手は23、しかし勝敗はセール投手が12勝4敗と大きく上回っています。
 
 現時点のMLB最多勝である、ブレイク・スネル投手(タンパベイ・レイズ、18勝5敗、防御率2.06、27登板)やコーリー・クルバー投手(クリーブランド・インディアンズ、18勝7敗、防御率2.91、30登板)と比較しても、いかにデグロム投手が勝ち星に恵まれていないか分かります。

 9月3日のロサンゼルス・ドジャースとのゲームでも、6イニングを投げて被安打2・失点1の好投を魅せ、おまけに5回には自ら同点タイムリーヒットを放ちながらも、結局勝ち投手にはなれませんでした。

 とにかく、今季のメッツ打線は打てないのです。

 自責点1以下に抑えた12ゲームで勝利投手になっていないというのですから、MLBのゲーム・シーズンとしては「異常な状況」と言って良いでしょう。

 勝ち数が投手の能力や貢献度を、必ずしも正確に示すものでは無いということは、従来から指摘されてきたことですが、今季のデグロム選手の例は、極めて極端なものになっていますから、MLBナショナルリーグNLにおける最優秀選手賞=サイ・ヤング賞の選考は「とても難しいものとなる」と予想されているのです。

 8月9日のワシントン・ポスト紙には「今季のデグロム(の投球)は勝ち星がいかにばかげたデータであるかを示している」という、強烈な見出しの記事を掲げました。

 とはいえ、一方で「勝ち星は投手のチームに対する貢献度合いを測る上で重要」であるという見方が有るのは当然のことで、様々な意見が出されているのです。

 「いつも打線の援護に恵まれる投手」と「恵まれない投手」の違いが、どこにあるのか、シーズン毎に異なるのか、投球のテンポやアウトカウントの内容等が関係するのか、チーム内のコミュニケーションの影響は有るのか、いつの時代にも様々な形で議論になるところですけれども、それにしても今シーズンのデグロム投手の成績は「極端」です。

 2018年シーズン、NLのサイ・ヤング賞の行方が注目されます。
 PGAツアー2017~18シーズンのプレーオフシリーズ第3戦・BMW選手権大会は、9月10日最終日が行われ、キーガン・ブラッドリー選手がプレーオフの末、ジャンティン・ローズ選手を破って優勝しました。
 4日間通算260打・20アンダーパーのスコアでした。

 雨で順延となった最終日、ブラッドリー選手は64打の好成績を挙げてローズ選手に並び、プレーオフ最初のホール(18番)をパーとして、ボギーだったローズ選手に競り勝ちました。
 1打差・19アンダーパーの3位タイには、シャウフェレ選手とホーシェル選手が食い込み、そこから1打差の5位にはマキロイ選手が入るという、まさに「大接戦」の第3戦でした。

 松山英樹選手は最終日69打と、いまひとつスコアを伸ばせず15位で大会を終え、フェデックスカップポイント27位で、プレーオフ第4戦=今シーズンのツアー最終戦であるツアーチャンピオンシップ大会に駒を進めました。(選手権=チャンピオンシップ、ですので、BMW選手権とツアーチャンピオンシップが併記されているのは、少しおかしいのですが、どちらの大会も、こうした表記が一般的ですので、あしからず)

 ツアーチャンピオンシップ大会は、「そのシーズンのポイントランキング・トップ30のプレーヤー」が出場する大会として知られています。
 つまり、この大会に出場する30名が、現時点での「世界のトップ30」と言って良いのでしょう。
 当然のことながら、世界中のプロゴルファーにとって「憧れの舞台」です。

 そして、松山選手はこの大会に「5年連続出場」となります。

 もちろん、日本人プレーヤーとして史上最高の記録ですけれども、本当に素晴らしい実績であり、松山英樹が世界のトップゴルファーであることの、何よりの証明なのです。

 今シーズンの松山選手は、序盤からなかなか調子が上がらず、結局ここまで未勝利ですが、終盤になって調子を上げ、プレーオフシリーズ初戦のザ・ノーザントラスト大会で15位タイ、第2戦のデルテクノロジーズ選手権大会で4位タイ、第3戦のBMW選手権大会で15位と、連続して上位に食い込み、キッチリと「30位以内」を確保したのは、さすがでした。

