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 9月27日、2020年のレギュラーシーズンが終了しました。
 新型コロナウイルス禍のために、「60試合」に縮小されたシーズンでしたが、とにもかくにもレギュラーシーズンを完遂したのです。
 関係者各位のご努力に、頭が下がります。

 「ベースボール イズ アメリカ」とも言われる中で、その最高峰であるメジャーリーグベースボールは、何とか、その役割期待に応えたと言えるでしょう。
 後世まで長く語り継がれるであろう「異形のレギュラーシーズン」の結果を観て行きましょう。

[アメリカンリーグAL・東地区]
優勝 レイズ 40勝20敗
2位 ヤンキース 7.0ゲーム差
3位 ブルージェイズ 8.0ゲーム差
4位 オリオールズ 15.0ゲーム差
5位 レッドソックス 16.0ゲーム差

[AL・中地区]
優勝 ツインズ 36勝24敗
2位 インディアンズ 1.0ゲーム差
2位 ホワイトソックス 1.0ゲーム差
4位 ロイヤルズ 10.0ゲーム差
5位 タイガース 12.0ゲーム差

[AL・西地区]
優勝 アスレティックス 36勝24敗
2位 アストロズ 7.0ゲーム差
3位 マリナーズ 9.0ゲーム差
4位 エンゼルス 10.0ゲーム差
5位 レンジャーズ 14.0ゲーム差

[ナショナルリーグNL・東地区]
優勝 ブレーブス 35勝25敗
2位 マーリンズ 4.0ゲーム差
3位 フィリーズ 7.0ゲーム差
4位 メッツ 9.0ゲーム差
4位 ナショナルズ 9.0ゲーム差

[NL・中地区]
優勝 カブス 34勝26敗
2位 カージナルス 3.0ゲーム差
3位 レッズ 3.0ゲーム差
4位 ブリュワーズ 5.0ゲーム差
5位 パイレーツ 15.0ゲーム差

[NL・西地区]
優勝 ドジャース 43勝17敗
2位 パドレス 7.0ゲーム差
3位 ジャイアンツ 14.0ゲーム差
4位 ロッキーズ 17.0ゲーム差
5位 ダイヤモンドバックス 18.0ゲーム差

 ALの最高勝率チームはタンパベイ・レイズの.667、NLの最高勝率はロサンゼルス・ドジャースの.717、共に素晴らしい勝率ですが、やはりドジャースの7割を超える勝率は見事です。
 ポストシーズンでは、レイズは同地区対決となる東地区3位のブルージェイズと、ドジャースは中地区4位のブリュワーズとの、緒戦となります。

 中地区4位のブリュワーズの話が出ましたが、NLのワイルドカードは中地区の3位レッズと4位ブリュワーズとなりました。
 西地区のジャイアンツが有力視されていたのですが、最終盤の「よもやの3連敗」でポストシーズン進出を逃しています。勝負は下駄を履くまで分からない、のです。

 ALは、レイズの山にヤンキースも入りましたから、もしヤンキースが勝ち上がると、ポストシーズン第2カードも「東地区対決」となります。
 偶然とはいえ、東地区の3チームにとっては、意外な形でしょう。
 田中投手と筒香選手の対決が実現するかもしれません。

 AL中地区優勝のミネソタ・ツインズは、西地区2位のヒューストン・アストロズとの対戦となりました。前田健太投手が第1戦に先発すると報じられています。
 活躍が楽しみです。

 ALワイルドカードのもう1チームは、シカゴ・ホワイトソックスとなりました。
 中地区の2位・3位争いは、最後まで大接戦でした。

 シカゴ・カブスは、緒戦でマイアミ・マーリンズと当たります。
 ダルビッシュ有投手の活躍が期待されます。

 シンシナティ・レッズは緒戦でアトランタ・ブレーブスと当たります。
 ここを勝ち抜けば、カブスとのカードの可能性もあります。秋山選手とダルビッシュ投手のポストシーズンでの対決が観られるかもしれません。

 各地区2位までと、勝率上位2チームの各リーグ8チームずつ、計16チームで争われるポストシーズンですが、例年とは異なり「ワイルドカードチーム同士の1ゲームプレーオフ」が有りませんので、ワイルドカードチームも1・2位チームと同じ地点からのスタートとなります。

 近年のポストシーズンで苦戦しているワイルドカードチームの活躍が、2020年には観られるかもしれません。
 
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 飛び込みの日本選手権水泳大会・男子は、9月26日に3メートル板飛び込み、最終日9月27日に高飛び込みの決勝が行われ、14歳の玉井陸斗選手が両種目を制して「2冠」に輝きました。

[9月26日・3メートル板飛び込み・ダイエープロビスフェニックスホール(新潟)]
1位 玉井陸斗選手 439.35
2位 荒木宥図選手 399.10
3位 佐々木康平選手 377.45
4位 須山晴貴選手 366.35
5位 伊熊扇季選手 346.00

[9月27日・高飛び込み・ダイエープロビスフェニックスホール(新潟)]
1位 玉井陸斗選手 528.80
2位 大久保柊選手 413.85
3位 坂田慈央選手 401.00
4位 村上和基選手 400.00
5位 西田玲雄選手 393.90
6位 山田周汰選手 359.70

 3メートル板飛び込み種目では、玉井選手は初優勝でした。
 14歳0か月での優勝は、史上最年少優勝と報じられています。これまでの記録であった、1995年・寺内健選手の14歳11か月を抜いたとのことですが、14歳0か月でも大幅な記録更新では無いところに、この種目の特徴、体の俊敏性の高いプレーヤーが若くても日本一になれる、という特徴が現れていると感じます。
 2位に40点以上の大差での優勝は、玉井選手の地力の高さを示しているのでしょう。

 高飛び込みは、2019年大会に続いての連覇でした。
 13歳0か月という、信じられないような年齢での日本チャンピオン就位にも驚かされましたが、連覇となれば、第一人者としての地位を固めつつあることが分かります。
 2位に100点以上の大差です。
 国際大会における活躍が期待されるのは、自然な話でしょう。

 テレビ画面の玉井選手は、昨年より相当身長も伸び、大人びて見えました。
 成長期にあることは、明らかです。

 東京オリンピック2021に向けて、心身の大飛躍が期待されるところです。

 大相撲2020年9月場所は、東の関脇・正代が13勝2敗で優勝しました。
 素晴らしい優勝でした。

 中日を終えて、全勝はおろか1敗力士も居ないという大混戦でしたが、正代は「2敗を維持」して、9月場所を押し切りました。そのことが最も凄いことでしょう。

 特に、13日目、14日目、千秋楽の相撲は見事なものでした。

[9月25日・13日目]
正代○-(突き落とし)-●貴景勝

 立合いから貴景勝が押しますが、正代は1歩も引かず、間合いを取っての相撲から強烈な突き落とし。貴景勝は、ばったりと土俵に落ちました。
 今場所の正代の「前に出るパワー」を示す大相撲でした。

[9月26日・14日目]
正代○-(押し出し)-●朝乃山

 立合いから正代が前に出て、一気に押し出した相撲です。
 今場所の正代の圧倒的な強さを示す一番でしょう。
 観ている人の多くが「どちらが大関なのだろう」と感じたかもしれません。

[9月27日・千秋楽]
正代○-(突き落とし)-●翔猿

 土俵下に居る時から、正代には「緊張」が感じられました。
 この一番の「重さ」を考えれば、当然の緊張なのですが、おそらくは元来緊張するタイプの力士なのでしょう。
 優勝インタビューにおいても「土俵人生において最も緊張した」とコメントしていました。
 呼び出しを受けて土俵に上がった正代は、最初の蹲踞で少しバランスを崩したようにさえ観えました。後ろに倒れそうになったのです。何回やって来たか分からない蹲踞においてさえ、そのバランスを崩すほどの緊張だったのかもしれません。

 変幻自在でスピード十分な翔猿ですから、立合いでの「注文」も無くは無いと考えるのが自然です。
 そこで、様子を観ながら、前に出るパワーを半分も使わずに立ち会えば、真っ直ぐ押してきた時に、一気に押し出される可能性があると観ていました。
 安美錦にしても、豊ノ島にしても、その技士としての活躍のベースは「前に出る力」であり、こうした歴史的な技士のベースとなる決まり手は「押し出し」であることは周知のことです。
 大相撲の今後を背負う力士のひとりであろう翔猿も、やはり十分な「前に出る力」を具備しているのです。

 立合いから、翔猿が一気に正代を寄り立てました。
 正代は俵で何とかこの寄りを堪えます。
 押し切れないと観た翔猿が、少し引いたのでしょうか、今度は正代が一気に寄り立てます。
 しかし、一気に押された「空気」が残っていますから、やや慌てた押しになっていました。これが、立合いから一気の押しの効果なのでしょう。
 押し込まれた翔猿は、右からのおっつけ。
 タイミング・角度・パワーともに十分なおっつけでしたから、大きな正代の体のバランスが崩れ、体が入れ替わりました。体勢逆転。

 「チャンス」と観た翔猿が寄り立てます。
 小兵力士が大きな力士に対して「勝機」と観ての寄りでしたから、今度は翔猿が少し焦っていたのは止むを得ないところなのでしょう。
 取組後のNHKテレビ放送の解説者・北の富士氏が、前みつを取って寄っていれば・・とコメントしていましたが、それが出来ないところが勝負の綺なのでしょう。
 押し込まれ、絶体絶命に観えた正代でしたが、そこは体格差で堪え、右からの強烈な突き落とし。
 翔猿の体が落ちるのを確認してから、正代も土俵外に出ました。

 「大相撲」でした。両力士が死力を尽くした「大相撲」。
 さすがに、9月場所の優勝を決める一番だったのです。

 2020年1月場所、7月場所と、優勝のチャンスがありながら、残念ながら掴めなかった正代が、「3度目の正直」で優勝をものにしたのです。
 優勝インタビューでも、「良く体が動いてくれた」と最後の突き落としを評していましたが、翔猿に押し込まれながらもとっさに出た技というのは、正代の地力そのものなのでしょう。

