FC2ブログ
HOME   »  2019年05月
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 5月場所千秋楽、幕内2番目の取組は、東前頭11枚目の松鳳山と西前頭14枚目の炎鵬の、7勝7敗同士の対戦でした。

 いかにも千秋楽らしい、勝ち越しをかけた「7・7対決」となったのですが、この相撲が素晴らしいものでした。
 立合いから、両力士の攻めと守りが交互に繰り出され、両力士共に「危ないシーン」を何とか何度かクリアしながら、相撲が延々と続きました。

 四つ相撲では無いのに、相当長い相撲という印象。
 おそらくは30秒位の取組だったのでしょうが、途中からは、こうした「丁々発止のやり取り」が永遠に続くようにさえ感じられたのです。(感動を与えながら「永遠を感じさせるプレー」というのは、どんなスポーツにおいても好プレーでしょう)

 西土俵際で炎鵬が攻め立て、それを松鳳山が上手投げで返したところで、ようやく?勝負が付きました。

 場内は大歓声と大拍手の嵐・・・。

 千秋楽一番の「大相撲」でしたし、5月場所を通じても屈指の「大相撲」でしょう。

 身長177cm・体重137㎏の松鳳山と身長168cm・体重99㎏の炎鵬の取組は、幕ノ内力士の平均体重が160㎏に迫る現在であれば、「小兵力士同士の対戦」ということになりますが、「相撲の迫力は体の大きさだけでは決まらない」ことを如実に示してくれました。

 それにしても、炎鵬は9日目まで7勝2敗と好調な場所を展開していましたが、10日目からの6連敗で負け越しとなってしまいました。
 本当に残念な結果でしょう。

 しかし、千秋楽の取組はもちろんとして、毎日の取組の素晴らしさ、「エンターテインメントとしてのプロスポーツの質」という面からならば、炎鵬は現在の大相撲界屈指の力士といって良いのでしょう。
 大相撲ファンは、日々の炎鵬の取組をとても楽しみにしていることは間違いありませんし、炎鵬はその期待に本当に良く応えています。

 炎鵬の活躍は「2019年5月場所を見事に彩った」ものであると感じます。


スポンサーサイト



 NBA2018~19シーズンのプレーオフは、両カンファレンスの決勝が終了して、ファイナル進出チームが決まりました。

[イースタンカンファレンス決勝]
トロント・ラプターズ 4勝2敗 ミルウォーキー・バックス

[ウェスタンカンファレンス決勝]
ゴールデンステイト・ウォリアーズ 4勝0敗 ポートランド・トレイルブレイザーズ

 イースタンカンファレンスCのプレーオフは、バックスが好調な勝ち上がりを魅せました。
 24歳、身長2m11cm、期待の若手プレーヤー、ヤニス・アデトクンボ選手が縦横無尽の活躍を披露して、デトロイト・ピストンズを4連勝で破り、ボストン・セルティックスを4勝1敗で撃破して、カンファレンス決勝に駒を進めたのです。
 ピストンズとセルティックスは、イースタンCにおける伝統のチームであり、プレーオフでは格別の強さを示すことが多いのですが、今季のバックスは悠々と駒を進めたのです。

 そして、カンファレンス決勝の第1戦・第2戦を連勝した時には、このままバックスがファイナルに進出するのではないか、との見方が広がりました。
 気の早いメディアは、「NBAの次代を担うアデトクンボ選手とウォリアーズの戦い」への期待を書き綴ったのです。

 ところがラプターズは、C決勝第3戦から、怒涛の反撃を魅せました。
 カイル・ラウリー選手やカワイ・レナード選手の活躍を中心に、第3戦を118-112で勝利すると、第4戦も120-102で勝ち、C決勝を2勝2敗のタイとしました。
 この段階で、C決勝の流れはラプターズに傾いていたと思いますが、第5戦を105-99のロースコアゲームで制したラプターズが、第6戦も100-94で制して、「4連勝」でファイナル進出を決めたのです。

 一概には言えないのでしょうが、やはり第2戦で125点を挙げたバックスの攻撃を、第3戦以降次第に抑え込んだところに、今季C決勝におけるラプターズの戦い振り、戦略・戦術が滲んでいるように観えます。

 最近のファイナルにおける、レブロン・ジェームズ選手のプレーに代わる活躍(至難の技であることは間違いありませんが・・・)が期待されたアデトクンボ選手でしたが、今季は残念ながらその姿をファイナルで観ることはできませんでした。

 一方のウエスタンCプレーオフは、「いつものように?」ウォリアーズが強さを見せつけました。
 C準決勝までは、ケビン・デュラント選手が攻撃のエンジンでした。
 プレーオフ緒戦のロサンゼルス・クリッパーズ、第2戦のヒューストン・ロケッツとの戦いはいずれも4勝2敗で危なげなく勝ち進んだ印象です。2敗はしているけれども「余裕含み」という戦い振りであったと思います。

 そして、その大エンジンたるデュラント選手が「右ふくらはぎ」の故障で戦列を離れると、今度はステフィン・カリー選手が取って代わり、攻撃の大エンジンとなったのです。
 ウォリアーズの「二枚看板」の威力をまざまざと見せつけたC決勝は、トレイルブレイザーズを相手にスイープしました。第2戦は3点差、第3戦は1点差、第4戦は2点差と、接戦が続いたのですけれども、試合時間残り30秒を切ってからのウォリアーズの強さは「別格」という感じがしますので、トレイルブレイザーズファンの皆様には申し訳ありませんが、ウォリアーズはまだ「余裕含み」のドライブを続けているのではないでしょうか。

 さてファイナルです。

 5月27日、ウォリアーズのヘッドコーチHCスティーブ・カーは、ファイナル緒戦にケビン・デュラント選手が欠場すると発表しました。加えて、デマーカス・カズンズ選手も大腿四頭筋断裂の怪我から回復していないので出場は不透明とコメントしたのです。

 中心選手2名を欠くというのは、ウォリアーズとしては大きな戦力ダウンを余儀なくされることですけれども、何か、あまり心配していないような様子が感じられるのも、いかにもウォリアーズという感じがします。

 第1戦・第2戦をデュラント、カズンズ抜きで戦い、勝てないようなら、第3戦から投入するという戦略なのかもしれません。
 
 ラプターズとしては、デュラント選手が出場を余儀なくされるような展開に持っていかなければ、ファイナル制覇は覚束ないということになるのでしょう。

 5月31日のファイナル第1戦が、本当に楽しみです。

[5月28日・神宮球場]
広島カープ8-7ヤクルトスワローズ

 5月14日にスタート?した、ヤクルトの大連敗は、5月28日に「12」に伸びてしまいました。

 4回表までに1-7と大きくリードを奪われたゲームでしたが、4回裏に一挙5点を挙げて反撃、終盤も競り合いを続けましたが惜しくもあと一歩及びませんでした。

 大連勝、大連敗は、プロ野球の常ですけれども、好調なスタートを切った2019年ペナントレースですので、スワローズにとってはとても残念なことです。

 連敗の内容を観てみましょう。
・5月14日 広島9-4ヤクルト
・5月15日 広島9-7ヤクルト
・5月17日 DeNA4-3ヤクルト
・5月18日 DeNA11-6ヤクルト
・5月19日 DeNA7-0ヤクルト
・5月21日 阪神3-2ヤクルト
・5月22日 阪神3-2ヤクルト
・5月23日 阪神1-0ヤクルト
・5月24日 中日6-1ヤクルト
・5月25日 中日10-3ヤクルト
・5月26日 中日10-8ヤクルト
・5月28日 広島8-7ヤクルト

 ヤクルトファンの皆さんにとっては「見たくもない」敗戦の羅列でしょうが、ご容赦いただければと思います。

 こうして観ると、まず失点の多い試合が目立ちます。
 この12試合の中で、10失点以上が3試合、6~9失点が5試合も有るのです。
 投手陣が踏ん張り切れていない試合が多いということになります。

 一方で、投手陣が頑張った、21~23日の対阪神3連戦は、今度は打線が抑え込まれてしまいました。

 これまで再三言われてきたように、やはり「大連敗は投打のバランスが良くない時期に発生する」ということなのでしょう。

 もうひとつよく言われるのが「連敗は大量得点で終わらせるしかない」という言葉です。

 2017年7月の14連敗以来の大連敗を収束させるためには、ヤクルト打線の「爆発」が待たれるのでしょう。

 (残念ながら、スワローズは5月29日の試合にも敗れ13連敗となってしまいました。長いトンネルは続きます)

[5月19日・男子200m・向風0.4m]
1位 マイケル・ノーマン選手(アメリカ) 19秒84 今季世界2位の記録
2位 ヤン・チョン・ハン選手(台湾) 20秒50
3位 クリストファー・ベルチャー(アメリカ) 20秒57

 圧巻の走りでした。
 シーズン始めのこの時期に、「眼の覚めるような」ランだったのです。

 19秒84!

