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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [箱根駅伝] 走り切れないかもしれないという不安
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 我が国最大の駅伝競走である箱根駅伝は、他の大会と異なる点が多数ありますが、最も違うのはランナーひとりひとりの走破距離でしょう。

 往復217kmのコースを10人のランナーで繋ぐのですから、1ランナー当たり21.7kmとなります。往路の第4区を除けば、残る9区間は20kmを優に超える距離となります。

 この20数kmを、約時速20km・100mを18秒で走るスピードで走り切らないと、順位を争うレースにはなりません。

 他の駅伝なら、3km~8kmの区間が多く、時折10kmを超える区間、稀に20kmを超える最長区間が存在する形ですから、各チームは「その長い区間にエースを投入」することによりレースを組み立てることが出来ます。

 一方で箱根駅伝は、最短の4区でも18.5km有り、多くの区間が21km以上ですから、出場する10名のメンバー全員が「駅伝競技における最長距離」に挑まなければならないのです。

 箱根駅伝が出場ランナー達に与える最大のプレッシャーは「走り切れるかどうか」ということなのだと思います。

 「走り切れない」というのは、どんな状況なのでしょうか。

① 脱水症状・低体温症・骨折といった故障を発症し、レース継続が不可能になる=走り続けること・前進することが出来なくなる状態
② 各種の筋肉損傷・アキレス腱などの損傷・軽度の脱水症状や内臓の変調などの発症により、走行スピードが著しく減退したり、歩くことしか出来なくなる状態

 などが挙げられるのでしょう。

 箱根駅伝のファンの方々であれば、前述①②の状態が、レースにおいて発生してきた例を、いくつか思い出すことが出来るでしょう。ごく最近2014年のレースでも、山梨学院大学チームのエース・オムワンバ選手が第2区の途中で「足に剥離骨折」を発症して棄権したことが思い出されます。過度の練習を主因とする疲労骨折は、残念ながら一流の長距離ランナーに時々起こる症状なのです。

 前年のレース成績上位のシード校や、とても厳しい予選会を勝ち抜いた各大学のチーム・ランナーにとって20km強・ハーフマラソンを、ただ走るだけなら造作もないことでしょう。ジョギング程度の速度なら、40km以上を走るのも容易なのかもしれません。

 しかし「時速20kmでアップダウンの有る20kmコースを走り切る=1時間で走り切る」となると「毎回出来る」というプレーではないのでしょう。
 そして、ひとりのランナーが担当した区間を走り切れないとなると、チーム成績に大きな影響を及ぼすことになります。

 アップダウンの有無・程度や気象条件といった変動要因を踏まえて、「20kmを1時間で走破する確率を高めて行くこと」が、箱根駅伝に対応できるランナーの条件となるのでしょう。

 そして「10回走って9回は、20kmを1時間で走破できるランナーを10人揃えること」が、箱根駅伝で成績を残せるチーム造りということになるのでしょう。ランナーの体調変動や故障発症リスクを勘案すれば、「10人以上のランナーを揃えること」が、より望ましいことは間違いありません。

 書いていて、何かとてつもなく難しいことの様に感じます。また、このことを具現して「箱根駅伝総合優勝」を勝ち取るチームというのは、凄いものだと改めて感じます。

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箱根駅伝・走り切れないかもしれないという不安  
Comment
161
本当に仰る通りですよね。
5区に至ってはトレランよりも厳しいと思います。
舗装はされているものの、スピードが要求されますし、
大変です。
大学生とは言っても、まだまだメンタル面でも難しい
お年頃ですから、ブレーキシーンを見るとこちらが
苦しくなってきます。
母校の期待を背負い走るわけですから、その重圧感は
想像もできない程だと思います。
科学的な要素もあるでしょうが、何となく目に見えない、
勝利の女神の存在すら感じる箱根駅伝です^^

164
Re: コメントありがとうございます。
 「勝利の女神の存在すら感じる」というのは、本当に
そう感じます。

 上手く行くチームは全てが順調に見えるのに対して
10人中9人が力を発揮できているのに、1人のランナーが
残念な走りをしてしまって、チーム全体が沈んでしまうシーンを
これまで沢山見てきました。

 人事を尽くして天命を待つのがスポーツとは言え、天命が厳しすぎないかとも
感じるのです。
 もちろん、それが「個人競技の積み上げである駅伝」の宿命なのでしょうが。

 今後も、コメントよろしくお願いいたします。

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