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 6月24日朝、7月場所の番付が発表されました。

 西小結は竜電でした。初の三役です。

 どんな力士にとっても、関取になる(十両昇進)→入幕(幕ノ内に昇進)→三役昇進は、角界入りした時の目標でしょうし、達成することは無上の喜びなのでしょうが、竜電の場合には「ひとしお」という感じがします。

 竜電は「一度関取に昇進し、序の口まで落ちてから、三役に昇進した」史上初めての力士なのです。
 本当に凄いことだと感じます。

 2006年3月場所でデビューした竜電は順調に昇進を続け、2012年11月場所には新十両となりました。ついに関取となったのです。
 ところが好事魔多し。
 この11月場所8日目に右股関節を骨折してしまいます。

 股関節、腰の骨を骨折するというのは「余程のこと」であり、その後再起をかけた竜電は、同じ個所を3度骨折してしまいます。
 そして、休場を重ねて、ついに序の口まで下がってしまいました。2014年1月場所の事です。

 2014年9月場所で序の口優勝するまで、5場所連続の序の口でした。
 1月場所から7月場所まで「4場所連続・1勝6休」を続けています。「全休すれば番付外に落ちてしまう」ために、各場所1番だけ取り、1勝していたのです。
 「もの凄い執念」と表現するのも憚られる様な、大相撲への意識でしょう。

 2014年9月場所、7戦全勝で優勝してからの竜電は、とても安定した強さを魅せ、超速で再十両を果たすと、新入幕そして新三役と、着実な歩みを示現しています。見事という他は無いでしょう。

 1990年生まれの28歳、遅咲きの三役です。
 身長190cm、体重152kgという堂々たる体躯を誇りますが、竜電関の強みは何と言っても「卓越した精神力」なのでしょう。
 その精神力をベースとした相撲、良く研究された相撲で、大関を目指した頂きたいものです。


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[6月27日・エンゼルスタジアム]
ロサンゼルス・エンゼルス8-2オークランド・アスレティックス

 3回1死1塁、アスレティックス先発アンダーソン投手の内角低めのツーシームをセンターバックスクリーン左に軽々と放り込んだホームランでした。

 難しいコースへの投球を決して強振することなくコンパクトに振り抜いた打球の初速は170km/hと報じられています。
 変な書き方で恐縮ですが、大谷選手がホームランを打つためには「これぐらいのスイング」で十分なのでしょう。コントロールしたスイングで、様々なコース・球種に対応して行く方が、成績が上がりそうです。

 ルーキーシーズンであった2018年に22本のホームランを放った大谷選手が、2年目も二桁に乗せました。
 これは、日本人プレーヤーとして、松井秀喜選手や井口選手、城島選手、福留選手に続いて5人目の記録です。
 素晴らしいことですし、「かつては日本人野手が数多く居た」ことを再認識させてくれます。

 さらに、これで6月は7本目の本塁打ということになります。
 例えば、7月、8月、9月も7本ずつ打つということになれば、10+(7×3)=31本塁打ということになります。31本塁打は、松井秀樹選手が保持する日本人メジャーリーガーのシーズン最多ホームラン記録とタイです。

 勝手な想像をしてしまいましたが、こうした記録には「夢」があるのです。

 そして、ファンに「夢」を提供することが、プロスポーツ選手の最大の仕事なのでしょう。


 6月4日にスタートした、プロ野球のセ・パ交流戦2019は、6月25日の楽天-広島のゲームを最後に終了しました。
 
 各チームが18試合(1カード3試合×6チーム)を戦った形ですが、順位は下記の通りです。

① ソフトバンク 11勝5敗2引分
② オリックス 11勝6敗1引分
③ 巨人 11勝7敗
④ DeNA 10勝7敗1引分
⑤ 西武 10勝8敗
⑥ 楽天 10勝8敗
⑦ 日本ハム 8勝9敗1引分
⑧ 中日 8勝10敗
⑨ ロッテ 8勝10敗
⑩ 阪神 6勝10敗2引分
⑪ ヤクルト 6勝12敗
⑫ 広島 5勝12敗1引分

 リーグ同士の成績は、パ・リーグの58勝46敗4引分でした。

 今年もパ・リーグが強かった交流戦となったのです。

 1位から3位は11勝で並びましたが、引分数→勝率によって順位が付きました。
 巨人は、ソフトバンクとの最終戦で勝てば「12勝」となって優勝するチャンスがあったのですが、大エースの菅野投手が初回に4失点して万事休しました。

 ソフトバンクは交流戦史上最多、8度目の制覇でした。2005年に開始され15回目となる交流戦の「過半」を制しているのですから、圧倒的な実績です。

 10位から12位にはセ・リーグの3チームが並びました。
 特に、交流戦開始前に首位に立っていた広島カープの、交流戦における不振は不思議な感じがしました。
 このところ「セ・リーグに敵無し」という戦い振りを披露している広島ですが、2019年シーズンの戦いには、やはり安定感が不足しているようです。
 交流戦を終えて、セ・リーグのペナントレースは巨人が首位に立ちました。2位・広島とは1ゲーム差という接戦ですが、独走状態に入りかけていたカープが、シーズン途中とはいえ逆転を許したことは、今後の戦いに大きな影響を及ぼすと思います。

 パ・リーグは勝率でホークスが首位に立ちました。ゴールデンイーグルスとはゲーム差無し、ライオンズとは2.5ゲーム差が有りますが、この3チームによる激しい首位争いが続きそうです。

 「交流戦」はペナントレースにおける「節目」として、すっかり定着しました。

 「交流戦」を終えての各チームの消化試合数が70試合前後であることを見れば、「交流戦」後の戦いを「ペナントレース後半戦」と呼ぶべきなのでしょう。
[6月25日・ラウンド16・Roazon Park]
オランダ2-1日本

 グループDを2位で通過し、ラウンド16に駒を進めたなでしこジャパンですが、オランダに敗れ、ラウンド8への進出はなりませんでした。
 1-1で迎えた後半45分、痛恨のペナルティーキックPKによる失点でした。

[グループDの戦い]
① 6月10日 日本0-0アルゼンチン
② 6月14日 日本2-1スコットランド
③ 6月19日 イングランド2-0日本

 グループステージも大変苦しい戦いが続きましたが、なんとかクリアした所は、なでしこらしい粘り強さでした。
 この不思議なほどの「上に行く強さ」は、おそらく「なでしこの伝統」なのでしょう。

 しかし今大会の決勝トーナメントでは、その伝統の力を発揮することができませんでした。残念な結果となったのです。
 オランダ戦における再三の決定的なチャンスを物にできなかったことは、痛恨でしょう。

 この大会を通じて、なでしこの戦い振りから感じたことは以下の通りです。

① 得点力不足

 グループステージ3試合で2得点、ノックアウトステージ1試合で1得点、計4試合で3得点では、いかにも苦しい。伝統の粘り強さを発揮するにも不十分でしょう。

 グループAのフランスチームは3試合で7得点、グループBのドイツチームは3試合で6得点、グループCのイタリアチームは3試合で7得点、グループEのオランダチームは3試合で6得点、グループFのアメリカチームは3試合で18得点!(緒戦のタイチームとのゲームで13-0と大勝しました)と、有力チームはキッチリと「1試合2得点」を示現しています。

 もちろん、このレベルで1試合・2得点が至難の技であることは分かりますが、その至難の技を実現できなければ、これらのチームと戦って行くのは難しいということにもなりそうです。

② 淡白なプレー振り

 特に、パスが自分の位置から1~2m位離れたところを通った時に、なんとかボールを確保する、取りに行く、というプレーが足りなかったように観えました。

 パスの出し手も、相手チームのプレーヤーとの競り合いから正確なパスばかりを出せるわけでは無いので、受け手の頑張りが重要なことは言うまでもありません。
 かつてのなでしこは「ボール確保への努力」を惜しみませんでしたが、この大会では、1~2m位離れたところを通るパスやクロスに喰らいつくシーンが少なかったように観えました。見送っているのです。

 男女を通じての若手プレーヤーの傾向かと思いますが、「綺麗に嵌ったプレー」では素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれるのですが、ボールが「少しズレる」と全く機能しないことが、多いように観えます。
 前述の理由により「綺麗に嵌ったプレー」は滅多に観られないものですから、少しくらいズレてもボールを確保する努力というか、少しズレることを前提として自らの体制を整えておくことを励行すべきなのでしょう。

 「ボールを奪われた時」、取り返すためにしつこく相手プレーヤーを追いかけるという、泥臭いプレーは、とても大切なものでしょう。
 男子ウルグアイ代表のカバーニ選手は、相当長い間、相当長い距離、ボールを取り返しに行くプレーが印象的ですし、かつての日本代表・ラモス瑠偉選手も奪われたボールを取り返しに、相当長い間相手プレーヤーを追い詰めていました。
 こうした行動により、相手チームが自由にパスを回すことを防ぐ効果、ディフェンス効果が大きいことは言うまでもありませんし、相手から再びボールを取り返すことができれば、攻撃のチャンスが増えます。(豊富な運動量とそれを支える体力が無ければできないことは、言うまでもありません)

 こうした泥臭いプレーは、世界の一流選手の多くに観られるものでしょう。
 こうしたプレーを数多くの選手が励行するチームは、相手チームから嫌がられるチーム、最終的には「強いチーム」であることは明白です。

 今回のなでしこジャパンは、これまでに比べて、やや淡白なチームであったと思います。
 もともと、体格面で劣るなでしこが淡白になってしまっては、国際大会でなかなか勝つことは出来なくなってしまいます。

 チームを叱咤激励し、泥臭いプレーの継続を牽引するリーダー的存在としての澤穂希選手、セットプレー等でピンポイントの極めて正確なパスを出すことにより体格差をカバーするプレーを示現し続けた宮間あや選手、の2名の偉大なプレーヤーが居なくなったなでしこジャパンは、今後どのように戦って行ったらよいのか。

 若きなでしこが、真剣に考え、苦しい中で実行して行かなくてはならない重い課題なのでしょうが、「新生なでしこジャパン」の確立に向けて、是非とも実現して行っていただきたいものだと思います。

[グループC]

[6月17日・第1戦・サンパウロ]
チリ4-0 日本

[6月21日・第2戦・ポルトアレグレ]
日本2-2ウルグアイ

[6月24日・第3戦・ベロオリゾンテ]
日本1-1エクアドル

 コパ・アメリカ2019ブラジル大会に参加した日本代表チームは、グループCでの戦いで3戦して1敗2引分・勝点2としましたが、各グループの3位チーム同士の比較において3番目となり、決勝トーナメント進出はなりませんでした。

 3位チーム同士の比較において、2番目のパラグアイチームとは勝点2で並んだのですが、得失点差でパラグアイ△1、日本△4となり及ばなかったのです。

 こうして観ると、返す返すも「緒戦の大敗」が堪えました。
 こうした国際大会、世界屈指の国際大会のグループステージにおいては、大敗は絶対に回避しなくてはならないのです。

 今大会には、現在の日本代表チームの主力メンバーの多くが参加できませんでした。
 ヨーロッパのプロリーグで活躍する選手たちの多くが、その契約に「コパ・アメリカへの参加によるクラブチームからの離脱」が盛り込まれていないので、今回の代表チームには参加できなかったようです。

 欧州のクラブチームが「コパ・アメリカに日本チームが参加する」と考えないのは無理もないところですので、参加可能なメンバーで創り上げた代表チームとなったのです。
 そうした中での「大健闘」であったとも言えると考えます。

 今大会を通じて感じたことは、

① 得点力の不足

 これは、常に日本代表チームに対して指摘され続けていることなのですが、今大会も3ゲームで3得点と、弱点は解消されませんでした。
 こうした大きな国際大会で、現在の様な「軽くて操作し易いボールをベースとした攻め合いのサッカー」が主流となっている時代では、3ゲームで3得点では、グループリーグを突破するのは難しいと思います。