 9月20日~23日、「いつものように」イーストレイク・ゴルフクラブ(アメリカ合衆国・ジョージア州)で開催されるツアーチャンピオンシップ大会は、松山選手にとっては「勝手知ったる舞台」です。
 ショット、パット共に上り調子に有ると報じられていますので、最終戦での優勝、そして大逆転での初の「年間王者」獲得に向けての戦いが、大いに期待されるところです。

 ドイツ・ブンデスリーガの2018~19年シーズンは、8月24日に開幕し、9月2日までに第2節を終えました。

 第2節を終えての順位は下記の通りです。
・1位 バイエルン・ミュンヘン 勝点6、得失点差5
・2位 ヴォルフスブルグ 勝点6、得失点差3、得点5
・3位 ヘルタBSC 勝点6、得失点差3、得点3
・4位 ボルシア・ドルトムント 勝点4、得失点差3
・5位 ボルシア・メンヘングラードバッハ 勝点4、得失点差2
・6位 ヴェルダー・ブレーメン 勝点4、得失点差1、得点3
・6位タイ アウグスブルク 勝点4、得失点差1、得点3

 まだ第2節を終わった=2試合を消化したばかり、にもかかわらず、「常勝軍団」バイエルンが首位に立っています。
 もちろん、2連勝=勝点6のチームは3つあるのですが、得失点差や得点という基準により、しっかりと順位が付いているのです。

 先日、イングランド・プレミアリーグの第2節終了時点の順位についても書きましたが、ブンデスリーガの方も、まるでシーズン終盤の様な順位になっているのは、ある意味では驚きでしょう。

 以前にも書きましたように「得失点は正直」なのです。
 また、サッカー競技のリーグ戦における「順位を決めるための諸ルール」は、良く考えられている上に、歴史と伝統に裏打ちされたものだと、改めて感じます。

 「いつものように」首位を走るバイエルン・ミュンヘンの開幕2試合の内容は「圧巻」です。

 8月24日、今シーズンのリーグ開幕戦は、ホッフェンハイムを3-1で下しました。
 この3ゴールは、トーマス・ミュラー選手、ロベルト・レバンドフスキ選手、アリエン・ロッベン選手が1ゴールずつを挙げたものです。

 9月1日の第2節の試合は、シュツットガルトを3-0で下しました。
 この3ゴールは、レオン・ゴレツカ選手、レバンドフスキ選手、ミュラー選手が挙げています。

 シーズン前には、「バイエルンに新戦力無し」といった報道がなされ、今季の戦いへの不安が囁かれましたが、始まってみれば、世界を代表するストライカー達が「いつものように」活躍しているのです。
 何だか凄い感じがします。

 それにしても、いかに「常勝軍団」とはいえ、2012~13年シーズンから6連覇中のバイエルンが、今季も独走することになれば、「面白くない」というファンの声が強まりそうな気もします。

 他のチームの奮起に期待したいところです。
[9月6日・リーグAグループ1]
フランス1-1ドイツ

[9月9日・リーグAグループ2]
スイス6-0アイスランド

[9月7日・リーグAグループ3]
イタリア1-1ポーランド

[9月9日・リーグAグループ4]
スペイン2-1イングランド

 UEFA(欧州サッカー連盟)肝いりの「新」大会として、第1回ネーションズリーグが開幕しました。
 UEFA加盟の全55か国の代表チームが参加し、55チームをA~Dの4つのリーグに分け、各リーグでは3~4チームでグループ分けされて、リーグ戦で戦うという形式。
 リーグ分け、グループ分けの基準は、抽選日(今回であれば2018年1月24日)のFIFA世界ランキングが使用されます。

 ワールドカップが終了した後、これまではしばらくの間「国際親善試合」が行われて、各代表チームの力量などを判断してきたのですが、UEFAとしては「より真剣なゲーム」を指向して、こうした新たな大会を創設したのでしょう。

