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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが中止・延期に追い込まれている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのが良いようです。
 今回は、ユーロ2012ポーランド・ウクライナ共催大会のグループリーグD組の一戦です。

[2012年6月11日・ドンバスアレナ(ドネツク・ウクライナ)]
イングランド1-1フランス

 共に、ワールドカップ2010で思うような成績を残せなかったイングランド代表チームとフランス代表チームが、ユーロ2012における復活を目指して、グループリーグGLの緒戦で激突したゲームです。

[フランスチームの先発メンバー]
1. GKロリス選手
2. DFメクセス選手
3. ラミ選手
4. エブラ選手
5. ドゥビッシ選手
6. MFディアッラ選手
7. マルダ選手
8. キャバイエ選手
9. リベリ選手
10. ナスリ選手
11. FWベンゼマ選手

[イングランドチームの先発メンバー]
1. GKハート選手
2. DFテリー選手
3. レスコット選手
4. アシュリー・コール選手
5. ジョンソン選手
6. MFジェラード選手
7. パーカー選手
8. チェンバレン選手
9. ミルナー選手
10. FWヤング選手
11. ウェルベック選手

 フランス代表チームを立て直したと言われたローラン・ブラン監督としては、センターバックにアディル・ラミ選手とフィリップ・メクセス選手、中盤にはフランク・リベリ選手、サミル・ナスリ選手、フロラン・マルダ選手らを揃えましたから、満足出来る布陣だったことでしょう。

 一方のイングランド代表チームは、攻撃の核ウェイン・ルーニー選手を出場停止で欠き、22歳のダニー・ウェルベック選手をワントップに据え、中盤左には19歳のアレックス・オクスロイド・チェンバレン選手を配するなど、若手を積極的に起用した、ロイ・ホジソン監督苦心の采配でした。

 結果として、戦前の予想ではフランスチームが有利という見方が多かったと思います。

 0-0で迎えた前半29分、イングランドは右サイドからのフリーキックFKを得ました。
 蹴るのはもちろん、スティーブン・ジェラード選手。

 ゴール前に綺麗な飛行線を描いたボールが飛び、走り込んだレスコット選手がヘディングシュート。これがゴール左側に決まりました。
 イングランドチームの先制ゴール。

 ゴール前での競り合いに勝ったレスコット選手の素晴らしいシュートでした。
 得点力不足と言われていたイングランドにとっては貴重な先制点であったと思います。

 この直後に、今度はフランスチームが左サイドからのFKを得ました。
 蹴るのはナスリ選手。
 こちらはやや低く速いボールとなってゴール正面に居たディアッラ選手がヘディングシュート。強烈なシュートでしたがGKハート選手が弾き、左に飛んだボールをリベリ選手が頭で折り返して、再びディアッラ選手がヘディングシュート。
 このシュートはゴール左外に外れました。

 最初のシュートがGKハート選手の正面に、あまりに正面に飛んでしまったために、ハート選手に反応されたのですが、それにしても強烈なシュートでしたので、ハート選手が良く止めたというところでしょう。

 この後、先制を許したフランスチームの攻勢が続きました。

 そして前半39分、イングランドペナルティエリアを包囲したフランス攻撃陣のパス回しが実りました。
 マルダ選手が左サイドを抉りエブラ選手にパス、エブラ選手からペナルティエリア内のリベリ選手にパス、リベリ選手はペナルティエリア外に居たナスリ選手にパス、ナスリ選手がミドルシュートを放ちました。
 低く強烈なシュートがイングランドゴール左隅を襲い、GKハート選手が横っ飛びを見せましたが届かず、ゴールインしました。
 ナスリ選手の素晴らしいシュートでした。

 フランスチームが1-1の同点に持ち込んだのです。
 イングランドチームの先制点から10分後の同点ショーでした。

 前半は1-1で折り返しました。
 フランスはパス回しから、イングランドはセットプレーから、という共に持ち味を活かした「らしい」ゴールでした。
 
 後半になっても、フランスチームの攻勢が続き、イングランドチームは良く守って、数少ないチャンスに賭ける、という展開が続きましたが、両チームに得点が生れることはありませんでした。

 ゲームは1-1のまま終了。

 試合を支配していた印象のフランスにとっては、勝ち切れなかったゲームでしょうし、イングランドにとっては大切な勝ち点1を確保したゲームとなりました。
 
 共に、大会諸戦としてはまずまずの結果ということになるのでしょう。

 強豪国同士のユーロGL緒戦「らしい」、重厚で丁寧なゲームでした。
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