 リオデジャネイロ・オリンピック2016に当て嵌めてみても、金メダルのウサイン・ボルト選手・19秒78には僅かに及びませんが、2位・銀メダリストの20秒02は大きく上回っています。
 凄い記録なのです。

 静かな良いスタートから、6レーンのノーマン選手は上手く加速して、直線に出たところで既に大きなリードを持っていましたが、凄かったのは残り80mからでした。
 素晴らしいスピードを維持して180m辺りまでスムースに走ったのです。
 2位グループとの差は、ひらく一方でした。

 久しぶりに「世界トップクラスの200m走」を魅せていただいたと感じました。

 オリンピックや世界選手権以外の大会では、滅多に観ることができないレベルの走りでしょう。

 さて、21歳のノーマン選手のお母さんは日本人です。
 お母さんも一流のスプリンターで、1989年に女子100mの当時の日本中学生記録を樹立していたと報じられました。

 ノーマン選手は今回初めて日本で走ったのだそうです。「母の母国で走る」というのは、どんな気持ちだったのでしょうか。

 また、ノーマン選手は200mも強いのですが、400mはもっと強いのです。43秒45という世界歴代4位の記録を保持しています。
400mで43秒台の前半というのは、桁違いの記録です。

 東京オリンピック2020における、マイケル・ノーマン選手の200m・400m二冠の可能性も十分にありそうです。

 オリンピック陸上競技の見所が、またひとつ増えました。

[5月25日・リグレーフィールド]
シカゴ・カブス8-6シンシナティ・レッズ

 先発したダルビッシュ投手は、7と0/3イニング・108球を投げ、被安打12(被本塁打3)、奪三振5、与四球3、失点6という粘り強い投球を見せました。マウンドを降りる際に6-6の同点であったことも有り、勝ち負けは付きませんでした。

 この試合では、7イニングを投げ切った時にカブスが6-5とリードしていたことも有り、8回からはブルペン投手が登板するものと思いましたが、8回表もダルビッシュが登板し、本塁打を浴びて同点とされ降板するという、ある意味では「不思議な」投手起用に見えました。

 7回表2死で、レッズのプイグ選手を三振に切って取った「97マイルのストレート」が素晴らしい威力でしたので、カブスベンチとしては「8回も」と考えたのかもしれませんが、球数も多くなっていましたから、通常なら交替の状況であったと感じます。

 何か、マドン監督を始めとするカブスベンチが、「ダルビッシュならもっと投げられる筈」と考え、「本来の投球を思い出して欲しい」という思いから、球数を重ねても良いから「完投」させようとしたのではないかとさえ感じられる、異例の続投にも観えました。

 カブスベンチの期待を推し量るまでもなく、2019年シーズンのダルビッシュ投手の投球には、「何かが足りない」と感じているファンが多いのではないでしょうか。

 投球の内容は、全盛時と変わらないように観えます。
 ストレートのスピード・パワー共に十分ですし、スライダーも素晴らしい威力を感じます。
 調子が良い時には、「簡単には打てないピッチング」に観えるのですが、同じゲームの中で突然の様に「変調」を来すことがあるのです。
 「ストライクが入らなくなる」「いきなりホームランを浴びる」といった事象が発生します。
 形容し難い「不安定さ」を内包しているのが、2019年シーズンのダルビッシュ投手といえるのかもしれません。

 こうした事象の原因については、私には分かりませんけれども、ダルビッシュ投手には「ピンチの際に思い切って投げ込んでほしい」と感じます。
 しっかり投げ込んだダルビッシュ投手の投球は、簡単には打てない筈だと思うのです。

 もちろん、世界最高のベースボールの舞台ですから、相手打者も強者ぞろいですので時には打たれることも有るのでしょうが、MLBの先発投手は3失点位までなら、失ったとしても役割期待に応えたことになりますので、「何も怖れることは無い」でしょう。

 この試合で今季11度目の登板を果たし、先発投手としてキッチリとローテーションを守っているダルビッシュ有投手。
 その地力の高さは、誰もが認めるところです。

 「打てるものなら打ってみろ」という、少し開き直った様な投球が、今のダルビッシュ投手には期待されているのではないでしょうか。
[5月25日・14日目]
朝乃山○-(寄り切り)-●豪栄道

 西前頭8枚目の朝乃山が、大関・豪栄道を寄り切りで破り、2敗を堅持。
 結びの一番で、3敗で追っていた横綱・鶴竜が敗れて、朝乃山の幕ノ内最高優勝が決まりました。

 豪栄道との一番も、「前に出る力」を感じさせるものでした。
 豪栄道の本来の取口であれば、「数秒で勝負を決する」筈ですから、四つになって土俵中央で落ち着いた時には、朝乃山にも十分に勝機があると思いました。

 その後、豪栄道の攻勢を凌ぎ切って、最後は寄り切ったのです。
 
 堂々たる取口でした。

 朝乃山の優勝は、
 「三役経験の無い力士の優勝は佐田の山以来58年振り」
 「富山県出身力士の優勝は大正時代以来103年振り」と、歴史的なものとなりました。
 
 大相撲の長い長い歴史を感じさせる優勝でもあるのでしょう。

 それにしても、大連勝もするが、負け始めると大連敗もするのが持ち味?であった朝乃山ですから、いつその癖が出るのかと場所中心配していましたが、5月場所はついに取り切りました。素晴らしいことです。
 3月場所から5月場所の間の2ヵ月間に、何が有ったのかという気もします。
 今後の大活躍が期待されるところです。

 さて、このところ「誰が優勝してもおかしくない」場所が続いている大相撲ですが、令和最初の場所も、大混戦となって、「純粋なる平幕優勝」(変な書き方で恐縮です)となったのです。

 一方で、こうした混戦ながら14日目に優勝が決まったのも、少し不思議な感じがします。
 混戦なら千秋楽に縺れ込むのが自然でしょう。

 まるで、アメリカ合衆国・トランプ大統領の来場を控えて、千秋楽は「大相撲ファンがゆったりとした気持ち」で土俵を楽しめるようにと、相撲の神様が取り計らったようにさえ感じるのです。

 神事たる大相撲であれば、十分有り得ることでしょう。
 スペイン1部リーグ・リーガエスパニョーラの2018~19年シーズンは、5月18日・19日に最終節・第38節のゲームが行われ、順位が確定しました。

1位 FCバルセロナ 勝点87 26勝3敗9引分
2位 アトレティコ・マドリード 勝点76 22勝6敗10引分
3位 レアル・マドリード 勝点68 21勝12敗5引分
4位 バレンシアCF 勝点61 15勝7敗16引分
5位 ヘタフェCF 勝点59 15勝9敗14引分
6位 セビージャCF 勝点59 17勝13敗8引分

 早々に優勝を決めていたバルセロナは、最終節でエイバルと2-2で引分けました。
 リオネル・メッシ選手が2点を挙げての引分でした。
 得点王争いでは、メッシ選手が36得点と、2位のルイス・スアレス選手やカリム・ベンゼマ選手の21得点を大きく離して、圧倒的な得点王に輝きました。
 32歳になろうというプレーヤーですが、現在でも「日々進化を続けている」印象です。

 これで1位から4位までの4チームがUEFAチャンピオンズリーグCLへの出場権を得、5位と6位の2チームがヨーロッパリーグに出場することとなりました。

 さて、FCバルセロナは5月25日に、バレンシアCFとのスペイン国王杯決勝を戦い、1-2で敗れました。
 UEFA-CL2018~19の準決勝で、リバプールに「よもやの」逆転負けを喫したバルセロナが、国王杯も落としてしまった形です。

 リーグ戦は制したものの、今季はバルセロナとしては不本意なシーズンであったのかもしれません。

[5月18日・第38節・アリエンツアレーナ]
バイエルン・ミュンヘン5-1アイントラハト・フランクフルト

 2018~19年シーズンのドイツ・ブンデスリーガは、5月18日に最終節・第38節のゲームが一斉に行われ、バイエルンがフランクフルトを下して勝点3を確保し、優勝を決めました。