 ワールドカップ終了早々に、欧州選手権では無いが、欧州全ナショナルチームが参加する大会を構築するというのは、随分と思い切った企画です。
 この大会、UEFAネーションズリーグの位置付け、ワールドカップやユーロとの関係は、今後徐々に固まって行くことになるのでしょうが、ワールドカップで好成績を残し、今後も世界トップクラスのチームとして当面は戦って行こうとするチーム、或いはワールドカップで不本意な成績に止まったり、ワールドカップに出場することすら叶わなかったチームにとっては、新生チームを創っていかなければならないわけで、その為にこの大会での貴重な「ナショナルチーム同士の本気度の高いゲーム」を、どのように活用して行くのかは、とても興味深いところです。

 最上位リーグ=リーグAの各グループの緒戦の結果を頭書しました。
 ホーム&アウェイ方式で行われるリーグ戦の緒戦です。

 リーグAは各グループ3チームで構成され、リーグ戦でトップとなった4チームが、2019年6月に行われるトーナメント戦に進出し、リーグAの優勝を競うこととなります。
 リーグB、C、Dも同様です。

 そして、凄いところは、各リーグの優勝4チームが、ユーロ2020の出場権を獲得する所でしょう。リーグA~Dの優勝4チームは、ユーロの予選に出場する必要が無いのです。
 これは、特にB、C、Dに入っている各チーム、もっと言えばC、Dという「比較的ランキング下位」のチームにとっては、とても大きな「賞品」でしょう。
 結果として、ネーションズリーグへの参加は、UEFA所属の多くのチームにとっては、ウェルカムなことであろうと感じます。

 さて、リーグAグループ1の緒戦は、フランスチームとドイツチームが0-0で引分けました。グループ1のもうひとつのチームはオランダです。
 ワールドカップ2018の優勝チーム・フランスと、ワールドカップ2014で優勝したものの、2018年大会では「よもやのグループリーグ敗退」を喫したドイツチーム、そして2018年大会は予選で敗退したオランダチームという、とても興味深い組合せとなりました。

 ワールドカップ2018ロシア大会の準優勝チームであるクロアチアはというと、グループ4に入り、スペイン、イングランドと同組みです。
 ワールドカップ2018で決勝トーナメントに駒を進めた3チームが同組みですから、1位勝ち抜けに向けて厳しい戦いが続きそうです。

 ワールドカップ2018で3位となったベルギーチームはグループ2に入りました。
 スイス、アイスランドの両チームと同組です。相変わらずの攻撃サッカーを魅せてくれることでしょう。

 ワールドカップ2018では、よもやの予選敗退だった強豪イタリアチームはグループ3に入り、ポーランド、ポルトガルと同組みです。
 新生アズーリの戦い振りから眼が離せません。

 「第1回」UEFAネーションズリーグが幕を開けました。
 今後のこの大会の方向性と価値を決める、大切な大会が始まったのです。
 8月29日に女子、8月30日に男子が行われた、自転車競技のオムニアム種目で、梶原悠未選手(21歳)と橋本英也選手(25歳)が優勝しました。男女のオムニアムを制したのです。

 オムニアムは、以下の4競技を一日で行い、その成績をポイントに換算して、合計得点で競うものです。

① スクラッチ
② テンポレース
③ エリミネーション
④ ポイントレース

 オムニアム自体は、世界選手権大会において、男子は2007年から、女子は2009年から行われている種目ですが、その内容がどんどん変わり、現在の形式は2016年に改定されたものです。

 そうした状況下、2017年のワールドカップで梶原悠未選手が優勝しました。
 日本女子自転車選手が、オリンピック、世界選手権、ワールドカップにおいて、初めて優勝するという快挙を達成しました。
 そして、アジア大会2018でも見事に金メダルを獲得したのです。

 この梶原選手の活躍に刺激を受けたのか、男子の橋本選手も金メダルを獲得した形です。

 間違いなく「オムニアム」は、日本自転車チームが得意とする種目になってきているのでしょう。

 こうした複合種目には、ポイントを積み上げて行くための「ポイント」がある筈です。
 ましてや、内容が変化し続けている「新しい種目」であれば、そのポイントも日々変動しているでしょうから、研究が欠かせません。

 これからの各種の世界大会に向けて、日本自転車チームの更なる研究、施策立案、実行、が期待されるところです。
[9月8日・決勝]
大坂なおみ2-0セリーナ・フィリアムズ
(第1セット6-2、第2セット6-4)

