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[2015年3月28日・アメリカ合衆国テキサス州オースティン]
・桐生祥秀選手 9秒87(追風3.3m)

[2019年6月5日・アメリカ合衆国テキサス州オースティン]
・サニブラウン・アブデル・ハキーム選手 9秒96(追風2.4m)

 テキサス州オースティンで開催されている、全米大学選手権大会2019の男子100m準決勝で、サニブラウン・ハキーム選手が9秒96を記録しました。全体2位で決勝にも進出しています。
 追風2.0mを僅かに超えてしまいましたから、未公認・追い風参考記録となりますけれども、先日の公認記録9秒99を3/100秒も上回る見事な記録です。
 
 この準決勝のレースについてご本人は「スタートが良くなかった。相当遅れたのではないか。しかし後半は良かった」とコメントしています。
 6月7日の決勝レースがとても楽しみです。
 サニブラウン・ハキーム選手にも十分にチャンスが有ります。
 記録ももちろんですが、「日本人ランナーによる全米学生男子100m優勝」というのも、凄い記録となります。

 さて、この知らせを聞いて、2015年19歳の時の桐生選手の追い風参考9秒台を思い出しました。
 ところは同じテキサス州オースティン、記録は何と9秒87でした。
 もう4年以上も前になりますが、当時桐生選手の公認最高記録は10秒01でした。その桐生選手が「9秒87」を叩き出したのです。
 追風3.3mを2.0mに引き直してタイム換算すると、9秒96に相当すると報じられました。

 桐生選手は、その後「故障がち」のシーズンをしばらく送りましたが、コンディションを戻して、2017年に9秒98(公認)をマークしたことは、皆さんご承知の通りです。

 追風が2.0mを越えて、未公認になったとしても、9秒台で走ることの意義はとても大きいと感じます。
 まず何より、「そのランナーのボディが9秒台のランに耐えられること」が証明されるからです。
 例えば桐生選手を例に取れば、3.3m-2.0m=1.3mの風に相当する「自分の体を前に押す力」を体得すれば、公認される9秒87を出す可能性が有ります。

 ふたつ目の利点は「9秒台のスピードを体感できる」ことです。
 陸上競技・短距離種目の経験がある方なら、自分のベストタイムの時の走りを良く憶えていると思います。走っている時に「速い」と感じるのです。とても「良い気持ち」で走れている場合も多いようです。

 「9秒台の体感」は、本当に限られたスプリンターにしか得ることができないものであることは間違いありませんが、追風の力を借りて体感することができれば、追風2.0m以下の環境で、新記録を出す際のとても大きな参考・目標(その体感実現が目標となるでしょう)となるでしょう。
 何しろ「9秒台の体感」ばかりは、どんなに素晴らしい指導者でも、プレーヤーに教えることは出来ないものなのですから。

 「追い風参考なら、いつでも9秒台」というのは、やや言い過ぎなのでしょうが、桐生選手とハキーム選手はそれに近いレベルに到達しているように観えます。

 日本人ランナーにとって、9秒台が「既知の領域」に入ってきたのでしょう。

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