 例えば、今大会のブラジルチームは3試合で8得点を挙げています。それも、第2戦で0-0の引分を演じながらの8得点ですから、残りの試合では、特に第3戦のペルー戦は5-0で大勝しているのです。
 こうした爆発力、「取れる時には得点を積み重ねる力」が、グループリーグ突破に向けて大きな力となることは、自明の理でしょう。

② ここぞという局面での勝負強さ不足

 日本チームにも、決勝トーナメント突破のチャンスが十分にありました。
 第3戦・エクアドル戦であと1点を挙げればよかったわけですし、そのチャンスもありました。
 もちろん、その1点が遠いこと、その1点を取ることがとても難しいことは百も承知ですけれども、「その1点が取れない限り決勝トーナメントには進出できない」のです。

 グループBの緒戦でコロンビアに0-2で敗れ、第2戦でパラグアイと1-1で引分け、2戦を終えて1敗1引分と追い込まれながら、第3戦・カタール戦を2-0で勝って、グループBを2位で勝ち抜いた、アルゼンチン代表チームの勝負強さは見事なものです。
 大きな国際大会で勝つ方法を良く知っているというか、伝統として具備しているということなのでしょう。

 「執念」といった空疎な精神論では無く、「プレーの丁寧さ」という種類の力の差という感じもします。

③ コパ・アメリカでの初勝利は遠い

 日本代表チームがコパ・アメリカ(南米選手権)に出場するのは、1999年以来2度目でした。
 1999年大会では、2敗1引分でグループステージ敗退でした。

 20年振りに出場した今大会では1敗2引分でしたから、成績は少し向上したのです。
 この1引分→2引分が「1999年から2019年までの日本サッカーの進歩量」とまでは言えないのかもしれませんが、南米各国のナショナルチームが精魂を傾けて臨む大会で日本チームが初勝利を挙げるのは、何時の事になるのでしょうか。

 今大会のグループリーグを観ても、南米各国のナショナルチームの試合運びの上手さは、相変わらずです。
 華麗なプレーや派手さこそ少ないのですが、「得点の取り方を良く知っている」上に、得点を取った後のプレー、時間の潰し方もとても上手です。

 やはり、ヨーロッパ各国のナショナルチームとは異なるサッカーが、大袈裟に言えば「サッカー文化」が、まだ厳然として存在しているのでしょう。

 「南米の上手なサッカー」を改めて感じさせてくれた、グループステージの戦いでした。
 「強い競馬」でした。

 追い縋るキセキ、スワーヴリチャードを寄せ付けず、どんどん引き離してゴールに飛び込んだのは、リスグラシューでした。
 
 3馬身という着差も含めて、これほどの圧勝は2019年の中央競馬G1レースにおいて初めてでしょう。

 パドックでは、屈強な男馬達を前にして、460㎏のリスグラシューはいかにも牝馬という体格でした。ひとまわり小さく観える馬体からは、クラシックホースを始めとする牡馬一線級とのレースは厳しいかと感じられたのです。

 パドックでは、特にキセキが良く観えました。筋骨隆々という雰囲気で、500㎏を越える馬体が黒光りし、ツル首で悠然と走り出した返し馬では、首を低く出して、好調を印象付けました。

 スタートから、予想通りにキセキが先頭に立ちましたが、外からリスグラシューが並びかけました。「ひっかかっているのか」と思いましたが、レーン騎手の指示通り2番手に控えて向う正面を走ります。

 3角から4角にかけて、レイデオロのルメール騎手が押しに押していますから、行きっぷりが良くないか、手応えが無くなったのかもしれない、と思いました。

 4角を回って最後の直線、リスグラシューが直ぐにキセキに並びかけました。力強く美しいフットワーク。
 キセキも粘りますが、その差はじりじりと詰まり、ついに抜き去りました。
 後ろからスワーヴリチャードが追ってきますが、リスグラシューの脚色が勝ります。

 残り100mからは、リスグラシューが後続馬との差を拡大しました。
 その差は開く一方。
 リスグラシューの疾駆する馬体がとても大きく観えました。

 リスグラシューはグランプリレースを圧勝したのです。
 日本ダービー馬2頭、皐月賞馬、菊花賞馬を従えての勝利。
 語り継がれるレースです。
 
 世界の競馬を観ても「牝馬の強さ」が目立つ昨今ですが、アーモンドアイに続いて、日本競馬にも「強い牝馬」が登場しました。

 5歳と遅咲きですが、その強さは十分に世界に通用するものでしょう。

 シカゴ・カブスのダルビッシュ投手は、6月21日の対ニューヨーク・メッツ戦に先発登板しましたが、このゲームでも「勝ち負け」が付かず、これで5月4日の対セントルイス・カージナルス戦に先発登板してから「10先発登板連続で勝ち負けが付かない」という、とても珍しい記録となりました。

 調子を落とし、MLBの先発投手としては不十分な状態となれば、先発投手として登板できなくなる筈ですから、「先発投手として十分な力量が有り、その力量を発揮している」投手として、10試合も勝ち負けが付かないというのは、いかに「先発投手の勝ち負けは打線との兼ね合い」であるMLBにおいても、なかなか見られない事象でしょう。

 ダルビッシュ投手の「不思議な10登板」を観てみましょう。

① 5月4日 カージナルス戦 4と0/3イニング・81球 被安打6・奪三振4・与四死球5・失点5・自責点4 チームは勝利
② 5月9日 マーリンズ戦 4イニング・97球 被安打1・奪三振7・与四死球6・失点1・自責点1 チームは勝利
③ 5月15日 レッズ戦 5と1/3イニング・102球 被安打5・奪三振11・与四死球0・失点2・自責点2 チームは敗戦
④ 5月20日 フィリーズ戦 6イニング・95球 被安打4・奪三振7・与四死球3・失点3・自責点3 チームは敗戦
⑤ 5月25日 レッズ戦 7と0/3イニング・108球 被安打12・奪三振5・与四死球2・失点6・自責点6 チームは勝利
⑥ 5月30日 カージナルス戦 6イニング・93球 被安打3・奪三振6・与四死球4・失点1・自責点1
チームは敗戦
⑦ 6月5日 ロッキーズ戦 5と1/3イニング・95球 被安打3・奪三振6・与四死球3・失点3・自責点2 チームは勝利
⑧ 6月10日 ロッキーズ戦 6イニング・83球 被安打6・奪三振3・与四死球1・失点4・自責点4 チームは敗戦
⑨ 6月15日 ドジャース戦 7イニング・109球 被安打2・奪三振10・与四死球1・失点1・自責点1 チームは勝利
⑩ 6月21日 メッツ戦 6イニング・88球 被安打4・奪三振6・与四死球2・失点4・自責点4 チームは敗戦

 「不思議な10登板」の前半は、与四死球が多く不安定な投球が目立ちました。

 ゲーム開始直後はとても良いコントロールを魅せて、「今日は大丈夫」という雰囲気なのですが、「ある打者」「ある一球」から突如コントロールを乱し、四球を連発するのです。
 いったい何がダルビッシュ投手に起こっているのか、というゲームが多かったと感じます。

 それが、6月10日のロッキーズ戦辺りから安定してきました。
 6月15日のドジャース戦などは「7イニング1失点10奪三振」という素晴らしい投球を魅せてくれたのですが、この時は打線の援護に恵まれませんでした。
 まさに「投打が噛み合わなかったゲーム」でしょう。

 そして直近の6月21日のメッツ戦では2本塁打を浴びて4失点でした。
 「突然ホームランを打たれる」現象はまだ続いています。(そもそもホームランは、どの投手も突然打たれるものなのですが、ダルビッシュ投手の場合には、それまでの投球が上質なだけに「突然感が強い」ように思います)

 さて、ダルビッシュ有投手のピッチングは、5月中旬までより相当良くなっていると思いますので、そろそろ「勝ち負け」、それも「勝ち星」が付くと思います。

 この長いトンネルが、ダルビッシュ投手の「大連勝への跳躍台」になって欲しいものです。

 6月14日の大谷翔平選手のサイクル安打達成に伴って、様々な角度からの分析が行われ、色々な記事が掲出されています。
 Number Webの6月19日配信の記事「大谷翔平のサイクルは球史に残る?ノーヒッターよりレアな”勲章”か。」(ナガオ勝司著)も、とても興味深いものでした。

 ノーヒッター(ノーヒットノーラン)とサイクル(サイクル安打)の達成難易度等を題材とした記事です。
 2019年6月15日時点で、MLBにおけるサイクル達成者は327人、ノーヒッター達成者は300人となっているとのこと。
 人数的には、「同じような数」と判断すべきなのでしょう。

 本記事では、最初は「ノーヒッターの方が難しい」という見方を披露し、次第に「サイクルも難しい」という方向に話が進展します。
 
 そして、MLBにおける多くの公式記録が1908年以降のものであるのに対して、サイクルとノーヒッターは1800年代、ベースボール黎明期から記録が残っている点に及びます。そして、1908年以前に、サイクルは通算52度、ノーヒッターは53度、記録されているとの事であり、これはほぼ同数です。
 つまり、眼にする機会・頻度として、当時「サイクルはノーヒッターみたいなもの」であったことは間違いありません。

 最後に、ベーブルース選手は三塁打を通算136本打っているがサイクルは出来なかった。大谷選手は自身3本目の三塁打でサイクルをものにしたと締め括っています。
 この辺りになると「不思議」という感じになります。

 私は、サイクルとノーヒッターの難易度は同じくらい、ではないかと感じています。
 
 頭書の達成者数、327人対300人を観ても、毎日のように試合に出場する野手と、5試合に1試合くらいの頻度でマウンドに上がる先発投手では、そもそもサイクルやノーヒッターに挑戦する回数が異なる、サイクルの方がノーヒッターより、相当多くの試合で挑戦できるものであるにもかかわらず、100年以上の歴史の中で達成者数がほぼ同じというのは、「サイクルの達成者に成る難しさ」を示しているのではないかと考えるからです。

 いずれにしても、大谷翔平選手がMLB2年目にサイクルを達成したことは本当に凄いことであり、やはり「ベースボールの神様に祝福されている」と感じます。

 ラグビーワールドカップ2019および東京オリンピック2020のチケット購入にトライしてみました。

 悪意を持ってロボットなどを使い「大量購入」を狙う輩への対応や、「なりすまし」への対応などの為に、最新の技術を駆使した販売方法が模索され実施されたのでしょう。
 その内容には色々なポイントがあり、様々なことを考えさせられました。

① ラグビーワールドカップ2019のチケット

 一般向けの先着順販売の日、午前10時の販売開始時刻に向けて、自宅で準備をしました。
 事前のID登録は勿論済ませてありましたから、10時に向けてパソコンの前に座り、直ぐに「申込み」クリックができるよう、ワールドカップWCの公式サイトの画面も開いて待ったのです。

 さて10時、直ぐにクリックしましたが上手く行かず、しばらくして再度クリックしました。
 受け付けられました。10時0分40秒の受付時刻でした。
 「40秒も遅れてしまった」と残念でしたが、仕方がありません。

 さて、受付画面を見ると「83,000番台」の順番となっていました。
 窓口に並んでいるとすると、自分の前に83,000名余の人が並んでいる形です。
 ログアウトしてしまうと、列から離れたことになるかもしれないので、このまま待つことにしたのです。
 「窓口の数が多ければ」、列もどんどん進むかもしれない、と少し期待したのです。

 さて待つこと2時間、正午になりました。
 
 待ち順番は「72,000番台」になりました。
 つまり2時間で10,000番くらい前進したのです。

 とはいえ、午後に所用が有りましたので、このまま数時間待つのは無理ということで諦めました。
 この正午時点で、日本チームが出場するゲームは、概ね「売切れ」と表示されていました。
 