 ビッグニュースでした。

 1世紀を超える日本テニス史上、初めての四大大会におけるシングルス優勝が実現したのです。

 第1セット、大坂選手は「丁度良い緊張感」で試合に入ったと感じます。
 「いつものように」プレーを始めたのです。
 こうした大試合は、リラックスして勝てるものではないと考えています。

 大坂選手とセリーナ選手は、共に「パワー型」のプレーヤーですから、自らのショットの威力で相手プレーヤーのリズムを崩していくプレーなのですが、この「パワー」においては、両選手「互角」であったと思います。

 そして「スピード」で大坂選手が明確に勝りました。
 結果として、大坂選手のショットにより、僅かに左右に振られることで、セリーナ選手は正確なショットが打てなくなり、次第にミスショットが増えて行ったのです。

 第1セットは、大坂選手がセリーナ選手のサービスゲームを2つブレイクし、6-2で完勝しました。
 第1セットのプレーにおいて、大坂選手がセリーナ選手を上回ったことは間違いないでしょう。

 第2セットは、とても荒れた展開となりました。
 セリーナ選手が試合中にコーチングを受けた、ラケットを打ち壊した、主審に猛抗議し暴言を吐いた、といったプレー以外の異常な事象が続き、第6ゲームで1ポイントが大坂選手に与えられ、第8ゲームはペナルティとして大坂選手に与えられました。
 こうした大きな大会の決勝ではまず観られない、相当大きなペナルティでしたが、結果として大坂選手は6-4で第2セットも制して、ストレートで優勝を決めたのです。

 試合で上手くプレー出来ないセリーナ選手に苛立ちが募り、最初の方の「不適切な行為」が生じたのでしょうが、主審としても後半の暴言については、セリーナ選手への対応について、他の選択肢があったかもしれません。

 いずれにしても、こうした「騒動」は、大坂選手とは無関係なところで展開されていたことです。
 この騒動が、大坂選手の勝利に、いささかの影も落とすものでは無いと思います。

 試合後、大坂選手は観客に向かって「セリーナが勝つところ(24度目の四大大会シングルス優勝)を観に来たと思うけれども、そうならなくてごめんなさい」とコメントしました。
 完全アウェイの中で、必死に戦った心情を吐露したのです。

 「勝って謝る」というのは、とても可哀そうなことだと感じましたが、こうした心持ちと行動は、「日本人ならでは」とも感じました。
 謝ったことの良し悪しは分かりませんけれども、ビッグトーナメントで優勝して、観客に謝るというのは、世界中で日本人プレーヤーしか居ないのではないでしょうか。(最近は日本人の中にも、こうした心持ちには程遠い=自分の利益の事しか考えることが出来ず、見苦しい言動・行動を取る人達が増えているようにも見えますが・・・)

 さて、20歳にして全米オープンで優勝した大坂選手は、今後の四大大会を含む大きな大会のシングルスで、常に優勝候補に挙げられる存在となりました。
 今後も優勝を重ねる実力が備わっていることは、明確に証明されたのです。

 グランドスラム大会などで優勝を重ね、「優勝しても謝らなくても良い雰囲気」を創り続けて行ってほしいものだと思います。

 大坂なおみ選手、全米オープン2018女子シングルスの優勝、本当におめでとうございます。
 
 私個人としては、「(男女を通じて)一生観られないのではないか」と感じていた、まさに「偉業」です。
[9月1日・決勝]
カザフスタン8-7日本

 今回こそは優勝できると感じさせるゲームでした。

 我らがポセイドン・ジャパンは、第3ピリオドに一時7-3とリードしたのです。
 水球競技における「4点差」は大きいので、このまま日本チームが押し切るかに観えました。
 ところが、21世紀のアジア水球界をリードしてきたカザフスタンチームの反撃が始まったのです。
 第3ピリオドの残りの時間に2得点を挙げて5-7と追い上げると、最終の第4ピリオドには3点を挙げて、8-7と逆転、そのまま逆に押し切りました。

 結局、カザフスタンチームは3-7の劣勢から「5連続得点」を挙げたことになります。
 その間、日本チームも主にミドルシュートを相当数放ったのですが、1点も取ることが出来ませんでした。

