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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム130] ジェンティルドンナとオグリキャップの有馬記念
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 有馬記念2014はジェンティルドンナが快勝しました。
 本ブログで「ピークを過ぎている・・・」などと書いたことを、ジェンティルドンナ嬢に深くお詫び申し上げる次第です。

 先行するエピファネイアをジェンティルドンナが追い落とし、そのジェンティルドンナにゴールドシップとジャスタウェイが襲い掛かるという、素晴らしいレースでした。トゥザワールドの好走も特筆ものでした。

 さて、このレースのゴール前で、1馬身ほど前に出てゴールするジェンティルドンナの姿を観て、「この景色は、いつか見たもの・・・」と感じ、思い出しました。1990年の「オグリキャップの有馬記念」でした。

 レース背景といい、レース展開といい、勝ちっぷりといい、有馬記念2014と有馬記念1990はよく似ていました。

① 引退レースであったこと

 ジェンティルドンナもオグリキャップも、戦前から「引退レース」を公言していました。公言した上で勝ち切るところが、素晴らしいところでしょう。

② レース展開

 どちらのレースも、直線坂を上がる途中でグイッと抜け出し、ゴール前は凌ぎ切り、2着との着差が1馬身位と、とても似ています。

 凄く速い上がりの脚を使ったという訳では無く、「先攻馬を交わし、後続馬には追い付かれない」という絶妙のペースのレースだったのです。
 競馬界を支え続けてきた2頭の優駿に対する神様の配慮、とでも言うべきレースだったようにも感じます。

③ その1年の成績

 1990年のオグリキャップは5戦して2勝、2着1回、6着1回、11着1回と、彼の競走成績としては不満足なものでしたし、有馬記念1990の前走・ジャパンカップ1990は11着と大敗でした。

 2014年のジェンティルドンナは6戦して2勝、2着1回、4着1回、6着1回、9着1回と不満足なものでしたし、有馬記念2014の前走・ジャパンカップ2014は4着と完敗でした。

 そして、1990年のオグリキャップの2勝は安田記念と有馬記念、2014年のジェンティルドンナの2勝はドバイシーマクラシックと有馬記念と、共にG1を2勝しているのです。少し競走成績に陰りが見えてきた年にG1レースを春と冬に2勝したこと、そしてラストランである有馬記念に快勝したところは、よく似ていると感じます。

 さて、「名牝」ジェンティルドンナは引退します。

 通算19戦10勝(中央競馬17戦9勝・海外2戦1勝)、史上最多タイのG1レース7勝、牝馬三冠、史上初かつ史上唯一のジャパンカップ連覇、史上初の牝馬によるジャパンカップ・有馬記念両レース制覇、の記録ずくめの優駿はターフを後にします。

 牡馬を相手にしても一歩も引かないレース振りは、見事な精神力を感じさせます。
 特に、あのオルフェーヴルを相手にマッチレースを展開した、ジャパンカップ2012は彼女の代表レースでしょう。「競り合えば、牡馬の方が牝馬より強い」という常識を見事に打ち砕いてくれました。相手がオルフェーヴルだったたけに、あのレースには本当にビックリさせられました。

 繁殖に入るであろうジェンティルドンナには、「競走成績抜群の名牝は走る仔に恵まれない」というジンクスにも挑戦していただき、これも打ち破ってもらいたいと思います。

 素晴らしいレースの数々、本当にありがとうございました。

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