FC2ブログ
HOME   »  2020年08月04日
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 8月2日に千秋楽を迎えた、大相撲2020年7月場所は、前頭17枚目の照ノ富士が13勝2敗で優勝しました。

[8月2日・千秋楽・東京両国国技館]
照ノ富士○-(寄り切り)-●御嶽海

 離れて取れば御嶽海、四つになれば照ノ富士が有利と予想されていた一番でした。
 次の大関候補と言われている御嶽海が、そう簡単には、照ノ富士にまわしを許すまいとも考えられましたから、御嶽海がやや有利であろうとも観られていました。

 しかし、立合い直後に照ノ富士は御嶽海の左上手を取りました。朝乃山との一番とは異なり、やや深い位置でしたが、これも照ノ富士の作戦通りだったようです。

 御嶽海はもろ差しから一気に出るという狙いを持っていたようですが、前に出る圧力ならば照ノ富士が圧倒していました。
 右上手も取り、外四つから一気に押して、あっという間に御嶽海を寄り切りました。
 堂々たる取口でした。

 この相撲で最も素晴らしかったのは、照ノ富士の「前に出る圧力」でした。
 その圧力は、全盛時に引けを取らないものであったと感じます。

 照ノ富士は優勝決定後のインタビューで、「相撲を続けてきた良かった」とコメントしました。
 元大関の力士が、故障と病気で5場所連続休場に追い込まれ、序二段まで番付を落としたことは、番付により全く扱いが異なる大相撲の世界においては、「耐え難い屈辱」であったと推測されますし、糖尿病や肝臓・腎臓の疾患により、大関時代と比べて著しく低下した体力を考え合わせれば、「引退」しても何の不思議も無かったことでしょう。

 幕ノ内から十両へ、十両から幕下へ、降格することと同時に引退する力士も多く、それは「プライド」の面からも、何も恥じる必要はないことでしょうが、照ノ富士はその選択をしませんでした。

 もちろん、ご家族や親方、関係者の皆さんの様々な形での励まし、援助が大きな力となったことは間違いないのでしょうが、何より大きな要因は、照ノ富士自身の「気持ちの強さ」と、的確な故障・病魔との戦いの日々、であったと考えます。

 この大相撲史に刻まれる「大復活」は、照ノ富士自身の「心身の強さ」で成し遂げたものなのです。

 テレビを観ていて、少し泣いてしまいました。

 それにしても、幕ノ内最高優勝に関連する沢山のトロフィー・商品を受け取る度に(正確には2品に1回であったと思いますが)、呼び出しの方が、照ノ富士の掌にアルコール系消毒剤と思われる液体を噴射し、照ノ富士は掌を揉むようにして洗浄していました。

 何度、掌を揉み、洗浄したことでしょう。

 表彰式に使用する数々の品は、事前に入念に消毒されていたに違いないと思いますが、それでもなお土俵上の受け渡しの際にも消毒するという念の入れよう。
 新型コロナウイルス禍における大相撲本場所を象徴する対応であったと、改めて感じ入りました。

スポンサーサイト



プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031