 本当に惜しい敗戦でしたが、試合後の選手からは「決定力の差」というコメントが出されていました。

 身長190cmを超えるプレーヤーを揃えるカザフスタンチームのシュートは、高い位置から放たれますので、コントロールが良ければゴールをゲットし易いのは道理です。

 百も承知の日本チームとしては、日本水球界が創造した「パスラインディフェンス」からのカウンター攻撃で対抗し、リオデジャネイロ・オリンピックへの出場(32年振りのオリンピック出場)やワールドリーグにおける4強入りといった成果を挙げてきました。
 今大会では「アジア王者」という勲章をゲットするべく、戦いに臨んだのです。

 「シュートの決定力」という、球技における「永遠の課題」が、今大会でもポセイドン・ジャパンに突き付けられたわけですが、このところの日本水球の創造力は、世界でもずば抜けていると言われています。

 難しいことなのでしょうが、また新たな戦術を生み出して、東京オリンピック2020のメダルに向けて前進していただきたいと思います。
[8月31日・決勝]
日本1-0中国

 後半45分、つまり試合終了寸前に、なでしこジャパンが魅せた攻撃は、見事というか、素晴らしいプレーで、「信じられない」ほどのハイレベルなものでした。

 岩渕選手から、右サイドの中島選手に長いパスが通り、中島選手が右サイドを突進、中央に走り込んできた菅澤選手にセンタリング、これを菅澤選手が頭で押し込みました。

 中島選手のセンタリングも相当長いものでしたが、これがドンピシャ。
 菅澤選手としても、遠くに居る中島選手からのパスを綺麗に合わせて、相手ゴールキーパーがセーブし難いと言われる、ゴール前でワンバウンドするシュートにして叩き込んだのです。

 筋力面で男子より劣ると言われる女子サッカーにおいて、これだけ長いパスを繋いで、難しいシュートを決めたのです。アジア大会の女子サッカー史上に刻まれるゴールであったと感じます。

 このゲームは、開始直後から中国チームのプレスが高い位置から続き、日本チームは相手側のピッチに入ることさえ難しいという展開となりました。
 結果として、なでしこジャパンは「自陣で横パスを繋ぐ」プレーが多くなりました。
 その結果として、ポゼッションでは6割:4割と中国チームを圧倒したのです。
 当然ながら、あまり意味の無いポゼッションの優位でした。

 中国チームは日本陣内から日本チームのボールを奪い、ショートカウンターでペナルティエリア周辺に殺到、何度も好機を創出して、シュートも数多く放ちました。
 
 「シュートを打ってゴールを挙げるのがサッカー」ですから、その意味では、中国チームが日本チームを圧倒し続けたゲームでしょう。
 スピードと局面局面での運動量で勝ったのです。

 日本チームは、中国陣内にほとんど入ることが出来ず、高い位置でボールを奪われ、中国チームの攻撃に会って、これを何とか凌ぎ、ゴールキーパーGKから配給されるボールを持ってハーフラインに到達しようとして自陣でパスを繋ぐものの、ハーフライン手前で中国チームにボールを奪われ、攻撃を受ける、という展開が続き、日本チームのポゼッションばかりが高くなるゲームとなってしまったのです。

 一方で、なでしこ守備陣はとても良く守りました。
 最後の最後で、中国チーム攻撃陣に仕事をさせなかったのです。
 シュートのコースも、良く消し続けました。
 「堅守」という面では、世代交代中のなでしこジャパンにとって収穫の多いゲームだったのでしょう。

 こうした「苦しい展開」の中で、ほとんど唯一のチャンスを得点に結び付け、勝利を捥ぎ取るというのは、「なでしこの伝統的な戦い方」であろうと思います。

 澤選手や宮間選手が居た頃のなでしこも、例えばアメリカチームを相手に、こうした「苦しい展開」のゲームを戦い、そして時には、勝利を収めてきたのです。

 後半45分に、中島選手が右サイドを駆け上がった時、「これはゴールに結びつくかもしれない」という予感めいたものがよぎったのは、これまで沢山のなでしこのゲームを観てきたからかもしれません。