 優勝をものにした正代は、直近3場所の勝ち星が32勝に達したということもあって、大関に昇進することが確実となりました。

 9月場所について観れば、2名の大関より正代の方が強い、それも相当に強いことは、誰の眼にも明らかでしょう。

 角界に待望久しい「新横綱誕生」に向けて、正代関の一層の活躍が期待されます。

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が、9月25日のシカゴ・ホワイトソックス戦に先発登板し、今シーズン8勝目を挙げました。

[9月25日・ギャランティードレードフィールド]
シカゴ・カブス10-0シカゴ・ホワイトソックス

 「シカゴ対決」、インターリーグの一戦でしたが、ダルビッシュ投手は初回から安定した投球を魅せました。

 7イニング・94球を投げて、被安打3、奪三振5、与四死球1、失点0という「上質」な投球でした。
 強力なホワイトソックス打線を相手に、打者ひとりひとりに対する丁寧な投球が際立っていたと感じます。

 9月4日に7勝目を挙げてから、9日、15日、20日と3度先発登板し2敗と、やや「疲れが見える」投球でしたが、この日は調子が良かったようです。
 「10種類以上の球種」を投ずると言われるダルビッシュ投手ですが、150km台後半のフォーシームを始めとして、どの球種もキレが良く、自然なフォームから概ね自在なピッチングが披露されたのです。

 これでリーグ最多の8勝目を挙げ、防御率も2.01に下げ、奪三振も93に達しました。
 2020年シーズンのサイ・ヤング賞有力候補として、堂々たる成績としたのです。

 おそらく、2020年のダルビッシュ有投手はMLBの日本人投手として、サイ・ヤング賞に最も近づいています。
 
 受賞できるかどうかもとても気になる所ですが、何より「MLB最高レベルのシーズンを示現」していただいたダルビッシュ投手に、お礼を申し上げたいと思います。
 つい先日、2019~20年シーズンでユベントスが空前の「9連覇」を達成したばかりという印象のイタリア・セリエAの2020~21年シーズンが、9月19日に開幕しました。

[9月20日・アリアンツスタジアム]
ユベントス3-0サンプドリア

[9月21日・サンシーロ]
ACミラン2-0ボローニャ

 開幕したとはいえ、第1節はまだ3ゲームが残っていて、9月30日に実施される予定です。
 仕方のないことですが、まだまだ「例年のような運営」は出来ないのでしょう。

 さて、ユベントスは緒戦を快勝しました。
 前半13分にクルセルスキー選手(スウェーデン)が先制ゴール、後半33分にはボヌッチ選手が追加点を挙げ、後半43分にはクリスティアーノ・ロナウド選手(ポルトガル)が3点目を決めました。
 ユーベにとっては「普通に戦って勝った」というゲームでしょうか。

 ACミランは、イブラヒモビッチ選手(スウェーデン)の2コールで、緒戦を物にしました。
 もうすぐ39歳を迎えるイブラヒモビッチ選手の「衰え知らず」の活躍です。

 9月末からは「1,000名程度」の観客を入れてのゲームが計画されているとも伝えられています。
 セリエAにおいても、新型コロナウイルス禍の中の運営について、試行・模索が続きます。
 つい先日、2019~20シーズンにおいてバイエルン・ミュンヘンが8連覇を達成したばかりの印象がある、ドイツ・ブンデスリーガですが、9月18日に2020~21年シーズンが開幕しました。

[9月18日・開幕戦・アリアンツアレーナ]
バイエルン・ミュンヘン8-0シャルケ04

 バイエルンVSシャルケの開幕戦の後、19~20日に第1節が行われました。

 それにしても、バイエルンの緒戦の得点力は相変わらずです。
 前期の強さが、そのまま維持されているのでしょう。

 前半は、ミッドフィールダーMFのグナブリー選手、ゴレツカ選手のゴールの後、フォワードFWレバンドフスキ選手(ポーランド)が得点して3-0で折返し、後半2分と14分にグナブリー選手が追加点を挙げて、このゲームハットトリックを達成して5-0、トーマス・ミュラー選手、サネ選手、ムシアラ選手(イングランド)が続いての、大量8点でした。

 「どこからでも得点できる」バイエルンの強さが、改めて示されたのです。

 第1節では、ボルシア・ドルトムントがボルシア・メンヘングラートバッハに3-0で快勝して「ボルシア対決」を制し、RBライプツィヒがFSVマインツ05に3-1で勝利しています。

 シーズン開始早々で恐縮ですが、バイエルンの「9連覇」を阻止するのは、容易なことでは無さそうです。
 NBA2019~20年シーズンのプレーオフが8月下旬に開始され、両カンファレンスのチャンピオンを決めるシリーズが進行しています。

 ウエスタンカンファレンスは、ロサンゼルス・レイカーズとデンバー・ナゲッツの対戦となって、9月24日時点では、レイカーズが2勝1敗とリードしています。

 新型コロナウイルス禍のために、異例・異形のシーズンとなった2019~20年ですが、ウエスタンカンファレンスのレギュラーシーズンは、
1位 レイカーズ 52勝19敗
2位 クリッパーズ 49勝23敗
3位 ナゲッツ 46勝27敗
4位 ロケッツ 44勝28敗
5位 サンダー 44勝28敗
6位 ジャズ 44勝28敗
7位 マーベリックス 43勝32敗
8位 トレイルブレイザーズ 35勝39敗

 となりました。

 従って、ウエスタンカンファレンスは、レギュラーシーズン1位と3位のチームがチャンピオンシップを争っている形で、比較的順当と言えるのでしょう。

 一方のイースタンカンファレンスは、マイアミ・ヒートとボストン・セルティックスの対戦となり、同時点でヒートが3勝1敗と、ファイナル進出に王手をかけています。

 イースタンカンファレンスのレギュラーシーズンを観てみましょう。
1位 バックス 56勝17敗
2位 ラプターズ 53勝19敗
3位 セルティックス 48勝24敗
4位 ベイサーズ 45勝28敗
5位 ヒート 44勝29敗
6位 76ers 43勝30敗
7位 ネッツ 35勝37敗
8位 マジック 33勝40敗
9位 ウィザーズ 25勝47敗

 イースタンの方は、レギュラーシーズン3位のセルティックスと5位のヒートが、ファイナル進出をかけて戦っていますので、こちらはやや番狂わせというか、特にヒートがプレーオフに入って勢いに乗っている形なのでしょう。
 
 ヒートは、プレーオフ最初のカードでインディアナ・ベイサーズを4-0で破り、カンファレンスセミファイナルでは、レギュラーシーズン1位のミルウォーキー・バックスを4-1で下しました。圧倒的な強さを示したのです。
 セルティックスは、まずフィラデルフィア76ersを4-0で破り、セミファイナルではトロント・ラプターズを4-3で下しました。こちらは大接戦を制したのです。

 イースタンは「ヒートの勢い」がプレーオフシリーズを席巻しています。
 セルティックスがどこまで食い下がるか、というところでしょうか。

 NBAファイナル2020は、現状の流れであれば、レイカーズVSヒートとなりそうです。
 
 「スーパースター」レブロン・ジェームズ選手とポイントゲッターのアンソニー・デイビス選手がリードするレイカーズと、ゴラン・ドラギッチ選手、バム・アデバヨ選手らが牽引するヒートのファイナルは、どのような戦いとなるのでしょうか。
 トミージョン手術からの回復過程にあるエンゼルスの大谷選手が、9月23日のパドレス戦で今期7号ホームランを放ち、チームの勝利に貢献しました。

[9月23日・ペトコパーク]
ロサンゼルス・エンゼルス5-2サンディエゴ・パドレス

 このところ、ややスランプ気味で、打撃に「輝き」が見られなくなってしまった大谷選手でしたが、9月13日から9月18日の出場しなかった時期を経て、19日に再出場してからは、6号・7号の2本のホームランが飛び出すなと、少し上向いている感じがします。

 今シーズンの打撃について観れば、バットが下から出てきて波打っている様子で、これでは「バットにボールが当たる確率が極めて低い」形ですから、時折ビッグフライが飛んでも、それが続くのは難しい状態と感じていました。
 また、バットスピードもインパクトに向けて上げているように観えます。
 別の言い方をすれば、「力んでいる」のかもしれません。

 好調時は、グラウンド面に平行に、これは本当に綺麗に「平行」にバットが出てきて、ほぼ同じポイントでボールを捉え、センター方向、一番良い時には、センターからやや左中間方向に打球が飛んでいくのです。
 これが、大谷選手の打撃でしょう。

 さらに言えば、バットスピードが不変、振出しからインパクトまで不変であることも、大谷選手が好調時の打撃の特徴でしょうか。
 結果として、とてもスムースな、綺麗なスイングに観えるのです。

 このグラウンド面に「平行」にバットが出ている時が好調、というのは、イチロー選手や松井秀喜選手も同様でした。
 イチロー選手や松井選手と大谷選手の違いは、ボールを捉えるタイミングが多種多様であったことでしょう。
 「ザ・ヒットメーカー」たるイチロー選手が、様々なポイントで投球を捕えて広角にヒットを放っていたのは当然のこととして、松井選手も様々な形でホームランや長打を量産しました。

 現在の大谷選手のスランプは、やはり手術が影響していると考えています。

 大袈裟に言えば、「新しい体」にまだ慣れていない、大谷選手のイメージと腕の動きが合っていない、のでしょう。
 少し時間がかかると思います。
 残念ながら、2020年シーズンには間に合いそうもありません。

 気の早い話で恐縮ですが、私としては、MLB2021における大谷翔平のプレーに期待しているのです。

 NFL2020~21のレギュラーシーズンが、9月10日(木)に開幕しました。

 新型コロナウイルス禍の中で、開幕に向けて、本当に色々な動きがあり、情報も錯綜していましたから、無事に開幕できるのだろうかと心配でしたが、関係者各位のご努力により、概ね例年通りの日程で開幕に漕ぎ着けた形です。

 そして、シーズン前に「少なくとも第2戦までは『無観客』」と表明するチームが多かった状況下、week2=第2週のゲームも無事に開催されたようです。

[9月10日・開幕戦・アローヘッドスタジアム]
カンザスシティ・チーフス34-20ヒューストン・テキサンズ

 開幕戦は、恒例により、スーパーボウル2020の優勝チーム・チーフスが登場し、テキサンズと戦いました。

 第1クオーターQ、テキサンズが先制タッチダウンTDを挙げ7-0とリードしましたが、第2Qに入りチーフスが連続TDとフィールドゴールで逆転、そのままゲームの流れを掴んで押し切りました。