 2017~18年シーズンまで、リーグ最高記録「6連覇」中のバイエルンでしたが、これで「7連覇」と、自ら持つリーグ記録を更新したのです。

 このゲームは、前半4分にバイエルンのミッドフィールダーMFキングスレイ・コマン選手(フランス)が先制点を挙げました。「勝たなければならないゲーム」において貴重な先制ゴールでした。
 終始押され気味のフランクフルトでしたが、後半5分、フォワードFWセバスティアン・ハラー選手のゴールで同点に追い付きました。フランクフルトの意地を魅せたゴールでしたし、さすがに「リーグ戦制覇」は容易なことでは無いことも示したゴールだと感じます。

 同時に行われているボルシア・ドルトムントとボルシア・メンヘングラートバッハのゲームでドルトムントが勝ち、このゲームでバイエルンが敗れれば、ドルトムントの逆転優勝と成る訳ですから、1-1の同点となって、ゲームには緊張感が漂いました。

 「絶対に失点してはならない状況で追加点を狙う」プレーが、チームに求められたのです。

 そして後半8分、ディフェンダーDFのダヴィド・アラバ選手(オーストリア)が追加点を奪いました。同点となってから、間の無いタイミングでの2点目は、バイエルンに大いなる勢いを齎したと思います。

 その5分後には、MFレナト・サンチェス選手(ポルトガル)が3点目。
 後半27分には、FWのフランク・リベリ選手が4点目。
 後半33分には、FWのアリエン・ロッベン選手が5点目と、バイエルンの畳み掛ける攻撃が続きました。
 結果としては5-1の大勝でした。

 リベリ選手の4点目あたりからは、ホームのアリエンツアレーナはお祭り騒ぎとなり、ロッベン選手のゴールでは、アレーナ内に温かな空気が充満したように観えました。

 今季限りでチームを去る「7連覇のエンジンであったプレーヤー2名」のゴールが、最後に観られたというのも、とても「象徴的」でしょう。

 アウェイでメンヘングラートバッハとの「ボルシア対決」に臨んだドルトムントは、前半はFWジェイドン・サンチョ選手(イングランド)、後半はFWマルコ・ロイス選手(ドイツ)のゴールで2-0と快勝し、勝点を76まで伸ばしましたが、首位のバイエルンも勝ち勝点を78としましたので、惜しくも優勝は成りませんでした。

 振り返ってみれば、第31節・4月27日のゲーム、ホームゲームでシャルケ04に2-4で完敗した試合が堪えたことになります。MFダニエル・カリジウリ選手の2ゴールを始めとして、シャルケの出来が良かったのでしょうが、バイエルン相手の優勝争いのリーグ終盤、2名の退場者を出して下位チームに完敗したのは、本当に痛恨でした。

 今季は「開幕からドルトムントが走った」シーズンでしたので、とても残念な終わり方となりましたけれども、チーム力のアップは間違いありませんから、来シーズンに期待することになります。

 今季3位には、勝点66でRBライプツィヒが入り、4位にはバイヤー・レバークーゼンが食い込んで、ここまでの4チームがUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を獲得しました。
 5位のメンヘングラートバッハと6位のVflヴォルフスブルクがヨーロッパリーグに回ることとなりました。

 シーズン序盤では、バイエルン・ミュンヘンの「変調」が目立ち、大混戦が予想された2018~19年シーズンでしたが、終わってみればバイエルンの「7連覇」となりました。

 もちろん、バイエルン・ミュンヘンは何時の時代も「ブンデスリーガの中心チーム」ですけれども、それにしても6連覇・7連覇というのは、過去に無かった状況です。

 来シーズンの、他チームの奮起が期待されることは、言うまでもないことでしょう。

 さて、今年も日本ダービーがやってきました。

 日本競馬最大の「お祭り」です。

 2019年のレース検討のポイントは、皐月賞馬・サートゥルナーリアの取捨選択でしょう。
 皐月賞は、ヴェロックス、ダノンキングリーとの接戦でした。
 ゴール前の脚色も互角。
 この強さが「本物かどうか」の判断により、レースの様相は全く異なります。

 ダービーウィークに入ってから、色々と考えました。
 結論は、「本物」ということに落ち着きました。
 皐月賞は、この馬にとって最も望ましくない展開であり、その最も苦手な展開のレースをも、大きな飛びで抑え込んだと観ます。
 従って、展開次第では大きな差を付けて勝つこともできるタイプと観ます。

 続いての検討ポイントは、皐月賞におけるヴェロックスとダノンキングリーの評価です。
 これも色々と考えてみましたが、「どちらも強い」という結論となりました。
 決して、展開に恵まれての2・3着では無いと・・・。

 ダノンキングリーは3戦3勝で皐月賞に臨み、僅差の3着でしたから、まだ底を見せていないとも言えるでしょうし、ご本人というかご本馬?としては、「いまだに無敗」と感じている可能性もあります。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、3枠6番のサートゥルナーリア。
 第二の注目馬は、4枠7番のダノンキングリー。
 第三の注目馬は、7枠13番のヴェロックス。

 皐月賞の1~3着馬となりました。
 もちろん、京都新聞杯や青葉賞組も強いのでしょうけれども、2019年は「ダービーまでは3強」なのではないかと観ています。

 当日は好天に恵まれそうですし、30℃を優に超える気温が予想されています。

 暑い、熱い、ダービーとなるのでしょう。

 5月22日、大相撲5月場所で、実質的には「史上初」の残念な出来事が起こってしまいました。
 出場している横綱・大関・関脇が全て敗れるという事態でした。

① 阿炎○-(叩き込み)-関脇・栃ノ心●
② 竜電○-(上手出し投げ)-大関・豪栄道●
③ 小結・碧山○-(押し出し)-大関・高安●
④ 妙義龍○-(押し出し)-横綱・鶴竜●

 が、その事態です。

 もちろん、横綱・白鵬、大関・貴景勝、関脇・逸ノ城が休場していることから、関脇以上の力士の人数自体が4名しか居ない、少ないこともあるのでしょうが、それにしても一場所15日制が定着した1949年(昭和24年)以降、初めてのことというのは、「史上初」と言って良いと思います。

 ちなみにこの日は、小結・御嶽海も遠藤に敗れていますから、高安に勝った碧山以外の三役力士は全敗ということでもあります。
 
 場所の後半、11日目ともなれば「三役同士」の取組も増えますから、本来ならば「関脇以上の力士が全敗」という事態は仕組上発生し難い筈なのですが、三役力士の休場のタイミング等々の要因が重なったこともあって、こうしたことが発生する可能性が生じたのです。

 そうした種々の要因が有ったとはいえ、やはり横綱・大関・関脇が平幕力士に連続して敗れるというのは、「番付の重み」を考えると、とても残念なことです。

 「上位と下位の力量差が小さくなっている」、現在の大相撲界を象徴する事態なのでしょう。

[5月19日・男子110mハードル・追風2.9m]
1位 泉谷 駿介選手 13秒26
2位 グレッグマー・スイフト選手(バルバドス) 13秒45
3位 金井 大旺選手 13秒47
4位 高山 峻野選手 13秒51
5位 石川 周平選手 13秒63
6位 ライアン・フォンテノー選手(アメリカ) 13秒70

 泉谷選手の素晴らしいトライでした。
 追風2.9mでしたから、公認されないのですけれども、現在の日本記録13秒36を大きく超えるタイムを叩き出してくれたのです。

 現日本記録保持者・金井選手の先行で始まったレースでしたが、8台目辺りで泉谷選手が並び、9台目から突き放しての勝利でした。10台目をクリアして以降の泉谷選手の加速は見事でした。

 110mハードルは、日本人ランナーが苦手とする種目です。
 こうした国際大会でも海外ランナーの後塵を拝することが多いのですが、この大会は違いました。日本人ランナーがレースを構成し、仕上げも行ったのです。
 タイムもとても良いものでしたし、高山選手、石川選手も健闘しました。

 順天堂大学3年の泉谷選手は、2018年7月のU-20世界選手権大会の110mハードルで3位に食い込みました。13秒38(追風0.3m)という、日本記録に迫る好記録での快走でした。
 伸び盛りのプレーヤーですから、走れば好記録という感じでもあります。
 今後の日本110mHをリードして行く人材であることは、間違いないでしょう。

 東京オリンピック2020に向けての活躍が、本当に楽しみです。

[5月21日・三次きんさいスタジアム]
広島カープ3-2中日ドラゴンズ

 広島が、先発・野村拓輔投手の好投と菊池涼介選手のタイムリーヒットなどにより競り勝った試合ですが、この勝利により、ついに2019年ペナントレースで初めて首位に踊り出ました。

