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HOME   »  2020年10月12日
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 10月8日、ワールドアスレティックス(世界陸連)のセバスチャン・コー会長が、新国立競技場を視察したと報じられました。
 そぼ降る雨の中、黒いマスクを着用しての視察でした。

 コー会長は、いくつかのコメントを発しましたが、その中で、私が感じ入ったものを列挙します。

① (新国立競技場は)持続可能性の高いスタジアムであり、美しい。

 このコメントには、世界の陸上競技を牽引するワールドアスレティックスの最高責任者としての思いが、込められていると感じます。

 持続可能性=長期間に渡って存在する、スタジアムというのは、実はそう多くは無いのでしょう。
 もちろん、世界トップクラスの国際大会に使用可能な施設として、しっかりとしたメンテナンスが続けられることが不可欠な訳ですが、それは当該スタジアムが存する国の国力が十分でなければなりませんし、メンテナンス技術力も十分でなければなりません。
 さらに、「定期的に使用され続ける」ことも大事なのでしょう。

 加えて、国内紛争や海外諸国等との戦争によって、スタジアムが破壊されてしまうリスクにも対応し続けなければならないのです。

 かつてのオリンピックや世界大会に使用された会場が、破壊されたり、経年劣化によって、現在では使い物にならないものになってしまっている例は、少なくは無いのです。

 前代の国立競技場が「半世紀にわたって世界最高水準のスタジアムとして存在し続けた」事実をも踏まえて、コー会長は、新国立競技場も「持続性可能性の高い施設」として評価し、その美しさにも評価を与えたものと思います。

② トラック、ウォームアップエリアも(オリンピック後も)維持して欲しい。

 これは、世界のトップアスリート達が、大会において最高のパフォーマンスを発揮するための設備の維持を求めたコメントでしょう。

 確かに、こうした「付属設備」は、オリンピック後に廃棄されてしまうことも多いのでしょう。設備の維持費用は、想像を遥かに超える金額なのですから。

 しかし、コー会長は、新国立競技場が「世界の陸上競技プレーヤーにとっての伝説的な存在となるために」こうした「付属設備」についての、今後の我が国の対応について、要望を述べたのであろうと思います。

③ (新型コロナウイルス感染症の)状況が落ち着けば、世界選手権大会を開催したい。

 コー会長は、前国立競技場で開催された1991年の世界陸上を「今までで一番素晴らしい大会」と評するとともに、東京オリンピック2021後、新型コロナウイルス禍が落ち着いた時点で、自らが主管する「陸上競技世界選手権大会」を新国立で開催したいと述べたのです。

 この思いは、コー会長にはとても強いものであると感じられますので、私達はオリンピックの後の世界陸上を楽しみに待ちたいと思います。

 コー会長は、2019年横浜国際総合競技場で開催された「世界リレー大会」(本ブログ2019年5月20日の記事「[世界リレー2019横浜] JAAF セバスチャン・コー会長」をご参照ください)にも触れて、「レガシーを維持し、今後もトップクラスの大会を開催できることが重要」とコメントしたと報じられました。

 コー会長にとっては、ワールドアスレティックスが主催する大会の十分な受け皿として、新国立競技場を、とても高く評価したということになります。

 日本国民にとって、本当に嬉しいことだと思います。
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