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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [東京マラソン2015] 「日本マラソン復活への道」は険しい!
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 2月22日に行われた東京マラソン2015には、例年以上に多くの海外一線級ランナーが出場してきました。
 
 男子ではロンドン・オリンピック2012の金メダリストに加えて、2時間4分台の自己ベスト記録保持者が4名という布陣。女子もロンドンの金メダリストを始めとするランナーが出場してきました。
 現状の日本マラソン界と世界の差を測るには、格好の大会となったのです。

 結果は海外勢の圧勝でした。予想されていたこととはいえ、その予想をも大きく超える「力の差」が感じられました。厳しい現実を突きつけられた形です。

 女子については、10km付近で日本選手が遅れてしまいましたので、力量比較も出来ないレースでした。

 男子は、34km付近で日本選手が遅れてしまいました。
 こちらも「勝負どころを迎える前に後退した」のですから、力の差は極めて大きいと言わざるを得ません。「勝負にならない」ということになります。

 マラソン競技において「3位以内」を狙う場合、例えば
① 40km付近までトップグループで競り合った上で後退してしまっての4位入賞
② 34km付近で後退したが脱落してくる選手を拾い続けての4位入賞

 の2つのケースを比較すれば、同じ4位でも、①なら「勝負になっている」が②では「勝負になっていない」ということになると思います。
 世界一を争う大会で3位以内を目指すとすれば、そのプレ大会では①の走りをする必要があるのでしょう。

 もちろん、こうしたレースで「気合・精神力だけで40kmまで先頭集団に食い付いて行くこと」など出来る筈も無く、35kmを過ぎての十分なスタミナと走行スピードのアップダウンに対応できる「走りの柔軟性」が必要なことは言うまでも無いことです。高いスキルが不可欠なのです。

 残念ながら、現状の男子日本マラソン陣では、世界トップクラスが出場してくるレースにおいて「35km以降の戦いを行う地力は無い」ことを明確に示した東京マラソン2015だったのではないでしょうか。

 このレースは、2時間4分台で走れるランナー同士が数㎞に渡る競り合いを展開した中で、エチオピアのネゲセ選手が2時間6分00秒で優勝を遂げました。マラソンとは、こういうものなのでしょう。
 この大会の数倍の人数の「2時間3分台・4分台ランナー」が犇めき合う世界大会における、35km以降の競り合いは、今大会の比では無い極めて激しいものです。

 関係者の皆さんは百も承知のことだと思いますが、日本男子マラソンが世界大会で3位以内の結果を狙うためには、2時間4分台で走れる日本人ランナーが少なくとも1~2名、2時間5分台で走れるランナーが3~4名居る必要があるのでしょう。
 現状の男子日本マラソンは、世界に対して「30年は遅れている」ように観えます。

 厳しいことばかりを書いてしまい誠に恐縮ですが、男子日本マラソン復活に向けては小手先の対策など全く効果が無い様に感じます。
 10年先を見据えて、現在の小学生・中学生ランナーを育てて行くことしか道は無い様に見えます。

 こうした方法でしか「30年の差を僅か10年で追いつく」という「光速の成長」は実現できないのではないでしょうか。
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