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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はユーロ(欧州選手権大会)1992の決勝を観ました。

[1992年6月26日・ウッレヴィスタディオン(スウェーデン)]
デンマーク2-0ドイツ

 1990年のワールドカップを制覇した西ドイツチームのメンバーを主体とした、東西ドイツ統合後初の「ドイツチーム」が本命と言われたユーロですが、デンマークチームが「よもや?」の強さを魅せて快勝したゲームです。
 初優勝でした。

 国連からの指摘によって大会直前(開幕2週間前)にユーゴスラビアチームが出場できなくなり、代わりに出場したのがデンマークチームでした。
 ほぼ準備期間無しでの出場でしたから、当然ながら活躍は期待されなかったのですが、あれよあれよという間に決勝トーナメントに進出し、準決勝でオランダ、決勝でドイツを倒して優勝したのですから、間違いなく、とても強いチームだったのです。

[ドイツチームの先発メンバー]
1. GKイルグナー選手
2. ロイター選手
3. ブレーメ選手
4. コーラー選手
5. ブッフバルト選手
6. ヘスラー選手
7. リードレ選手
8. ヘルマー選手
9. ザマー選手
10. エッフェンベルク選手
11. クリンスマン選手

[デンマークチームの先発メンバー]
1. GKシュマイケル選手
2. シヴェルク選手
3. ケント・ニールセン選手
4. オルセン選手
5. クリストフテ選手
6. イェンセン選手
7. ポウルセン選手
8. ブライアン・ラウドルップ選手
9. ピーフニク選手
10. ラーセン選手
11. ヴィルフォート選手

 ドイツチームは頭書の通り、1990年ワールドカップ優勝メンバーが主体でした。フェラー選手とリトバルスキー選手が抜けている位でしょうか。当然ながら完成度の高いチームですし、大会前には、ドイツサッカーの「皇帝」フランツ・ベッケンバウアー氏から「東西ドイツが統一されひとつのチームが出来たのだから、そのチームは『無敵』の筈」とのコメントも有りましたので、ドイツチームには優勝に向けてのプレッシャーもあったかもしれません。
 クリンスマン選手が居て、ザマー選手が居て、ヘルマー選手が居て、日本でもプレーしたブッフバルト選手も居るという、豪華なメンバーです。

 一方のデンマークチームでは、やはりゴールキーパーGKのシュマイケル選手が有名でしょう。1990年代には世界NO.1GKと称されました。この大会、そしてこの試合でも、素晴らしいプレーを披露しています。

 さて、久し振りに録画を観戦した感想です。

① 運動量が多い。
 1970年代、80年代の大試合と比べて、両チームともにプレーヤーの動きが速く、展開も極めてスピーディです。中盤ではドリブルによる持ち上がりが多く、ゴール前では素早いパスからチャンスメイクしています。
  記憶していた印象より、はるかにスピーディなゲームでした。

② GKのレベルが高い。
 デンマークのシュマイケル選手は勿論として、ドイツのイルグナー選手も素晴らしいプレーを魅せています。
 「強いチームには良いGKが居る」ことを、改めて感じました。

③ デンマークチームの素早い攻撃
 戦前の予想通り、ゲームはドイツチームが優勢に進めましたけれども、時折見せるデンマークチームの攻撃は秀逸でした。

 前半18分のイェンセン選手の先制シュート・ゴールは、低く出たボールがホップするように上昇軌道を走り、ドイツゴールに突き刺さりました。凄い威力です。
 そして、同点に向けて前掛かりになったドイツチームに対して、後半33分カウンター攻撃から決めた、ヴィルフォルト選手のゴールも、コース威力とも十分なものでした。
 2点とも、さすがのGKイルグナー選手を持ってしても、どうすることも出来ないハイレベルなシュートだったのです。

 観客席では、「神様」ペレ氏と「皇帝」ベッケンバウアー氏が会話をしている姿が映し出されました。
 お二人とも「とてつもないオーラ」を具備していますから、「絵になるシーン」であることは、言うまでも有りません。

 地元スウェーデンのサッカーファンの多くは、やはり馴染み深い隣国・デンマークチームを応援していました。
 デンマークがリードし、試合時間が残り少なくなるとスタジアムの歓声は一層大きくなり、試合終了のホイッスルが鳴り響くと、お祭りの様な騒ぎとなりました。
 ドイツにとっては、完全なアウェイゲームだったのです。(常に世界のサッカーをリードしているドイツチームは、どの大会でもアウェイになることが多いのです。「強いが故の現象」なのでしょう)

 社会民主主義と呼ばれた政体を取っていて、所謂本物のプロスポーツプレーヤーが居なかったデンマークが、全ての競技を通じて、初めて「世界に力を示した」、ユーロ1992制覇だったのかもしれません。

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