 ラグビーワールドカップ2019の人気の高さを改めて感じる出来事でした。

 翌朝、再度チケット購入にトライしましたが、九州地区の会場のゲームのチケットが2~3試合分残っているだけで、その他は全て「売切れ」でした。

 ラグビーワールドカップ2019については、その後も第二次、第三次のチケット販売が行われました。このどちらにもトライしましたが、いずれも申し込みが殺到して、前述の第一次販売と同じようなというか、より「混雑が激しい」状態に見えました。

 また、今頃になって、競技場毎の「日本代表が登場する試合」のチケット販売も行われているようです。

 では、第一次販売等での早々の「売切れ」表示は、どういう意味なのか、よくわからないというのが、今大会のチケット販売方法の最大の問題点かもしれません。

 もちろん、公式ホームページをよく読めば、第一次、第二次、第三次で、各試合のチケットを何枚販売するといった情報が、どこかに表示されているのでしょうが(もし、表示されていないのであれば話になりませんが・・・)、じっくりそうした情報を探して読むのは、忙しい状況下では困難ですし、そうした情報を「分かりやすく表示する」のは、主催者の義務でしょうから、その点では上手くいっているとは言えないと感じます。

 こうした販売方法で、万一売れ残りが出るようなことが有れば、ワールドカップ2019を観たいと願っていたファンにとっては、「お粗末」な仕儀ということになるでしょう。

② 東京オリンピック2020の抽選申し込み

 2019年5月9日から、申し込みの受け付けが開始されました。

 こちらも事前にID登録をして、申込みにトライしました。

 5月9日では無く、数日後の早朝オペレーションでしたが、やはり待ち順番が3,000番台でした。こちらは「概ねの待ち時間」が7分と示されましたので、待ってみました。待ち時間が予想できたので、待つ気になったのです。

 さて、自分の順番になり、ログインしようとすると、ID登録をした際のパスワードの変更を要求されました。本パスワードといった意味なのでしょうか。
 何回かトライしましたが、変更が受け付けられません。

 当該ページを良く読むと「英大文字と小文字、および数字の組合せで9桁以上」との指示が有りました。
 その通りのパスワードを入力すると、ようやく販売画面に入れました。

 「英大文字・小文字・数字で9桁以上」というのは、最近のインターネット関連の取扱いとしては一般的な条件ですけれども、その条件表記を「もっと大きく表示してもらいたかった」と感じました。私は6~7回のトライで通過できましたけれども、3~4回の失敗で諦めてしまう方も居るでしょうし、特に高齢の方であれば、パスワードに英大文字と小文字の両方を使うことが難しいかもしれません。
 やや不親切な表記かと思いました。

 さて、チケットの申込みですが、観たい競技・種目を選択し、次々にカートに入れて行きました。

 そして、電話を掛けるといった作業を経て、ようやく、「抽選への申込み」が完了しました。

 感想としては、「相当に難しいオペレーション」であったと思います。

 短気?な人、あるいはネットでの物の購入作業に不慣れな人であれば、とてもゴール?にはたどり着けないであろうと感じました。

 知人、インターネット業界で働いている人ですが、「次に何が要求されるのか分からないので、おべーレーション中、常に不安だった」と言っていました。「抽選申し込み」の最中感じた、何とも言えない「不快感・不安感」の原因はこれだったのかもしれません。

 要は「道標が無い」のです。
 マニュアルに従って作業することに慣れているというか、説明書きに沿ってインターネットの作業を進めることが一般的な時代に、そのマニュアルが無いという事態。結局、申込期間の間、ついに「申込み作業のマニュアル・説明書」は世に出ませんでした。
 どんなゲームでも直ぐに攻略本が出る現代において、とても不思議なことだと感じます。
 
 ロボット等による「不正・大量購入」を防ぐために、マニュアルが禁じられたのかもしれませんが、マニュアル・説明書さえあれば、30段階でも40段階でも苦も無くオペレーションして行く人達でも、「五里霧中」、暗闇をとぼとぼと歩いて行くような操作は、とても不安なもので、途中で止めてしまう人も多かったことでしょう。

 おそらくは、順調な売り捌きを目指しているであろう主催者の予想より、相当申込み数が少なかったのではないかと思います。

③ ロボット、なりすましへの対応

 ネットを使用した対応においては、ロボットや「なりすまし」への対応に、ビッグイベントのチケット販売においては注意する必要がありますので、両イベントのチケット受付においても、様々な工夫が凝らされていました。

 ラグビーWC2019に付いて言えば、ID登録の難しさが印象に残りました。

 「信号機が写っている写真を全部選べ」「白い家が写っている写真を全部選べ」といった、ロボット対策の「写真選択画面」が難しいもので、確か3×3=9枚か4×4=16枚の写真から、指示された趣旨の画像を全部選択するのですが、写りの悪い写真も多く、良く見ると「隅の方に当該物が写っている」ケースも有って、私は7回目か8回目に「合格?」したと記憶しています。

 ID登録にトライした人の中には、3~4回目で諦めてしまう人も居るでしょうし、眼が悪い高齢者の皆さんには「画像選択」は、とても難しいことかもしれません。

 東京オリンピック2020の方は、抽選申込みの過程でロボット・なりすましを防ぐいくつかの工夫が、なされていました。

④ 人気の高いビッグイベントのチケット販売の難しさ

 こうした「難しいオペレーション」は止めて、もっと簡単に出来ないものか、という意見は当然出されるものと思いますが、では具体的にどうしたらよいのかということになると、対応策の選択肢はとても少ないでしょう。

 窓口での販売となれば、販売開始の1週間前、ひょっとすると1か月前から並ぶ人が出て来そうです。そうなると「チケット購入は体力と購入に時間を割けるかどうか」の勝負になってしまいます。この方法は採用できないでしょう。

 加えて、「本人確認」および「転売防止」の対策を、窓口販売方式で行うことになりそうですから、窓口における1件1件のオペレーションにも相当の時間を要することが予想されます。本人確認資料の提示やひょっとすると公的資料の提出が要求されることも有るかもしれませんから、窓口で「資料が不足している」といった理由で購入できないケースもあるかもしれません。
 「何日も並んだのに売ってくれないとは・・・」といった怒号が飛び交う窓口というのも、見たくないものです。
 窓口販売開始後も、何日もの時間を要する可能性も十分に有ります。

 こうした「悲惨」な状況を防ぐために、現代ではインターネットによる販売方法が採用されているものとは思いますが、以前から「誰もがインターネットを利用している訳では無い」という指摘も数多く出されています。

 スマートフォンの普及率も、日本全体で見れば、現時点で「ようやく5割を超えたか、まだ超えていないか」、調査によってまちまちという状況ですので、スマホ対応が出来ているから、マーケットの大半に提示・対応できていると判断するのも、早計でしょう。

 東京オリンピック2020について言えば、2019年秋には「先着順の販売」、2020年春には東京エリアでの「窓口販売」も予定されているとのことですが、これが「売れ残りチケットの売り捌き」のためのものでないことも期待されるでしょう。(主催者からは、「売れ残りの売り捌き」では無いと報じられていますが・・・)

 ラグビーワールドカップ2019について言えば、何度も何度も「待ち時間不明の長蛇の列」に並んだ経験を、心身ともに疲労した経験を踏まえれば、ネット購入には相当に抵抗を感じます。あの「あなたは○○○○番目」という表示を観るのが・・・。人生においても屈指のエンターティンメント、「ワクワクに溢れた本当に楽しい場」に行くために、難行苦行に耐えなければならない回数にも限度があるでしょう。「本末転倒」の感じもあります。
 一方で近時のネット販売では、「チケットの残枚数が少ないので、並んだ席のチケット購入は困難。複数チケットの申込みの場合には離れた席になります」といった表記もあります。せっかく観戦するのに、親しい人と離れた席での観戦しか出来ないとなれば、その楽しさは「半減」してしまいますから、とても購入する気にはなりません。
 これはもう、今後出てくる可能性が有る、各旅行会社からの「観戦ツアー」販売を待つくらいしか、方法がなさそうだと感じています。

 繰り返しになりますが、インターネットを介した販売方法以外に「何か良い方法があるのか」と問われると、当然ながら「そんな便利な方法」は無いので、今回の2大イベントのこうした対応も、止むを得ないものかもしれません。

 リアル窓口販売によって発生する可能性が有る、「1週間前から窓口に並んでいた人が体調を悪くして入院した」「並んでいる人達の夜間の騒音がひどい」「並んでいる人同士の喧嘩によって複数の人が重軽傷を負った」「並んでいる人達から出されるゴミが酷い」といった数々の「惨事」を防ぐことが出来ているとも言えるのでしょう。

 さて、この2つのビッグイベントのチケット販売において、今後留意が必要なのは、「偽チケットの排除」でしょう。
 当然のことながら、入手困難なチケットについては「偽物が登場し易い」のです。

 東京オリンピック1964の際にも、「精一杯のおしゃれをして、小学生の息子と共に開会式を観る為に国立競技場に行きましたが、入口で『このチケットは偽物です』と言われてしまい呆然と帰ってきました。自分としては大奮発して、高価なチケットを買ったつもりでいたのです。あの時の悔しさ、悲しさは忘れることが出来ません」という報道が有りました。偽物を掴まされたお母さんの辛そうな表情を、今でも憶えています。
 戦後、一生懸命頑張って、子育て他に努めてきた市井の婦人に対して、「なんて酷いことをするのだろう」と当時感じたことも憶えています。
 「人々の夢を踏みにじる犯罪」は、犯罪の中でも「最低クラス」のものであろうと思います。
(もちろん、犯罪の「悪さ度合」に上下などないのでしょうが)

 こうした「偽物」についてのリスクは、50年以上の月日を経た21世紀の今日でも、余り変わることなく存在していると思います。
 情報化社会といっても、厳然と存在するリスクなのです。

 「見たことが無いもの」に付いては、素人では「真贋の区別」がつかないのは当然のことです。
 誰も、この2大イベントのチケットは、これまで観たことが無い、あるいはネットの不鮮明な画面で少し見たことがある程度なのですから、それなりの印刷を施し、ホログラムでも付ければ、いかにも本物の様に見えることでしょう。
 1枚数万円、あるいは数十万円、時には数百万円の値が付く可能性が有る、高価なチケットですから、詐欺を行おうという輩にとっても、投資に見合う利益を生む可能性が有るものなのです。

 「本物であることの担保」については、2大ビックイベントの主催者に、是非お願いいたします。
 6月23日、阪神競馬場芝2,200mコースで開催される、第60回宝塚記念競走G1の注目馬検討です。

 メンバーが揃いました。G1ホースが6頭と豪華です。
 それも、クラシックレースの勝ち馬が並んでいます。
 やはり「夢のレース」なのです。

 一方で、このところ「なかなか勝てない」馬が並んでいるとも言えます。重賞レースの上位入着と健闘はしているのですけれども、1着が遠いのです。
 キセキは、2017年の菊花賞に勝って以後、8戦して勝てていません。
 エタリオウは、2017年の未勝利戦に勝って以降、9戦して勝てていません。(2着が7回というのも凄い感じがしますが)
 マカヒキは、2016年のニエル賞に勝ってから、10戦して勝てていません。
 スワーヴリチャードは、2018年の大阪杯に勝って以降、5戦して勝てていません。
 
 これ程のサラブレッド達が、なかなか勝てないというのも不思議なことです。
 このレースで「前走1着」はアルアイン1頭です。
 グランプリレースたる宝塚記念の出走馬に、前走1着馬が1頭しか居ないレースというのが、これまで有ったのでしょうか?とても珍しいように感じます。

 さて、注目馬です。

 第1の注目馬は、2枠2番のレイデオロ。
 前走ドバイシーマクラシックG1の6着からのコンディション作りが気になる所ですが、大レースにおける安定感という面では、この馬が「軸」でしょう。