 開幕から「絶不調」で、4月の中旬までは「チーム広島に何があったのだろう」という程の不振、特に打撃面の不振が深刻でしたが、徐々に調子を上げ、接戦をものにできるようになって、5月下旬にトップに立ったという形。
 立ち直りもとても早いもので、逆に「光速の立ち直りの要因」を知りたくなります。

 もともと、チーム力として、セ界NO.1であることは、過去3年のシーズンが明示していることですから、定位置に戻って来たとも言えます。

 戦力アップを果たしている読売ジャイアンツや好調なヤクルトスワローズなどの他チームとの、これからのペナントレースが、とても楽しみです。
 5月19日にヤンマースタジアム長居にて開催された、2019年セイコーゴールデングランプリ陸上ですが、いくつかの種目で、素晴らしいパフォーマンスが示されました。

 まずは、男子100m競走。
 世界チャンピオンのジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)を迎えてのレースでしたが、迎え撃った桐生祥秀選手を始めとする日本勢が互角の走りを魅せてくれたのです。

[男子100m・追風1.7m]
1位 ジャスティン・ガトリン選手 10秒00
2位 桐生 祥秀選手 10秒01
3位 ラムムハンマド・ゾフリ選手 10秒03
4位 小池 祐貴選手 10秒04
5位 山縣 亮太選手 10秒11
6位 多田 修平選手 10秒12

 ゴールデングランプリ陸上というと、海外の一流選手が圧勝する、それ程タイムは良くないものの圧勝する、というプレーをこれまで数多く観てきましたが、このレースはまさに接戦、ガチンコ勝負でした。
 加えて、タイムもこの時期としてはとても良いもので、ドーハの世界選手権派遣標準記録10秒10を、桐生、小池の両選手がクリアしたのです。

 桐生選手は60m付近から、ガトリン選手を相手に一歩も引かぬ走りを披露してくれました。ゴールでの差は10cm内外だったと思います。
 桐生選手の今季の好調さを如実に示した走りでした。

 一番内側のコースを走った小池選手の後半の追い上げも見事でした。
 小池選手は「スピードを落とさない走り」が身に付いてきているのでしょう。

 それにしても、日本チームの桐生・小池・山縣・多田・ケンブリッジ飛鳥の5選手を含む9名のスプリンターが並んだレースは壮観、迫力満点でした。
 こんなに重量感のあるレースを国内で観られるようになったこと自体が、現在の日本男子短距離陣の充実ぶりを示しているのでしょう。
[5月19日・Tモバイルパーク]
シアトル・マリナーズ7-4ミネソタ・ツインズ

 先発した菊池投手は、6イニング・93球を投げて、被安打5、奪三振6、与四球3、失点3(自責点1)の好投を魅せて、3勝目を挙げました。
 高めの速球を主体にした、菊池投手らしいピッチング内容であったと思います。

 MLBデビュー後の4ゲームは勝ち負けが付かず、4月15日の5戦目は負け投手になるなど、やや恵まれないスタートでしたが、4月20日のVSロサンゼルス・エンゼルス戦で初勝利を挙げてからは次第に調子を上げ、5月に入ってからは、とても安定した投球を続けています。
 4月20日時点で4.68だった防御率が、5月19日の試合終了後は3.43まで改善していることが証左でしょう。

 そして何よりも凄いことは、「4月5日以降、チームの5試合に1試合は先発登板している」ことでしょう。
 MLBデビュー早々にして、9試合連続で先発ローテーションを堅持しているのです。
 何もかもが初めてのルーキーにとって、とても難しいことは言うまでもないことでしょう。

 肘や肩が張っている、痛いといった話も一切出ていませんから、とても良い準備をして、シーズンに臨んだことになります。

 2019年シーズンの菊池雄星投手は、予想を遥かに超える大活躍を魅せてくれるかもしれません。
 世界リレー大会2日目の5月12日、競技開始前にひとつのセレモニーがありました。

 2008年北京オリンピックの男子4×100mリレーで銅メダル(当初)を獲得した日本チームでしたが、その後、銀メダルに順位が上がったことについて、IAAFによる「正式なメダル授与式」が行われたのです。

 午後6時頃に始まったメダルセレモニーには、当時のチームメンバーである、朝原宣治、末續慎吾、高平慎士、塚原直貴の四氏と、メダル授与者である、国際陸上競技連盟IAAFのセバスチャン・コー会長が登場しました。
 ホームストレッチ前に設置された壇上にメンバー四氏が居並び、コー会長から銀メダルが授与されたのです。

 美しい光景でした。
 横浜国際総合競技場には、静かなるも温かな拍手が響きました。

 メダルを受けた後、四氏を代表して朝原氏から「今日から私たちは銀メダリストとして生きて行きます」とのコメントがありました。
 オリンピックのメダルの重みを十二分に感じさせるコメントでした。

 さて、このセレモニーで私は、久し振りにセバスチャン・コー氏を観ることができたのです。
 それは、上記のメダルセレモニーとは別の感慨が有りました。

 セバスチャン・コー選手と言えば、1980年代の「イギリス男子中距離陣全盛期」の中心選手であり、1980年モスクワオリンピックと1984年ロサンゼルスオリンピックの男子1,500mの金メダリスト、両大会の男子800mの銀メダリストです。

 もともとイギリスは陸上競技の人気が高い国ですが、数ある種目の中でも800mと1,500m・中距離2種目の人気が特に高いのです。
 それは、レース中の駆け引きを始めとする「考える」ことが必要な種目であるからでしょうか。

 選手は、レースに出場するメンバーと自らの実力、コンディション、強み、弱み、等々を勘案して、レース前に戦略・戦術を構築し、レースが始まってからは、各ランナーの動き・レース全体の流れ等々を観ながら、戦術の変更を行いながら走る、という要素が強く求められる種目なのでしょう。
 加えて、レースの大半がセパレートコースではありませんので、体の接触、時には肘と肘の衝突といった事象もありますので、格闘技的な要素もありますから、ランナーは大変ですし、観るものとしてはとても面白いのでしょう。

 イギリスにおいては「強い中距離ランナー」が世間でとても高く評価されると言われます。

 そうした環境下、セバスチャン・コー選手はスティーブ・オベット選手と共に、イギリスを代表する中距離ランナーでした。ちなみにオベット選手は、モスクワオリンピックの男子800mの金メダリストです。コー選手を破ったのがオベット選手だったのです。

 この両選手に、スティーブ・クラム選手を加えた、1980年代のイギリス男子中距離陣は、世界大会を席巻しました。
 世界中に、数多くのファンが居たことは言うまでもありません。

 私もこの頃、セバスチャン・コー選手の大ファンでした。
 コー選手が走るレースとなれば、何時でも何回でも、テレビに噛り付いて観ていたものです。

 コー選手は身長174cmと、大柄なランナーが多いヨーロッパにおいては小柄な方でしたが、その走りはとても大きく感じられましたし、コー選手がどの位置で走っているかは、どのレースでもひと目で分かりました。そして、コー選手が当該レースの中の「どこで加速するか、勝負に出るか」は、本当に見所だったのです。
 とても素晴らしいレース、面白いレースが多かったと思います。

 さて、5月12日に横浜国際総合競技場に姿を現したコー会長は、やはり小柄でしたけれども、大きなオーラに包まれているように観えました。

 メダルセレモニーの間、私はコー会長ばかりを観ていたのです。

 5月12日、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)にIAAF(国際陸上競技連盟)世界リレー大会を観に行ってきました。

 当日は、雨こそ降りませんでしたが風があり、気温も競技開始時の21℃から最終レースには17℃まで下がりましたので、結構冷えました。

 さて、12日は各種目の決勝が中心でしたが、21世紀に入って「世界のリレー界」をリードしてきた感のある、アメリカチームとジャマイカチームの苦戦が際立ちました。
 加えて、意外な?チームの健闘も目立ちました。

 東京オリンピック2020を前にして、陸上競技のリレー種目は「戦国時代」という感じがします。

 最近のオリンピックで行われている種目の結果です。

[男子4×100mリレー]
1位 ブラジル 38秒05
2位 アメリカ 38秒07
3位 イギリス 38秒15

[男子4×400mリレー]
1位 トリニダードトバゴ 3分00秒81
2位 ジャマイカ 3分01秒57
3位 ベルギー 3分02秒70

[女子4×100mリレー]
1位 アメリカ 43秒27
2位 ジャマイカ 43秒29
3位 ドイツ 43秒68

[女子4×400mリレー]
1位 ポーランド 3分27秒49
2位 アメリカ 3分27秒65
3位 イタリア 3分27秒74

 これまでの優勝の常連であるアメリカチームが勝ったのは、女子4×100mリレーのみ。
 このレースは、ゴール寸前でジャマイカチームのアンカーが猛然と追い上げ、ほぼ並んだところがゴールでした。アメリカチームは何とか優勝を確保したのです。

