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 2019年1月2日・3日に行われる、第95回東京箱根間往復大学駅伝競走の注目チーム検討です。

 1987年から開始されたテレビ放送のお蔭もあって、すっかり「お正月の風物詩」となりました。
 テレビ放送の前は、ラジオで全レースが放送されていました。初詣に行く際に自動車のラジオで毎年聴いていたことを思い出しますが、それはそれで良い思い出になっています。

 もちろん、ラジオ放送時代の箱根駅伝は現在ほどメジャーな存在ではありませんでした。そういう意味では、箱根駅伝がメジャーなものとなり、現在のように「予選会」の様子・結果までが世間の注目の的になって来たのは、1990年代以降ですし、まだ30年も経っていないことになります。

 さて、活躍が期待されるチームの検討です。

 まず考慮しなければならないのは、「シード校チームの方が有利」だということです。

① 予選会が無いこと

 当たり前のことですが、シードチームには予選会の負担が有りません。
 その年の正月のレースで11位以下のチームや、出場できなかったチームは「予選会」に臨むことになります。
 「予選会」は本戦の2か月以上前に開催(今年は2018年10月13日)される「一発勝負」ですから、失敗は許されません。実力十分なチーム、好タイムを記録する力の有る10名以上のランナーが居るチームでも、相当な緊張を強いられるレースとなるのです。

 従って、予選会を戦うチームはコンディション作りの面で、「予選会に一度ピーク」を持っていく必要があります。これは、とても大きな負担です。
 10月に一度目のピーク、1月2・3日に二度目のピークというのは、易しいことでは無いでしょう。
 当然ながら、一度目のピーク示現に失敗し、チームの中で数人が持てる力を発揮できなかったというだけで、予選会突破は遠のくのです。

 この「予選会の大負担」無しで戦えるシード10チームが有利なことは言うまでもありません。
 シードチームの選手は、1月2・3日にピークを持っていくことだけを考えれば良い分けですし、故障のある選手も、そこに向かって治療を進めながら調整できることになります。

② シード権獲得のレースで走ったランナーがチームに残っていること

 箱根駅伝でシード権を獲得するというのは、大変なことです。(当たり前のことを書き、恐縮です)
 お正月の風物詩となり、日本中から大注目されているレースですから、「箱根で走る」ことを目指して、全国の高校の一流ランナーが関東の大学に進学するのですから、箱根駅伝のレベルが、大学長距離競走界の日本トップレベルであることは言うまでも無いでしょう。
 常連チームの一員になったとしても、チーム内に熾烈な代表争いが存在し、代表争いに勝ったとしても、コンディション作りが難しいのです。多くのランナーは、レース当日に監督やコーチから明示されるまで、走ることが出来るかどうかが分からないのです。
 「箱根駅伝で走る姿」だけでも、「故郷に錦を飾る」価値が十二分に有ります。

 いわんやシード校チームの一員ともなれば、全国大学長距離競走界のエリートといって良いでしょう。
 
 一方で、何時の時代も4年生だけで10名のランナーを揃えるのは至難の技というか、見たことがありませんから、シードチームには、前回大会でシード権を獲得したレースを走ったランナーが残っていることになります。

 箱根駅伝の歴史上には、「4年連続区間賞」といったランナーさえ存在(8名)するのですから、1年生・2年生の段階でシードチームの一員として走っているランナーが「強い」ことは、当たり前でしょう。
 こうした実績のあるランナーを並べることが出来るのがシードチームなのです。

 以上の理由から、原則として予選会から出場するチームより、シードチームの方が有利で強いと思います。
 増してや、前回大会の上位チームは「相当の強さを維持している」と観るのが妥当でしょう。

 さて、注目10チームです。(大学名の後の「チーム」という表記は省略します)

① 青山学院大学
② 東洋大学
③ 東海大学
④ 駒澤大学
⑤ 中央学院大学
⑥ 帝京大学
⑦ 順天堂大学
⑧ 早稲田大学
⑨ 日本体育大学
⑩ 城西大学

 青学大チームが強いことは、箱根駅伝2018、出雲駅伝2018、全日本大学駅伝2018を観れば明白でしょう。
 この1年間、青山学院大チームはメジャーな大会で負けていないのです。
 当然ながら「1強」の箱根駅伝2019になります。

 原監督のコメントも強気ですから、余程の事が無い限り、このチームが優勝すると考えるのが自然です。

 結果として、史上3チーム目の「5連覇」が達成されることになります。

 2番手候補は、東洋大チームと東海大チームです。
 共に、良いランナーが揃っています。東洋大チームを2番目、東海大チーム3番目にした理由は、「東洋大チームの方が箱根で好成績を残している」からです。
 2009年・第85回大会で初優勝してからの10年間で4度の優勝というのは、直近の10年間で観れば青学大チームと同回数です。  青学大チームが4連覇中の2015年以降でも、東洋大チームは、3位・2位・2位・2位と上位というか「3位以内の常連」なのです。
 青学大チームの影に隠れてはいますが、「東洋大チームの強さも別格」だと思います。

 2009年以降の東洋大チームには「箱根駅伝を上手く走るノウハウが有る」と考えるのが自然です。(相当ハイレベルなノウハウだと感じます)