 チーフスのクオーターバックQBパトリック・マホームズ選手は、211ヤードを投げて3TDパスを通しました。
 テキサンズのQBデショーン・ワトソン選手が253ヤード(1TD)を投げたのと比較しても、また、いつものマホームズ選手のパフォーマンスと比べても、パス成功211ヤードはやや少ないかと感じますが、チーフスのランニングバックRBクライド・エドワーズ・ヒレアー選手の138ヤードのラン(25回のキャリー)を織り交ぜての攻撃が展開されたということなのでしょう。
 今期のテキサンズの攻撃のバリエーションを感じさせる結果です。

[9月13日・第1週・USバンクスタジアム]
グリーンベイ・パッカーズ43-34ミネソタ・バイキングス

 点の取り合いとなったゲームは、パッカーズがQBアーロン・ロジャース選手の364ヤードを投げ4TDパスを決める活躍で、4つのクオーター全部で得点を挙げて、バイキングスの追い上げを交わして勝利しました。
 バイキングスも第4Qに24点を挙げて追い縋りましたが、届きませんでした。

 36歳の大ベテランであるロジャース選手ですが、その輝きに衰えは無いようです。

[9月20日・第2週・リンカーンフィナンシャルフィールド]
ロサンゼルス・ラムズ37-19フィラデルフィア・イーグルス

 ラムズのジャレッド・ゴフ選手、イーグルスのカーソン・ウェンツ選手という、これからのNFLを支えて行くであろう2人のQBの対決は、ゴフ選手の完勝でした。
 ゴフ選手は、267ヤードを投げ3TDパスを決めましたが、それに加えて、RBダレル・ヘンダーソン選手やマルコム・ブラウン選手を始めとする多彩なランニングバック陣に、自身のランも加えて、強力なオフェンスを展開したのです。
 もともと定評がある「ラムズの得点力」ですが、さらに強化された印象です。

[9月20日・第2週・センチュリーリンクフィールド]
シアトル・シーホークス35-30ニューイングランド・ペイトリオッツ

 トム・ブレイディ選手が抜けたペイトリオッツのQBに注目が集まりましたが、第1・2週は、キャム・ニュートン選手が先発し、1勝1敗でした。
 第2戦は、シーホークスのホームで、相手QBもラッセル・ウィルソン選手でしたから、どのQB、どのチームが挑んだとしても、勝利するのは容易では無いゲームでしょう。

 今後のペイトリオッツの試合ぶりが注目されます。

[9月20日・第2週・レイモンドジェイムズスタジアム]
タンパベイ・バッカニアーズ31-17カロライナ・パンサーズ

 ペイトリオッツから移籍したQBトム・ブレイディ選手が、第1戦・2戦共に先発し、1勝1敗でした。
 NFL史上最高のQBとも呼ばれるブレイディ選手の「第2章」が始まったのです。

 相変わらずの「冷静至極」なプレーが披露されています。
 今期のバッカニアーズの活躍が期待されることは、言うまでも有りません。

 さて、ヘッドコーチや関係者が「フェイスカバー装着等のNFLから指示されたルールに従わずゲームに臨んだ」という理由で、いくつかのチームや関係者に「総額1億円を超える罰金」が課されたとも報じられました。

 NFLの新型コロナウイルス感染症拡大に対する断固たる姿勢を、明確に示す「罰則」なのです。

 どのタイミングで観客を入れるのか、どれくらい入れるのか、も含めて、2020~21年シーズンの「姿」は、NFLの歴史に刻まれることとなるのでしょう。

 つい先日、2019~20年シーズンが、レアル・マドリードの3年振りの優勝で幕を閉じた印象があるスペイン・リーガエスバニョーラですが、9月19日に2020~21年シーズンが開幕しました。
 イングランド・プレミアリーグと共に、欧州4大リーグの先頭を切っての開幕です。

 そして9月19日からは第2節が実施されましたけれども、第1節・2節のゲームの中にも2021年1月以降に行われるゲームが含まれていますから、新型コロナウイルス禍の中で、懸命のスケジューリングが続いているということなのでしょう。

 レアル・マドリードは9月20日・第2節に今期緒戦を迎え、レアル・ソシエダと0-0で引分けました。
 FCバルセロナは、第3節からの登場が予定されています。

 他国の主要リーグと同様に、観客を入れての開催について様々なアイディアが出されいるようです。今後の取組に注目したいと思います。

 リーガエスバニョーラは、各チームのメンバーも含めて、どのチームが早く体制を整えるのかが、ポイントとなりそうです。
 
 つい先日、2019~20年シーズンをリバプールが制覇した印象のある、イングランドプレミアリーグ2020~21シーズンが、9月12日に開幕しました。
 欧州4大リーグの先頭を切っての開幕です。

 9月19日からは第2節を行いました。

[9月21日・第2節終了時点の順位]
1位 レスター・シティ 2勝0敗 勝点6 得失点差5
2位 エヴァートン 2勝0敗 勝点6 得失点差4 総得点6
3位 アーセナル 2勝0敗 得失点差4 総得点5
4位 リバプール 2勝0敗 得失点差3 総得点6
5位 クリスタルパレス 2勝0敗 得失点差3 総得点4

 第2節を終えて、2勝0敗は、以上5チームです。

 2021年5月23日まで、全38節が予定されているシーズンですから、まだ2節というところなのでしょうが、有力チームはしっかりと成績を残しているという印象です。

 ちなみに、マンチェスターシティは第1節ゲームが無く、まだ1ゲームの消化ですが、ウルヴァーハンプトンを相手に3-1で快勝しました。

 スパーズは、緒戦でエヴァートンに0-1で敗れています。

 リバプールは相変わらずの得点力を示していますが、緒戦のリーズ戦で3失点してしまいました。

 10月からは観客を入れてのゲームも行われる可能性が有ります。
 どのような形での開催となるのかも含めて、新型コロナウイルスとの共存が模索されているのです。

 いずれにしても、プレミアリーグを楽しみましょう。
 一般のPGAトーナメントも同様ですが、特にメジャートーナメントにおいては、「3日目終了時点で首位、および首位から2打差以内」のプレーヤーでないと、優勝できない傾向が強い(大逆転優勝は滅多に起こらない)ので、最終ラウンドのスタート前の段階で、3日目まで5アンダーで首位のマシュー・ウルフ選手と、2打差2番手のデシャンボー選手の優勝争いと観ていました。

[全米オープン2020最終結果・ウイングドフットG.C.西コース(ニューヨーク州))]
1位 ブライソン・デシャンボー選手 274打・6アンダーパー
2位 マシュー・ウルフ選手 イーブンパー
3位 ルイ・ウーストハイゼン選手(南アフリカ) 2オーバー
4位 ハリス・イングリッシュ選手 3オーバー
5位 ザンダー・シャウフェレ選手 4オーバー

 最終日の前半では、デシャンボー選手がバーディを先行させたのに対して、ウルフ選手はボギーを先行させましたから、9ホールを終えて、両選手の順位が逆転しました。

 圧巻は9番ホール・パー5、550ヤードを超えるホールですが、共に2オンを果たしイーグルパットに入りました。
 まずデシャンボー選手、15mは有ろうかというロングパットでしたが、デシャンボー選手はこれをキッチリと入れました。ミラクルパッティング!
 続くマシュー選手は5m位のイーグルトライ。
 何しろ、1mでも難しいウイングドフットのグリーンですから、5mともなれば極めて難しいパッティングです。増してや、相手にミラクルなパットが決まっている状況ですから、通常?ならば入らない感じなのですが、ウルフ選手もこれをしっかりと決めました。

 「イーグルVSイーグル」、ウイングドフットの全米オープンで、このようなホールが観られるというのは、凄いことだと思います。

 両者の気迫、このトーナメントに対する強い気持ちがプレーにも現れていました。

 前半9ホールを終えて、追いかけているプレーヤー達が次々とオーバーパーになってしまい、アンダーパーのプレーヤーはデシャンボー選手△5とウルフ選手△4の2人だけとなりましたから、サンデーバックナインは2選手による「マッチプレー」となりました。

 そして、そのマッチプレーにおいて、デシャンボー選手が押し気味にトーナメントを進めることとなったのです。

① 気迫・心持ち

 これだけ難易度の高いコースと戦う時、少しでも気後れしては、あっという間にスコアを崩してしまいます。それはもうあっという間です。
 最終ラウンドにおいては、3日目まで「落ち着き払っていた」ウルフ選手の「心の乱れ」が時折観られました。
 ショット後に視線を動かす機会が、明らかに増えたのです。

 「恐ろしいウイングドフット」を相手にしてのラウンドですから、ミスショットや不運とも感じられる結果が現れることは珍しくはありませんので、いちいち反応していては、心が疲れてしまいますし、尾を引くことにもなりかねません。

 この日のマシュー選手は、ショット後すぐにキャディを観て、「上手く行かなかった」という表情を見せていました。

 一方のデシャンボー選手は、大きな声でプレー解説をしたりして、いつものようにプレーしているように見えたのです。

 「心身の疲れ」が大影響を齎す全米オープンですので、この日のこの点では、デシャンボー選手の方が上であったのでしょう。

② ラフに入った時のライ

 ラフの厳しさ(ショットを曲げたプレーヤーに対して厳格に罰を与える考え方)で知られる全米オープン開催コースの中でも、オークモントC.C.と並んで最も厳しいラフとして知られているウイングドフットG.C.ですから、ショットを曲げてラフに打ち込んだ時には、プレーヤー達は皆天を仰ぎます。
 次には「ライがどうなっているのか」が気になることでしょう。

 ボールが見えない程の深いラフの中にも、ラフが濃いところと薄いところ、ラフの流れが打って行く方向に順じているのか、逆なのか、横なのか、によって、次のショットの難易度は全く違うからです。
 このレベル=世界最高峰の選手達ですから、「キチンと振れるライ」ならば、相当困難な状況でも熟すのです。