 もう一方の雄ジャマイカチームはこの4種目については優勝できませんでした。
 短距離王国としては、ウサイン・ボルト選手やアサファ・パウエル選手らに続く、男子100mランナーの育成を急がなくてはならない状況に観えました。

 男子のマイルリレーでは、何と?トリニダードトバゴチームが優勝しました。逃げるアメリカチームをトリニダードトバゴとベルギーが追い上げ、ゴール寸前抜き去った形。アメリカのアンカーはゴール寸前、ゴールに向かって倒れ込みました。(その後、アメリカチームは失格となりました。失格の理由は、よく分かりませんでした)

 このレースでは、結果として日本チームが4位に食い込みました。
 世界のトップと戦うには、日本チームはまだ力量不足ですが、良い選手が育ってきているという感じがします。

 女子のマイルレースは、アンカー同士の接戦の中から、ポーランドチームが快勝しました。チームとしての力強さを感じさせるレース振りでした。3位のイタリアチームも相当に強いと思います。

 さて、11日の予選で日本チームが失格してしまった、男子400mリレーは、ゴール寸前まで中国チームが先頭に居ましたが、ゴール寸前、ブラジルチームとアメリカチームがこれを捉えて、ブラジルが優勝しました。
 本当に大接戦でした。

 この4レースの優勝チームを並べるだけでも、十分に「戦国時代」を感じさせるでしょう。
 東京オリンピック2020のリレー種目がとても楽しみになりました。
 もちろん、日本チームにも十分にチャンスが有ると思います。

 スタジアム正面のゴール付近の席で観ていた私達の前には、カナダチームのメンバーのお姉さんとお母さんと思われる2人が座っていました。
 カナダチームが登場した時の応援は、特にお姉さんの応援は、熱狂的というか素晴らしいものでした。
 女子マイルリレーでは、カナダチームは4着に食い込んだのです。
 世界大会の4位は、当然ながら、とても立派な成績です。
 私達も一緒に喜びました。

 国際大会というのは、とても楽しいのです。

[5月16日・横浜スタジアム]
中日ドラゴンズ3-2DeNAベイスターズ

 横浜DeNAベイスターズのロペス選手が大記録を樹立しました。
 このゲームの7回2死からのロメロ選手の2塁ゴロを中井選手が捌いて一塁に送球したボールをしっかりと捕球したことで、大記録が達成されたのです。

 大打者が「打撃に影響が少ない守備位置?」として1塁手を務めていた時代ならいざしらず、21世紀の野球においては、全体の守備フォーメーションに1塁手もしっかりと組み込まれていますから、守備プレー自体の高度化が進み、難しいプレーがどんどん増えているのでしょう。そうした状況下、「1,517守備機会」もノーエラーというのは信じられないことです。

 ロペス選手の前に「1,516」の日本プロ野球記録を保持していたのは、安打製造機と呼ばれた名選手・榎本喜八でした。榎本喜八選手は、1967年から68年にかけて、この記録を樹立したのです。
 ロペス選手の記録更新は「51年振り」ということになります。
 半世紀を経ての新記録は、まさに「快挙」でしょう。

 ロペス選手は2017年8月31日の中日戦でのエラーを最後に無失策プレーを継続し、2018年シーズンは946守備機会をノーエラーでクリア(シーズン守備率10割という、これも凄い記録です)、そして2019年5月16日の新記録達成に結びつけたのです。

 当たり前のことですが、ロペス選手は守備の名手です。
 2013年(読売ジャイアンツ時代)にNPBゴールデングラブ賞を初受賞し、2016年~18年は3シーズン連続でゴールデングラブ賞に輝いています。「名手」と呼ぶに相応しい実績でしょう。

 今回の記録達成についてロペス選手は、「達成が近付いていることは知っていたが、あといくつという細かいことは知らなかったことが良かった」とコメントしています。
 確かに、「この打球を処理すれば新記録」「この送球を捕球すれば新記録」などと意識してしまっては、いつものプレーは出来ないかもしれません。

 また、使っているファーストミットについても報じられています。
 MLB時代にはセカンドを守っていたロペス選手が、NPBのジャイアンツに来てファーストを守るように指示された時、当然に「ファーストミット」の話になりました。そして、ジャイアンツの古城茂幸選手から譲り受けたのだそうです。

 その「古城ミット」がとてもしっくりきて、毎季修理を重ね6年目、現在でもそのミットを使っているのだそうです。
 ロペス選手の大記録は、「古城ミット」の力もあって達成されたことは明らかでしょう。
 名人の道具というのは、得てして意外な形で齎されるものなのです。。

 さて、「守備の名手」ロペス選手が次に目指す記録は、ジャイアンツの阿部慎之介選手が捕手として保持している「1,709守備機会」無失策記録、これが全ポジションを通じての、日本プロ野球最高記録なのですが、あと200機会弱で到達することになります。
 ロペス選手に欠場が無ければ、新記録達成は今シーズン中ということになるでしょう。
 もちろん、今回の新記録で、これまで以上に注目されることになるでしょうから、達成困難度合いは一層上がります。

 NPB2019年シーズンの楽しみがひとつ増えました。
 5月19日、東京競馬場芝2,400mコースで開催される、第80回優駿牝馬競走(オークス)G1の注目馬検討です。

 今年も「3歳牝馬NO.1」の座を目指して18頭が出走してきました。
 フルゲートです。

 今年は桜花賞の2、3、4着馬が出走していますので、本来ならばこの3頭を中心としたレースが展開されると観るのが自然なのですが、その後のレースで出走権を得た馬との比較から「混戦」との見方が多いと思います。
 ある意味では不思議なことですが、それだけ桜花賞のダノンアレグリアの勝ち方の印象が強かったということでしょうか。

 前哨戦の中では、やはりフローラステークスG2の結果を重視すべきなのでしょう。3歳春の時期、2,000m重賞は、「誰にも分からない」とも言われる2,400mへの適性を観る上で、大切な参考資料となるからです。

 さて、注目馬です。

 第1の注目馬は、6枠12番のウィクトーリア。
 前走フローラステークスは競り合いを制して優勝しました。ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレムは、スタミナと競り合いでの強さを感じさせる血統です。

 第2の注目馬は、4枠7番のシャドウディーヴァ。
 前走フローラステークスは僅差の2着でした。ハーツクライ×ダンシリは、こちらもスタミナを感じさせる血統です。

 第3の注目馬は、2枠3番のコントラチェック。
 前走フラワーカップG3は快勝でした。ディープ産駒の強さは健在でしょう。

 今回は、以上の3頭に注目します。

 唯一のG1ホース・ダノンファンタジーや3連勝中のラヴズオンリーユーの走りも、とても楽しみです。

 ゴール寸前まで激しい競り合いが続く、眼が離せないオークスになることでしょう。
 5月12日、ヨーロッパ主要リーグの先頭を切って、イングランド・プレミアリーグの最終節・第38節のゲームが一斉に行われ、優勝チームが決まりました。

 最終節まで縺れ込んだ優勝争いを制したのは、マンチェスター・シティでした。
 シティはプレミアリーグ4度目の制覇でしたが、初の連覇でした。

 2018~19年シーズンのプレミアリーグの最終順位は、以下の通りです。

① マンチェスター・シティ 勝点98 32勝4敗2引分
② リバプール 勝点97 30勝1敗7引分
③ チェルシー 勝点72 21勝8敗9引分
④ トッテナム・ホットスパー 勝点71 23勝13敗2引分
⑤ アーセナル 勝点70 21勝10敗7引分
⑥ マンチェスター・ユナイテッド 勝点66 19勝10敗9引分

 最終節、シティはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンとのアウェイゲームでした。
 前半27分、アルビオンのグレン・マーレー選手に先制ゴールを許しますが、直後の28分にセルヒオ・アグエロ選手が同点ゴールを挙げ、以降、前半38分にアイメリック・ラポルテ選手(フランス)、後半18分にリヤド・マフレズ選手(アルジェリア)、後半27分にイルカイ・ギュンドアン選手(ドイツ)がゴールを重ねて、結果としては4-1で圧勝しました。

 優勝を争っていたリバプールの方は、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとのホームゲームをサディオ・マネ選手の2コールで2-0と快勝しました。
 とはいえ、結局シティには「勝点1」差で及びませんでした。
 今季「1敗しかせず」、勝点も97まで積み上げたにもかかわらず優勝できなかったことは、本当に残念でしょう。
 イングランド1部リーグの名門チームとして、数々の栄光に包まれているチームですが、唯一保持していないビッグタイトル「プレミア優勝」は再び再びお預けとなったのです。

