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HOME   »  2020年02月24日
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 2月18日の練習中に、戸村健次打撃投手が打球を額に受け、頭蓋骨の多発骨折と軽度の脳挫傷と診断されたと、楽天球団から発表が有りました。
 戸村投手は、事故直後から意識はあり、コミュニケーションが取れる状態とのことですので、少しホッとします。

 こうしたプレー中の事故は、残念ながら、毎年必ずと言って良いほど発生します。

 「硬式」であるプロ野球における、打球のスピード・威力を考慮すれば、こうした事故がある程度の確率で発生することは止むを得ない、という見方もあるのでしょう。

 一方で、当然ながら、スポーツにおける事故は、極力減らしていかなければならないものです。
 各スポーツ界でも、毎年のように様々な対策を立案し実行していることは、皆さんご承知の通りです。

 NFLのゲームを観ていると、「脳震盪の疑いのあるプレーヤー」は、直ぐにフィールドを去り、医療スタッフの診断を受けています。そして、当該ゲームにはその後出場しないケースも多々観られますし、病状によっては、数週間にわたってゲーム出場禁止の措置が取られることもあります。
 アメリカンフットボール界においては、毎年何人かのプレーヤーが亡くなったり、障害が残る怪我をしているのですから、「脳震盪」に対する対応策は、年々念入りで厳密なものになっているのでしょう。

 2019年のラグビーワールドカップ日本大会のゲームにおいても、「腕を使わないタックル」、体でぶつかっていくだけのタックル(これはラグビー競技におけるタックルではありません)には、即座に「反則」が宣せられていました。
 衝突の破壊力を増すことだけに注力するプレーというのは、とても危険なものですし、相手プレーヤーに衝撃・打撃を与えることのみを目的とするプレーというのは、およそスポーツのプレーでは無いのかもしれません。
 タックルの目的は「相手プレーヤーの動きを止めること」であって、「相手プレーヤーを壊すこと」でないことは、自明でしょう。

 日本高校野球連盟が「金属バットの反発係数」について見直しを始めたと、2019年9月に報じられました。
 そして2020年2月17日には、高野連から依頼を受け、製品安全協会が製品試験を行ったと伝えられました。
 反発係数を抑制して、打球速度を抑えることで、投手や野手にライナーが直撃するリスクを軽減し、投手の負担も減らしていこうとする取組なのでしょう。

 「飛ぶバット」「飛ぶボール」について、そろそろ見直そうという「動き」が出てきているのです。

 こうした「動き」を推進して行くために大切なことは、高校野球ファンが「得点が沢山入るゲームを好む」という嗜好を、変えて行かなければならないことでしょう。
 ファンが「打ち合い・点の取り合い」を好む→「打ち合い・点の取り合いの方が、投手戦より『金になる』」という循環が有り、どんどん「打者有利のレギュレーション」が導入されるというのでは、野球競技の奥行きは浅くなる一方という感じもします。

 高校野球において「ボールが選手に当ることによる怪我」が増えている、あるいは一向に減らないとすれば、その根本原因のひとつに「ファンの好み」が存在する可能性が有ります。

 ファンも、「得点がなかなか入らないゲーム」についても十分に楽しむことが出来るように、野球の楽しみ方のバリエーションを拡大し、「進化」して行く必要があるのかもしれません。

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