 3日目のプレー後のインタビューで、マシュー選手は「ラフでも打てる状況が多かった」とコメントしていました。
 全米オープンにおける最高の僥倖が続いたことになります。
 簡単に言えば「ツイていた」のでしょう。

 しかし最終日は、今度はデシャンボー選手がラフからしっかり打っていたことが多かったように観えました。

 もちろん、新型コロナウイルス禍の中で体を鍛え捲り、別人とも言われる程にマッチョな肉体を創り上げて来たデシャンボー選手ですから、そのパワーは計り知れませんので、普通のPGAツアートップクラスのプレーヤー(矛盾した表現ですが)であればとても打ち抜けない、ウイングドフットのラフであっても、デシャンボー選手だけは打って行けるケースもあったのでしょうが、それにしても、ラフからあれだけのショットを何度も打てるというのは、「恵まれたライ」が多かったのではないかと考えています。

 ライの良し悪しはまさに「運・不運」の領域でしょうし、ゴルフの神様の存在を感じさせるところですから、全米オープン2020の最終日は「デシャンボー選手の日」だったのです。

 バック9の最初のホール・10番パー3において、ウルフ選手はボギーを叩きました。
 これで、デシャンボー選手が5アンダー、ウルフ選手が3アンダーとなって、2打差が付いたのです。
 ウルフ選手の様子から「気持ちが切れかかっている」と感じました。

 そして11番・パー4。
 デシャンボー選手は、このホールをバーディとしました。素晴らしいプレーです。
 デシャンボー選手6アンダー、ウルフ選手3アンダーと3打差となって、私はこのホールで、全米オープン2020は決着したと観ています。

 13番・224ヤードのパー3。
 デシャンボー選手はこのホールを8番アイアンで打ちました。224ヤードを8番アイアンというのは・・・。全く想像もできない世界です。
 このホールでデシャンボー選手は3m強のパーセービングパットを残しましたが、これをきっちりと入れました。
 一打一打に落ち着きと自信が感じられるプレーでしょう。

 14番・パー4。
 ウルフ選手がボギーとしました。既に気持ちが切れているウルフ選手は、3日目と比較すれば「僅かに雑」なプレーが目立ちました。
 気持ちが切れている、少し違いますが別の言い方をすれば、「集中力が不足している」状態では、ウイングドフットには抗しえないのです。
 2アンダーに後退したウルフ選手、アンダーパーの世界に残れるのだろうかという心配が頭をもたげました。

 16番・パー4。
 ウルフ選手がダブルボギーを打って、ついにスコアがEイーブンパーとなってしまいました。
 気落ちしたプレーヤーに対して、ウイングドフットは容赦しないのです。

 トーナメントはこのまま幕を閉じました。
 デシャンボー選手6アンダーパー、ウルフ選手イーブンパーという結末でした。
 
 5アンダーでラウンドを開始したウルフ選手が、5打落としてのE、3アンダーでスタートしたデシャンボー選手が3打伸ばして6アンダー。
 デシャンボー選手は、全米オープン2020最終日の「唯一のアンダーパープレーヤー*」でした。おそらくは、これまでのゴルファー人生において「最高のラウンド」を示現したのでしょう。
 このタイミングで生涯最高を実現できるところに、デシャンボー選手の強さが現れていることは、言うまでもありません。
(*パープレーヤーは、ザック・ジョンソン選手を始めとして3名居ましたが、このレベルのプレーヤーが61名もトライして、57名がオーバーパーというのですから、全米オープン最終日のウイングドフットG.C.西コースの凄まじさがよく分かります)

 「ゴルフを科学する」と公言し、全てのアイアンクラブのシャフトの長さを7番アイアン(37.5インチ)に揃えるという、「常識を超えるゴルフ」で名を馳せて来たブライソン・デシャンボー選手(27歳)が、初めてメジャートーナメントを制しました。

 185cm・106㎏というマッチョな肉体をも擁するプレーヤーの、今後の活躍が本当に楽しみです。
 9月13日に開幕した9月場所は、20日に中日を終えて、全勝・勝ち越しはおろか1敗の力士も居ないという「大混戦」となりました。

 この傾向は既に2日目から現れていて、5日目を終えた時点で、全勝は阿武咲ひとりでした。7月場所においては5力士が全勝でしたから、全く別の絵だったのです。

 2敗は、東の関脇・正代、照ノ富士、霧馬山、高安、琴勝峰、翔猿、西の大関・貴景勝、若隆景、阿武咲、の9力士です。
 大関から前頭14枚目まで、番付全体に万遍なく広がっていますから、優勝争いは全く分からないでしょう。混沌としています。

 もたろん、大関・貴景勝と関脇・正代が優勝争いの中心であることは間違いないのですが、相撲振りを観ると平幕力士にも十分にチャンスがあるでしょう。

 初日・2日目と、相手力士に動き回られて組むことが出来ず連敗した照ノ富士ですが、3日目からは本来の相撲を取り返して連勝を重ねています。

 霧馬山、高安、翔猿は、初日から好調な相撲を披露しています。
 「充実の土俵」を展開しているのです。

 阿武咲は、場所前好調を伝えられた7月場所は散々な内容でしたが、その好調さが9月場所に出ている感じがします。

 琴勝峰と若隆景は、幕ノ内の相撲に適応して来ていて、1番1番を丁寧に捕っている印象です。

 この「大混戦」ですから、優勝ラインは11勝4敗であろうと思います。

 従って、中日を終えて3敗の力士にも、まだまだチャンスがあるのでしょう。
 全米オープン2020女子シングルスは、大坂なおみ選手の2度目の優勝で幕を閉じましたが、優勝に関する報道が多数なされる中で、「チームなおみ」にも注目が集まっています。

 大坂選手といえば、2019年頭に全豪オープン・女子シングルスを制し、四大大会2度目の優勝を成し遂げた後、当時のサーシャ・バインコーチを突如解任し、その後もしばらくの間、実質的なコーチ不在の状況が続きました。
 この頃は、各種大会における成績もいまひとつという状況でした。

 そして2019年12月、ウィム・フィテッセ氏をコーチに招聘し、フィジカルトレーナーに中村豊氏を迎えたのです。

 この新コーチ、新トレーナーの就任が、その後の大坂選手の成長に大きく資するものであったことは、今回の全米制覇が証明しています。

 さらに、この大成功を支える要素のひとつとして、チームなおみに注目が集まったのは、自然なことなのでしょう。

 「チームなおみ」は、フィテッセコーチ、中村フィジカルトレーナー、茂木アスレティックトレーナー、そしてヒッティングパートナー(名前はまだ存じ上げません)、によって構成されています。

 また、厳密にはチーム外の人なのでしょうが、実質的なチームなおみのメンバーとして、ボーイフレンドのYBNコーデー氏(アメリカの有名ラッパー)も、「大坂なおみを支えるメンバー」として、とても重要な役割を果たしているように感じられます。

 「無観客」のスタンドにあって、コーデー氏はスタンドの前列に陣取り、試合中の大坂選手と視線を交わしていました。

 同じテニスプレーヤーの錦織圭選手や、ゴルフの松山英樹選手も、「チーム」を組成し、アメリカや世界中で戦っていると報じられています。

 1980年代、東海道新幹線・新大阪駅構内を、シュティフィ・グラフ選手が大きな鞄を肩にかけて、凄いスピードで歩く姿、その5m位後方をグラフ選手のお母様と思われる女性が、一生懸命付いていく姿を、眼にしたことが有ります。
 「世界NO.1プレーヤーにしても、世界中を転戦して行くことは大変なことだ」と感じたものです。

 21世紀は、個人スポーツの世界においても、世界一を狙っていくためには、「チーム」の存在が不可欠な時代なのでしょう。

 MLB2020レギュラーシーズンも、全60試合の内、各チームが約50試合を消化し、残り10試合前後となりました。
 ラストスパートです。

[9月16日終了時点の各地区の順位]

[アメリカンリーグAL東地区]
1位 レイズ 勝率.633
2位 ヤンキース 3.0ゲーム差
3位 ブルージェイズ 4.5ゲーム差
4位 オリオールズ 9.0ゲーム差
5位 レッドソックス 13.5ゲーム差

[AL中地区]
1位 ホワイトソックス 勝率.653
2位 ツインズ 2.0ゲーム差
3位 インディアンズ 6.0ゲーム差
4位 タイガース 10.5ゲーム差
5位 ロイヤルズ 11.5ゲーム差

[AL西地区]
1位 アスレティックス 勝率.620
2位 アストロズ 6.5ゲーム差
3位 マリナーズ 8.5ゲーム差
4位 エンゼルス 11.0ゲーム差
5位 レンジャーズ 12.5ゲーム差

[ナショナルリーグNL東地区]
1位 ブレーブス 勝率.580
2位 マーリンズ 2.5ゲーム差
3位 フィリーズ 4.0ゲーム差
4位 メッツ 6.5ゲーム差
5位 ナショナルズ 9.5ゲーム差

[NL中地区]
1位 カブス 勝率.600
2位 レッズ 5.5ゲーム差
3位 カージナルス 5.5ゲーム差
4位 ブリュワーズ 6.5ゲーム差
5位 パイレーツ 15.0ゲーム差

[NL西地区]
1位 ドジャース 勝率.700
2位 パドレス 3.5ゲーム差
3位 ジャイアンツ 10.0ゲーム差
4位 ロッキーズ 12.0ゲーム差
5位 ダイヤモンドバックス 16.0ゲーム差

 やはり目立つのは、NL西地区のドジャースの高勝率でしょう。35勝15敗と、相変わらずの強さを魅せています。
 地区2位のパドレスも勝率.627と、他地区であれば首位に居てもおかしくない成績です。従って、パドレスはNLワイルドカード争いでトップに立っているのです。

 今シーズンは、各地区2位までがポストシーズンに進出できますから、優勝争いと共に2位争いがポイントとなりますが、その点からはNL中地区が大接戦です。2位のレッズから、3位カージナルス、4位ブリュワーズまでの3チームが1ゲーム差以内に居るのです。レッズが51試合を消化しているのに対して、カージナルスはまだ45試合しか消化していないという点(そもそも60試合を消化できるか否か)も、この接戦をより複雑にしています。
 最後まで、競り合いが続くのでしょう。

