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HOME   »   スポーツ共通  »  KaZブログが選ぶ「2014年スポーツ界10大ニュース」(第5位~第1位)
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 前項では第10位から第6位を記載しました。続けます。

[第5位] 混迷する日本男子バスケットボール界

 「10大ニュース」には、なるべく明るいニュースを選択したいとは思うのですが、この件は外すことは出来ません。

 何しろ、我が国における体制の問題から、我が国の男子代表チームのみならず女子代表チームまで、オリンピック予選に出場できないかもしれないという大問題なのです。

 FIBA(国際バスケットボール連盟)からの要請に対して、JBA(日本バスケットボール協会)が応えることが出来なかったことに対する「制裁」が行われるかもしれないという話です。

 その要請とは「国内のトップリーグはひとつでなければならない」というもので、現在NBLとbjリーグの2つのトップリーグが存在する、日本男子バスケットボール界は、その要請に応えていないことになります。

 これは「日本男子バスケの問題」なのですが、FIBAは「日本バスケの問題」として把握して、女子も含めた「代表チームの国際試合出場停止」の措置が取られる可能性があります。

 日本国内でバスケットボールをやっている選手が、オリンピックをはじめとする国際試合に出場しなくてもいい、という気持ちであればまだしも、そんな気持ちである筈がないのですから、急いで対応しなくてはならないのは、当然です。

 先日、JBAの役員が全員辞任する旨が発表されましたが、そのタイミングは「今後の道筋を付けてから」ということでした。「責任を果たしてから」という発言もあったと報じられました。

 こうした有り様は、他の競技でも見られましたが、「問題に対応する能力=マネジメント能力が無い人達」が今後の道筋を付けるというのは、相当に難しいことだと思います。「今後の道筋を付ける能力が無いことが既往事実として証明されている」のですから、そうした人達が辞めて交替した瞬間から、対応や改革が始まることは明らかです。

 また、2014年10月末の対応期限に際して、結果として何も出来なかった人達に「責任能力が無いこと」も明白です。責任能力が無い人達が「責任を果たす」と発言するのも、不思議なことだと感じます。

 まさか、地位や名声にしがみついていたい人達では無いのでしょうから、この問題の解決を早めるために、1日も早い全役員辞任実現が求められているのではないでしょうか。

[第4位] 葛西紀明選手の「レジェンド」は続く

 今年、ソチオリンピックのラージヒル種目で銀メダルを獲得したことだけでも、40歳を大きく超えたアスリートとして空前の偉業ですが、2014~2015年シーズンを迎えて、11月29日のワールドカップ個人戦(フィンランド・ルカ大会)で優勝(42歳5か月と自身の最年長優勝記録を再度更新)するに至っては、驚異的であり言葉が見つかりません。

 レジェンドは続いているのです。

 前述のルカ大会で葛西選手と同点で優勝を分け合ったシモン・アマン選手(スイス)が2人で受けたインタビューで葛西選手の方を見ながら「レジェンド、レジェンド」と連呼していたシーンが印象的でした。

 絶対筋力の大きさと陸上競技100m競走のスタートの瞬間に匹敵すると言われるスピードに加えて、体の柔軟性が必要な競技において、42歳を過ぎても世界のトップクラスで戦い続けている葛西紀明選手に、大きな拍手を送らせていただきます。

[第3位] ソチオリンピックで金メダル 羽生結弦選手

 ソチオリンピックで日本選手団唯一の金メダルをもたらしてくれた羽生選手。
 本当に見事な演技でした。

 オリンピック史上初というか、世界一を争う大会でのショートプログラムSPにおいて初めて100点を超える得点を叩き出した時のインタビューで「まだまだ全然自分が考えている演技には程遠いのですけれども・・・」とコメントしていたことが思い出されます。

 求めるものが、格段に高いのです。

 そして2014~2015年シーズンのグランプリシリーズで大怪我を負い、日本人選手の中で最も下位の順位でファイナルに進み、そこで今季世界最高得点を叩き出しました。

 あの細い体の、どこに類を見ないような「強靭な精神」が宿っているのだろうかと考えてしまいます。
 驚くべきフィジカルとメンタルの強さが、羽生選手の強さの源泉であることは間違いないでしょう。

[第2位] ワールドカップ・ブラジル大会でドイツチームが優勝

 「南米で開催されるワールドカップは南米のチームが優勝する」というのは、サッカーワールドカップにおける「公理」でした。絶対に破られることの無い原則だったのです。

 その「公理」をドイツチームが破りました。まさに偉業です。

 この大会のドイツチームは、準決勝のブラジル戦7-1の勝利に代表される「圧倒的な攻撃力」と、大会全7ゲームで僅か4失点という「強固な守り」の両方を具備した、素晴らしいチームでした。

 特にその攻撃における、相手ゴール前での変幻自在なボール回しは、新しいサッカーを感じさせるものであり、チームメンバー全員が得点者になり得る戦術が展開されたのです。この大会におけるドイツチームの得点者は、ミュラー・フメルス・ゲッツェ・クローゼ・シュールレ・エジル・クロース・ケディラの8名に及びます。そして、そのポジションはフォワード・ミッドフィールダー・ディフェンスに及んでいます。

 つまり、特定の天才的なゴールゲッターに頼ることなくワールドカップを制したのです。「トータルフットボール2014」と称して良いサッカーが展開されたと考えます。

 世界サッカー史上に燦然と輝く、偉大なチームでした。

[第1位] 錦織圭選手 全米オープン決勝のコートに立つ

 我が国のテニス界のみならず、スポーツ界全体にとって大きな意味を持つ快挙であったと思います。

 日本テニス界が世界4大大会に挑戦を始めてから約100年の歳月をかけて、ついに4大大会のシングルス決勝のコートに日本人プレーヤーが立ったのです。
 
 「競技テニスは日本人には向いていない」「日本人プレーヤーが4大大会のシングルスで決勝に進出することはあり得ない」と言われてきました。こうしたコメントが出てくるのも無理も無いことだったのです。
 日本はテニスを始めたばかりの国では無く、もう100年間も修練を積んできた国なのです。そして、テニス人口は他のスポーツに比べても決して引けを取らないものですし、メジャースポーツとして、多くの人人々に愛好されてきていたのです。

 長い間メジャーなスポーツとして日本国内で行われて来て、様々な形の選手強化も続けられて来ていながら、100年経っても成し遂げることが出来なかったのですから、「競技テニスは日本人には向いていない」と言われても、何の不思議も無かったのです。

 その、あまり良いとは言えない伝統・厚い壁を、錦織選手が破ってくれました。

 2014年、オリンピックやワールドカップが開催された2014年のスポーツシーンの中でも、この錦織選手の快挙を第1位とします。

 本稿は「2014年スポーツ界10大ニュース」の第5位から第1位までを採り上げました。

 次の稿で「まとめ」てみたいと思います。
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2014年のスポーツ10大ニュース・第5位~第1位  
Comment
156
私も錦織選手の活躍は今年のスポーツ界で一番だと思います。しかしだからと言って彼が日本の伝統・厚い壁を破ったとは言えないでしょう、彼はほとんどアメリカで育ってますから。バスケットボールの件もそうですが日本はプロスポーツ育成がうまく行きませんね。今後、日本でも強い選手を育成出来るような環境を整えて欲しいです、これはテニスに限った話ではありません。

157
Re: コメントありがとうございます。
全豪オープンをスタートとする、2015年の各大会での
錦織選手の活躍がとても楽しみですね。

引き続き、コメントよろしくお願いします。

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