FC2ブログ
HOME   »   NFL  »  「荒くれ者達?の大声」が響き渡る NFLのフィールド
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 NFLのテレビ放送を観ていると、フィールド・サイドライン横のプレーヤーが控えているエリアで、大声が響き渡ります。

 ベンチ椅子が並んでいて、ゲータレードを飲む装置とか、寒いゲームであれば温風機などが配置されている場所に、プレーヤーは据わりながら休息を取り、次の出番を待っているのですが、そこに大きな声が響くのです。

 「俺達は絶対に負けない。」「次の攻撃で逆転するぞ。」「必ず止めてやる。」といった言葉が聞こえるのですが、多くのプレーヤーがベンチに座っている中で、一部のプレーヤーが席を立ち、座っているプレーヤーに呼びかけている形が多いと思います。

1. 味方プレーヤーを鼓舞するため

 こうした大声の目的の第一は、味方プレーヤーを鼓舞することでしょう。

 ゲーム開始前は、「絶対に勝つ」という雰囲気を醸成するためや、もともと防具こそ付けてはいますが、非常に危険なスポーツ=怪我をしたり再起不能になる可能性があるスポーツ、としてのアメリカンフットボールのゲームに臨むに際しては、どうしても恐怖から怯みがちになるプレーヤーが居るのでしょうが、こうしたプレーヤーに勇気を奮い立たせて、チーム全体の気迫・戦う気持ちを高めるために、オフェンスOF陣・ディフェンスDF陣のリーダー的な存在のプレーヤーが大声を上げるのです。

 少し話は逸れますが、大相撲の高見盛関の取組前のパフォーマンスはとても人気がありましたが、何故、腕を下に向けて何度も振り下ろしたり、胸板をこぶしで何度も叩いたりといったパフォーマンスを行うのかという質問に対して「怖さを払拭するため。土俵に立ち、大きな対戦相手力士を観ると、壊されてしまうのではないかと怖くて仕方が無くなる。時間になって取り組みが迫った時、自分自身を奮い立たせるため」と答えていました。
 本音であろうと感じます。前述のNFLゲーム前の大声に通じるものがあります。

 さて、ゲームが進むと、今度はゲーム経過に合わせた大声が多くなります。
 相手チームの攻撃に押され気味の時には「今度は絶対に抑えてやる。」とか「今度は俺達がタッチダウンを取る番だ。」といった感じで、特に劣勢の時に大きな声が聞こえます。

 やはり、チームを鼓舞するためのものです。聞いているだけで「にやり」とさせられるウィットに富んだ呼びかけも多いと感じます。

2. 味方プレーヤーへの感謝・リスペクトを示すもの

 「お前のランのおかげで(前進出来た結果)タッチダウンが取れた。」といった声も聞こえます。良いプレーに対する称賛と感謝です。
 
 「ここぞという時には、お前を頼りにしているぞ。」といった声もあります。味方プレーヤーに、いかに期待しているかを伝えるとともに、当該プレーヤーのやる気を引き出す声掛けでしょう。

 チームスポーツにおいて大切な「コミュニケーション強化」のために、NFLのプレーヤー達は、常に声掛けを続けているのです。
 そもそも、全米一の人気スポーツであるアメリカンフットボールの最高峰がNFLなのですから、NFLのゲームに出場すること自体が「大変な名誉」であることは間違いが無く、ましてそのゲームで、タッチダウン・ランやレシーブ、クオーターバックQBサックやパス・インターセプトといった「ビッグプレー」を魅せたプレーヤーは、当然ながら称賛の対象であり、リスペクトされてしかるべき存在なのです。

 これをキチンと声に出して伝えることで、当該プレーヤーは一層頑張るでしょうし、チーム力の維持・改善に資することは明白です。

 逆に言えば、こうした大声が上がらないチームというのは、おそらく弱いチームなのであろうと思います。

3. 相手チームに対するリスペクトをも示すもの

 今季の第12週、ニューイングランド・ペイトリオッツ対デトロイト・ライオンズのゲーム前、ライオンズのDFチームが輪を作って肩を組み大声を上げました。「相手のQBはNFL史上最高のQBのひとりだけれども、俺達は絶対に倒す。好きなようにはさせない。」といった趣旨の声掛けでした。

 相手チームのQBはトム・ブレイディ選手。スーパーボールを3度制覇している、現役最高のQBのひとりであり、NFL史上屈指のQBです。
 
 このブレイディ選手を相手にして、ライオンズのDFチームは、無暗矢鱈に「ぶっ潰してやる。」といった大声を発するのではなく、「史上最高のQBのひとり」と表現していました。相手プレーヤーへのリスペクトを忘れることなく、しかも「冷静なプレー」で対抗するという雰囲気が漂っていました。

 気迫に満ちた状態で一定の冷静さを保持することは、高いレベルのゲームに勝利するための必須条件でしょう。
 この時のライオンズのDFチームの声掛けからは、世界最高のアメリカンフットボールリーグの先発プレーヤー・DFチームの能力の高さと誇りが感じられました。「さすがだ」と思いました。
 このレベルで戦うアスリートに、絶対に必要な行動なのでしょう。