 一時は地区3位に後退し、ポストシーズン進出が危ぶまれたヤンキースですが、7連勝でAL東地区の2位に上がりました。ブルージェイズとの争いはまだまだ続くのでしょうが、ポストシーズンが少し見えてきたというところでしょう。
 山口俊投手が所属するブルージェイズにも、ワイルドカード争いを含めて、ポストシーズン進出の可能性が十分にあります。

 NL中地区のカブスの地区優勝は固いところでしょう。
 ダルビッシュ有投手のポストシーズンでの活躍も、とても楽しみです。

 NL東地区は、ブレーブスとマーリンズの1・2位が見えてきました。再建途上のマーリンズのポストシーズンでの戦い振りが注目されるところでしょう。

 AL中地区のツインズも、2位を固めつつあります。
 前田健太投手の活躍が続きます。

 AL西地区は、アスレティックスが走り切り、アストロズが逃げ切る形でしょうか。
 マリナーズのラストスパートにも期待しています。

 MLB2020は、ポストシーズンの姿が見えてきました。

 とはいえ、まだ10試合前後を残しています。
 思いもよらぬ「逆転劇」が現出する可能性も、まだまだあるのでしょう。
 2020年のインディカー・シリーズ第7戦、第104回インディアナポリス500マイルレース(以下、インディ500)が8月23日に行われ、佐藤琢磨選手が優勝しました。
 佐藤選手は、2017年に続いての2度目の制覇でした。

 この記事を書くのが遅くなってしまった理由は、テレビ映像を観てから書こうと考えたためです。
 NHK・BS-1の放送録画をゆっくりと観て、十分に楽しませていただきました。

 2017年の初優勝の際にも書きました(2017年6月1日付の記事「[インディ500・2017]佐藤琢磨 初優勝!」をご参照ください)が、インディ500を優勝するというのは「歴史的快挙」なのです。
 インディ500は、アメリカのモータースポーツにおける最高峰のレースであるとともに、FIモナコグランプリ、ルマン24時間耐久レースと共に、所謂「世界3大レース」のひとつですから、モータースポーツに係わる全ての人々が優勝を切望する存在です。

[8月23日・決勝・インディアナポリスモータースピードウェイ]
1位 佐藤琢磨
2位 S.ディクソン
3位 G.レイホール
4位 S.フェルッチ
5位 J.ニューガーデン
6位 P.オワード
7位 J.ヒンチクリフ
8位 C.ハータ
9位 J.ハーベイ
10位 R.ハンター・レイ

 予選を、日本選手過去最上位である3位で通過した佐藤選手は、終始安定した走りを魅せました。
 
 残り20周に近付いたところで、実質的な先頭に立った佐藤選手(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、ここからゴールまで、ディクソン選手の激しい追い上げを受けることになります。
 一度はターン4において、ディクソン選手が並びかけ、追い越しをかけましたが、佐藤選手はこれを許しませんでした。
 一連の競り合いにおける佐藤選手の走りは「冷静そのもの」に観えましたし、佐藤車のコンディションもとても良かったと感じます。

 そして、レースが残り4周となったところで、コース上で他の選手が大クラッシュを起こし、イエローコーションが発せられました。
 事故処理が済むまでの間は、全コースにおいて「追い越し禁止」となったのです。

 佐藤選手の2度目の優勝は、この瞬間に決まりました。

 佐藤選手以下の車は、この後ゆっくりと走り、ラストラップを迎えました。
 そして、チェッカーフラッグを受ける最後の直線、2位のディクソン選手車と3位のレイホール選手車が、佐藤車を挟むように(決して追い抜くことなく)並走し、ゴールインしました。

 こうしたトラブル発生時のゴールインの「作法」なのでしょう。

 2017年の初優勝の時にも、「信じられない」感じがしましたが、今回も同様でした。
 モータースポーツの本場アメリカ合衆国の最高峰レースで、日本人ドライバーが勝利することは、本当に凄いことなのです。

 佐藤選手が、2019年のインディ500において「僅差」で敗れた時には、ひょっとすると「佐藤琢磨選手はインディ500の走り方・勝ち方を習得しつつあるのではないか」と思いましたが、2020年のレースで見事にそれを証明してくれました。

 インディ500を複数回勝利したドライバーは、史上20人目と報じられています。
 何と素晴らしいことでしょう。
 43歳となった佐藤選手ですが、これからも優勝のチャンスが巡ってくるような気がします。

 全米オープン2020=第120回大会は、9月17日~20日、ニューヨーク郊外のウイングドフットG.C.西コースを舞台に開催されます。

 新型コロナウイルス禍のために3ヵ月遅れの大会となりましたが、舞台は「ザ・USオープンコース」と呼んで良い、歴史と伝統を誇る、重厚な名門コースです。

 私の感覚=全米オープンのコースは「極めて難しい」、では、オークモント・カントリークラブとウイングドフット・ゴルフクラブが、最も全米オープンらしいコースなのです。
 ラフが深く、ラフに入れてしまえば「1打罰」と考えて良いほどのコース、そもそもテレビから流れる「絵」そのものが、重々しい感じ、挑戦するゴルファーに毅然と立ち向かうような雰囲気さえ与えるのです。

 ウイングドフットG.C.西コースにおいては、過去5度の全米オープンが開催されました。

① 1929年大会 優勝者はあのボビージョーンズです。「球聖」と呼ばれる伝説のプレーヤーが、ウイングドフットの全米オープンデビュー戦を制しています。

② 1959年大会 優勝者はビリー・キャスパー選手です。優勝スコアは2オーバーパー。キャスパー選手は、1966年のオリンピッククラブにおける全米オープンや1970年のマスターズ大会にも優勝した、名プレーヤーでした。

③ 1974年大会 優勝者はヘール・アーウィン選手です。優勝スコアは7オーバーパー。ヘール・アーウィン選手といえば「難コースに強い」ことで知られていました。この後、1979年と1990年の全米オープンも制覇していますが、メジャートーナメント制覇が、「全米オープンのみ・3度」というのが、アーウィン選手のゴルフを良く示す事実です。
 ちなみに、私の記憶に残るウイングドフットの全米オープンは、この1974年の大会からです。「何と難しいコースが存在するのだろう」と感じたことを、よく憶えていますし、「ブーツから羽が生えているようなマーク」、文字通りのウイングドフットですが、そのマークが記憶に残りました。

④ 1984年大会 優勝者はファジー・ゼラー選手です。優勝スコアは4アンダーパー。ウイングドフットでもアンダーパーが出るんだと、不思議な感じがしたものです。
 ゼラー選手は1979年のマスターズ大会にも勝っていて、メジャートーナメント2勝の名手でした。「葉巻を咥えながらラウンド」していて、豪放磊落なプレーヤーというイメージですが、そのためもあってか、米国民に大変人気があるプレーヤーでもあったと思います。
 この1984年大会では、4日間通算4アンダーで並んだ、グレッグ・ノーマン選手(オーストラリア)とゼラー選手がプレーオフを闘い、ゼラー選手が競り勝ちました。
 当時、長く「世界ランキング1位」に君臨していたノーマン選手ですが、メジャー大会には縁が薄く、残念ながら全米オープンやマスターズ、全米プロには勝てませんでした。(アメリカにおけるメジャー大会で2位が8回)

⑤ 2006年大会 優勝者はジェフ・オグルビー選手(オーストラリア)です。優勝スコアは5オーバーパー。1984年大会で「アンダーパーの優勝者」を生んだので、さすがのウイングドフットも「道具とボールの進歩」には抗しえないのかと感じていましたが、どうしてどうして、距離を伸ばしたことを主因に、再び「超難関コース」に変貌していました。
 この大会では、「悲願の全米オープン制覇」を目指したフィル・ミケルソン選手が最終日の18番ホールまで4オーバーパーでラウンドし、最終ホールをパーでクリアすれば優勝という状況でしたが、残念ながらこのホールをダブルボギーとして、オグルビー選手に逆転優勝を許してしまったのです。(ミケルソン選手は、全米オープンで2位が6度ありますが、まだ優勝していません)

 今回は、ウイングドフットG.C.西コースを舞台に開催された、過去5度の全米オープンをざっと観てきました。
 オーバーパーでの優勝も多く、また「劇的な幕切れ」も多い印象です。

 ウイングドフットG.C.を設計したのは、アルバート・ウォーレン・ティリングハースト氏(1876年~1942年)です。
 数多くのコース設計に携わったティリングハースト氏ですが、やはり全米オープン開催コースとして有名なバルタスロール・ゴルフクラブとウイングドフットが代表作なのではないかと、勝手に考えています。(ちなみに、1895年の第1回全米オープン大会の開催コース、ニューポート・カントリークラブもティリングハースト氏が改修設計しています)

 あの1980年大会、ジャック・ニクラウス選手と青木功選手の死闘(日本人プレーヤーが全米オープンタイトルに最接近した闘い)は、バルタスロールG.Cを舞台に繰り広げられました。この時の「箱庭のように美しく、しかしながら、とても難しいコース」が心に刻まれています。

 ウイングドフットもバルタスロールも、ニューヨーク近郊のコースです。ティリングハースト氏は、ニューヨーク近郊で数多くの素晴らしいコース、現在では「名門」と呼ばれる数多くのコースを手掛けているのです。
 ある意味では、「アメリカ合衆国のゴルフ史の一端を担った人物」と言っても良いのでしょう。
 ティリングハースト氏は、死後70年以上の後、2015年に世界ゴルフ殿堂入りしました。

 さて、2020年の全米オープンもオーバーパーの決着となるのか。(2020年の世界トップクラスのプレーヤー達とウイングフットG.C.の戦いです)

 いずれにしても、最終日・最終ホールまで目が離せない大会となることは、間違いありません。

 そして、6度目の開催となる「2020年大会のウイングドフットの『絵』」も、本当に楽しみです。
 9月11日から13日にかけて、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムを舞台に開催されている、第89回日本学生陸上競技対抗選手権大会の2日目、女子100m競走において児玉芽生選手が11秒35の大会新記録で優勝しました。
 男子走り幅跳びの橋岡優輝選手に続いての、日本歴代3位の好記録でした。