 シティとリバプールの優勝争いと共に、3位から6位争い、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグへの出場権を賭けての争いも、最終節まで縺れ込みました。

 チェルシーはアウェイでレスター・シティと0-0で引分けましたが、貴重な勝点1を確保して3位となり、チャンピオンズリーグCLの出場資格を得ました。

 トッテナム・ホットスパーはホームでエバートンと2-2で引分けましたが、こちらも貴重な勝点1を確保し4位となって、CL出場権を得ています。

 アーセナルはアウェイでバーンリーFCを3-1で破り勝点3をゲットしましたが、上位2チームが勝点1を確保したために5位に留まり、CL出場権を獲得することができず、ヨーロッパリーグに回ることとなりました。
 もちろん、チェルシーとスパーズが「引分の確保」に向けたゲームプランを立て、実行したであろうことは想像できます。

 マンチェスター・ユナイテッドはホームでカーディフ・シティに0-2で敗れました。
 最終節前の勝点および得失点差比較から、CL出場は極めて困難との判断もあって、少し気落ちしたゲームとなったのでしょうか。

 UEFAチャンピオンズリーグ2018~19の準々決勝において、シティはスパーズに敗れました。
 そのマンチェスター・シティが意地を見せた自国リーグ戦での優勝ということになるのでしょう。

[5月12日・トロピカーナフィールド]
ニューヨーク・ヤンキース7-1タンパベイ・レイズ

 今シーズン9試合目の登板となった田中投手は、7イニング・73球を投げて、被安打5(被本塁打1)、奪三振7、与四球0、失点1の好投を魅せて、3勝目(3敗)を挙げました。

 コントロールが良く、低めに投球を集めて、レイズ打線に的を絞らせませんでした。

 今季の田中投手の投球で目立つのは、「100球以上は投げていない」ことでしょう。(○、●は田中投手の勝ち負け)

・3月28日 VSオリオールズ 5・2/3イニング 83球 ○
・4月2日 VSタイガース 6・2/3イニング 87球
・4月8日 VSアストロズ 6イニング 78球
・4月14日 VSホワイトソックス 4・0/3イニング 81球 ●
・4月20日 VSロイヤルズ 7イニング 94球 ○
・4月25日 VSエンゼルス 5・2/3イニング 89球 ●
・5月1日 VSダイヤモンドバックス 4イニング 74球 ●
・5月7日 VSマリナーズ 6・1/3イニング 95球
・5月12日 VSレイズ 7イニング 73球 ○

 先発した、今季ここまでの9試合で最も多い球数は95球です。

 一方で開幕以来、チームにとっての「5試合に1試合は先発」していますから、先発投手のローテーションをキッチリと守っています。これは、素晴らしいことでしょう。

 さらに、頭書のゲームは「73球で7イニングを投げ切っています」から、完投勝ちも展望できる内容でしたが、予定通り?7イニングでマウンドを降りているのです。

 今季の田中投手は、「先発ローテーションを堅持する」ことに注力していることは明らかです。
 アーロン・ブーン監督以下のベンチスタッフも、田中投手に「先発投手陣の柱としての安定した登板」を期待しているのでしょう。

 こうした在り様を観ると、田中将大投手は「いよいよMLBの先発投手」として成熟してきたと感じるのです。
[5月13日・ターゲットフィールド]
ロサンゼルス・エンゼルス5-4ミネソタ・ツインズ

 昨秋のトミージョン手術から、5月7日に打者として復帰した大谷選手に、待望の今季初ホームランが飛び出しました。

 このゲームの3回表、逆転2ランホームランを左中間スタンドに放ったのです。
 ツインズ先発ベリオス投手のストレートを捉えたもので、スタッツキャスト(MLB公式データ解析システム)によれば、打球の初速は111.6マイル(約180km/h)、確度は31度、飛距離は429フィート(約131m)と報じられました。
 大谷選手らしい、とても大きなホームランです。

 加えて、左中間に運んだところも、大谷選手らしいと感じます。
 センター方向が「大谷ゾーン」なのです。

 5月7日に復帰し、5月11日までの出場5試合では4安打を放っていましたが、ライナー性の打球が多く、「ボールが上がらない」感じでした。
 とはいえ、アウトになった打席でも、大谷選手のコンディションはとても良さそうでしたし、何より、プレーの姿・形が美しいと感じられましたから、実戦に慣れることで、次第に成績を上げて行くことが予想されました。
 5月末か6月にはホームランも出てくるだろうと、私は勝手に楽観?していたのです。

 しかし、大谷選手はその勝手な予想より遥かに早くホームランを打ってくれました。
 故障、大手術明けの状況でのスピーディな適応能力・・・。
 いくら練習を重ねていたとはいえ、多くの野球・ベースボール関係者が口を揃えて言うように、「練習と試合は全然違う」筈です。
 全身の筋肉や治療箇所への「試合時の筋力・スピード」の負担は、予測不可能なものでしょう。時間をかけて、少しずつ慣らしていく性質のものであろうと考えていました。
 にも拘わらず、復帰後僅か6試合目に、131mのホームランを放つのですから・・・。

 改めて、凄いプレーヤーだと感じます。

 MLB2019年シーズンの「大谷劇場の幕が開いた」のでしょう。

 2019年5月9日に、MLBのアルバート・プホールズ選手が「通算2,000打点」を達成したというニュースを受けて、NPBについても調べてみました。
 こうした大記録が持つ「温故知新」効果は絶大です。

 NPBの通算打点記録上位選手は、以下の通りです。

① 王 貞治 2,170打点
② 野村 克也 1,988
③ 門田 博光 1,678
④ 張本 勲 1,676
⑤ 落合 博光 1,564
⑥ 清原 和博 1,530
⑦ 長嶋 茂雄 1,522
⑧ 金本 知憲 1,521
⑨ 大杉 勝男 1,507
⑩ 山本 浩二 1,475

 MLBと同様にホームランを多く打った選手が上位に名を連ねている印象です。
 打点数という記録は、ホームラン数と相当強い相関関係が有るのでしょう。

 MLBとNPBでは、1シーズンの試合数が異なりましたし、異なりますので、一概には比較できませんが、MLBにおいては2,000打点を越えるプレーヤーが4名、NPBでは1,600打点を越える選手が4名ですので、MLBの2,000打点とNPBの1,600打点が、同様の意味を持つと観て良いのかもしれません。

 そう考えてくると、「王貞治の2.170打点」の凄さを改めて感じます。
 この記録はMLB歴代でも、ハンク・アーロン、ベーブ・ルースに次ぐ3位相当の記録なのです。

 NPBにおける「唯一の2,000打点越えプレーヤー」として、王貞治選手の偉大さを改めて感じます。

 5月11日、アメリカ合衆国アーカンソー州フェイエットビルで開催された、大学南東地区選手権大会の100m決勝で、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手(20歳、フロリダ大学)が9秒99の好タイムで優勝しました。
 追風1.8mでしたから公認記録です。

 2017年9月に桐生祥秀選手が9秒98をマークして以来、日本人ランナーとして2人目の9秒台を記録したのです。

 テレビの録画映像を観ると、スタートから20mまでの走りは秀逸なものでした。
 体が起き上がる動きと脚動きのバランスが良く、素晴らしい加速が実現していました。

 30mから60mまでの走りは、この日のランの中では最も出来が良くなかったように観えました。やや力みが観られ、全体としてスムースさに欠けました。

 そのまま失速するケースも多いのですけれども、70mからゴールまでは、良くスピードを維持していました。ラスト30mは、ハキーム選手として狙い通りの走りだったのではないでしょうか。

 もちろん、レース全体としては良い走りでしたので9秒99が出たことは間違いないのですが、まだまだ記録を伸ばす余地があるとも言えそうです。

 レース後のインタビューでハキーム選手は、「いずれは出ると思っていた。(今回)それ程早く走れているとは感じなかった」とコメントしています。「ああ、出たか」という感じのコメント。ご本人として「完璧な走り」という感じでは無かったのでしょう。

 加えて、このレースで「1着」だったことが素晴らしいと思います。

 短距離レースの本場・アメリカにおいては、10秒切りは珍しいことでは無いのかもしれませんが、そうした多士済々の大会において優勝を飾ることの価値は、とても大きなものでしょうし、2着・3着での10秒切りより、1着の10秒切りの方が、より難しいものであろうと思います。