 第2の注目馬は、8枠11番のスワーヴリチャード
 前述のように、なかなか勝てていないのですが、前走ドバイシーマCでは3着とレイデオロに先着しています。相当調子が上がってきていると観ます。

 第3の注目馬は、8枠12番のリスグラシュー。
 有力馬が目白押しですので、3番手を選ぶのはとても難しいところですが、このところの香港での安定した成績と「右回りに強そう」という点を考慮しました。牝馬の健闘に期待します。

 今回は、以上の3頭に期待します。

 マカヒキ、アルアイン、キセキといった「クラシックホース」の走りにも期待しています。
 6月20日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、2019年のNBAドラフトにおいて、ゴンザガ大学の八村塁(はちむら るい)選手が、1巡目・全体9位で、ワシントン・ウィザーズから指名を受けました。

 日本人プレーヤーが、NBAドラフト1巡目で指名されることは、史上初のことです。

 50年くらい前から、日本のバスケットボール界を観てきた立場、日本鉱業チームVS日本鋼管チームの日本一を争う試合をハラハラしながら観ていたオールドファンからすると、「夢のような話」であり、Bリーグの大盛況と共に、日本のバスケットボール界の長足の進歩を感じます。

 八村選手は、1998年生まれの21歳、富山県出身、父親がベナン人(ベナンはアフリカ西部の国、ガーナの近くです)、母親が日本人。
 身長205cm・体重108kgの堂々たる体躯を誇ります。ポジションは、パワーフォワードあるいはスモールフォワード。

 正直に言って、これまで八村選手のプレーをテレビ等で長時間眼にしたことはありませんし、1試合を通じて観たことも無い(私の情報収集力の弱さ故ですが)のですが、「NBAドラフト」という、バスケットボール発祥の国における極めて公正な物差しにより、「1巡目・全体9位」という、とてつもなく高い評価を獲得したのですから、間違いなく素晴らしいアスリートなのでしょう。

 そして、これからは八村塁選手のプレーを眼にする機会が増えそうです。本当に楽しみです。

 「夢のような話」が、現実のものとなりました。
[6月18日・女子フルーレ団体決勝・千葉ポートアリーナ]
日本45-29韓国

 2012年の和歌山ビッグホエールでの開催に続いて、7年振りの日本開催となったアジアフェンシング選手権大会最終日、日本女子フルーレチームが初優勝を飾りました。

 日本チーム(東選手、菊池選手、上野選手、辻選手)が韓国チームを45-29で下したのです。
 8点差で3人目の上野優佳選手が登場し、10連続得点を挙げて、圧勝しました。
 17歳の上野選手の素晴らしい勢いでした。

 このところ、世界でも「アジア勢」が強い種目ですから、東京オリンピック2020におけるメダル獲得に向けて期待が膨らむ大活躍です。

 この大会で日本チームは、男子フルーレ個人(敷根崇裕選手)、男子エペ個人(山田優選手―決勝で宇山賢選手との日本人対決を制しました)、男子フルーレ団体(松山選手、三宅選手、敷根選手、鈴村選手)、そして女子フルーレ団体と4種目で優勝しました。
 もちろん、強豪である中国チームや韓国チームに及ばなかった種目も有るのですけれども、フェンシング日本チームの地力は着実に向上していると感じられます。

 東京オリンピック2020に向けて、「残り1年間」の仕上げの時期が来たのでしょう。
 
[6月17日・ヤンキースタジアム]
ニューヨーク・ヤンキース3-0タンパベイ・レイズ

 先発した田中投手は、9イニング・111球を投げて、被安打2、奪三振10、与四球1の完璧な内容で完封勝ちを収めました。
 低めに球を集め、相手打者に的を絞らせませんでした。
 レイズとの首位攻防戦で披露した「快投」です。

 「100球が目途」といわれるMLBの先発投手にとって、完投勝ちは至難の技です。まして完封勝ちとなると、全ての先発投手に出来ることでは無いと感じます。
 各打者を早いカウントで打ち取って行かなければならない、相手打者に「打てる」と判断させるボールで切って取る必要があるからです。相手打者に「追い込まれると打てない」と感じさせる必要もあるのでしょう。三振も少ない球数で取って行かなければなりません。
 いつも5イニング~7イニングでブルペンと交替する先発ピッチャーでは、完投・完封は成し得ないでしょう。
 これは「+α」の能力のような気もします。

 2018年7月24日以来の「4度目の完封勝ち」ということですから、田中投手には前述のような、MLBで完投できる投球を行うことができる能力が有ることは、間違いないでしょう。
 素晴らしいことです。

 2019年シーズンの田中投手は、これまで、全体としては良い投球が出来ているのだけれども、勝ち星には恵まれないという印象でした。

 3月は1勝0敗、4月は5度登板して1勝2敗、5月は6度登板して1勝2敗、そして6月はこの試合まで3度登板して2勝1敗、計5勝5敗となっています。
 防御率は3.23と、ローテーションを守っている先発ピッチャーとしては相当良い方だと思いますが、勝ち負けは同数なのです。

 もちろん、MLBの先発投手において最も重視されるのは、登板回数と投球イニング数なのですけれども、やはり勝ち星も大切でしょう。

 田中将大投手には、この「完封」、ヤンキースでは「被安打2以下&奪三振10以上の完封劇は2002年のマイク・ムッシーナ投手以来17年振り」という極上の完封、を契機に、どんどん勝ち星を積み上げて行っていただきたいと思います。
[6月16日・女子57kg級]
川井梨沙子6-4伊調馨

[6月16日・男子フリー65kg級]
樋口黎-テクニカルフォール-乙黒拓斗

[6月16日・男子グレコローマン60kg級]
文田健一郎4-1太田忍

 東京オリンピック2020の代表の座、各階級1つの代表の座を巡って、本当に厳しい戦いが続きました。
 観ている方の胸が潰れるような、熾烈な戦いが続いたのです。

 注目の女子57kg級は、2018年12月の全日本選手権で敗れた川井選手が雪辱しました。
 川井選手が先行して、伊調選手が追い上げるという展開でしたが、最後の1秒というか0.1秒まで勝敗が分からないという戦いでした。
 伊調選手が押し、川井選手が逃げる終盤の展開の中で、川井選手の「場外」が試合時間内であったか、試合終了後であったか、とても微妙なタイミングだったのです。
 チャレンジが行われ、ビデオを含めた判定の結果、川井選手の場外は「試合終了後」であり、川井選手の勝利となりました。

 「全日本」と「全日本選抜」の優勝者が異なる階級については、7月6日(和光市体育館)で行われる「プレーオフ」で、世界選手権代表を決めることになります。
 川井VS伊調の戦いもプレーオフに持ち越されましたが、全日本での残り10秒からの伊調選手の逆転勝ち、そして選抜における残り0秒まで続いた激闘を観ると、この戦いは本当に「最後の最後まで分からない」ものとなるのでしょう。
 どうして、こんなに強いプレーヤー2人が、同じ階級に居るのかと、一レスリングファンとして感じます。(繰言です)

 男子フリー65kg級も、実力者2名による激闘が繰り広げられました。
 直近の世界選手権を制した乙黒選手がやや有利かと観ていましたが、リオデジャネイロ・オリンピック銀メダリストの樋口選手が「圧勝」しました。
 第1ピリオドの「一本背負い」に驚かされましたが、第2ピリオドに入っても攻撃の手を緩めず、次々に技を繰り出してテクニカルフォール勝ちを収めました。
 「連続攻撃」を持ち味とする乙黒選手にとっては、お株を奪われた感のある試合でした。

 この試合の乙黒選手は、珍しく消極的な印象でした。コンディションが良くなかったのかもしれません。

 樋口VS乙黒の代表争いも、プレーオフに持ち越されたのです。

 男子グレコローマン60kg級は、文田選手が太田選手を下し、全日本→全日本選抜の連勝を達成して、世界選手権代表の座を勝ち取りました。
 リオデジャネイロ・オリンピック銀メダリストの太田選手にとっては、痛恨の敗戦であり、自力での東京オリンピック2020の代表入りが遠のく結果となりました。

 太田選手は文田選手の実力を良く知っているので、「文田は間違いなく世界選手権でメダルを獲得するだろうから、この階級での東京オリンピック代表獲得は難しい。67kg級に階級を上げてチャレンジする。」と試合後コメントしました。
 凄まじい執念です。

 東京オリンピック2020代表の座を巡る、日本トップクラスのプレーヤーの皆さんの争いは、競技・種目にかかわらず「熾烈」を極めます。
 日本人アスリートであれば誰でも、東京オリンピック2020に出たいのです。

 レスリングの代表争いは、その「熾烈さ」を如実に現しているのでしょう。
[6月15日・決勝・スタッドドヌール]
ブラジル1-1日本(PK戦5-4でブラジル優勝)

 初めて決勝に進出したU-22日本代表チームは、ブラジル代表チームと90分を戦って1-1。ペナルティーキックPK戦に臨みました。

 5人目まで全員が成功した、先行のブラジルチームに対して、日本チームは5人目の選手がシュートを止められてしまい、ブラジルが5-4で勝利を掴みました。
 この大会では、何時の時代も強さを魅せるブラジルチームにとって「9度目の優勝」でした。

 試合は、ブラジルが攻め日本が守る展開となりました。

 オールコートプレスのように、とても高い位置からボールを奪いに来るブラジルチームは、奪ったボールを日本ゴール前で左右に動かし、走り込んできたプレーヤーがゴール前で仕事をするというパターンを、90分間継続しました。
 とても高いレベルのプレーであったと感じますし、ボール扱いに関する各種の技術も、さすがに「王国」と思わせるものでした。
 そして、前半19分アントニー選手が、日本ゴールを抉じ開けて先制しました。

 相当に一方的に攻められ、ブラジルゴールを脅かすようなプレーは中々できなかった日本チームですが、自陣ゴール前の守備はとても良く出来ていました。
 シュートを打とうとするプレーヤーに対する「寄せ」が速く、再三のピンチをしっかりと防いでいたと思います。
 この「自陣ゴール前エリアでの守備のスピードと予測能力」という面では、今大会のU-22チームは、相当に優れていたのではないでしょうか。

 そして、前半39分、小川航基選手がブラジルディフェンダーのミスを見逃さずにコールを挙げました。相手のパスミスをダイレクトシュートで決めた、見事な得点でした。
 このシュートは難度の高いものであったと思います。
 フォワードとしての小川選手のセンスの良さを示したプレーでした。

 後半も、ブラジルが攻め日本が守るという基本的な構図には、大きな変化はありませんでしたけれども、日本チームの「堅守」も継続されたのです。

 PK戦は、どちらのチームにもチャンスがあった訳ですが、ここは「5人全員が決めた」ブラジル代表チームに拍手を送りたいと思います。
 こうした国際大会決勝のPK戦で「5人全員が決める」ことは、ありそうで無いことでしょう。

 U-22日本代表チームは大魚を逸しました。

 これは本当に残念なことでしたけれども、これまでの代表チームが経験できなかった、「世界大会決勝の雰囲気・プレー」を肌で感じたことは、選手達、そして日本サッカー界にとっても大きな財産になったものと思います。
 
 大会を通じて見事な戦いを繰り広げたU-22日本代表チームに、大きな拍手を送ります。
 少し前の話ですが・・・。

[5月30日・グループC・第3戦]
ノルウェー12-0ホンジュラス

 緒戦でウルグアイチームに1-2、第2戦でニュージーランドチームに0-2と敗れて、後が無くなったノルウェーチームが、第3戦で歴史的な大勝を挙げました。

 試合開始7分、身長191cmの長身フォワードFWアーリング・ブラウト・ハーランド選手が先制ゴールを挙げると、続く20分にハーランド選手が追加点、30分にはレオ・オスティガード選手が3点目をゲットして、ノルウェーの一方的なゲーム展開となりました。
 各グループ3位のチームの中から決勝トーナメントに進出するチームを決める条件として、「得失点差」も重要な要素ですから、ノルウェーとしては「いくらでも得点が欲しい」状況でもあったのです。