[9月12日・女子100m決勝]
1位 児玉芽生選手 11秒35 大会新記録
2位 壹岐あいこ選手 11秒65
3位 前川梨花選手 11秒65

 2009年6月に高橋萌木子選手が11秒32を叩き出し、2010年4月福島千里選手が、現在の日本記録である11秒21を記録してから「10年以上の月日」が過ぎました。
 
 大袈裟な言い方をすれば、日本女子100m競走は「10年間足踏み」をしたのかもしれません。

 しかし、インカレ2020の2日目、新星が登場したのです。

 向い風0.2mという状況下、自己記録を0.27秒も更新しての快記録でした。
 持ち味であったパワフルな走りのストライドが、一層大きくなったように感じます。

 今大会、200m競走、400mリレーと合わせて「3冠」に輝いた児玉芽生選手の、これからの活躍が本当に楽しみです。
 9月11日から13日にかけて、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムを舞台に開催されている、第89回日本学生陸上競技対抗選手権大会の初日、男子走り幅跳びおいて、素晴らしい記録が生まれました。

[9月11日・男子走り幅跳び決勝]
1位 橋本優輝選手 8m29cm(大会新記録)
2位 外川天寿選手 7m88cm
3位 伊藤陸選手 7m75cm

 新型コロナウイルス禍の中で開催された、歴史と伝統を誇るインカレですが、その初日に見事なジャンプが披露されました。
 「8m29cm」は、本当に素晴らしい記録だと感じます。

 さらに、この記録が「向かい風0.6m」の条件下で生まれたことは、条件が揃えば、橋本選手は8m40cmを優に超える記録を叩き出せる能力があることを示しているようにも思います。

 男子走り幅跳び種目については、2019年8月17日の「Athiete Night Games in FUKUI」大会において、橋本優輝選手が8m32cmの日本新記録を樹立した直後に、城山正太郎選手が8m40cmという驚異的な日本新記録を叩き出しました。
 日本男子走り幅跳びの記録を大幅に更新した大会となりました。
 そして、現在の日本の男子走り幅跳びは、この2人のアスリートがリードしているのです。
 
 8m40cmというのは、オリンピックの決勝で記録することが出来れば、入賞あるいはメダル争いに加わることが出来る水準です。

 「練習もままならない時期」にあって、橋本選手が好記録を叩き出したのは、本当に頼もしい限りでしょう。

 東京オリンピック2021に向けて、楽しみが増えました。
[9月12日・東京ドーム]
巨人5-4ヤクルト

 巨人の4番・岡本和真選手が、1回裏に3ランホームランを右翼席に、7回裏にソロホームランを左翼席に、叩き込みました。
 7回裏のホームランは決勝点となりました。

 本当に「効果的な2本のホームラン」でした。

 2018年6月2日のオリックス戦で、巨人軍第89代の4番打者となった岡本選手。
 22歳での4番就任?に対して、様々な意見が出されていました。

 4番打者には、「打線を組んで行ったら4番目に来た打者」と、「チャンスにおいて高い確率で打点を挙げてくれるので、チャンスが回って来ることが多いとされている4番に据えられている打者」の2種が在るのでしょう。

 この試合の岡本選手の活躍、存在感を観ると、岡本和真選手は「後者の4番打者」に成長したと見るべきです。

 「巨人軍の4番打者」岡本和真選手の、ますますの活躍が期待されます。

 9月13日朝、素晴らしいニュースが飛び込んできました。

 大坂なおみ選手が、全米オープン2020女子シングルスを制したのです。
 2018年に続いての、2度目の優勝でした。

[9月12日・ビリージーンキングナショナルテニスセンター(ニューヨーク州)]
大坂なおみ2-1ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
(ゲームカウント 1-6、6-3、6-3)

第1セットは、アザレンカ選手が圧倒しました。
 この試合最初のゲーム、大坂選手のサービスゲームをブレイクすると、第5ゲーム、第7ゲームもブレイクし、6-1で奪取しました。

 第2セットも、アザレンカ選手が良い立ち上りを魅せました。
 第2ゲームでブレイクして、ゲームカウント2-0とリードしたのです。第1セットを圧勝し、第2セットも最初にブレイクしたのですから、試合は完全にアザレンカ選手のペースでした。
 このまま、アザレンカ選手が押し切ってしまうのか、と感じられましたが、ここからが、今大会の大坂選手だったのです。

 直後の第3ゲームでブレイクバックを魅せたのです。
 アザレンカ選手にとっては、返す返すも惜しまれるゲームですが、大坂選手は粘り強いプレーでデュースに持込み、一気にこのゲームを奪いました。
 試合の流れをしっかりと引き戻したのです。

 その試合の最初のブレイクに成功すると、一気に試合の流れを自分に持ってくるのが、全米オープン2020における大坂選手の試合振りでしょう。
 サービスキープが続いた後の第7ゲームで、アザレンカ選手のサービスゲームを再びブレイクし、第9ゲームもブレイクして、第2セットを6-3でものにしました。
 「アザレンカ選手のサービスをブレイクする方法」を具備したかのようなプレーでした。

 第3セットは、第2セットの勢いそのままに、大坂選手のセットとなりました。
 第4ゲームをブレイクし、第7ゲームでブレイクバックを許したものの、直後の第8ゲームをブレイクし、第9ゲームをキープして、この試合の勝利=全米オープン・女子シングルスのタイトルをゲットしました。
 見事な勝利でした。

① 「動きの中に存在する軸」

2020年3月から本格化した新型コロナウイルス禍の中で、8月までの間、通常のトレーニングが出来ない状況下、大坂選手は「動きの中に存在する軸」を強化するトレーニングに努めて来たと報じられています。
都度都度のプレーにおいて、バランスをキープし、ショットの威力を保持するための「軸」を身に付けるための練習、相当高度なトレーニングなのでしょう。

そのトレーニングが実を結んでいることは、本大会における大坂選手のプレーのスピードと正確さに、良く現れていると思います。

難しい体制からの素晴らしいパッシングショットを、私達は何度目にしたことでしょう。また、ここぞという場面での凄まじいファーストサービスも見事なものでした。

大坂選手のプレーは、基本的には「パワーテニス」なのでしょうけれども、今大会はスピードと俊敏性がプラスされたようにも観えるのです。

「鬼に金棒」なのてしょう。

② 安定した「心持ち」

試合中の感情の起伏、それを動きに示すところは相変わらずの大坂選手です。
決勝の第1セットでも、ラケットを放り投げていました。

しかし、その「動き」がプレーに悪影響を与えていたように見えるシーンは、今大会ではとても少なかったと感じます。

精神面の充実と言われる状態なのでしょうが、どちらかというと、大坂選手は自身の気持ちをコントロールすることが上手になったように感じられます。

とても良い「心持ち」を具備することが出来たのかもしれません。

 この「心持ち」は、「メジャー大会を制覇するための心持ち」と呼んでも良いのでしょう。

 大坂なおみ選手の、これからの四大大会における活躍が本当に楽しみです。
 
[9月11日・ヤンキースタジアム]
ニューヨーク・ヤンキース10-1ボルチモア・オリオールズ

 オリオールズとのダブルヘッダー第2試合に先発登板した田中投手は、5イニング・91球を投げ、被安打3、奪三振5、与四死球1、失点1という好投を魅せて、今シーズン2勝目を挙げました。(2敗)

 初回、オリオールズのDJスチュワート選手にソロホームランを浴びましたが、回を重ねるにつれて安定した投球となり、3~5回はひとりのランナーも許しませんでした。

 ヤンキースの打線では、ボイト選手が「2打席連続スリーランホームラン」という珍しい記録を残して6打点と大活躍、これが15・16号となり、リーグのホームラン王争いを演じています。

 このところ、ジャッジ選手やスタントン選手といった主力が故障で出場できず、苦しい戦いが続くヤンキース打線にあって、孤軍奮闘という形でしょうか。

 新型コロナウイルス禍のシーズンですが、このゲームの両チームも、「本来のプレーからは程遠い」印象でした。

 1回裏、ヤンキースは一挙に4点を奪い逆転したのですが、これはオリオールズの「拙い守備」から生まれたものと言って良いでしょう。
 ボールがグラブに落ち着かず、送球も不正確というのですから、ピッチャーとしてはたまったものでは無いでしょう。
 「メジャーのレベル」では無いベースボールであったと感じます。

 また、ヤンキースの各打者の「スイングの鈍さ」も気になりました。
 タイミングが合っていないことも有るのでしょうが、各打者の振りが遅く弱いのです。
 シーズンの2/3以上を終えてのゲームですから、いまさら「練習不足」という訳にも行かないでしょう。

 ヤンキースは、アメリカンリーグ東地区3位と低迷しています。
 このままでは、ポストシーズン進出もままならないでしょう。

 ジャッジ選手、スタントン選手の復帰も間近と報じられています。
 ヤンキースファンとしては、「爆発的な連勝」が待たれるところです。

[9月11日・東京ドーム]
巨人2-1ヤクルト

 ヤクルトのスアレス投手と巨人の戸郷投手の投手戦となったゲームですが、1-1の同点から、8回裏、坂本選手が15号ホームランを放ち、巨人が競り勝ちました。
 「1点差ゲーム」を制するのは強いチームの条件です。
 この勝利で、巨人は2位・阪神に9.5ゲーム差と「独走」を固めています。

 そしてこの勝利が、原辰徳監督にとっての通算1,067勝でした。
 巨人軍の最多勝利監督(単独)となったのです。

 2番目はもちろん、あの川上哲治監督です。
 伝説の「V9」を示現した大監督です。

 川上監督は、1961年(昭和36年)から1974年まで14シーズンの間指揮を執りました。
 この間、リーグ優勝11回、日本一11回、1965年から1973年まで9年連続日本一(V9)という、圧倒的に強い巨人軍を創り上げたのです。
 「巨人・大鵬・卵焼き」という、昭和を象徴する文言は、ここから生まれたものですし、「巨人軍を球界の盟主」としたのも、川上監督の功績によるものであろうと思います。

 一方の原監督は、2002年(平成14年)から2003年、2006年から2015年、そして2019年から2020年の計14シーズンの指揮を執っています。川上監督と同じシーズン数です。
 そして、リーグ優勝8回、日本一3回と、こちらも良い成績を残しています。

