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 関東学院大学チームやNECグリーンロケッツチームで活躍した箕内拓郎選手の、現役引退会見が2月17日に行われたと報じられました。

 長く日本代表をも務めた箕内選手も39歳になっていました。素晴らしいプレーヤーであり、「日本ラグビーに変革を齎した」選手であったとも思います。

 箕内選手の名を全国に知らしめたのは、1997年の関東学院大学による大学選手権初優勝でしょう。
 ラグビー大学選手権大会といえば、早稲田大学(優勝15回)、明治大学(同12回)の2校を中心とした時代が長く続いていたのですが、1997年の関東学院大学の優勝が「大学ラグビー界の地図を塗り替えるきっかけ」となったことは、間違いないと感じます。

 この大会で箕内選手はNO.8として大活躍しました。

 スクラムサイド突破を図る箕内選手を誰も止めることが出来ませんでした。凄まじい突破力。
 身長187cm・体重106kgの箕内選手はもともと大きいのですが、ラグビー競技のプレーヤーとしては突出して高い身長という訳では無く、我が国にも190cmを越える選手は少なくありません。

 ところがフィールドで動き回る箕内選手は「他を圧して大きく観えた」のです。
 パフォーマンスの高さと「オーラ」が有ったのでしょう。

 箕内選手が動き出すと「これは止められない」という雰囲気が漂い、毎回10~15mは前進していました。一人のプレーヤーに10~15mの距離を真っ直ぐ突破されると、守備陣はオフサイドポジションからオンサイドに戻ってくるまでに多くの時間を要しますから、攻撃側は必ずチャンスになります。

 関東学院は1998年の大学選手権も制して連覇を達成、2000.年・2001年にも連破して、通算優勝6回という、早稲田、明治に次ぐ優勝回数を誇るラグビー名門校となったのです。

 特に2001年~2006年までの6年間は「早稲田VS関東学院の決勝戦」が続き、3勝3敗という互角の成績を残しましたが、この6年間の戦前予想では「関東学院有利」とする年が多かったと記憶していますので、「早稲田が健闘した6年間」とも言えそうです。

 そして、この6年間を経て、大学ラグビーは早稲田・明治の時代から、関東学院・帝京(優勝6回・6連覇中)の時代へと変わったように感じるのです。
 箕内選手は「この変革」の起爆剤となったプレーヤーなのでしょう。

 関東学院大学を卒業後、社会人でいつも優勝争いをしているチームには入らず、1999年にNECに入社。NECは2002年に日本選手権を制覇しています。

 キャップ数は48。2002年~2005年は日本代表チームの主将として活躍、2003年の第5回ワールドカップ(オーストラリア)にも出場しました。2006年12月には「世界選抜」にも選出されていますから、文字通り日本を代表するラガーマンだったのです。

 「箕内拓郎選手引退」と聞くと時代の流れを感じますが、「スクラムから出たボールを高く掲げてスクラムサイドを突破して行く姿」は瞼に焼き付いています。一生忘れることは無いでしょう。

 日本ラグビー史上に燦然と輝くプレーヤーであったと思います。
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箕内拓郎選手が引退を表明  
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