 さらに前半36分にはハーランド選手がハットトリックを達成し、43分にもハーランド選手がこの試合4点目を挙げて、前半を5-0とリードしたのです。

 後半になってもノルウェーチームの攻勢は留まる所を知らず、加えてホンジュラスチームに退場者が2人出て、ゲームは歴史的な大量点となってしまったのでしょう。

 ハーランド選手の「1試合9得点」は、21世紀の世界一を決める国際大会としては驚異的な記録です。他に例が無いのではないかと思います。

 この大勝によりノルウェーチームはグループCにおいて「3位・勝点3・得失点差+8」を示現しましたけれども、各グループ3位の決勝トーナメントに向けての比較の中では、他グループの3位チームが全て勝点4でしたので、勝ち抜けはなりませんでした。
 ノルウェーチームにとっては、とても残念な事であったと思います。
 ペブルビーチ・ゴルフリンクスを舞台に開催されている、第119回全米オープンゴルフ大会は、「カリフォルニアの青い空」は無く、曇天の3日間のラウンドを終えて、最終日を迎えることとなりました。

 最高気温で観ると、先週は26℃あったものが、トーナメント2日目には12℃、3日目も14℃と、この時期としては肌寒い気候でしたが、一方で、とても穏やかなラウンドが続きました。
 風が強い時のペブルビーチは、とても難しいのですけれども、今回の第3ラウンドまでは、微風と言っても良い状況であったと思います。(もちろんリンクスコースですから無風という訳には行かず、ときには5m位の風は吹いたのですが、「ペブルビーチとしては」穏やかな環境でした)

 さて、3日目を終えてのトップ10は、

・1位 ウッドランド選手 11アンダーパー
・2位 ローズ選手 10アンダー
・3位タイ ケプカ選手 7アンダー
・3位タイ リービー選手 7アンダー
・3位タイ ウーストヘイゼン選手 7アンダー
・6位 マキロイ選手 6アンダー
・7位タイ クーチャー選手 5アンダー
・7位タイ ハドリー選手 5アンダー
・9位タイ ウィレット選手 4アンダー
・9位タイ マクドゥエル選手 4アンダー
・9位タイ ラーム選手 4アンダー
・9位タイ ステンソン選手 4アンダー
・9位タイ ウォレス選手 4アンダー

 となっています。

① 優勝スコア予想→10~11アンダーパー

 メジャートーナメントですから、最終日にはスコアが伸びないのが通常です。ましてや、最も難しいセッティングの全米オープンですから、現在トップのスコアである11アンダーで、最終日最終ホールをクリアできれば、優勝の可能性は相当高いと見るのか妥当です。

 3日目まで非常に穏やかなペブルビーチ、いわば「借りてきた猫」のような様子でしたから、最終日に少しでも「牙を剥けば」、優勝スコアが下がる可能性が高いので、10アンダーの可能性もあるでしょう。

② 優勝候補

 優勝候補の1番手は、ゲイリー・ウッドランド選手です。スコアを伸ばしていくことが、とても難しい全米オープンの最終日ですから、3日目終了時点でトップに立っている選手が優勝候補筆頭であることは、自然なことです。

 優勝候補の2番手は、ジャスティン・ローズ選手です。前述と同様の理由で、3日目終了時点で2位の選手が、優勝候補次席となります。
 今回は「単独2位」であり、タイスコアの選手が居ませんので、明確な優勝候補2番手であると考えます。

 ウッドランド選手とローズ選手の比較ですが、3日目のラウンドの内容を観ると、ウッドランド選手に「ミラクルなプレー」がいくつか観られました(12番ホールのチップインや14番ホールの10m以上のパッティングが入ったことなど)ので、こうした「ミラクルなプレー」が連日続く可能性は低いと考えれば、優勝候補1・2番手の差は小さいと見るのが妥当でしょう。

 ウッドランド選手とローズ選手は最終日・最終組で「互角」の優勝争いを繰り広げると思います。

 優勝候補の3番手は「居ない」というのが、冷静な見方でしょう。

 現時点で3位タイのプレーヤーのスコアは7アンダーですから、優勝スコアを11アンダーとすれば、全米オープンの最終日、スタート時点でトップ10に入っている選手が「4アンダー以上のスコア」を叩き出す可能性は極めて低いてしょう。

 もし、3日目を終えて7アンダーパー以下のプレーヤーが、上位の2選手を捕えることがあるとすれば、ウッドランド選手とローズ選手が共にスコアを大きく崩した時に限られます。
 少なくとも、メジャータイトルホルダーであり、オリンピック金メダリストでもあるジャスティン・ローズ選手が、その精神力と経験をベースにしたプレーを展開すれば、スコアを大きく崩すというのは考えにくいところです。

 「何が起こるか分からない」と言われるメジャー大会ですが、実際のところは、大逆転優勝など滅多に起こりませんし、優勝者が「3日目を終えて首位から3打差以内のプレーヤー」から出る可能性がとても高いことは、皆さん良くご承知の通りです。

 世界トップクラスの選手達が、「スコア維持」の為に、世界最高の技と精神力を駆使して闘うのが、全米オープン最終日のラウンドなのです。
 そして、その戦いはとても味わい深いものなのでしょう。

 従って、優勝候補の3番手は居ないと観ているのですが、上位の2選手が大崩れした時に、どの選手が優勝に近いかということであれば、ブルックス・ケプカ選手とルイ・ウーストヘイゼン選手でしょうか。
 共にメジャータイトルホルダーであり、粘り強いプレーが持ち味です。

 114年振りの「全米オープン3連覇」を目指すケプカ選手にとっては、3日目までの「穏やかなコンディション」が想定外であったろうと感じます。
 通常の全米オープンの様に3日目を終えてアンダーパープレーヤーが10名以内というトーナメントとなれば、ケプカ選手が狙う最終日となったのでしょうが、今大会ここまでは26名のプレーヤーがアンダーパーであり、ケプカ選手にとっては「良いスコアが出過ぎている」ように観えます。

 我らが松山英樹選手は、3日目に7.バーディを奪い、スコアを1つ伸ばしました。
 7つのバーディを奪いながら、スコアが1つしか伸びないのは、コースのセッティングが難しいからであり、スコアを伸ばすためにアグレッシヴなプレーを展開すれば、バーディも取れるがボギーやダブルボギーも出るのが「全米オープンのセッティング」なのです。

 「堅実にパーを積み重ねる安全第一のゴルフをしながら、ここぞというチャンスで1つか2つのバーディを実らせ、1ラウンドで1打伸ばすプレー」を選択するのか、「攻め捲り、多くのバーディと多くのボギーを交錯させて1打伸ばすプレー」を選択するのかは、全米オープンに挑むプレーヤーの戦略判断そのものです。
 もちろん、全米オープンにおいて「1ラウンドで5打伸ばそう」とすれば、後者の戦略を採用し、ボギー・ダブルボギーを最小限に抑えるというラウンドを示現する以外にはありません。

 さて、本ブログでは何度も書いていますが、総合的に観て「世界最高のアイアンショットメーカー」であろうジャスティン・ローズ選手の、最終日のプレーに注目しています。
 今大会は2~3m位のパッティングも堅実ですから、2013年以来2度目の全米オープン制覇も、夢では無いでしょう。
[5月30日・第1戦・スコティアバンクアリーナ]
ラプターズ118-109ウォリアーズ

[6月2日・第2戦・スコティアバンクアリーナ]
ウォリアーズ109-104ラプターズ

[6月5日・第3戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ123-109ウォリアーズ

[6月7日・第4戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ105-92ウォリアーズ

[6月10日・第5戦・スコティアバンクアリーナ]
ウォリアーズ106-105ラプターズ

[6月13日・第6戦・オラクルアリーナ]
ラプターズ114-110ウォリアーズ

 終始ファイナルをリードしたラプターズが、4勝2敗でウォリアーズを下し、初優勝を飾りました。
 カナダのチームによるNBAファイナル制覇は史上初、ラプターズはチーム創設24シーズン目の栄冠でした。

 故障者が多いとはいえ、プレーオフの勝ち上がりの様子や「ファイナルの戦い方をよく知っている」ことから、戦前は「ウォリアーズが優位」との見方が多かったと思いますが、ラプターズはシリーズを支配しながら押し切りました。
 見事な戦い振りであったと感じます。

 シリーズの流れを決めたのは、第1戦と第3戦であったと感じます。

 第1戦はラプターズのホームゲームでした。
 このゲームでは、エースのカウアイ・レナード選手が43分、パスカル・シアカム選手が39分、カウル・ラウリー選手が36分の出場と大車輪の活躍でしたが、ウォリアーズも、ステフィン・カリー選手の40分、ドレイモンド・グリーン選手の40分、クレイ・トンプソン選手の39分の出場で対抗しました。
 両チームともに主力選手が相応の活躍を魅せたのです。

 そうした「互角」の展開の中で、前半を10点リードで折り返し、後半のウォリアーズの追い上げを凌いで9点差で勝利しました。
 堂々たる内容の勝利でした。
 このゲームで、ラプターズは「やれる」という手応えを感じたのではないでしょうか。
 逆にウォリアーズは、ラプターズの力量、想定以上の力量を感じたのではないでしょうか。

 第2戦をウォリアーズが取っての第3戦、ウォリアーズのホーム・オラクルアリーナでのゲームが、今シリーズの天王山であったと感じます。
 ラプターズはこのゲームを「終始リードして14点差で勝ち切った」のです。
 過去5シーズンのファイナルにおいて、ウォリアーズがこれだけ一方的に敗れたことは無かったと思います。
 ラプターズが「力の差を示した」ゲームということになります。

 ラプターズ3勝1敗で迎えた第5戦、最終盤にウォリアーズは3ポイントシュートを3連続で決めて106-105と「1点差」で逆転勝利を収めました。「首の皮一枚残った」と報じられましたが、これが今ファイナルのウォリアーズの「精一杯」のプレーであったことは、第6戦の内容と結果が示しています。
 3連覇を目指したウォリアーズのファンにとっては、本当に残念なシリーズとなってしまいました。

 ファイナル2019のMVPは、カウアイ・レナード選手でした。
 シリーズ平均得点28.5など、ファイナルを通して歴代のレジェンド達と肩を並べる数字を残したことも素晴らしいのですけれども、何と言っても、チームの大黒柱として、プレーオフを通じて安定した働きをしたことが、高く評価されるべきでしょう。
 堂々たるMVPだと思います。

 ラプターズは「王者」ウォリアーズに完勝しました。

 ファイナルで観れば、2014年から2018年のNBAは「ウォリアーズの時代」でした。
 今回の優勝が、「ラプターズの時代」の到来を意味するものなのかどうかの判断は、来季のプレーオフを待たなくてはならないのでしょう。


[6月13日・トロピカーナフィールド]
ロサンゼルス・エンゼルス5-3タンパベイ・レイズ

 第一打席で、今シーズン第8号ホームランを左中間スタンドにライナーで叩き込んだ大谷選手は、第2打席で左中間2塁打、第3打席に1塁手の頭上を抜ける3塁打(スライディングしなくとも3塁を陥れたスタンドアップ・トリプル)と畳み掛け、第4打席をセンター前ヒットとして、サイクル安打を達成しました。4打数4安打での、綺麗な達成でした。

 日本出身プレーヤーとしてMLB史上初の「快挙」と報じられています。
 また、MLB史上326人目の記録とも報じられました。

 第1打席のホームランに良く現れていますが、「バットヘッドが下がらなくなって」きましたから、6月半ばに至って、大谷選手の調子が相当上がってきていると感じます。

 故障・手術明けのプレーヤーとして、5月7日に復帰した大谷選手ですけれども、当然のことながら、「試合に耐えうる体作り」「試合勘の回復」「長期連戦の移動負担への対応」「外角攻め・内角攻め・左投手起用の様な相手チーム・投手の大谷対策への適応」といった、とても難しい多くの課題に一歩一歩取組んできたのです。