 勝敗数を比較するのは、原監督が現役監督であることを考え合わせれば「まだ早い」のでしょうが、一応見ておきましょう。
 原監督は、1,067勝798敗62引分、川上監督は1,066勝739敗61引分となっています。
 勝率は川上監督の方が高いのですが、それ程大きな差は無い、2人の監督は、共に素晴らしい成績を残していると観るべきでしょう。

 川上監督の巨人軍は、相当メンバーが固定されていたように感じます。
 打線の3番王選手、4番長島選手の「ON砲」を中心に、1番柴田選手、2番高田選手あるいは土井選手、5番国松選手あるいは高倉選手、6番黒江選手、そしてキャッチャーが森選手という、まさに「伝説的なチーム・メンバー」だったのです。

 もちろん、原監督の時代にも、所謂有名選手が数多く居たのですけれども、原監督としては「その時期に最も好調な選手を使う」という方針(「実力至上主義」とも呼ばれますが)を貫いて、チームの勝利を追求してきた印象です。

 野球の内容が、投手・打者の両部門において変化してきている中で、「21世紀のプロ野球」の在るべき姿を追い求め、示現してきた指揮官なのであろうと思います。
 素晴らしい監督なのです。

 原辰徳監督が、自身の記録をどこまで伸ばしていくのか、これからも注目されるところですが、既に「名監督」であることは間違いありません。

 9月10日、アメリカ合衆国ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われた、全米オープン・女子シングルス準決勝で、大坂なおみ選手がジェニファー・ブラディ選手にセットカウント2-1で競り勝ち、決勝進出を決めました。

 本当に、素晴らしいことです。

[9月10日・準決勝]
大坂なおみ2-1ジェニファー・ブラディ
(ゲームカウント7-6、3-6、6-3)

[9月10日・準決勝]
ビクトリア・アザレンカ2-1セリーナ・ウィリアムズ
(ゲームカウント1-6、6-3、6-3)

 大坂選手は、ブラディ選手の強打に苦しみ、第3セット・第4ゲームまでブラディ選手のサービスゲームをブレイクできないという展開となりました。
 それでも、第1セットをタイブレークで取り、第2セットを落としたものの、第3セットの初のブレイクの後、一気に試合を決めたところに、今大会での勝負強さが感じられました。

 やはり、「ここぞ」という場面でのファーストサービスの威力が、最後は物を言ったのではないでしょうか。

 初めて全米オープン・シングルスを制した、別の言い方をすれば、4大大会シングルスを制した、2018年全米オープン以来の、全米オープン・シングルス2度目の決勝進出は、「快挙」という以外はありません。

 決勝の相手は、大豪セリーナ・ウィリアムズ選手を倒した、アザレンカ選手(ベラルーシ)です。
 全豪オープンのシングルスを2度制覇している強豪ですから、相手に不足はありません。

 準決勝まで、毎日のように試合を戦ってきましたが、決勝は9月13日の日曜日です。
 少し休息期間が与えられるのです。

 リフレッシュした大坂なおみ選手の、伸び伸びとしたプレーに期待しましょう。
 9月9日付の「ラグビーコラム:スーパーラグビーに歴史的できごと、初の女性主審ペレットさんが笛を吹いた」(田中浩氏著、SANSPO.COM)を興味深く読みました。
 スーパーラグビーSRオーストラリア大会の8月28日のゲーム、ブランビーズVSウェスタンフォース戦で、エイミー・ペレット氏が、女性として史上初めて主審を務めたとのこと。

 素晴らしいニュースだと感じます。

 記事には、「・・・むくつけき大男相手にも毅然とした態度で、臆せずに反則を取っていた。」と評されていました。

 30歳で母でもあるペレット氏は、もともとラグビー選手でしたが故障の為プレーヤーを引退し、14歳から笛を吹き始めたとのこと。
 2014年に女子ワールドカップ決勝の主審を務め、2016年7月にSRのアシスタントレフェリーとなり、リオデジャネイロ・オリンピックや女子欧州6か国対抗などでも、数多く主審を務めてきているとのこと。

 選手と共にフィールドを走り続け、判定が難しいプレーを「間近」で観ながら判断して行く、ラグビー競技の主審の仕事は、体力をも含めて、とても大変な役割であることは、誰もが分かっていることでしょう。
 この記事の中にも、「・・・トライにつながりそうな場面でのポジショニングの甘さが若干気になったが、・・・」という指摘がありました。
 ワールドカップ2019日本大会においても、各ゲームの主審の方々は、トライシーンなどではプレーの1m以内に居て、覗きこみながら判定をしているシーンが度々観られました。そうしたポジショニングは、瞬時の判断で取るものなのでしょうから、簡単なことではないことは自明です。
 ペレット主審も、ゲーム経験を重ねながら、世界トップクラスの審判に成長して行くものなのでしょう。

 前述のような様々なキャリアを積み上げながら、ついにSRという「男子の世界トップクラスのゲーム」でも笛を吹くこととなったのです。
 女子ワールドカップの主審遂行から「6年の月日」を要しての、私には、「快挙」であると感じられます。

 ラグビーの女子ワールドカップは、2019年8月から「女子」を取っての表記となりました。

 ラグビー競技においては、男女の区別を少なくしていこうという考え方があり、それが実行されているのでしょう。

 もちろん、この「動き」を前進させることは容易なことではありませんが、当該競技を発展させていこうというムーブメントとして、とても興味深いものだと感じます。

 9月4日~7日にかけて、ジョージア州イーストレイク・ゴルフクラブを舞台に開催された、PGAツアー2019~20シーズンの「フェデックスカップ」プレーオフ第3戦=最終戦、ツアーチャンピオンシップ大会byコカコーラは、ダスティン・ジョンソン選手が269打・21アンダーパーで優勝し、初の年間王者となりました。

 プレーオフ第1戦・ザ・ノーザントラスト大会で優勝し、第2戦・BMWチャンピオンシップ大会でプレーオフの末2位となって、最終戦にポイント1位で臨んだD.ジョンソン選手が、そのまま押し切ったという「堂々たる優勝・年間王者獲得」でした。

[ツアー選手権大会・最終結果]
1位 ダスティン・ジョンソン選手 269打・21アンダーパー
2位タイ ジャスティン・トーマス選手 18アンダー
2位タイ ザンダー・シャウフェレ選手 18アンダー
4位 ジョン・ラーム選手 17アンダー
5位 スコッティ・シェフラー選手 14アンダー
6位 コリン・モリカワ選手 13アンダー

 本大会の最終日にD.ジョンソン選手に食い下がったのは、ジャスティン・トーマス選手とザンダー・シャウフェレ選手でした。
 最終日を2アンダーでラウンドしたジョンソン選手に対して、トーマス選手とシャウフェレ選手は4アンダーで回り、最後までジョンソン選手を脅かし続けたのです。

 しかし、ジョンソン選手は慌てることなく、トーマス選手、シャウフェレ選手との差を2~3打差で維持して、とても冷静なプレーを続けていたように感じられます。

 20勝以上の勝利を挙げながら、メジャー大会は2016年の全米オープンのみであり、メジャー大会の2位が目立つ存在、「精神面の弱さ」を指摘されることもあった存在でした。
 今大会でも、最終日の16番パー4のティーショットで、珍しくフィニッシュでクラブがぶれる動きを見せた時には、「プレッシャー」かと感じられましたが、その後のショット・フォームは、いつもの形・リズムを取り戻していたように観えました。

 大選手を相手に恐縮ですが、「一皮剥けた」のかもしれません。

 PGAツアー2019~20シーズンは、ダスティン・ジョンソン選手が年間王者となり終了しました。
 例年通りのイーストレイクG.C.における、しかし、新型コロナウイルス禍の中での「無観客」の表彰式が、印象的でした。

 そして、2020~21年シーズンが直ぐに始まります。

 9月10日~13日は、セーフウェイオープン大会が行われ、9月17日~20日には「全米オープン」が開催されるのです。
 これは、本来2019~20年シーズンに開催されるはずだった大会です。
 舞台は、ニューヨーク州のウィングドフット・ゴルフクラブ。
 「ザ・全米オープン開催コース」と呼んで良い「超」名門コースです。

 2020~21年シーズンには、2021年6月17日~20日にも全米オープンが開催されます。舞台は、カリフォルニア州のトーリーパインズ・ゴルフクラブ。こちらも名門です。

 PGAツアー2020~21年シーズンは、全米オープンやマスターズ(2020年11月12日~15日、および2021年4月8日~11日に予定されています)が「2度開催される」シーズンなのです。
 そして、東京オリンピック2021のゴルフ競技も行われます。

 ビッグトーナメントが目白押しの新シーズン、本当に楽しみです。
 9月13日~27日、東京両国国技館を舞台に開催される、2020年大相撲9月場所の注目力士検討です。

 新型コロナウイルス禍の中で開催された7月場所では、帰り入幕・幕尻の照ノ富士が見事に優勝を飾りました。
 9月場所は、どのような展開になるのでしょうか。

 さて、注目力士です。

1. 横綱

 やはり、第一人者・白鵬に期待します。
 鶴竜を含めて、近時の横綱陣は「15日間取り切る」ことがなかなか出来なくなっていますが、9月場所では是非、元気なところを魅せていただきたいと思います。

2. 大関

 大関陣では、貴景勝の故障からの回復度合いがポイントとなります。
 相当良くなっているのではないかと思いますが、9月場所では朝乃山に注目したいと思います。
 「綱取りの足掛かりとなる場所」にして欲しいものです。

3. 関脇以下の力士

③関脇・正代
 2020年になって、前に出る圧力が増した印象です。体格・体力に恵まれた力士ですから、大関を目指して大勝ちして欲しいと思います。

④関脇・御嶽海
 このところ、11日目以降に疲れが見える感じがしますが、相撲戦法・戦術の上手さは、現役力士屈指でしょう。こちらも、大関取りを目指して、二桁勝ち星に期待します。

⑤霧馬山
 先場所は「上位の壁」に跳ね返されてしまいましたが、上位の取口にも慣れたことでしょう。足腰の良い力士ですから、そのスピード相撲で暴れまくって欲しいものです。

