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HOME   »   日本プロ野球  »  [NPB2015] スタートダッシュの意味
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 日本プロ野球NPB2015シーズンが開幕して、2週間弱が経ちました。
 各チームとも3カードを終えた形です。

 パシフィックリーグでは、日本ハムが7勝2敗と好調なスタートを切りました。
 セントラルリーグでは、中日が6勝3敗でトップに立っています。

 シーズン直前の各球団の監督インタビューでは、「スタートダッシュしたい。」といったコメントが聞かれることが有ります。その期間が完了したといって良いのでしょう。

 今回は、「ペナントレースにおけるスタートダッシュの意味」について、見てみましょう。

 過去5年間の両リーグの優勝チームの成績を観てみます。

[2014年(全144試合)]
・パリーグ ソフトバンク 78勝60敗 6引分 勝率.565
・セリーグ 巨人 82勝61敗1引分 勝率.573

[2013年(全144試合)]
・パリーグ 楽天 82勝59敗3引分 勝率.582
・セリーグ 巨人 84勝53敗7引分 勝率.613

[2012年(全144試合)]
・パリーグ 日本ハム 74勝59敗11引分 勝率.556
・セリーグ 巨人 86勝43敗15引分 勝率.667

[2011年(全144試合)]
・パリーグ ソフトバンク 88勝46敗10引分 勝率.657
・セリーグ 中日 75勝59敗10引分 勝率.560

[2010年(全144試合)]
・パリーグ ソフトバンク 76勝63敗6引分 勝率.547
・セリーグ 中日 79勝62敗3引分 勝率.560

 この述べ10チームの成績から平均を出してみます。
 勝率の単純平均は、.588となります。144試合を.588の勝率で戦うと勝ち試合数は84.672勝となります。四捨五入で85勝としましょう。

 この述べ10チームの平均引分試合数は7.2試合となりますが、東日本大震災の影響で試合時間を短くしていたシーズンも含まれますので、ここでは「引分試合数を考慮しない」こととします。

 以上から、引分が無いとして「優勝するためには85勝59敗のシーズン」を実現して行くことになります。

 さて、本稿のテーマに戻ります。

 開幕3連勝を実現したチームは、残りの141試合で82勝すればよいことになります。残り141試合を82勝59敗・勝率.581でクリアすれば良いのです。
 一方、開幕3連敗のチームは、残り141試合を85勝56敗・勝率.603で戦って行けば良いことになります。

 この違いを、どのように判断するかということになります。
 感覚的にするために四捨五入してみると、
・開幕3連勝のチームは、その後「8勝6敗」でシーズンを戦う。
・開幕3連敗のチームは、その後「9勝6敗」で戦って行く。

 という感じでしょうか。いずれにしても「3勝2敗」で戦って行けば、優勝に近づけることになりますから、私はあまり大きな差では無い様に感じます。

 では、開幕10連勝・10連敗の場合はどうでしょう。
 開幕10連勝のチームは、残り134試合を75勝59敗・勝率.559で85勝をクリアできます。開幕10連敗のチームは、残り134試合を85勝49敗・勝率.634で85勝に到達します。

 やはり四捨五入してみると、
・開幕10連勝のチームは、その後「8勝6敗=4勝3敗」でシーズンを戦えば良い。
・開幕10連敗のチームは、その後「9勝5敗→(略*)3勝2敗」で戦って行かなくてはならない。(*9勝の中身が8.5勝のため)

 ということになります。さすがに10連勝・10連敗ともなると、4勝3敗と3勝2敗ですから、その後の高い方に相当の影響が有りそうです。
 しかし、残りの134試合を3勝2敗ペースで戦って行けば良いのですから、優勝しようというチームにとっては、「不可能なペース」とは言えないでしょう。

 以上から、本ブログでは
 「スタートダッシュには相応の効果があるものの、スタートダッシュに失敗したとしても十分に巻き返しが可能」という、至極当たり前の結論に到りました。
 当たり前過ぎて、選手やスタッフの皆さんに怒られてしまいそうです。

 もちろん、「選手の気持ち」「チームの勢い」という面から観れば、スタートダッシュには「精神的な意味合い」があるのでしょうが、現実的にペナントレース優勝という視点から観れば、一喜一憂するような事象では無いようです。

 再び当たり前のことを書いて恐縮ですが、「シーズンは始まったばかり」なのです。
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