 そして大きなセンタリングを菅澤選手が頭で合わせた時、「なでしこ伝統のゴール」が生まれたのです。

 本当に不思議なことですが、「なでしこ」にはそういう力が有ります。
 その力は、脈々と受け継がれているのです。

 準々決勝で北朝鮮チームを2-1、準決勝で韓国チームを2-1、決勝で中国を1-0と、決勝トーナメント3試合を全て1点差で勝ち抜き、金メダルを獲得しました。
 
 表彰式、なでしこジャパンメンバーの笑顔がピッチに輝きました。

[9月6日・準決勝]
大坂なおみ2-0マディソン・キーズ(アメリカ)

 第1セットを6-2、第2セットを6-4で制した大坂なおみ選手(20歳)が、決勝進出を決めました。
 日本女子プレーヤーにとって、史上初の四大大会シングルス決勝進出です。

 第20シードの大坂選手と第14シードのキーズ選手(23歳)の試合ですから、接戦が予想されましたけれども、大坂選手は第1セット、2ゲームオールからの第5ゲームをブレイクして勢いに乗り、第7ゲームもブレイクして1セットを先取。
 第2セットの最初のゲームを大坂選手がブレイクでものにした時には、このまま一気に行くかと思いましたが、さすがにキーズ選手も踏ん張り、その後はサービスキープが続いて、第10ゲームを大坂選手が取って、勝利を得ました。

 比較的順調な試合運びに観えますが、この試合で大坂選手は、キーズ選手に握られた「13本のブレイクポイント」を全て凌ぎました。これは凄いことでしょう。
 大坂選手の精神力、「心の強さ」がプレーに表れていたのです。

 大坂選手は、これまでキーズ選手に勝ったことはありませんでした。
 2016年のこの大会・3回戦で当たった時には、最終セットを5-1とリードしながら、5ゲームを連取されて敗れています。

 あれから2年、大坂選手は心身ともに強くなったのです。

 さて、9月8日の決勝戦は、セリーナ・ウィリアムズ選手との対戦となりました。
 36歳になったとはいえ、四大大会シングルス23度の優勝を誇る、テニス史上の伝説的な存在です。
 2017年の出産を経ての今大会ですが、準決勝は6-3・6-0とアナスタシア・セバストワ選手(ラトビア)を圧倒しました。全盛時と変わらぬ強さを示したのです。

 また、セリーナ選手は大坂選手の「憧れの存在」でもあります。
 大坂選手にとっては「どうしても戦いたい相手」と、全米オープンの決勝でまみえることとなったのですから、その喜びはどれほどなのでしょうか。

 決勝は「気持ちが強い」プレーヤーが勝つのでしょう。
 大阪なおみ選手にも、十分にチャンスがあります。

 夏の甲子園2018で大ブレイクした「金足農業高校ブランド」ですが、大相撲の大ベテラン・琴風関も、その金足農出身者のひとりです。

 メディアにも採り上げられていますが、8月24日配信の日刊スポーツの記事が、琴風関の思いを詳細に伝えてくれました。

 金足農チームが準決勝進出を決めた翌日8月19日、札幌市の夏巡業で報道陣に囲まれた琴風は、
 「今まで眠っていた感情、細胞が後輩たちに覚まさせてもらった。長くやっていると忘れていくものがあるけど、それを覚まさせてもらった。ベスト8になるだけでもすごいことなのに。言い方は悪いけど、地方の公立校が強化選手を集めた私立の高校を倒す、これ以上の快感はないですよね。秋田には秋田商とか大曲工とかあるけど、金足農というのがもうね。」
 と語ったそうです。

 「・・・『途中からは最初の整列だけで泣けてました』と涙なしでは見られなかったという。・・・」
 母校の活躍は、琴風の心に強く響いたのでしょう。

 そして、「・・・『次は自分の番ですよ』とモチベーションが高まった。」と続き、「・・・『とてつもない力になりましたから。これも何かの縁だなと。ここで先輩の背中、意地を見せないといけない。見せてやりますよ』・・・」と締め括られています。

 2018年に入ってやや元気が無く、9月場所では十両西6枚目番付に下がった豪風ですが、後輩たちの活躍を目の当たりにして、本来の「琴風の相撲=動きのスピードと相手の取り口を瞬時に判断した上での対応力」を魅せていただきたいものです。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

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