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HOME   »  2019年10月03日
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 今大会のプレーにおいて「キックパスの進歩」は、とても大きいと感じます。

 例えば、一次リーグ屈指の好ゲーム、ニュージーランド対南アフリカにおいて、3-3の同点から、オールブラックスが10-3、17-3とリードを広げた2つのトライ=ゲームを決めたプレーは、いずれも右サイドへのキックパスが発端となりました。

 特に1本目のトライの始動となったキックパスは、キッカーより後方になされたキックであったと思います。

 ラグビーというスポーツの基本中の基本として、「ボールを保持しているプレーヤーが、自分より前方に手で投げるパスをしてはならない」があります。
 このルールは、「ラグビー競技をラグビー競技とならしめている」鉄則ですが、キックなら自分より前方に蹴っても良いのです。

 従ってキックというのは、自分より前方にボールを運ぶ、合法的な唯一の方法ということになりますから、これまではそうした形で使用されてきたというか、「前に蹴ることが所与」のプレーとして認識されてきたものだと考えます。

 ところが、オールブラックスは「後方」か、少なくとも「水平」にキックパスを行ったのです。
 これには驚かされました。

 こうなると、キックパスを「腕では投げられない距離に居る見方プレーヤーにパスをするための手段」として捉えていることになります。
 革新的な考え方でしょう。

 そんなやり方にメリットがあるのか、という疑問も直ぐに出てきそうですが、オールブラックスVSスプリングボクスという、世界最高峰のゲームにおける最初のトライを生んだプレーとなれば、その効果は一目瞭然で、文句の付けようがないでしょう。

 腕を使って「長いパス」をしようとすれば、低いパスか、スピード不足の山なりのパスになってしまうところを、キックパスなら、相応のスピードを維持しながら、「取り易い」パスをすることができるのですから、十分に使えることは明らかです。

 もちろん、「キックによって正確な位置にボールを運ぶ」ことの難易度の高さは言うまでもありませんから、相手チームの意表を突く効果も絶大です。

 日本VSアイルランドのゲームでも、アイルランドチームのトライはキックパスから生まれています。

 2015年大会からの4年間で、キックパスは飛躍的に進歩したのでしょう。

 キッカーの技術的向上はもとより、「キックパスを使う戦法の研究」も長足の進歩を魅せているのです。

 今後も、キックパス周辺の戦術の進歩はますます進むものと思います。

 さすがに、ラグビー「フットボール」なのです。

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