 何しろ、舞台が世界最高のベースボールのフィールドですから、その困難さは半端なものではありません。いかに大谷選手を持ってしても、コンディションを上げて行くのは、とても難しいものだったと考えるのが妥当でしょう。

 5月の復帰当初は「バットヘッドが下がり気味」で、投球がそのバットの下に当たることが多かったため「凡ゴロ」の山を築いていた印象でした。

 これは、現役時代のイチロー選手や松井秀喜選手にも共通していると感じますが、「調子が良い時にはバットが地面と水平に振られているように観える」のです。
 これは、投球の高低にかかわらず「水平に観える」のが深遠なところです。

 大谷選手の復帰後2週間位までは、バットヘッドがかなり下がっていました。
 復帰後1ヵ月位で、だんだん上がり始めました。
 そして、このゲームの第1打席のホームランは、水平に近いスイングになっていたと感じます。「あとバットヘッドの太さ1本分位・10cm位」バットヘッドが上がって出てくるように観えてくれば、完全復調なのではないかと、勝手に考えています。
 頭書のサイクル安打は、完調まであと少しというところで実現されているのでしょう。

 少しずつ、しかし着実に、自らのコンディションを良い方向に持って行き、その途中経過時期・まだまだ調子が上がっていない時期においても、ホームランを始めとして相応の成績を残しているところ、そして「完全復帰に向けての努力中の苦労・苦心をファンには少しも感じさせない」ところが、大谷翔平選手の凄いところだと思います。

[6月12日・準決勝・スタッドドラットル(フランス)]
日本2-2メキシコ(PK戦5-4で日本の勝利)

 90分の戦いの中で、2度リードを許した日本チームが、2度追いつき、ペナルティーキックPK戦で勝利を捥ぎ取りました。
 U-22日本代表チームとしては、史上初めての決勝進出となり、6月15日、U-22ブラジル代表チームとのゲームに臨むことになります。

 所謂「オリンピック世代」のチームとして、本当に素晴らしい戦いを演じてくれていると思います。

 前半を0-0で折り返しての後半5分、メキシコ代表チームのヘスス・ゴディネス選手にヘディングシュートを決められた時には、やや苦しい試合になるかと思われましたが、後半27分、相馬勇紀選手がメキシコゴール前の攻防からシュートを決めました。
 日本チームの波状攻撃、連続シュートが実ったのです。

 ところが、後半41分エドゥアルド・アギーレ選手に再びヘディングで押し込まれ2点目を喫しました。
 メキシコチームのクロスからのヘディングは、クロスの精度といい、シュートの威力・正確さといい、とてもハイレベルなものでした。トゥーロン国際大会の上位常連チームの強さと言っても良いのでしょう。

 失点の時間帯からしても、さすがに万事休したかに観えましたが、後半44分、自陣からのパスを受けた小川航基選手が、ゴールキーパーとの1対1からメキシコゴール右隅に冷静に流し込み、再び同点としたのです。
 U-22日本代表チームの高い技術力・精神力を示す、美しいゴールでした。

 2-2の同点からのPK戦も互角の様相でしたが、メキシコの4人目のキックが、ゴール向かって左のポストに当たって跳ね返り、ゴールはなりませんでした。

 両チームが持ち味を存分に発揮した好ゲームでした。
 最後は、サッカーの神様が勝敗を決めた様にも感じられました。

 さて、U-22日本代表チームは、グループステージGS緒戦でイングランド代表チームを2-1で破り、第2戦でチリ代表チームに6-1と大勝、第3戦のポルトガル代表チームとのゲームは0-1で落としましたけれども、圧倒的な得失点差でグループ1位となり決勝トーナメントに進出し、準決勝を勝ち抜けたのです。

 そして、ブラジル代表チームと「世界一」を争うこととなりました。
 会場のスタッドドヌールは、GS第2戦でチリに大勝した、いわば相性の良い舞台です。

 若きカナリア軍団を相手に、思う存分戦っていただきたいものです。
[6月12日・札幌ドーム]
日本ハム2-1広島

 9回表、広島カープの攻撃。
 日本ハムのマウンドは石川直也投手。
 広島は、先頭の鈴木誠也選手がライト前ヒットで出塁し、バントで送って1死2塁、同点のチャンスを創りました。
 続く、磯村嘉孝選手は空振りの三振。
 続く、小窪哲也選手が四球を選んで、2死1・2塁とカープにとっては逆転を狙える形となりました。
 そして続く、會澤翼選手は強い当たりの3塁ゴロ、これをファイターズの平沼翔太選手が捌いてゲームセットとなりました。

 この間、各打者は良く粘り、石川投手はフォークボールとストレートを巧みに配して、手に汗握る攻防が続いたのです。
 緊張感あふれる終盤でした。

 そしてこの間、この試合に先発した吉田投手の様子、ベンチ内での様子も度々映し出されました。
 平静な様子に観えましたが、当然のことながら緊張していたのでしょう、ゲームセットの瞬間は「ホッとした」様子でした。

 セントラルリーグ首位を走る広島カープ相手の試合でもあり、終盤に逆転されても何の不思議も無かったギリギリの戦いでしたが、ここを凌ぎ切ったところに、吉田投手の「星の強さ」を感じると言ったら、やや大袈裟な見方でしょうか。

 さすがに、「もってる」のでしょう。

 5イニング・84球を投げて、被安打4、奪三振4、与四死球2、失点1という立派な初登板でした。
 そして、リリーフ陣の好投やバックの好守備もあって、「初勝利」にも結び付いたのです。

 昨夏の甲子園大会と同様に、「ホップするように見えるストレート」は、今回はプロの世界でも通用しました。(本ブログの2018年8月22日付の記事「[夏の甲子園2018] 金足農・吉田輝星投手の投球は21cmも上に到達する。」をご参照ください)
 今後の相手打者・相手チームの研究・慣れを乗り越えて、このストレートでどこまで戦って行けるのか、本当に楽しみです。

 最後の打者、會澤選手の3ゴロを平沼選手が捌き、ゲームセットとなった瞬間の、日本ハムのキャッチャー・石川完選手のバンザイが、チーム全体の喜びを表現していた好ゲームでした。
[2019年6月11日・エンゼルスタジアム]
ロサンゼルス・エンゼルス5-2ロサンゼルス・ドシャース

[2004年6月19日・ドジャースタジアム]
ニューヨーク・ヤンキース6-2ロサンゼルス・ドジャース
(MLB日本人対決・第1号ホームランが生まれたゲーム)

 ドジャースの前田健太投手が先発したインターリーグの1戦、6月11日のエンゼルス戦の1回裏、エンゼルスの3番DH・大谷翔平選手が、右中間スタンドにホームランを放り込みました。

 前田投手の失投というか、甘く入った変化球をキッチリと弾き返した、大谷選手にとって快心の当りであったと思います。
 このホームランは、初速が174km/h、飛距離が127mと報じられています。
 2019年シーズンの大谷選手のホームランの飛距離は2018年と比べてやや落ちていますが、どうやら「強振」していないように観えます。
 このホームランも、しっかりと芯で捕えていて、スイング自体は「軽く」振っているようにさえ観えました。「強振せずに右中間スタンドに運ぶ」というのは、2019年シーズンの大谷選手のテーマのひとつなのかもしれません。

 さて、冒頭に2004年のインターリーグ、ドジャースとヤンキースの試合結果を表記しました。
 このゲームの1回表、ヤンキースの松井秀喜選手が、ドシャース先発の野茂英雄投手からホームランを放ったのですが、このホームランが「MLBにおける日本人選手対決の第1号」だったのです。

 野茂投手の投じたフォークボールを上手く拾い上げた印象の打球は、ライトポール際ギリギリに入る3ランホームランとなったのです。結局この3ランを含めて1回に4点を挙げたヤンキースが、この試合を押し切っています。

 松井選手にとっては2004年シーズンの第12号ホームランでした。
 6月19日時点で12号ですから、やはり長距離ヒッターとしての存在感を示していたことになります。

 一方、この試合の5回裏に、野茂投手もレフトスタンドにホームランを放っています。
 「ガツン」と打った感じの、飛距離十分のホームランでした。

 「MLB日本人選手第1号ホームラン」という記録、「永遠不滅の大記録」保持者・野茂投手の意地の一発というところですが、野茂投手は打つ方でも素晴らしい能力を保持していたことがよく分かります。

 MLB日本人対決の組合せは、他にも色々と可能性があったのでしょうけれども、「野茂VS松井」という、重量級対決というか、看板選手対決から「第1号」が生まれていることは、「いかにも」という感じもします。

 確かに、MLBの日本人投手として最も多くの勝ち星を挙げている野茂投手と、日本人野手として最もホームランが似つかわしい打者の松井選手の対決から、「日本人対決・第1号」が生まれるのは、自然な感じがしますが、この件については、どうやらそうでも無さそうです。
 というのは、ドシャースとヤンキースの対決は、21世紀においては滅多に観られないものだったからです。

 もともと、東海岸を代表するチームであるヤンキースと、西海岸を代表するチームのドジャースは、20世紀においては11度もワールドシリーズで相まみえ、激闘を繰り返していたのです。「MLBの看板カード」といっても良い存在だった訳です。
 ところが21世紀になってからは、ドジャースがなかなかワールドシリーズに進出できないこともあってか、リーグの異なる両チームの対戦はめっきり少なくなっていたのです。(毎年のインターリーグでも相手リーグのどのチームと当たるかは、様々な要素により決められますので、ヤンキースとドジャースの対戦が長い間組まれなかったということになります)
 冒頭の2004年6月19日のゲームは、何と「24年振りのドジャースVSヤンキース」の一戦だったのです。

 その「滅多に戦うことが無いチーム同士の対戦」において、先発投手のローテーションも合って、当然ながら「たまたま」松井VS野茂が実現し、その第1打席で松井選手がホームランを打ったというのですから、これは野球とベースボールの神様が組み上げた「奇跡の一発」と観た方が良さそうです。

 松井選手は、このゲームの第2打席・第3打席で連続三振を喫しています。野茂投手のフォークにきりきり舞いという印象でした。
 野球・ベースボールを通じて圧倒的な威力を魅せた「野茂のフォーク」は、なかなか打てないものなのです。(そうでなければ、両リーグでのノーヒッターなど達成できる筈が有りません)

 その「野茂のフォーク」を、松井選手は第一打席でホームランにしています。
 おそらくは「ボール1~2個分高めに来たフォーク」だったのでしょうが、それでもキャッチャーまで届くときにはワンバウンドしそうな投球を拾い上げた松井選手の打撃は、対野茂英雄ということであれば、「生涯最高のスイング」だったのかもしれません。

 さて、話を2019年に戻します。

 6月11日のゲームで、大谷選手が前田選手から放ったホームランは、「MLB日本人対決・第8号」と報じられました。
 「16シーズン・15年間で8本目」なのですから、やはり、日本人対決でホームランを観るのは、何時の時代も至難の技ということなのでしょう。

 現在、野手の日本人プレーヤーでレギュラーを張っているのは大谷選手だけです。
 
 「日本人対決」の機会を増やすためにも、日本人野手のMLB挑戦が増えてほしいものだと改めて思います。(1ファンの勝手な要望です)
 第46回コパ・アメリカ(南米選手権)大会は、2019年6月14日~7月7日、ブラジルを舞台に開催されます。
 コパ・アメリカ2019ブラジル大会です。

 今大会は、南米サッカー連盟に所属する10か国の代表チームと、ワールドカップ2022の開催国カタール代表チーム、そして我らが日本代表チームの12チームが参加します。