 大きな伸びしろを感じさせる、ハキーム選手の9秒99。

 日本陸上競技男子短距離陣のレベルアップは続きます。
 6月1日、スペイン・マドリードのエスタディオ・メトロポリターノを舞台として開催される、UEFAチャンピオンズリーグCL2018~19の決勝戦は、リバプールFCとトッテナム・ホットスパーの対戦となりました。

 共に、準決勝第2戦で「奇跡的な勝利」を示現し、決勝に駒を進めたのです。

 5月7日のバルセロナVSリバプール、5月8日のアヤックスVSトッテナム・ホットスパーのゲームは、2試合連続の「奇跡的」なゲームでした。
 圧倒的に不利な状況に置かれていたリバプールとスパーズが、「必要最低限の条件」をクリアし、2戦計で勝利を収めたのです。
 0-3で劣勢だったリバプールが4-0で勝利し、第2戦の前半を終わって通算0-3で劣勢だったスパーズが後半だけで3点を挙げて、アウェイゴール数差で勝利したのですから・・・。
 凄い試合が2つ続くというのも、本当に不思議な感じがします。

 さて、UEFA-CLにおいてプレミアリーグ同士の決勝が行われるのは、2007~08年シーズンのマンチェスター・ユナイテッドVSチェルシー以来11シーズン振りです。
 ロシア・モスクワのルジニキ・スタジアムで行われたこのゲームは、1-1同点からのPK戦6-5でマンUがチェルシーを破り優勝しました。

 その後、2011~12年シーズン決勝でチェルシーがバイエルンミュンヘンに勝利し優勝していますが、プレミア勢はこの後、前期2017~18年シーズンの決勝にリバプールが進出(レアル・マドリードに敗れました)するまで、5シーズンに渡って決勝には出場できませんでした。
 世界屈指のサッカーリーグと呼ばれるプレミアリーグとしては、 「雌伏」の時期が続いたのです。

 そして今シーズン、プレミア勢は一気に躍進しました。
 準々決勝進出8チームの内、半数の4チームを占め、決勝はプレミア勢同士の戦いとなったのです。
 2012~13年シーズン以降、プレミアリーグのレベルが着実に上がってきたことを明確に示す事象だと思います。

 一発勝負の決勝は、今季プレミアリーグの戦い振りを観れば「リバプール優位」と観るのが自然なのでしょうが、これだけ「ミラクル」な戦いを見せつけられると、「何が起こるか分からない」というのが、妥当な見方なのでしょう。

 それにしても、スペインの首都マドリードのエスタディオ・メトロポリターノは、普段は「リーガ・エスパニョーラ三強の一角、アトレティコ・マドリード」のホームスタジアムです。(その際の呼称は「ワンダ・メトロポリターノ」です。国際試合になると呼称が変わるスタジアムなのです)

 準決勝でバルセロナが「よもやの」敗退を喫したためもあって、プレミア勢同士のゲームをスペインで観ることになった訳ですが、いかにもチャンピオンズリーグらしい、という感じがします。

 プレミアリーグのサポーター達が、大挙してマドリードに乗り込むのでしょうか。
[5月9日・コメリカパーク]
ロサンゼルス・エンゼルス13-0デトロイト・タイガース

 エンゼルスが大勝したゲーム、大谷翔平選手が打者として復帰後の初安打を放ったゲームの3回表、プホールズ選手はソロホームランを放ち、通算2,000打点を達成しました。

 「2,000打点」というのは、凄い記録です。
 MLBの長い歴史上でも、プホールズ選手を含めて僅か4人しか到達していないのです。

 それは、
① 2,297打点 ハンク・アーロン選手(引退)
② 2,213打点 ベーブ・ルース選手(引退)
③ 2,086打点 アレックス・ロドリゲス選手(引退)
④ 2,000打点 アルバート・プホールズ選手

 の4選手です。

 この4選手を観ると、「ホームランの多いプレーヤー」であることが分かります。
 「打点」という記録は、必ずしもヒットから生まれるものでは無く、ランナーが居る時の内野ゴロや外野フライ、四球からも生まれますから、とてもバリエーションに富んだ記録ということになりますが、別の見方をすれば、他の選手の働き次第という面が有ります。
 結果として、「自力のみで獲得できる打点はホームランだけ」ということになります。

 歴代上位4プレーヤーがいずれも、MLBの歴史上屈指のホームランバッターであることが、それを証明しているとも言えるのでしょう。

 プホールズ選手は、このゲームまでに通算639本塁打を放っていますが、これは「アメリカ合衆国出身以外のMLBプレーヤーの中で史上最多」です。
 ドミニカ共和国出身のプホールズ選手にとって、とても大切なホームラン記録なのですけれども、今度は偉大なる「2,000打点」が加わったことになります。

 ちなみに通算記録の5番手以降も観てみましょう。
⑤ 1,996打点 バリー・ボンズ
⑥ 1,995打点 ルー・ゲーリック
⑦ 1,951打点 スタン・ミュージアル
⑧ 1,938打点 タイ・カップ

 まさに「錚々たるメンバー」が並んでいます。何か「長距離打者部門のMLBの歴史」そのもののようなメンバーだとも感じます。

 今回のプホールズ選手の「偉大さ」を裏打ちする面々と言って良いでしょう。

 今回の記録達成後のインタビューで、プホールズ選手は「最近は打点の評価が高くないようだが、走者を迎え入れないと試合では勝てない。誇りに思う。」とコメントしています。

 不思議なことに、21世紀のサイバーメトリクスを使った新しい評価方法においては、「打点」には重きが置かれていないのだそうです。

 前述の1位から8位までのプレーヤーを観れば、「打点」がベースボールにおいて最も大切な記録のひとつであることは、歴史が証明していると思います。

 少なくとも「プロスポーツ」として、観客に喜んでもらうという視点、長距離打者としてのスター性の視点からは、打撃における最重要項目といっても良さそうです。

 ひょっとすると、「打点・RBI」を的確に評価する手法が、いまだに発見・開発されていないということなのかもしれません。

[5月5日・甲子園球場]
阪神タイガース7-5DeNAベイスターズ

 9回裏タイガースの攻撃、二死からのサヨナラ2ランホームランでした。

 この福留選手の本塁打が見事な5並びだったのです。

 「5月5日・第5打席・セントラルリーグ5万本目」のホームランでした。

 セ・リーグ通算5万本目の本塁打を放つというのも、本当にメモリアルですが、それが子供の日に飛び出すというのも、単なる偶然で片付けるにはあまりに「劇的」でしょう。

 甲子園球場を埋め尽くした大観衆、特に子供たちにとっては、この上ないプレゼントになったと感じます。
 やはり「ゴールデンウィークはプロ野球観戦」なのです。

 42歳という大ベテランとなった福留孝介選手ですが、これからも阪神タイガースを牽引して行く大きな存在なのでしょう。
[4月30日・トッテナムホットスパースタジアム]
アヤックス1-0トッテナム・ホットスパー

[5月8日・ヨハンクライフアレーナ]
トッテナム・ホットスパー3-2アヤックス

(2戦計3-3、アウェイゴール数の差でトッテナム・ホットスパーが決勝進出)

 スパーズが「絶体絶命」の状況から大逆転劇を魅せました。
 
 第1戦ホームでの戦い、前半15分にミッドフィールダーのドニー・ファン・デ・ベーク選手に先制を許し、そのまま0-1で敗れたことは、トッテナム・ホットスパーとしては痛恨であったことでしょう。

 そしてアウェイの第2戦、試合開始早々の前半5分、ディフェンダーのマタイス・デ・リフト選手、35分にハキム・ジエク選手(モロッコ)に得点を許して0-2とリードされた時には、まさに「絶体絶命」でした。2戦トータルなら0-3となったのです。
 少なくとも、アウェイゲームの後半に3点を挙げ、アヤックスを零封しなくてはならない、それまでの試合内容からは、とても困難なことを成し遂げない限り、「明日は無い」状況でした。

 一方のアヤックスとしては「絶対有利」な形であり、余裕綽々?という感じでしょうか。
 第2戦のゲーム前には、前日のリバプールの大逆転を見聞きして、少し「嫌な感じ」を持っていたかもしれないアヤックスのプレーヤー達も「これで安心」という気持ちになっていたのではないでしょうか。

 ところが、後半に「奇跡」が起こったのです。

 後半10分、14分、51分、ルーカス・モウラ選手がハットトリックを魅せました。
 そしてアウェイゴール数の差で、トッテナム・ホットスパーが決勝進出を果たしたのです。

 「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、第1戦を0-1で落とし、第2戦の前半を0-2で折り返したチームが、第2戦の後半だけで3点を挙げて勝ち上がる、という内容の小説を書いたところで、読者は「そんなことが起こる訳がない」と、一笑に付してしまうかもしれません。
 しかし、現実に起こっているのです・・・。

