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[11月2日・横浜国際総合競技場]
南アフリカ32-12イングランド

 巧みな試合運びで、スプリングボクスが快勝しました。

 ゲームの帰趨を決めたのは、前半30分から続いたイングランド攻勢・南アフリカ守備の局面でしょう。

 この長い攻勢で、イングランドチームは再三南アフリカゴール寸前まで迫りました。
 このレベルのチームがゴール5m以内まで迫ると、トライに繋がる可能性が高いのです。パワフルな突進を何度も「その場でストップ」させることが至難の技であることは、言うまでもないことでしょう。

 ところがこの時、南アフリカチームは「止め切り」ました。
 もの凄い守備であったと思います。

 イングランドチームはこの大攻勢で、残念ながらトライを挙げることが出来ず、ペナルティーゴールPGを決めて、6-6の同点とするに止まったのです。

 この攻防を境として、ゲームの流れは南アフリカチームに傾いたと思います。

 前半38分、そしてホーンが鳴った後の前半43分、南アフリカチームはPGを立て続けに決めて、前半を12-6とリードしました。
 イングランドチームとしては、前述の攻勢時にトライ&ゴールを挙げて10-6とリードして折り返したかったところ、あるいは最悪でも6-6の同点で後半に入りたかったのでしょうが、6-12となってしまいました。

 もちろん、これらがスプリングボクスのゴール前守備の強さと、ホーン後でもペナルティーキックを実現するという「試合運びの巧みさ」によるものであることは、明白でしょう。

 6点差とはいえダブルスコアで後半に入り、ロースコアゲームということも有って、ゲームは南アフリカペースでした。そして結果として、ゲームは最後まで南アフリカチームがコントロールすることとなったのです。

 後半5分には、スタンドオフSOハンドレ・ポラード選手のPGが決まって15-6とリードを広げ、同11分にセンタースリークオーターバックCTBオーウェン・ファレル選手にPGで15-9と追い上げられると、同17分にポラード選手が再びPGを決めて18-9としました。
 イングランドチームは、同19分にファレル選手が再びPGを決めて12-18と追い縋りますけれども、ゲームは常に「南アフリカが先行し、イングランドが追い縋る」という展開となり、インクランドが5点差以内に追い上げることは、ありませんでした。

 そして後半26分、両チームを通じて最初のトライが生れました。
 スプリングボクスのバックス陣が左サイドでランニングを始め「加速」。
 このレベルのゲームでは、攻撃の際のランニングスピードがポイントとなります。「加速」し、スピード十分な攻めを、ディフェンス側が後退しながら止めるのは、当然ながら非常に難しいのです。

 ウイングWTBマカゾレ・マピンピ選手がキック。このボールをセンターCTB.ルカニョ・アム選手がキャッチし、左側を走るマピンピ選手に、即座にパス。綺麗なパスのやり取りが決まって、マピンピ選手が悠々と左中間にトライしました。

 イングランドの守備陣がアム選手にタックルする寸前、マピンピ選手のキックパスを捕球した瞬間に、マピンピ選手に出したパスは、本当に美しいものでした。

 また、アム→マピンピのパスが通った瞬間に、後方に居たスクラムハーフSHファフ・デクラーク選手を始めとするチームメイトが一斉に両手を挙げていたのも、印象的でした。チーム全体の「喜び」が爆発した瞬間でした。

 このトライ&ゴールで25-12とリードを広げたスプリングボクスに、後半33分、2つ目のトライが生れました。
 こちらは、逆サイドのウイングWTBチェスリン・コルビ選手の個人技でした。
 右サイドでボールを受けたコルビ選手は、十分なスピードと高度なステップでイングランドディフェンダーを交わし、ゴールに走り込みました。いかにも「コルビ選手らしい」トライでした。

 両サイドのウイングのトライによって32-12となり、ゲームは完全に決まりました。

 スプリングボクスは、「ワールドカップの決勝トーナメントでの強さ」を如何無く発揮しました。
 ゲーム前の想定通りの試合展開で、狙い通りの戦法が生きたのでしょう。
 特に、「伝統の守備力」は秀逸でした。