 グループステージの組分けは、以下の通り。

[グループA]
・ブラジル
・ボリビア
・ベネズエラ
・ペルー

[グループB]
・アルゼンチン
・コロンビア
・パラグアイ
・カタール

[グループC]
・ウルグアイ
・チリ
・エクアドル
・日本

 このグループステージの各組2位以上に、各組3位の3チームの内上位2チームの、計8チームが決勝トーナメント・ノックアウトステージに進出することになります。
 決勝は、7月7日、ブラジルサッカーの総本山・マラカナンスタジアムで行われます。
 
 日本チームの参加も注目されますが、やはり「メッシのアルゼンチン代表チーム」が、主要国際大会で初めて優勝できるかどうか、が今大会最大の見所でしょう。

 21世紀における世界最高のフォワードFWプレーヤーとして、クリスティアーノ・ロナウド選手と共に「双璧」とされる名プレーヤーです。
 リオネル・メッシ選手が、世界サッカー史上屈指の名FWプレーヤーであることに、異論を差し挟む人はとても少ないでしょう。

 さて、そのメッシ選手がナショナルチームを率いて、まだ主要な国際大会で優勝したことが無いのは、とても意外なことです。
 
 一方の雄、ロナウド選手も長く主要な国際大会で優勝できなかったのですが、2016年の欧州選手権(ユーロ)でポルトガルチームの中心選手としてついに優勝し、先日は第1回UEFAネーションズリーグも制しました。
 クリロナのポルトガルは、欧州サッカー史に輝かしい足跡を残しているのです。

 こうなると、残るはメッシのアルゼンチンということになるでしょう。

 6月7日、「メッシのアルゼンチンチーム」はニカラグアチームとの親善試合に臨み、5-1で大勝しました。メッシ選手も前半に2ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献しています。

 どうやら、コパ・アメリカ2019に向けて、メッシ選手は好調をキープしているようです。

 2014年のワールドカップ・ブラジル大会と2015年のコパ・アメリカ・チリ大会では、メッシのアルゼンチンチームは準優勝しています。
 どちらの大会でも、決勝で敗れたメッシ選手には悔しさが溢れていました。
 特にチリ大会決勝において、チャンスを決め切れなかった時、チリゴール前の芝生に顔を埋めて、しばらく起き上がれなかったシーンは記憶に新しいところです。この大会の後、メッシ選手は一度「代表引退」を表明しています。
 その後、メッシ選手が代表チームに復帰したことは、皆さんご承知の通りです。

 今度こそ、7月7日のマラカナンスタジアムで、メッシ選手の満面の笑顔を観てみたいものです。

[6月9日・ポルトガル・ポルト]
ポルトガル1-0オランダ

 栄えある第1回UEFAネーションズリーグの優勝は、ポルトガルチームでした。
 この大会が続く限り、第1回大会優勝チームは永遠に語り継がれることでしょう。

 アウェイのオランダチームがどのような戦いを繰り広げるのか注目された試合でしたが、内容を観る限り、ポルトガルチームが「押し続けた」ものとなりました。

 前半のシュート数、ポルトガル11:オランダ1に端的に現れているように、ポルトガルが攻め立て、オランダが守る展開となりました。
 ポルトガルチームは、ウィリアム・カルバリョ選手やジョゼ・フォンテ選手、ブルーノ・フェルナンデス選手、そしてクリスティアーノ・ロナウド選手らがシュートを浴びせかけましたが、オランダチームのディフェンスDF陣が良く守りました。

 特に、ゴールキーパーGKのヤスパー・シレッセン選手の好セーブは、オランダチームの危機を何度も救いました。

 攻めに攻めるポルトガルチームに先取点が入ったのは後半15分、ゴンサロ・グエデス選手の強烈なミドルシュートがオランダゴールに突き刺さりました。ベルナウド・シウバ選手からのパスを見事に生かしたのです。
 さすがのGKシレッセン選手も、如何ともしがたいシュートでした。

 この後、オランダチームも反撃に出ましたが、ポルトガルのゴールを割ることは出来ず、ポルトガルがこのまま押し切りました。

 オランダの戦略としては、後半30分までは0-0を堅持し、ラスト15分で乾坤一擲の攻めを披露するものだったように感じられますが、オランダがこれ程に守備的なゲームを展開した理由には、以下のようなものが考えられます。

① ポルトガルチームの完全なホームゲームであったこと

 あたりまえのことですが、観客の大声援がポルトガルに勢いをもたらすのです。

② 準決勝から中2日のオランダと中3日のポルトガルの疲労残りの差

 オランダチームは6月6日に準決勝、それも延長戦を戦い、ポルトガルチームは6月5日に「快勝」の準決勝を戦っています。このレベルのチームにとって、この1日+αの差は、フィジカル面でとても大きなものでしょう。
 オランダとしては、ラスト15分に勝負をかける為に「力を貯める」ことにしたのではないでしょうか。

③ クリスティアーノ・ロナウド選手の存在

 好調な時のロナウド選手は、普通の一流選手(変な言い方ですが)なら得点確率20%位のシュートを80%に引き上げる力を発揮します。「手が付けられない存在」なのでしょう。
 このゲームでも、オランダのファン・ダイク選手らが、ロナウド選手を止める為に腐心していました。
 しかし、現在のポルトガルチームは、ロナウド選手が抑え込まれた時の戦い方を熟知しています。オランダにとっては、とても難しい戦いだったことでしょう。

 2016年の欧州選手権(ユーロ)を制したポルトガルは、2019年にネーションズリーグも制しました。「欧州NO.1」の座を、より強固なものにした形です。

 「フェルナンド・サントス監督のポルトガル代表チーム」の完成度は、とても高くなっています。

 ユーロ連覇に向け、ポルトガルの戦いが続きます。

 第119回全米オープンゴルフ選手権大会が、6月13日~16日、アメリカ合衆国カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスを舞台に開催されます。

 全米オープンは、1895年に開始された、世界屈指のナショナルオープン大会であり、世界四大メジャートーナメントのひとつであり、コースの難易度が最も高いメジャートーナメントでもあります。

 今年の舞台、ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、1972年、1982年、1992年、2000年、2010年に続いて6回目の全米オープン開催となります。

 「6回」というのは、オークモント・ゴルフクラブの9回、バルタスロール・ゴルフクラブ・ローワーコースの7回、オークランドヒルズ・カントリークラブ・サウスコースの6回、ウイングドフット・ゴルフクラブウエストコースの5回、シネコックヒルズ・ゴルフクラブの5回、と共に、「全米オープン開催コース」として「定着」しているコースのひとつです。
 さらに言えば、バルタスロールGCやオークランドヒルズCCが、近時は舞台となっていないことと比較すれば、「20世紀から21世紀にかけて、継続して全米オープンの舞台となっている」ゴルフ場のひとつなのです。(既に、2027年の第127回大会の舞台にも内定しています)

 「ペブルビーチ」は、「狭いフェアウェイと懲罰的な深く濃いラフ、そして箱庭的な佇まい」という典型的な全米オープンのコースである「オークモント」と比べれば、おおらかな感じで距離が有り(21世紀のコースとしては短い方に入るのですげれども)、フェアウェイFWのすぐ横まで海が在り、風の強い日であれば18番ホールなどは「飛沫がFWにもかかる」というコースです。
 カリフォルニアの明るい陽射し、真っ青な空、碧い海、白く打ち寄せる波頭。大きな波しぶきがFWの半ばまで飛ぶ姿は、ペブルビーチの名物と言って良いのかもしれません。他の全米オープン開催コースとは異なる、ペブルビーチ独特の「絵」がここかしこに溢れています。

 一方で、「リンクス」という呼称から、全英オープン開催コースに近いかと言えば、それも違っていると思います。
 ドックレッグの形状やラフの在り様がスコットランドやイングランドのリンクスコースとは相当異なりますし、FWの芝の様子やグリーンのコンディションは、まさにアメリカ合衆国のコースという面持ちです。
 また、全英オープン大会で、海の飛沫がFWに、眼に見える量・形で飛んでいるというシーンをこれまで観た記憶がありませんので、「海との距離-水平距離・垂直距離」共に、ペブルビーチは全英オープン開催コース比、とても近いのではないかと思います。

 つまり、ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、アメリカ合衆国で造られ、時代と共に、ファンの思いも乗せて成長した、「アメリカンリンクス」とでも呼ぶべきゴルフ場なのでしょう。

 また、「ペブルビーチ」は、マスターズトーナメントの会場である「オーガスタナショナル」や、全英オープン大会の会場のひとつである「セントアンドリュース」らと並んで、世界で最も著名なゴルフ場のひとつです。
 結果として、ゲームのソフトウェアに登場する頻度も、最も多いゴルフコースでしょう。
 ホール毎の形状・景色の違いがダイナミックで、とても美しいので、おそらくはゲームソフトにぴったりなのです。

 ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、1972年に初めて全米オープンの舞台としてデビューしました。今から47年前のことです。
 テレビ画面で、初めてこのコースを眼にした時、その従来の全米オープン開催コースとの余りの違い、その「非日常性」に驚かされました。
 そして、この大会はジャック・ニクラウス選手が優勝しました。

 強風吹きすさび海が至近のショット、確か195ヤード位の距離であったと思いますが、ニクラウス選手はこれを4番ウッド(バフィー)で狙って行きました。
 メジャートーナメント、1打が重いメジャートーナメントで、大変な「冒険」だと感じました。低く打ち出されたショットは、空中で大きく曲がりましたが、きっちりとグリーンを捕えました。凄いショットでした。(全て私の記憶ですので、間違っていたらご容赦ください)

 まだ本物の木(パーシモン製)だった4番ウッドや、いくら風が有るとはいえ、195ヤードを4番ウッドで打っていくところなど、隔世の感が有りますが、本当に素晴らしいプレーをテレビで観させていただきました。

 ちなみに、1972年の優勝賞金額は30,000ドルでした。当時の為替レートは1ドル305円位でしたから、9,150,000円位です。現在の優勝賞金額は180万ドル位でしょうから、1ドル110円として1億9800万円となりますから約20倍、こちらも隔世の感が有ります。
 PGAツアーの賞金額は、急激に上がったのです。

 さて、振り返ってみると、ペブルビーチで開催された全米オープンでは、「時代時代を代表するプレーヤー」が勝利を収めていることが多いと感じます。
 1972年がジャック・ニクラウス選手、1982年がトム・ワトソン選手、2000年はタイガー・ウッズ選手が優勝しているのです。

 さて、2019年大会は誰が優勝を飾るのでしょうか。
 6月1日、2019年のダービーステークスがイギリスのエプソム競馬場(左回り芝コース・約2,410m)で行われました。

 もとより、「ダービー」はイギリス発祥のレースですから、本家のレースをイギリスダービーや英ダービーというのも不自然。本来なら「Theダービー」とでも呼びたいところですが、あまり一般的な呼び方では無いので、本稿では「ダービーステークス」と呼ぶことにします。

 さて、レース結果です。

1着 アンソニーヴァンダイク 2分33秒38
2着 マッドムーン 1/2馬身差
3着 ジャパン ハナ差
4着 ブルーム 短アタマ差
5着 サードラゴネット 短アタマ差
6着 サーカスマキシマス 4と1/2馬身差

 アンソニーヴァンダイクが快勝したレースですが、このレースには大きな特徴が3つあります。

① エイダン・オブライエン厩舎の「7頭出し」

 全13頭が出走したダービーステークス2019ですが、過半の7頭がエイダンA・オブライエン厩舎でした。
 イギリス競馬界におけるA.オブライエン厩舎の影響力は、減ずるどころか益々増大している印象です。(本ブログの2018年2月17日の記事「[競馬コラム201] エイダン・オブライエン調教師の凄さ」をご参照ください)

 ちなみに、このレースの1着、3~6着はA.オブライエン厩舎所属でした。
 逆に言うと、「7/13頭も出して優勝できなかったとすれば」、とても残念ということかもしれません。

