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HOME   »   サッカー  »  [欧州サッカー] ACミラン本田選手が覚醒したのは、イタリア語が話せるようになったから?
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 10月21日時点で今季リーグ開幕から7ゲームで6得点と、セリエAの得点ランクトップに立っている本田圭佑選手の大活躍の様子は、我が国にも広く報じられています。

 2014年1月にACミラン入りしてから、昨季終了までの本田選手とは見違えるばかりの得点力アップについては、真剣な分析や冗談めいたものまで、多くの論評がなされています。
 「昨季は弟が来ていた。今季は本人が来ている。」といった話は、本田選手の活躍と共に好ましいジョークとして、イタリアで喧伝されているようです。

 そして10月21日の日刊スポーツのネット配信記事として、ACミラン幹部のウンベルト・ガンディーニ氏のインタビューが報道されました。

 ガンディーニ氏は、ワールドカップ・ブラジル大会後のチームとの合流から、本田選手は大きく変わったと指摘し、「イタリア語を真剣に勉強した。・・・・以前は英語を少し話すだけだった。(チームメイトやチーム関係者は)誰も日本語は理解できないから、環境に入り込むのが難しかった。今は、できるだけイタリア語を話そうとしているし、チームの中に自ら入り込もうとしている。今の本田こそが、我々がしばらくの間モニターした末に、獲得したいと考えていた選手そのものだ。・・・・問題の一番大きな部分は言葉だった・・・・。」とコメントしています。

 本田選手の今季の活躍は、本田選手がイタリア語を勉強し、チームメイトや関係者とのコミュニケーションを改善するための努力を継続し、チームに溶け込もうとしたことから生まれたという指摘です。

 ガンディーニ氏は続けます。
 「彼(本田)の性格は他の日本人より閉鎖的だ。それに、とても内気だ。しかし、イタリアのメンタリティーに完全に入り込まなければならないことを理解したのだろう。チームメイトとの関係をみても、とても努力している。それによって、すべてがうまくいくようになっている。」と。

 ただでさえ控えめとされている日本人の中でも、本田選手が閉鎖的な性格であり、とても内気であるとの指摘は、常に「ビッグマウス(大口叩き)」と呼ばれる本田選手のイメージとは異なるものですが、核心を付いているのかもしれません。
 
 本田選手が時間をかけてイタリア語を学び、チームメイト・関係者とのコミュニケーションを良化することにより、好成績を残すことが出来るようになったという指摘は、海外のメジャーなスポーツリーグで戦おうとする日本人アスリートにとって貴重な指摘なのでしょう。
 もっと言えば、スポーツに限らずあらゆる分野において海外で活躍しようとすれば、肝に銘じておかなければならない事なのかもしれません。

 そのこと自体には「なるほど」と感じますが、ひとつ疑問というか不思議に感じることがあります。

 それは、サッカー日本代表の外国人監督の中に、日本語が堪能であった人は居ないという点です。ハンス・オフト監督、フィリップ・トルシエ監督、ジーコ監督、アルベルト・ザッケローニ監督らを思い浮かべると、日本語でインタビューに答えていた記憶はありません。
 それどころか、片言の日本語さえ容易には扱えなかった感じです。

 「サッカーは世界の言葉」だと言われます。言葉が通じない者同士でも、直ぐにプレーできるスポーツであり、サッカーには言葉は必要ないと言ったニュアンスで語られることもあります。
 これはこれで、ひとつの概念なのでしょう。

 しかし翻って、頭書の本田選手活躍の最大要因がイタリア語の習得であったという指摘との整合性が、気になります。
 「プレーヤーは現地語に習熟する必要があるが、監督は現地語を話せなくても良い」という理屈というか考え方は、到底通りそうもありません。

 日本代表チームの練習風景の中で、通訳を通じて選手達に指示が出ている様子が報じられます。通訳を通じてよりも、自らの言葉で指示を出した方がより効果的なことは間違いなさそうです。

 サッカー先進国から、今後も沢山の監督が日本にやってくることでしょう。その方々が保持しているノウハウは、とても大切なものであり、日本サッカーの強化にとって欠くべからざるものなのでしょう。であれば、日本語でそのノウハウを伝え、展開していただいた方が一層効果が上がるように感じるのは、私だけでしょうか。
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