 イングランドチームは、準決勝のニュージーランド戦に比べて、パワー・スピード共に不足していました。もちろん、南アフリカチームの守備力が強かったことも要因なのですけれども、オールブラックスとの激戦で「心身の力」を使い果たしていたのかもしれません。

 決勝を観ていた妻が「今日のイングランドは、準決勝のニュージーランドに似ている」とコメントしていましたが、言い得て妙でしょう。イングランドのアタックは、悉くゲインライン手前で止められてしまったのです。

 我らが日本チームが準々決勝で敗れた南アフリカチームが、最後に優勝してくれたことは、日本チームにとっても良かったことのように感じます。
 ブレイブブロッサムズは「チャンピオンチームに敗れた」のですから。

 日本大会のスプリングボクスは、2015年大会のチームより、相当強いチームでした。(本ブログ2019年10月24日付の記事「[ラグビーワールドカップ2019-24準々決勝] 南アフリカチームの「堅守」」をご参照ください)
 「底知れぬ強さ」が、ワールドカップ制覇を実現したのです。

 やはり、南アフリカ・スプリングボクスは「ワールドカップにとても強い」チームなのでしょう。

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 第80回菊花賞のテレビ放送を観ていて、びっくりしました。

 「とても小さな馬」が出走していたのです。

 4枠8番のメロディーレーンでした。

 他の馬より、ひとまわり、いや、ふたまわりは小さく観えました。
 馬体重は340㎏とのこと。
 加えて牝馬ということもあってか、トモまわりの貧弱さが目立ち、「本当に菊花賞・京都淀の3,000mを走破できるのか?」と心配になりました。
 馬主さんは、どうしてこの馬を菊花賞に出走させたのだろう、と余計な心配までしてしまいました。

 さて、スタート。
 メロディーレーンは良いスタートを切り、先頭から5~10番手に居ましたが、鞍上・坂井瑠星騎手はゆっくりと下げました。後方から5番手辺りの位置としたのです。

 レースは淡々と進みました。
 そういう目で見るせいか、メロディーレーンは「やっと付いていっている」ように観えました。
 「大差の最下位でなければ良いが」と感じました。

 レースは残り500m辺りからの「ヨーイドン」になりました。
 各馬が一斉に加速したのです。
 メロディーレーンにも「ゴー」が出ました。

 後方から5番手辺りに居た彼女が、徐々に前に進出します。
 残り100mからは、大外一気という感じでした。
 
 「5着」。ワールドプレミア、サトノルークス、ヴェロックス、ディバインフォースについでの5着に入線したのです。

 「凄いな」というのが、最初の言葉でした。

 「完走できるのか」「可哀そうだろう」などと考えた自分の浅慮を恥じ入りました。
 メロディーレーンは立派に菊花賞を戦ったのです。
 上がり3ハロン・35秒7は、サトノルークスと並ぶメンバー最速でした。

 340㎏というのは、中央競馬のG1レースに出走した馬の中で史上最軽量記録だと報じられました。
 中央競馬にグレード制が導入されたのは1984年ですから、それ以前、1960年前後には、これ位小さな馬がレースに出ていた可能性が有ります。
 ダイナナホウシュウやタカオーといった名馬も、390kgくらいで走っていたと伝えられていますから、その頃ならメロディーレーンも「少し小さな馬」であったことでしょうが、大型化が進む時代にあっては、本当に小さく観えるのです。
 このレースで一番重かったユニコーンライオン(526kg)と比較すれば、186㎏も少ないのですから。
 とはいえ、メロディーレーンは5着、ユニコーンライオンは15着でしたけれども・・・。

 メロディーレーン号(3歳牝馬)、父オルフェーヴル、母メーヴェ。通算成績13戦2勝(重賞勝ちはありません)。勝っているレースは、2,400m(3歳未勝利)と2,600m(3歳上1勝クラス)ですから、ステイヤーである可能性が高いと思います。

 次はいつ、彼女が出走するレースを観ることができるのでしょうか。

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