⑥大栄翔
 先場所、小結での11勝は、力が無ければ出来ない成績でしょう。関脇・小結が充実している今、ここから抜け出して行けるかどうかの試金石の場所となります。

⑦照ノ富士
 上位力士による研究が進む場所ですから、一番一番大変な取組が続くこととは思いますが、現在の勢いなら乗り切って行けそうです。大関復帰は、夢物語ではないのです。

⑧若隆景
 先場所は、帰り入幕で二桁勝利でした。思い切りの良い相撲に期待します。

⑨阿炎
 色々なことが有りましたが、力士を続けて行く以上、今場所は「元気の良い相撲」を取らなくてはならないのでしょう。活躍がとても楽しみです。

⑩豊昇龍
 大横綱・朝青竜とは少し違う取口ですが、足腰の良さは共通しているのでしょう。次代を担う力士の活躍に期待します。

 9月場所は、以上の10名の力士に注目します。

 もちろん、隠岐の海と遠藤の両小結にもとても期待しているのですが、枠が10しかありませんでしたので、今回は入りませんでした。

 「充実した土俵」が繰り広げられることでしょう。
 MLB2020のレギュラーシーズンも、各チーム約40試合を終えました。
 今期は全60試合ですので、シーズンの2/3を終えたことになります。

 つい先日始まったばかりという印象の2020年シーズンですが、前半・中盤・後半という区分を付けるとすれば、既に後半戦に入っているのです。

 9月6日終了時点の各地区の順位を観てみましょう。

[アメリカンリーグAL・東地区]
1位 レイズ 勝率.683
2位 ブルージェイズ 5.5ゲーム差
3位 ヤンキース 6.5ゲーム差
4位 オリオールズ 8.5ゲーム差
5位 レッドソックス 14.5ゲーム差

[AL・中地区]
1位 ホワイトソックス 勝率.634
2位 インディアンズ 0.5ゲーム差
3位 ツインズ 1.5ゲーム差
4位 タイガース 6.5ゲーム差
5位 ロイヤルズ 12.0ゲーム差

[AL・西地区]
1位 アスレチックス 勝率.622
2位 アストロズ 3.5ゲーム差
3位 マリナーズ 6.5ゲーム差
4位 エンゼルス 8.5ゲーム差
5位 レンジャーズ 11.0ゲーム差

 ナショナルリーグ・NLの順位は、以下の通り。

[NL・東地区]
1位 ブレーブス 勝率.600
2位 フィリーズ 3.0ゲーム差
3位 マーリンズ 4.5ゲーム差
4位 メッツ 5.5ゲーム差
5位 ナショナルズ 9.5ゲーム差

[NL・中地区]
1位 カブス 勝率.561
2位 カージナルス 1.5ゲーム差
3位 ブリュワーズ 4.0ゲーム差
4位 レッズ 5.0ゲーム差
5位 パイレーツ 9.0ゲーム差

[NL・西地区]
1位 ドジャース 勝率.714
2位 パドレス 5.0ゲーム差
3位 ロッキーズ 9.0ゲーム差
4位 ジャイアンツ 9.5ゲーム差
5位 ダイヤモンドバックス 14.5ゲーム差

 AL、NLの全ての地区を観て、まず目に付くのは、NL・西地区のロサンゼルス・ドジャースの強さでしょう。
 「30勝12敗・勝率.714」という素晴らしい成績で快走しています。
 MLBにおいて「3勝1敗ペース」というのは、凄まじい強さなのです。

 続いては、AL・東地区のタンパベイ・レイズでしょうか。
 シーズン開始直後はニューヨーク・ヤンキースの強さが目立った地区ですが、レイズが次第に調子を上げ、28勝13敗で首位に立っています。
 一方のヤンキースは、地区2位どころか、ブルージェイズにも抜かれて3位に後退しました。
 ポストシーズン進出に向けて、再噴射が必要でしょう。

 接戦なのはAL・中地区。
 ホワイトソックス、インディアンズ、ツインズの3チームが1.5ゲーム差の中に居ます。
 ツインズ・前田健太投手の活躍が期待されるところです。

 NL・中地区は、各チームの勝率が低い中で、シカゴ・カブスとセントルイス・カージナルスが1位・2位を占めていますが、3位のミルウォーキー・ブリュワーズと4位のシンシナティ・レッズにも、逆転の可能性があると思います。
 カブスにとっては、ダルビッシュ有投手の存在は頼もしい限りでしょう。

 異例づくしのシーズン、各地区の1・2位+ワイルドカード2×2=16チームがポストシーズンに進出します。
 まだまだ、「熱いレギュラーシーズン」が続きます。
 「年間王者」を決めるためのプレーオフシリーズ第3戦=最終戦・ツアーチャンピオンシップ大会2020の2日目、前半が終了しました。
 大会日程は、9月4日~7日(金曜日から月曜日)の4日間、会場はいつものように、アメリカ合衆国・ジョージア州アトランタ近郊のイーストレイク・ゴルフクラブです。

 昨年の大会から、プレーオフ最終戦に臨む時点のポイント順位によって、あらかじめ10アンダーパー、8アンダーパー、7アンダーパーといった形で、トーナメント開始時点でハンディキャップを設け、目の前で行われているトーナメントのスコアにより優勝・順位が決まる形に変更されました。

[9月5日・2日目終了時点の順位]
1位 ダスティン・ジョンソン選手 13アンダーパー(2日間3アンダー)
2位 イム・ソンジュ選手(韓国) 12アンダー(同8アンダー)
3位 サンダー・シャウフェレ選手 11アンダー(同8アンダー)
4位 ジャスティン・トーマス選手 10アンダー(同3アンダー)
5位タイ コリン・モリカワ選手 9アンダー(同4アンダー)
5位タイ ティレル・ハットン選手(イングランド) 9アンダー(同7アンダー)
5位タイ ジョン・ラーム選手(スペイン) 9アンダー(同1アンダー)

17位タイ 松山英樹選手 4アンダー(同イーブンパー)

 プレーオフ第2戦=BMW選手権大会を終えてポイントトップに立っていたD.ジョンソン選手が、2日間を戦って首位をキープしています。
 2日間で3アンダーは、爆発力を身上とするジョンソン選手としては「不本意」でしょうが、それても首位をキープしているところが、現在の好調さを示しているように感じます。

 ポイント2位の8アンダーからスタートしたジョン・ラーム選手は、1日目を65打・5アンダーとして、ジョンソン選手に並びました。BMW選手権大会で、ジョンソン選手をプレーオフの末に破り優勝した好調さを、最終戦にも持ち込んでいるように観えましたが、意外なことに2日目に失速、4オーバー・74打としてしまい5位タイに後退しました。

 イーストレイクG.C.は、PGAツアーのシーズン最終戦に使用されているコースですから、当然ながらとても良いコースであり、難易度も高いのですが、そうしたコースを相手にしても「爆発的なスコアを叩き出す」プレーヤーが「複数」登場するのが、世界最高のPGAツアーなのです。

 ツアー選手権2020の前半においても、イム・ソンジュ選手とザンダー・シャウフェレ選手が、2日間で8アンダー、ティレル・ハットン選手が2日間で7アンダーという、見事なラウンドを披露してくれました。
 一気の追い上げで、順位を大きく上げたのです。

 我らが松山選手は、1日目70打、2日目70打とイーブンパーの2ラウンドを重ね、スコアはスタート時の4アンダーのままです。
 初日が2バーディ・2ボギー、2日目が3バーディ・3ボギーと、スコアを伸ばせていないところは「歯痒い」ところですけれども、「パー」を重ねてのスコアというところに「可能性」、3日目以降の爆発の予感がします。
 ショットもパッティングも決して悪くは有りませんから、松山英樹選手の「追い上げ」が十分に期待できると思います。

 さて、ツアー選手権大会の優勝争い=年間王者争いですが、やはり、プレーオフ第1戦・ザ・ノーザントラスト大会の覇者にして、プレーオフ最終戦にポイントトップで臨んだダスティン・ジョンソン選手、プレーオフ第2戦・BMW選手権大会の覇者ジョン・ラーム選手、PGA2016~17シーズンの年間王者にして、プレーオフシリーズ開始前のポイントリーダーであったジャスティン・トーマス選手が、有力であろうと考えます。

 その他のプレーヤーであれば、PGA2015~16シーズンおよび18~19シーズンの2度の年間王者を誇るロリー・マキロイ選手(北アイルランド、2日目を終えて8位タイ・8アンダー)、今シーズン唯一のメジャー・全米プロ選手権大会を制したコリン・モリカワ選手、2018年のマスターズ大会チャンピオン・パトリック・リード選手、そして我らが松山英樹選手が有力だと思います。

 ツアーチャンピオンシップbyコカコーラ大会、3日目・4日目においては、何が起こっても不思議では無い、熾烈極まりない戦いが繰り広げられることでしょう。

 新型コロナウイルス禍の下で開催されている、テニスのメジャー大会・全米オープン2020女子シングルスで、大坂なおみ選手が順調に勝ち進んでいます。

[8月31日・1回戦]
大阪なおみ選手2-1土井美咲選手

[9月2日・2回戦]
大坂なおみ選手2-0カミラ・ジョルジ選手(イタリア)

[9月4日・3回戦]
大坂なおみ選手2-1マルタ・コスチュク選手(ウクライナ)

[9月6日・4回戦](試合前)
大坂なおみ選手VSアネット・コンタベイト選手(エストニア)

 人種問題や左脚太腿の故障で、今大会でのプレーが心配された大坂選手ですが、試合を重ねるにつれて調子が上がってきているように観えます。

 特に、「肝心なところ」で得意の強烈なサービスが威力を発揮しています。

 思うようなプレーが出来なかった時に、ラケットを放り投げる仕草は相変わらずですけれども、「試合を放り投げる」ような様子はありません。
 地力を発揮できる「心持ち」なのでしょう。

 4回戦の相手コンタベイト選手は、今大会の2・3回戦を2-0で制して上がってきました。
 もちろん強敵ですが、大坂選手が自らのプレーを展開できれば、十分に戦える相手でしょう。

 大坂なおみ選手の勝ち上がりが期待されます。
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
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