 ちなみに、5月4日に行われた2000ギニー競走2019も、A.オブライエン厩舎のマグナグリーシアが優勝しています。

② アイルランド馬の強さ

 そもそも、A.オブライエン厩舎がアイルランドの厩舎ですので、結果としてこうした傾向になるのですけれども、このレースの1着・2着・4~6着はアイルランド馬でした。上位6頭では3着のジャパンだけがイギリス馬です。
 もともとアイルランド馬はとても強かったのですけれども、21世紀になって一層この傾向が強くなっているように観えます。

③ ガリレオ産駒の強さ

 2001年のダービーステークスと愛ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制したガリレオは、2010年代のイギリスとアイルランドのリーディングサイアーを連続して獲得している大種牡馬ですが、今年のダービーステークスでも、1着のアンソニーヴァンダイクや3着のジャパンがガリレオ産駒です。

 欧州競馬における、種牡馬としてのガリレオの存在感は、日本におけるディープインパクト以上のように感じられますが、21歳になった現在でも、その力はいささかも衰えていないという印象です。
 特に、2,400mのレースに強い感じがします。

 1780年に始まり、今年2019年で第240回!を数えるダービーステークスですが、決して「古ぼける」ことがなく、21世紀になっても、欧州の競馬、あるいは世界の競馬を牽引する存在であり続けているところが、「さすが」です。

[6月5日・ポルトガル・ポルト]
ポルトガル3-1スイス

[6月6日・ポルトガル・ギマランイス]
オランダ3-1イングランド(延長戦)

 UEFAネーションズリーグの最上位グループである「リーグA」のグループステージGSが始まったのは、2018年9月6日、終了したのは2018年11月20日でした。

 リーグAのグループ1では、オランダチームとフランスチームが勝点7で並びましたが、得失点差でオランダが準決勝に進みました。このグループ最下位のドイツチームがリーグBに降格しました。

 グループ2では、スイスチームとベルギーチームが勝点9で並びましたが、やはり得失点差でスイスが準決勝に進みました。

 グループ3では、ポルトガルチームが勝点8でトップとなり準決勝に駒を進めました。勝点5で2位のイタリアチームは及びませんでした。

 グループ4では、イングランドチームが勝点7を挙げて、スペインチーム(勝点6)との競り合いを制しました。

 そして、各組の1位チームが2019年6月に準決勝に臨んだのです。

 準決勝の第1戦、ポルトガルチームはクリスティアーノ・ロナウド選手のハットトリックで快勝しました。クリロナ選手は、代表チームにおいて本当に良く得点します。代表チームにおける貢献度がとても高いプレーヤーなのですが、この試合でもその力を如何無く発揮しました。(本ブログの2018年7月25日の記事「[ワールドカップ2018-67] 代表ゴール数 世界歴代10傑」をご参照ください。クリロナ選手は、現在世界歴代2位です)

 スイスチームも、後半12分にロドリゲス選手のペナルティーキックPKで1-1の同点に追い付いたのですけれども、最後はクリロナ選手の2点目・3点目で万事休しました。

 ポルトガルチームを率いるフェルナンド・サントス監督は試合後、クリスティアーノ・ロナウド選手のことを「彼は天才。世の中には絵画や彫刻の天才がいるが、彼はサッカーの天才だ」と評したと報じられました。
 まさに、その通りでしょう。

 準決勝第2試合は、まさに接戦となりました。
 イングランドチームがPKで前半32分に先制しましたが、オランダチームは後半28分、マティス・デ・リト選手が同点ゴールを挙げて1-1の同点としました。
 ゲーム終盤、イングランドはジェシー・リンガード選手が勝ち越し点を挙げたかに観えましたが、これがVARによりオフサイドと判明して、オランダは命拾いをしました。

 延長に入って、イングランドに大ミスが出て、延長前半にオウンゴールを献上、延長後半にはオランダのクインシー・プロメス選手がゴールを挙げて、イングランドを振り切りました。
 流れが二転三転した、難しいゲームを制したのです。

 6月9日、ポルトガルのポルトで行われる決勝は、ポルトガルVSオランダとなりました。
 2016年のユーロを制し、現在のヨーロッパチャンピオンであるポルトガルと、2016年のユーロ、2018年のワールドカップの2大会に出場できず、「チーム再建の只中」のオランダの対戦は、本当に興味深いものです。

 生まれ変わったオランダチームの、アウェイでの戦い振りに注目です。

 2019年のケンタッキーダービーは、5月4日、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場ダート左回り2000mコースで行われました。

 アメリカ三冠レースの第1弾ですが、結果は以下の通りです。
1着 カントリーハウス 2分3秒93
2着 コードオブオナー 3/4馬身差
3着 タシトゥス 3/4馬身差
4着 インプロバブル アタマ差
5着 ゲームウィナー 1/2馬身差
6着 マスターフェンサー アタマ差
7着 ウォーオブウィル 1/2馬身差

 カントリーハウスの快勝でした。
 カントリーハウスは、前走アーカンソーダービーG1で3着、前々走ルイジアナダービーG2で4着と勝ち切れないレースが続いていましたが、「本番」で見事に優勝した形です。

 コードオブオナーは、前走フロリダダービーG1で3着、前々走ファウンテンオブユースステークスG2で1着と実績を重ねてきましたが、「本番」では惜しくも2着でした。

 タシトゥスは、前走ウッドメモリアルステークスG2、前々走タンパベイダービーG2を連勝して臨みましたが3着でした。

 つまり、「2019年のアメリカクラシック戦線は『大混戦』」ということになります。
 傑出した馬は居ませんが、毎回とても面白いレースが繰り広げられているということになるのでしょう。

 ちなみに、三冠レース第2弾のプリークネスステークス2019は5月18日に行われ、ウォーオブウィルが優勝しました。
 ウォーオブウィルは、ケンタッキーダービー2019の7着馬です。

 ちなみに、ケンタッキーダービー6着のマスターフェンサーは、日本馬・ジャスタウェイ産駒です。

 2019年のアメリカ三冠レースを締めくくるベルモントステークスは、6月8日(日本時間6月9日早朝)に行われます。
 日本から唯一出走するマスターフェンサーは、馬番3となりました。
 活躍が期待されます。
[6月4日・準々決勝]
ロジャー・フェデラー3-1スタン・ワウリンカ

[6月4日・準々決勝]
ラファエル・ナダル3-0錦織圭

[6月6日・準々決勝]
ノバク・ジョコビッチ3-0アレキサンダー・ズベレフ

[6月6日・準々決勝]
ドミニク・ティエム3-0カレン・カチャノフ

 準々決勝の4試合を終えて、準決勝進出選手が決まりました。
 第1シードのジョコビッチ選手、第2シードのナダル選手、第3シードのフェデラー選手、第4シードのティエム選手です。

 メジャー大会で、第1~4シードが順当に勝ち上がった形。その「順当さ」に少し驚きますが、何より、第1~3シードの「3強」、21世紀の「3強」の強さには、ただただ驚かされるばかりです。

 32歳のジョコビッチ選手は、22歳のズベレフ選手を一蹴しました。ストレート勝ちですが、何とこの大会でジョコビッチ選手は「1セットも落としていない」のです。

 33歳のナダル選手は、錦織選手に3セットで5ゲームしか与えず完勝しました。さすがに「クレーの鬼」です。

 37歳のフェデラー選手は、全豪・全仏・全米の優勝経験があるワウリンカ選手に勝利。第1セットと第3セットはタイブレークの末勝ち切りました。得意なサーフェスとはいえない全仏で、しかし、この「いざという時」の勝負強さは、信じられないレベルでしょう。

 印象ならば、これまでの「21世紀の男子プロテニス界」は、この「3強」が支配しているように感じられますが、それももう「19年」に及ぶのです。
 どう見ても「男子プロテニス史上最強の3強」でしょう。
 10年以上に渡る期間、世界中から若くて才能豊かな男子テニスプレーヤーが数多くデビューしたことは間違いないでしょうし、その中には「3強」を凌ぐ大才能も含まれていたことも間違いない筈(確率的にも間違いない筈)ですが、結局のところ「3強」を脅かす存在は現れていないように観えます。ここは「3強」の継続した強さと弛まぬ努力に、拍手を送るしかないのでしょう。
 50年後・100年後に語り継がれる事実であろうとも思います。

 準決勝の組合せは、フェデラーVSナダル、ジョコビッチVSティエムとなっています。
 この稿が掲載される頃には、準決勝2試合の結果が出ているかもしれませんが・・・。

 いったい「何時まで3強が圧倒的に強い時代が続くのか」、そして「3強を凌駕する若手の登場」はまだなのか・・・。

 もちろん、「3強」にはこれからも伝説を継続していただきたいのですが、男子テニス界の将来を考えれば、若手の台頭も不可欠であろうと思います。

[2015年3月28日・アメリカ合衆国テキサス州オースティン]
・桐生祥秀選手 9秒87(追風3.3m)

[2019年6月5日・アメリカ合衆国テキサス州オースティン]
・サニブラウン・アブデル・ハキーム選手 9秒96(追風2.4m)

 テキサス州オースティンで開催されている、全米大学選手権大会2019の男子100m準決勝で、サニブラウン・ハキーム選手が9秒96を記録しました。全体2位で決勝にも進出しています。
 追風2.0mを僅かに超えてしまいましたから、未公認・追い風参考記録となりますけれども、先日の公認記録9秒99を3/100秒も上回る見事な記録です。
 
 この準決勝のレースについてご本人は「スタートが良くなかった。相当遅れたのではないか。しかし後半は良かった」とコメントしています。
 6月7日の決勝レースがとても楽しみです。
 サニブラウン・ハキーム選手にも十分にチャンスが有ります。
 記録ももちろんですが、「日本人ランナーによる全米学生男子100m優勝」というのも、凄い記録となります。

 さて、この知らせを聞いて、2015年19歳の時の桐生選手の追い風参考9秒台を思い出しました。
 ところは同じテキサス州オースティン、記録は何と9秒87でした。
 もう4年以上も前になりますが、当時桐生選手の公認最高記録は10秒01でした。その桐生選手が「9秒87」を叩き出したのです。
 追風3.3mを2.0mに引き直してタイム換算すると、9秒96に相当すると報じられました。

 桐生選手は、その後「故障がち」のシーズンをしばらく送りましたが、コンディションを戻して、2017年に9秒98(公認)をマークしたことは、皆さんご承知の通りです。

 追風が2.0mを越えて、未公認になったとしても、9秒台で走ることの意義はとても大きいと感じます。
 まず何より、「そのランナーのボディが9秒台のランに耐えられること」が証明されるからです。
 例えば桐生選手を例に取れば、3.3m-2.0m=1.3mの風に相当する「自分の体を前に押す力」を体得すれば、公認される9秒87を出す可能性が有ります。

 ふたつ目の利点は「9秒台のスピードを体感できる」ことです。
 陸上競技・短距離種目の経験がある方なら、自分のベストタイムの時の走りを良く憶えていると思います。走っている時に「速い」と感じるのです。とても「良い気持ち」で走れている場合も多いようです。

 「9秒台の体感」は、本当に限られたスプリンターにしか得ることができないものであることは間違いありませんが、追風の力を借りて体感することができれば、追風2.0m以下の環境で、新記録を出す際のとても大きな参考・目標(その体感実現が目標となるでしょう)となるでしょう。
 何しろ「9秒台の体感」ばかりは、どんなに素晴らしい指導者でも、プレーヤーに教えることは出来ないものなのですから。

 「追い風参考なら、いつでも9秒台」というのは、やや言い過ぎなのでしょうが、桐生選手とハキーム選手はそれに近いレベルに到達しているように観えます。

 日本人ランナーにとって、9秒台が「既知の領域」に入ってきたのでしょう。

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