 この「奇跡」は、トッテナム・ホットスパーに「初のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出」を齎しました。

 もうひとつのカード、リバプールVSバルセロナといい、このカードといい、今季のCLは「プレミア勢」の強さが際立っています。
 
 それも、信じられないような強さなのです。
 5月12日、東京競馬場芝1,600mコースで行われる、第14回ヴィクトリアマイル競走G1の注目馬検討です。

 18頭が出走してきました。フルゲートです。
 クラシックホースやG1馬など、実績馬が多数出てきましたが、このところ調子が上がっていない馬も多く、「大混戦」という印象です。

 今後の「古馬マイル戦線」を占う、大事なレースということになります。

 さて、注目馬です。

 第一の注目馬は、3枠6番のラッキーライラック。
 2017年の阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬。この馬で、2018年のオークスまでは仕方がないと目されていた時期もありましたが、アーモンドアイの登場もあって、このところ勝てないレースが続いています。
 前走・阪神牝馬ステークスG2は8着でしたが、大接戦の差の無い8着でした。鋭い脚が無いという、この馬の欠点が出てしまった形ですが、レース展開にも恵まれなかったのです。
 このまま終わる馬では無いと考えています。

 第二の注目馬は、4枠7番のミッキーチャーム。
 その阪神牝馬Sの勝ち馬です。秋華賞2018で2着の力を示しました。ここを勝つようなら、今後の牝馬マイル戦の主役に踊り出ます。

 第三の注目馬は、6枠11番のアエロリット。
 1月の米国遠征の疲れも取れた頃でしょう。安田記念2018で勝ったモズアスコットと差の無い2着の実力を示していただきたいものです。

 今回は以上の3頭に期待します。

 個人的には、ソウルスターリングの様子も気になるところですが・・・。

 東京競馬場の長い直線とゴール前の競り合いは、見所十分でしょう。

[5月1日・カンプノウ]
FCバルセロナ3-0リバプールFC

[5月7日・アンフィールド]
リバプールFC4-0FCバルセロナ

(2戦計4-3でリバプールが決勝進出)

 カンプノウでの第1戦を見て、このような結末は全く予想できませんでした。

 世界トップクラスの大会であれば、初戦で3点のビハインドを負ったチームが第2戦でひっくり返すというのは「至難の技」というか、考えにくいことでしょう。
 まさに「奇跡」の逆転勝ちです。

 第1戦は、バルセロナによるバルセロナのためのゲームでした。
 前半26分にルイス・スアレス選手が先制し、後半30分と37分にリオネル・メッシ選手が追加点を挙げたのです。カンプノウに詰めかけたバルササポーターにとって、これ以上は無い内容のゲームでしょう。
 第1戦で、狙い通りのゲームを展開したのですから、第2戦に向けての絶好の体制作り、ムード作りも出来た筈です。

 第2戦は0-0で十分とチームとして考えたでしょうし、たとえ敗れたとしても「4点以上失点する」などとは、考えもしなかったのではないでしょうか。
 バルサには、この上ない余裕があった筈です。(このところ決勝まで進んでいないという、僅かな不安はあったかもしれませんが)

 一方のリバプールとしては、初戦の大敗は「計算外」であった筈です。負けるにしても点を取られ過ぎた・・・。
 ホームの第2戦が難しい戦いとなったのです。

 加えて、第2戦には、攻撃の要であるモハメド・サラー選手を負傷で欠くこととなったのです。サラー選手が居た第1戦を0-3で落としているのに、そのサラー選手が居ない第2戦・・・というのは、特に攻撃面でリバプールにとってはとても難しいものになることが予想されました。

 ところが、その第2戦でニューヒーローが出現するのですから、サッカーというのは分からないものです。

 前半7分に、ディポック・オリギ選手(ベルギー)が先制点を挙げました。これはリバプールに勢いを齎したゴールですし、バルサにとっては「早すぎる失点」です。
 そして、後半1分に出場したジョルジニオ・ワイナルドゥム選手(オランダ)が、9分、11分と立て続けに追加点を挙げ、リバプールは3-0とリード、2戦通算でも3-3の同点としましたから、ゲームは一気に緊張しました。「次の1点」の重みが極めて高くなったのです。

 後半34分、オリギ選手がこの試合2点目を挙げました。
 アンフィールドは歓喜の坩堝と化しました。

 そして、ゲームはこのまま終了しました。
 「奇跡」が起こったのです。

 後半11分以降「本気」になったであろうバルセロナの攻撃を、凌ぎ切ったリバプールディフェンスにも大きな拍手を送らなくてはなりません。

 それにしても、サラー選手の代わりに先発したオリギ選手とディフェンスのアンドリュー・ロバートソン選手に代わって入ったワイナルドゥム選手が「2点ずつ」を取るのですから、ユルゲン・クロップ監督にとっても「快心のゲーム」であったことでしょう。

 スポーツにおいては何が起こるか分からないとは、よく言われることですけれども、このレベルのサッカーにおいて、こんなにも「劇的な結末」というのは・・・。
 凄い戦いでした。

 5月12日、東京・両国・国技館で開幕する、大相撲2019年5月場所の注目力士検討です。

 横綱・大関陣と関脇以下の力士の力量差がとても小さくなり、どの場所も、誰が優勝してもおかしくない「戦国時代」を迎えている大相撲界ですが、今場所も同様の状況がづいています。

 こうした状況下では「好調」な力士が活躍することになるのですが、その「好調」も場所が始まって「勢い」に乗るということが有りますので、場所前での予測はとても難しいことになります。

 さて、注目力士です。

1. 横綱陣

 白鵬と鶴竜ですが、共にベテランですので体調がポイントとなります。現時点では、出場の可否も分からない状態ですが、出て来れば、やはり白鵬の方が優勝に近いのでしょう。
 スピード主体の相撲は、全盛時に比べれば安定感にかけますが、相手の動きを観ながら、次から次に技を繰り出すスピードは、さすがに最強横綱の十八番です。

2. 大関陣

 貴景勝が新大関となりましたが、貴景勝とて関脇以下の力士と大きな力の差があるわけではありませんので、先輩大関との比較が難しいところでしょう。

 今場所は、初優勝を目指す高安に期待します。

3. 関脇以下の力士

③御嶽海

 もともと大関候補の先頭に居たのですが、貴景勝に先を越されました。期するものがあるでしょう。本場所に強い相撲を披露していただきたいものです。

④逸ノ城

 もともと地力ならば、関脇以下でNO.1ですので、気持ちがしっかりしてくれば大関は勿論、横綱も展望できる力士です。先場所からの好調を維持していれば、一気に大関取りもあるでしょう。

⑤阿武咲

 もともと三役の力が有る力士が故障からの回復過程にあります。3月場所は3勝1敗からスタートして、5勝10敗と大負けしました。5日目頃に故障を悪化させたのでしょう。2ヵ月間でどこまで回復しているかが鍵となりますが、相当に回復していると見ます。

⑥阿炎

 もともと「牛若丸相撲」と呼ばれ、前に出る相撲では無く、ひらりひらりと相手力士の力を交わしながら勝機を見出すタイプでしたが、このところ少し「地に足を付ける」取り口に変化して来ました。3月場所の前半は精彩が無く2勝7敗と追い込まれましたが、そこから6連勝で勝ち越すという、離れ業を演じました。強くなっていると感じます。

⑦魁聖

 もともと腰が悪く、コンディションが悪い場所は大負けする傾向が有りました。1月場所は12勝3敗、3月場所は3勝12敗と凄い上下動。今場所はコンディションが良いと見ます。

⑧志摩ノ海

 もともと十両で勝ち越し・負け越しを繰り返す存在でしたが、2019年1月場所・3月場所を連続13勝2敗として、十両連続優勝で新入幕を果たしました。2018年末から19年にかけて何が有ったのかと感じる「変貌ぶり」ですが、この「勢い」に期待します。

⑨遠藤

 もともと相撲の上手さでは角界屈指の力士です。一方で場所毎の成績のブレも大きなところが有ります。「密着相撲」という伝承していかなければならない技術のためにも、大関を目指していただきたいと思います。

⑩栃ノ心

 3月場所千秋楽の大一番に敗れ、残念ながら大関から陥落してしまいました。是非10勝以上の星を挙げていただき、復帰して欲しいものです。

 若手とベテランが入り混じった5月場所番付は、「平成」時代の力士と「令和」における活躍が期待される力士との競り合いという感じがします。

 素晴らしい土俵が期待されます。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031