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HOME   »  2018年12月26日
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 2019年に第95回を迎える箱根駅伝ですが、「らしいレース」を振り返ってみようと思います。

 往路優勝、復路優勝、総合優勝と3つの優勝が存在する所が、他の駅伝とは異なる箱根駅伝の特徴でしょう。
 その3つの優勝チームが全て異なる大会を、本稿では最も「らしいレース」と位置づけます。

 1945年太平洋戦争終戦以降では、4つのレースが該当します。

① 1974年の第50回大会
 往路優勝:東京農業大学 復路優勝:大東文化大学 総合優勝:日本大学

② 1982年の第58回大会
 往路優勝:日本体育大学 復路優勝:早稲田大学 総合優勝:順天堂大学

③ 1995年の第71回大会
 往路優勝:早稲田大学 復路優勝:中央大学 総合優勝:山梨学院大学

④ 2006年の第82回大会
 往路優勝:順天堂大学 復路優勝:法政大学 総合優勝/亜細亜大学

 この4レースは、いずれも大混戦で、手に汗握る展開だったのです。

 例えば、21世紀唯一の「3チーム優勝大会」である2006年大会は、憶えておられる方もいらっしゃると思いますが、中継所の移動により、往路4区の距離が短くなり(18.5km)、5区の距離が伸びた(23.4km)、最初の大会でした。
 そして、その5区で順天堂大学チームの「山の神」今井正人選手が快走を魅せて、一気に5人抜きを演じ往路優勝を果たしたのです。往路2位には、30秒差で優勝候補の筆頭・駒澤大学チームが入りましたから、復路優勝と総合優勝は、この2チームの争いになるであろうと思われました。

 翌日の復路では、駒大チームがいつトップに躍り出るかと見られていましたが、順大チームが良く粘りトップを譲りません。とはいえ、上位各チームに5分以上の「大差」が付かなかったところが大混戦の遠因となりました。
 8区で順大チームがよもやの失速、ランナーが脱水症状となり、3分以上あった2位以下との差を一気に吐き出してしまいました。ここからは、目まぐるしい順位争いが繰り広げられました。
 9区の横浜駅付近では、駒大、亜細亜大、順大、山梨学院大、中大、日大の各チームが2分以内に犇めくという、史上稀に見る優勝争いとなりました。
 ここから亜細亜大チームが抜け出し、初の総合優勝を掴んだのです。
 「大番狂わせ」というのが、率直な印象でした。

 「3チームが優勝を分け合うレース」というのは、選手にとっては「とんでもない展開」なのでしょうが、観る側にしてみれば、これ以上ない面白いレースでしょう。

 まさに、「箱根駅伝の醍醐味」だと思います。

 青山学院大チームの1強という見方もある第95回大会ですが、何が起こるか分からないのも箱根駅伝です。

 久しぶりの「3チーム優勝」も無いとは言い切れないでしょう。
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