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HOME   »   陸上競技  »  桐生祥英選手 「9秒87の空気」に触れる!
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 2015年の陸上競技シーズンが始まると同時に、素晴らしいニュースが飛び込んできました。

 3月28日、アメリカ・テキサス州オースティンで開催されたテキサスリレー大会の男子100m競走で、桐生祥英選手(19歳・東洋大学)が9秒87のタイムで優勝しました。
 追い風3.3mでしたので公認記録とはなりませんが、日本人ランナーが「電動計時」で初めて10秒の壁を破ったように記憶していますので、素晴らしい走りであったと感じます。

① 優勝したこと

 常に世界の短距離界をリードしているアメリカのトップクラスの大会において、日本人ランナーが優勝したことは、快挙の一言です。このレースには、ライアン・ベイリー選手といった「既に9秒台で走っているランナー」も出場していました。

 世界中の一流スプリンターがトレーニングを行っているアメリカにおける大会なのですから、当然といえば当然のことなのですが、そのステージで優勝したのですから、桐生選手に地力が付いて来ていることは間違いありません。

 この大会で2位あるいは3位での9秒台で無かった点が、最も価値あることだと思います。

② 「9秒87の空気」に触れたこと

 桐生選手の経験値という意味では、この点が重要でしょう。ご本人からも「9秒台を体感できた。」とのコメントが伝わっています。

 陸上競技の短距離競技を経験した方なら、自己記録が伸びる度に「新しい風・空気」が感じられることを、お分かりいただけると思います。不思議なことですが、これは「理屈抜き」なのです。
 0.1秒でも速く走ると(100m競走での0.1秒は「大差」ですが)、走行中に「全く違う空気」を感じることが出来るのです。

 桐生選手は、日本人として初めて「10秒を大きく切った時の空気」を感じたことでしょう。前人未到の領域です。

③ 素晴らしいトレーニングが出来ていると感じられること

 「この快挙」関連の画像を観ると、明らかに桐生選手の太腿が太くなっています。

 この冬の間、桐生選手が良いトレーニングを行ってきた結果が、走りに出ているのでしょう。素晴らしいことだと思います。

 文字通り「素晴らしいスタート」を切った、2015年の桐生祥英選手には、今後も多くの世界トップクラスの大会で、自らを磨いて行ってほしいと思いますし、何よりスプリンターの宿命でもある肉離れなどの故障発症には、十分に留意いただきたいと感じます。

 気象条件他の環境が整えば、「公認記録としての9秒台」は出る力が付いていますので、逆に言えば、「焦ることは全くない」と思います。
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