 4~7番手候補は実力伯仲の4チームとなりました。4チームが上位3チームに続く力を保持していることは間違いないと思いますが、4チームの順位付けは難しいものでした。

 4番手の駒大チームは予選会1位です。
 そして、駒大チームにも6度優勝の箱根のノウハウが有ると考えました。監督・コーチ陣のドタバタはありましたが、逆に選手たちがまとまって来たのではないかと見ます。

 5番手の中央学院大チームは、「箱根に対する独特の安定感」を評価しました。
 紫と黄色のユニフォームは、すっかり「箱根の絵」となりました。
 10名が持てる力を発揮できる可能性の高さでは、出場チーム中屈指でしょう。

 6番手の帝京大チームは、「近時、本当に強くなった」と感じます。おそらく、相当良い指導が行われているのでしょう。そろそろ優勝争いにも加わるかもしれません。

 7番手の順大チームは予選会2位。
 過去11度の箱根制覇を誇る「名門チーム」です。このところ、なかなか好成績を残せていませんが、今年は安定感のあるランナーが揃った印象です。

 8~10番手は、シード校ながら今年調子が上がっていない3チームです。

 8番手の早稲田大チームは、全日本大学駅伝2018で不振でした。「誰かが大きくタイムを落とした」のではなく、「全体に遅かった」感じです。早大チームの伝統とは相反するレース内容であったことが、心配を募らせているのです。
 とはいえ、若手有力ランナーのコンディションが整えば、5番手くらいまで順位を上げる可能性があるでしょう。

 9番手の日体大チームも、せっかく2018年のレースで4位と好成績を残しながら、今シーズンは力強さが不足しています。伝統の「粘りとパワー」でシード権を確保したいところです。

 10番手の城西大チームは、帝京大チームと共に「箱根の新興勢力」として登場してから、相当の年を経ました。そして、次第に地力を付けてきているのです。今回もシード権確保に向けた走りを期待します。

 以上、活躍が期待される10チームを観てきました。
 もちろん、他にも有力チームが目白押しですから、眼が離せないレースが繰り広げられることでしょう。

 箱根駅伝には「完走を阻む数多くのリスク」が存在します。

 まずは、出場全23チームの全ランナーが無事に走り切ってほしいと願うのは、20世紀も21世紀も、昭和時代も平成時代も、変わらぬ思いなのです。
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 12月13日、青山学院大学キャンパスにて、箱根駅伝2019に臨む同大学チームの壮行会と記者会見が行われたと報じられました。

 席上、原晋監督は「青学メソッドの完成形であり、今季のチームは史上最強」とコメントしました。まさに「V宣言」です。
 箱根駅伝2018=第95回東京箱根間往復大学駅伝競走において、青学大チームが優勝すれば、第91回大会からの「5連覇」が達成されることになります。

 5連覇以上の連覇を達成しているのは、第94回大会までに2チームあります。
 第35回大会(1959年)から第40回大会(1964年)までの中央大学チームの6連覇と第45回大会(1969年)から第49回大会(1973年までの日本体育大学チームの5連覇です。
 それに続く4連覇は、日本大学チーム、順天堂大学チーム、駒澤大学チーム、そして現在の青山学院大学チームの4チームが成し遂げています。

 こうして観ると、勢いが有る時に「4連覇はできても、5連覇となると至難」という感じがします。
 1980年代に全盛期を迎えた順大チーム、20世紀末から彗星のように登場した駒大チームの勢いをもってしても、4連覇までだったのです。
 2015年以降、無敵の強さを魅せている青学大チームが「4連覇の壁」を敗れるかどうか、とても興味深いところです。

 ところで、箱根駅伝の通算優勝回数1位は中央大チームの14回、2位は早稲田大学チームの13回、3位は日本大チームの12回となっています。
 この内、中央大チームと日本大チームには「連覇記録」がありますが、早稲田大チームには長い連覇記録はありません。早稲田大チームは、1922年の第3回大会に初優勝してから、長い箱根駅伝の歴史の中で、営々と優勝回数を積み上げてきたことになります。

 そういえば、箱根駅伝には「総合優勝」に加えて「往路優勝」と「復路優勝」があります。
 もちろん、いずれも表彰対象です。

 往路優勝回数の歴代1位は中央大チームの15回ですが、復路優勝の1位は早稲田大チームの16回となっています。
 箱根の復路といえば「復路の順大」というフレーズが有名ですが、順大チームは9回の優勝です。長い歴史を通じては「復路の早大」と呼ぶべきなのかもしれません。

 21世紀の箱根駅伝は、「往路の優勝チームがそのまま総合優勝する」ケースが多く、特に第5区山登り区間の成績が往路ひいては総合優勝に決定的な影響を与える形が大半でした。
 第5区の距離が全10区間の中で最長であったこともあるのでしょうが。

 とはいえ、本来なら「往路」と「復路」の成績のバランスの中で、総合順位が決まってくるのが「往復駅伝競走」の醍醐味でしょうから、第5区の距離が以前のものに戻ったことを考え合わせると、「復路の巧拙」により総合優勝が決まるレースも観てみたいものだと思います。

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