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 世界リレー大会2日目の5月12日、競技開始前にひとつのセレモニーがありました。

 2008年北京オリンピックの男子4×100mリレーで銅メダル(当初)を獲得した日本チームでしたが、その後、銀メダルに順位が上がったことについて、IAAFによる「正式なメダル授与式」が行われたのです。

 午後6時頃に始まったメダルセレモニーには、当時のチームメンバーである、朝原宣治、末續慎吾、高平慎士、塚原直貴の四氏と、メダル授与者である、国際陸上競技連盟IAAFのセバスチャン・コー会長が登場しました。
 ホームストレッチ前に設置された壇上にメンバー四氏が居並び、コー会長から銀メダルが授与されたのです。

 美しい光景でした。
 横浜国際総合競技場には、静かなるも温かな拍手が響きました。

 メダルを受けた後、四氏を代表して朝原氏から「今日から私たちは銀メダリストとして生きて行きます」とのコメントがありました。
 オリンピックのメダルの重みを十二分に感じさせるコメントでした。

 さて、このセレモニーで私は、久し振りにセバスチャン・コー氏を観ることができたのです。
 それは、上記のメダルセレモニーとは別の感慨が有りました。

 セバスチャン・コー選手と言えば、1980年代の「イギリス男子中距離陣全盛期」の中心選手であり、1980年モスクワオリンピックと1984年ロサンゼルスオリンピックの男子1,500mの金メダリスト、両大会の男子800mの銀メダリストです。

 もともとイギリスは陸上競技の人気が高い国ですが、数ある種目の中でも800mと1,500m・中距離2種目の人気が特に高いのです。
 それは、レース中の駆け引きを始めとする「考える」ことが必要な種目であるからでしょうか。

 選手は、レースに出場するメンバーと自らの実力、コンディション、強み、弱み、等々を勘案して、レース前に戦略・戦術を構築し、レースが始まってからは、各ランナーの動き・レース全体の流れ等々を観ながら、戦術の変更を行いながら走る、という要素が強く求められる種目なのでしょう。
 加えて、レースの大半がセパレートコースではありませんので、体の接触、時には肘と肘の衝突といった事象もありますので、格闘技的な要素もありますから、ランナーは大変ですし、観るものとしてはとても面白いのでしょう。

 イギリスにおいては「強い中距離ランナー」が世間でとても高く評価されると言われます。

 そうした環境下、セバスチャン・コー選手はスティーブ・オベット選手と共に、イギリスを代表する中距離ランナーでした。ちなみにオベット選手は、モスクワオリンピックの男子800mの金メダリストです。コー選手を破ったのがオベット選手だったのです。

 この両選手に、スティーブ・クラム選手を加えた、1980年代のイギリス男子中距離陣は、世界大会を席巻しました。
 世界中に、数多くのファンが居たことは言うまでもありません。

 私もこの頃、セバスチャン・コー選手の大ファンでした。
 コー選手が走るレースとなれば、何時でも何回でも、テレビに噛り付いて観ていたものです。

 コー選手は身長174cmと、大柄なランナーが多いヨーロッパにおいては小柄な方でしたが、その走りはとても大きく感じられましたし、コー選手がどの位置で走っているかは、どのレースでもひと目で分かりました。そして、コー選手が当該レースの中の「どこで加速するか、勝負に出るか」は、本当に見所だったのです。
 とても素晴らしいレース、面白いレースが多かったと思います。

 さて、5月12日に横浜国際総合競技場に姿を現したコー会長は、やはり小柄でしたけれども、大きなオーラに包まれているように観えました。

 メダルセレモニーの間、私はコー会長ばかりを観ていたのです。

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