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HOME   »  2019年07月31日
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 7月23日配信の「『今はビジネスがスポーツに勝ってしまっている』-オシムが語る2つの東京五輪」(ジャーナリスト・木村元彦/Yahoo!ニュース特集編集部)の記事を、大変楽しく読みました。
 秀逸な記事だと思います。

 何より面白かったのは、1964年の東京オリンピックに選手として参加したイビチャ・オシム氏の「感想」です。

 「・・・代々木の選手村で各国代表のために無料で貸してくれた自転車の乗り心地は最高で、毎日乗り回していた。ある日、気が付けば千葉県まで来ていた。田園地帯で休んでいると、農家の女性がやってきて梨をくれた。身振り手振りで、ノドが乾いているでしょう?食べなさい、と。その梨は、甘くて、柔らかくて、今まで食べたことのないおいしさだった。・・・」

 代々木から自転車に乗って千葉まで来たのですから、おそらく市川か船橋の辺りでしょう。そこで、身長190cmを超える大男、外国人を観かけることも少なかった時代に、鬼のような?大男を見かけた農家の夫人は、怖がる?ことも無く梨を振る舞ったのです。

 とても良い話です。

 「おもてなし」の本質でしょう。

 この時の来日で、オシム氏が「一気に親日家になった」とこの記事に記載されていますが、親日家はもちろんとして、「親・千葉」になった可能性も有るでしょう。
 後年、ジェフユナイテッド千葉の監督に就任するのも、偶然では無いように感じます。

 さらにオシム氏は言います。
 「お土産にした日本の振袖は婚約者であった現在の妻アシマのウエディングの晴れ着になった。」と。

 ユーゴスラビア代表として初来日したオシム選手は、他の選手と同様に「豊かではなかった」のですが、お土産に「振袖」を購入したというのは、とても興味深いところでしょう。余程、日本が気に入ったと見るのが自然でしょう。

 記事は、1964年当時の商業主義と現在のそれとの比較や、メッシ選手やネイマール選手が自国代表としてオリンピックに参加することによる「超ハードスケジュール」に対する、オシム氏の意見にも触れて行きます。
 なるほど、と感じるコメントのオンパレードです。

 とはいえ、やはり最も面白いのは、オシム氏の東京五輪1964への「感想」でした。
 大きな意味での感想、23歳の青年・オシム氏が肌で感じた日本・東京は、良いところだったのでしょう。

 「1964年の東京は素晴らしかった」という冒頭の言葉は、広がりが有り、深いものです。

 その「素晴らしさ」を、2020年の東京オリンピックは提供できるのでしょうか。

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