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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はユーロ(欧州選手権大会)2000の準々決勝を観ました。

[2000年6月25日・フェイエノールトスタディオン(ロッテルダム・オランダ) ]
オランダ6-1ユーゴスラビア

 このゲームは、パトリック・クライファート選手のゲームでした。
 前半24分、38分、後半9分にゴールを挙げて、ハットトリックを達成しています。
 後半6分のユーゴスラビアチームのオウンゴールも、ゴール右サイドに迫ったクライファート選手と競り合った結果のゴールでした。このオウンゴールが生れた瞬間、そしてしばらくの間は、クライファート選手のゴールとされていましたから、交替を告げられベンチに戻る時には「4ゴール」を挙げた選手として、大観衆から大歓声を受けました。
 信じられないような活躍だったのです。

 このゲームのクライファート選手のプレーは、相手ゴール目前でパスを受け、それをキッチリと叩き込むものでした。
 トラップやシュートの技術の高さが存分に披露されました。
 「オランダトリオ」の流れを汲む、身長188cmと大柄なプレーヤーが、ゴール前で極めて繊細で多様なテクニックを披露するのですから、驚かされるばかりです。

 ユーロ2000準々決勝は、クライファート選手の代表キャリアにおいても「ベストゲーム」であったと思います。

[オランダチームの先発メンバー]
1. GKファン・デル・サール選手
2. スタム選手
3. フランク・デ・ブール選手
4. ゼンデン選手
5. コクー選手
6. ダーヴィッツ選手
7. クライファート選手
8. ベルカンプ選手
9. オフェルマルス選手
10. ボスフェルト選手
11. ニューマン選手

[ユーゴスラビアチーム先発メンバー]
1. GKクラリ選手
2. ジュキッチ選手
3. ユーゴヴィッチ選手
4. ミヤトヴィッチ選手
5. ミロシェヴィッチ選手
6. ストイコヴィッチ選手
7. ミハイロヴィッチ選手
8. コムリエノヴィッチ選手
9. サヴェリッチ選手
10. ゴヴェダリツァ選手
11. ドゥルロヴィッチ選手

 このゲームのオランダチームのメンバーは、さすがに強力です。
 フォワードFWの「アイスマン」デニス・ベルカンプ選手は、長くオランダを代表する点取り屋でしたし、112キャップを誇るディフェンダーDFフランク・デ・ブール選手、「ボロ」と呼ばれたミッドフィールダーMFボウデヴァイン・ゼンデン選手、FWマルク・オーフェルマウス選手、何でもできるフィリップ・コクー選手、MFエドガー・ダーヴィッツ選手と並んだ布陣は、強力そのものです。
 さらにベンチには、あのクラレンス・セードルフ選手も居たのです。(セードルフ選手が何故出場しなかったのかは、今でも不思議です。チーム創りにおいて、素晴らしいプレーヤーが「多過ぎた」のかもしれません)

 「オランダトリオ」の時の代表チームを「第2期黄金時代」と呼びましたが、この大会のオランダ代表チームは「第3期黄金時代」と呼んでも良いレベルなのでしょう。

 一方のユーゴスラビア代表チームも、キャプテンのストイコヴィッチ選手を中心として、高い攻撃力を誇るチームでした。
 しかし、このゲームでは、「絶好調のクライファート選手のプレー」の前に、残念ながら沈黙してしまいました。

 ところが、これ程に強かったオランダチームが、続く準決勝で、イタリアチームに惜敗してしまうのですから、さすがに欧州選手権大会なのです。(準決勝:イタリア0-0オランダ PK戦3-1でイタリア勝利)

 そして、そのイタリア代表チームも決勝で、延長の末フランス代表チームに敗れてしまいます。(決勝:フランス2-1イタリア)

 ユーロ2000のベスト4進出チームは、いずれも、どこが優勝してもおかしくない素晴らしいナショナルチームだったのです。

 フランス代表チームに準決勝で敗れたポルトガル代表チーム(やはり延長で、フランス2-1ポルトガル)も、所謂「黄金世代」を核とした、ポルトガルサッカー史上最強チームのひとつでした。
 メンバーを観ると、フィーゴ選手、パウロ・ソウザ選手、ルイ・コスタ選手、フェルナンド・コウト選手、ジョアン・ピント選手(以上、黄金世代)、ヌーノ・ゴメス選手、セルジオ・コンセイソン選手、ルイ・ジョルジ選手と並びます。
 凄いメンバーです。

 では、オランダ代表チームを破ったイタリア代表チームはというと、マルディーニ選手、アルベルティーニ選手、カンナヴァーロ選手、コンテ選手、インザーギ選手、デル・ピエロ選手、トッティ選手、デルヴェッキオ選手と並びます。
 何と華麗で美しいチームでしょうか。

 そしてフランス代表チームは、ワールドカップ1998を制覇した栄光のチームを主体としているのです。
 メンバーを観ると、ジダン選手、アンリ選手、トレゼゲ選手、ヴィルトール選手、ジョルカエフ選手、デュガリー選手、デシャン選手、ヴィエラ選手、デサイー選手、ブラン選手といった面々が顔を揃えます。
 常にフランスチームの特徴のひとつである「堅守」、1998年ワールドカップ制覇の礎となった「堅守」を支えるDF・MFのスーパープレーヤーがずらりと並び、そこに攻撃の中心であるジダン選手や、若くて売出し中であったアンリ選手が加わっているという、バランスの良いチームです。

 こうした好チームが揃っていたのですから、ユーロ2000が世界中のサッカーファンに、多数の素晴らしいゲームを提供してくれたのは、当然のことです。

 サッカーと言うのは不思議なスポーツで、「同時期にとても強いチームが複数登場する」ものなのですが、ユーロ2000においても、その超常現象が現れたということなのでしょう。

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