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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのが良いようです。
 今回はラグビーワールドカップ2011プールAの一戦、日本代表チームの初戦です。

[2011年9月10日・ノースハーバースタジアム(ニュージーランド)]
フランス47-21日本

 2011年大会の初戦となったゲームは、両チームともにベストメンバーに近い選手を揃え、戦いました。

 当時世界ランキング4位という強豪フランス代表チームを相手に、ジョン・カーワンヘッドコーチHC率いる日本体表チームが、どのようなプレーを披露するのかに、日本のラグビーファンの注目が集まりました。

[日本チームの先発メンバー]
1. PR平島久照選手
2. HO堀江翔太選手
3. PR畠山健介選手
4. LOトンプソンルーク選手
5. LO北川俊澄選手
6. FL菊谷崇選手
7. FLマイケル・リーチ選手
8. NO.8ホラニ龍コリニアシ選手
9. SH田中史朗選手
10. SOジェームス・アレジ選手
11. WTB小野澤宏時選手
12. CTBニコラスライアン選手
13. CTB平浩二選手
14. WTB遠藤幸佑選手
15. FBウェブ将武選手

[フランスチームの先発メンバー]
1. PRバルセラ選手
2. HOセルヴァットゥ選手
3. PRニコラ・マス選手
4. LOピエール選手
5. LOリオネル・ナレ選手
6. FLデュソトワール選手
7. FLアリノルドキ選手
8. NO.8ラカフィア選手
9. SHヤシュヴィリ選手
10. SOトランデュク選手
11. WTBメダール選手
12. CTBエステバネズ選手
13. CTBルージュリー選手
14. WTBクレール選手
15. FBエマンス選手

 セカンドジャージ、真っ白な上下に身を固めたフランスチームは、一見すればイングランドチームにも観えましたが。そのフランスが最初から日本陣内に攻め込みました。

 前半1分過ぎ、エステバネズ選手が一気に日本ゴールに迫りましたが、堀江選手が良くタックルし、これを止めました。エステバネズ選手の悔しそうな様子が、フランスチームの気持ちを表していたと思います。

 この後も、フランスのフルスロットルの攻撃が続き、前半4分、最初のトライが生れました。LOピエール選手の左中間へのトライですが、ひとりの選手がゲインラインを突破すると、数多くの選手がフォローし、パスを繋げてトライに結び付けるという、いかにもフランスチームらしい分厚い攻撃でした。

 7-0とフランスが先制しました。

 日本チームが反撃に移り、前半10分、フランスゴール前でペナルティーを獲得、これをSOアレジ選手が狙います。やや右サイドでしたが、それ程難しいPGではなかったと思いますが、これをアレジ選手は左に外しました。
 このゲームのアレジ選手のキックは不調で、この後も外すことが多かったのです。
 やはり、ワールドカップの舞台と言うのは、言葉には表せないプレッシャーを選手に強いるものなのかもしれません。

 ゲーム運びという視点からは、このPG失敗はとても大きかったと思います。

 日本チームのPG失敗直後、前半11分、日本チームのパスをカットしたトランデュク選手が、そのまま右中間にトライ。
 フランスチームが14-0とリードを広げました。

 このまま一方的なゲームになる雰囲気が漂いました。

 しかし、日本チームは良く踏ん張ったのです。

 この後のフランスの猛攻を凌ぐと、前半17分、フランス陣内で再びペナルティーを獲得し、ジェームス・アレジ選手がPGを決めました。
 2011年大会における、日本チームの最初の得点です。

 この後、フランスチームが2PGを決め20-3とリードを広げましたが、日本チームはトライを許さず、一進一退の試合展開に観えました。

 そして前半30分、日本チームに初トライが生れます。
 フランス陣向かって左側から右に展開し、アレジ選手がキックパスを狙ったボールがフランスの選手に当たり、跳ね返ってきたボールを保持したアレジ選手が、そのまま飛び込んだのです。
 軽妙なトライと言って良いと思います

 日本チームは20-8と追い上げます。

 しかし、残念なことに、アレジ選手はこのコンバージョンも外してしまいました。
 日本チームにとっては、とても痛い失敗です。

 追い上げられたフランスチームは直ぐに攻撃に移り、前半34分、右に展開して、切り札のWTBクレール選手が右隅にトライしました。
 さすがにこのコンバージョンは入らず、25-3となりました。

 前半終了間際に、日本チームはアレジ選手がPGを決めて、25-11で折り返すこととなりました。

 さて、後半が始まりました。
 後半開始から25分までが、このゲームにおける日本チームの見せ場でした。

 後半3分前後のフランスチームの猛攻をしのいだ日本チームは、フランスゴール前にボールを運びます。
 後半9分、堀江選手の突進から田中選手アレジ選手と繋いで、アレジ選手がフランス守備陣を切り裂いてポスト下にトライ。
 コンバージョンも決めて、25-18と追い上げます。

 この後は一進一退の攻防が続きましたが、フランスチームにやや疲れが観えて、日本が押し気味でした。
 
 そして後半17分、アレジ選手がPGを決めました。
 ゲームは24-21の「4点差」という接戦になったのです。

 日本の21点は、全てアレジ選手によるものでした。
 キックを外したことは惜しまれますが、アレジ選手のこのゲームでの活躍は、見事なものだったのです。

 後半17分から25分までの8分間、日本チームがゲームを支配しました。
 「逆転」を目指して、攻めに攻めたのです。フランスチームも「たじたじ」の攻めであったと思います。
 しかし、残念ながら追加点を挙げることは出来ませんでした。

 後半25分を過ぎて、フランスチームが日本陣内にボールを運びました。
 そして、後半26分ヤシュヴィリ選手がPGを決めました。
 フランスチームは28-21と7点差としたのです。

 4点差であれば1トライで逆転ですが、7点差でも1トライ+1ゴールで同点と、それ程致命的な失点ではないかと思われたのですけれども、4点差とした後の「攻め疲れ」、心身に及ぶ攻め疲れがでたのか、ゲームはこの後、一方的なものとなってしまいました。

 後半20分のリオネル・ナレ選手の右中間へのトライを皮切りに、次々にトライを重ね、点差を広げました。
 後半40分を経過した後にもトライを重ねて、通算7トライ。

 ゲームは47-21というスコアでノーサイドを迎えました。

 終わってみれば大差のゲームでしたが、日本チームは世界の強豪チーム(この大会の準優勝チーム)であるフランスチームを相手に、65分までは互角の展開を魅せたのです。

 日本ラグビーにとって、「こうすれば戦える」という手応えを、ワールドカップの場で初めて体感した試合だったのではないでしょうか。

 この大健闘が、2015年大会のプール戦3勝、南アフリカチーム撃破に、そして2019年日本大会における決勝トーナメント進出に繋がっているように感じるのです。

 この試合のメンバーには、ワールドカップ2019の代表選手が数多く入っています。
 堀江選手、トンプソンルーク選手、マイケル・リーチ選手、田中史朗選手・・・。
 皆「若き戦士」です。

 ラグビーワールドカップ2011ニュージーランド大会のプールA、日本代表VSフランス代表の一戦は、日本ラグビーが世界に飛躍するきっかけとなったゲームだったのでしょう。
 
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