 NFL2014~2015はレギュラーシーズン真っ只中です。
毎週楽しくゲームを観させていただいていますが、この「荒くれ者達?の大声」も見所のひとつであることは、間違いありません。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
個人競技における「経験」の意味
NEW Topics
[新型コロナウイルス感染症2020] ウインブルドン選手権大会の中止などなど
[エル・クラシコ2005] 銀河系軍団VSエトー選手・ロナウジーニョ選手
観たかった、志村けん氏の聖火リレー
[競馬コラム257-日本馬の海外挑戦4] 2014年 アドマイヤラクティ号 G1・コーフィールドカップ優勝
[UEFA-EURO2000準々決勝] 凄まじき クライファート選手
[UEFA-EURO1992決勝] デンマークチームの優勝
[東京オリンピック2021] 代表選手の再選考実施は「新型コロナウイルス禍の終息時期」次第
[競馬(無観客)] 高松宮記念2020の注目馬
[UEFA-EURO1988準決勝] オランダチーム 西ドイツを破り決勝へ
[大相撲2020・3月場所を終えて] 朝乃山 大関昇進
[競馬コラム256-日本馬の海外挑戦3] 1997年 ホクトベガ号のドバイワールドカップ
[大相撲2020・3月「無観客」場所] 横綱・白鵬が44回目の優勝
[コパ・アメリカ2011準々決勝] ウルグアイチーム PK戦で勝利
[UEFA-EURO1972決勝] ギュンター・ネッツァー選手の雄姿
[UEFA-EURO1984決勝] フランスチーム 初優勝
[競馬コラム255-日本馬の海外挑戦2] 1995年 フジヤマケンザン号 36年振りの日本馬海外重賞制覇
[UEFA-CL2019~20・決勝T] リバプール 早々に敗退
[UEFA-CL2019~20・決勝T] RBライプツィヒ スパーズを圧倒
[バドミントン全英オープン2020] 日本チーム 男女のダブルスで優勝
[UEFA-CL2019~20・決勝T] アタランタ イリチッチ選手の大活躍
[UEFA-CL2019~20・決勝T] パリ・サンジェルマン ボルシア・ドルトムントとの接戦を制す
[PGAツアー2019~20] 「ザ・プレーヤーズ2020」中止
[トップリーグ2020] ジェシー・クリエル選手の大好物
[Jリーグ2020] イニエスタ選手へのインタビュー
[スピードスケートW杯2019~20・最終戦] 新濱立也選手・小平奈緒選手 500m種目で総合優勝
[スキージャンプW杯2019~20女子] 高梨沙羅選手 優勝 通算57勝目!
[NPB2020・新型コロナウイルス関連] 開幕戦の延期とペナントレース重視の姿勢
[MLB2020スプリングトレーニング] 菊池雄星投手 好調!
[大相撲2020・3月場所] 「無観客」場所 初日
[名古屋ウィメンズマラソン2020] 一山麻緒選手 好記録で優勝!
[びわ湖毎日マラソン2020] 極めて粗末なスタートの遅延
[春の甲子園2020] 関連グッズの行方
[MLB2020スプリングトレーニング] 調子を上げてきている 大谷翔平選手
[東京マラソン2020男子] 2時間6分台と7分台の日本選手達
[スピードスケート世界選手権2020スプリント] 高木美帆選手と新浜立也選手の大活躍
[大相撲2020・3月場所] 史上初の無観客場所において活躍が期待される10名の力士
[自転車トラック世界選手権2020] 梶原悠未選手と脇本雄太選手の活躍
[東京マラソン2020男子] 大迫傑選手のガッツポーズ
[競馬コラム254] 2008年 カジノドライヴ号 アメリカ合衆国のダート重賞優勝
[NPB2020・新型コロナウイルス肺炎関連] オープン戦72試合を無観客試合に
[Jリーグ2020・新型コロナウイルス肺炎関連] ルヴァンカップとリーグ戦を延期
[NBA2019~20] 注目される「ルイ効果」
[競馬コラム253] 「二刀流」モズアスコット フェブラリーステークス2020を圧勝
[Jリーグ2020] 開幕と遠藤保仁選手の最多出場試合数タイ記録
[NPB2020春季キャンプ] 楽天・戸村健次投手 打球を受け頭蓋骨を骨折
[KONAMI OPEN 2020・1日目] 佐藤翔馬選手と川本武史選手の活躍
[PGAツアー2019~20・ジェネシス招待] 松山英樹選手 3打差の5位
[MLB2020スプリングトレーニング] 大谷翔平選手は「練習の虫」
[日本陸上競技選手権2020競歩20km男子] あってはならない「誤表示」
[世界距離別選手権2020] 日本チームの大活躍
Entry TAG
プレーヤーの大声が響くNFLのフィールド  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930