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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はユーロ(欧州選手権大会)1988の準決勝を観ました。

[1988年6月21日・フォルクスバルクスタディオン(ハンブルグ・ドイツ)]
オランダ2-1西ドイツ

 この時期のオランダチームは、所謂「オランダトリオ」のチームでした。
 ルート・フリット選手、マルコ・ファン・バステン選手、フランク・ライカールト選手のトリオは、オランダ代表チームやセリエA・ACミランに数々の栄光を齎しました。
 
 オランダ代表チームといえば、1974年ワールドカップ決勝に進出し、「トータルフットボール」と称された新しいサッカーを創造したことで知られていますが、その頃の、ヨハン・クライフ選手とその仲間たちの時代を「第1期黄金時代」と呼ぶとすれば、この「オランダトリオ」の時代が「第2期黄金時代」であろうと思います。

 「オランダトリオ」を中心としたオランダチームは、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれたのです。(本ブログ2013年12月18日付記事「[欧州サッカー] ACミランの黄金期を支えた「オランダトリオ」」をご参照ください)

[西ドイツチームの先発メンバー]
1. GKインメル選手
2. ブレーメ選手
3. コーラー選手
4. ヘルゲット選手
5. ボロウカ選手
6. マテウス選手
7. フェラー選手
8. トーン選手
9. ミル選手
10. クリンスマン選手
11. ロルフ選手

[オランダチームの先発メンバー]
1. GKファン・ブルーケレン選手
2. ファン・ティヘレン選手
3. ロナルド・クーマン選手
4. ファン・アールレ選手
5. ファネンブルク選手
6. ミューレン選手
7. フリット選手
8. ファン・バステン選手
9. エルヴィン・クーマン選手
10. ライカールト選手
11. ヴァウテルス選手

 もちろん、この時代の西ドイツ代表も良いチームでした。
 「ミスタードイツ」と呼びたいローター・マテウス選手を中心に、ルディ・フェラー選手やユルゲン・クリンスマン選手を擁した攻撃陣は、長くドイツチームを支えました。(この後、ドイツ代表チームは完成度を増して、1990年のワールドカップで優勝しています)

 好チームの激突となったこのゲームは、この大会の実質的な決勝、とも呼ばれました。
 そして、その期待にたがわぬ、とてもハイレベルなゲームであったと感じます。

 オランダチームは、フリット選手とファン・バステン選手の攻撃が見事でした。
 長く世界サッカー界を牽引した「トリオ」ですが、フリット選手とファン・バステン選手のコンビとしての力であれば、この大会がベストであったと思います。

 マテウス選手のペナルティーキックPKによって先制を許したオランダチームは、後半に入りディフェンダーDFのロナルド・クーマン選手が同点ゴールを挙げ、ゲーム終了間際にファン・バステン選手が逆転ゴールを奪って、西ドイツチームを振り切りました。
 両チームの攻防は手に汗握るものでしたが、やはり、ペナルティーエリア周辺での、フリット選手とファン・バステン選手の「存在感」は大きく、さすがのフェラー選手とクリンスマン選手をも上回っていました。

 決勝でも、ソビエト連邦チームを2-0で破りましたが、この2点はフリット選手とファン・バステン選手の得点だったのです。
 ファン・バステン選手は、この大会で5ゴールを挙げて、得点王にも輝いています。

 さらに言えば、オランダ代表チームはユーロ初優勝でした。
 既に、世界のサッカー強豪国の仲間入りを果たしていたオランダですが、大きな国際大会タイトルを初めて獲得したのです。
 実際には、オランダ代表はこの後ユーロを制覇していませんから、この大会の栄光は、オランダサッカー界の「金字塔」ということになります。

 「オランダトリオ」は、サッカーの在り様も変えました。
 フリット選手が身長191cm、ファン・バステン選手が身長188cm、ライカールト選手が身長190cmと、身長190cm前後の長身トリオだったのです。
 これ程大きなプレーヤーが、特に「攻撃陣」を構成する在り様は、それまでの世界トップクラスのチームでは観られない光景であったと思います。
 そして、この大きなプレーヤーに合った攻撃手法・プレーを展開していたことは、言うまでも有りません。

 このチームの活躍の後、世界のサッカーチームの「大型化」が一気に進んだという見方も、あるのでしょう。

 第2期黄金時代のオランダ代表チームは、再び「世界のサッカーを変えた」のかもしれません。

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