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HOME   »   ラグビー  »  [日本ラグビー] 田中史朗選手はKAZU・NOMOになれるか
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 日本のラグビートップリーグのパナソニック・チームに所属する田中 史朗(たなか ふみあき)選手が、日本人選手として初めて、南半球のニュージーランド・オーストラリア・南アフリカの3か国のクラブチームで争われている「スーパーラグビー」に所属するチームに入団することとなりました。2013年のゲームに出場します。

 スーパーラグビーは、前述の3か国からそれぞれ5チームずつが参加し、計15チームで行われているラグビー・ユニオン・フットボールの国際リーグ戦です。世界最高水準のリーグ戦ですから、ベースボールでいえばMLBに相当するものです。このスーパーラグビーに、日本人プレーヤーとして初めて参加することとなった訳です。

 田中選手が入団するチームは、ニュージーランドのハイランダーズ。ハイランダーズは、1996年に創設された、ニュージーランド南島のオタゴ地方ダニーデンを本拠地とする名門チームです。これまで、沢山のプレーヤーをオールブラックス(ニュージーランド代表チーム)に送り込んでいるチームですが、まだスーパーラグビーでの優勝経験はなく、1999年の準優勝が最高の成績です。チーム名はスコットランド由来(ハイランダーは、スコットランド高地の住民を指す言葉)です。ダニーデンには、スコットランドからの移民が多いことから、このチーム名になったそうです。

 ラグビーは、イギリス起源のスポーツですし、イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドはホームユニオンと呼ばれる歴史と伝統を誇っています。ホームユニオンの代表チームは、当然に世界のトップ水準のラグビーを展開して来ました。
 19世紀後半から20世紀前半にかけての大英帝国の世界展開に伴い、ラグビーも世界中に広がりました。そして南半球のニュージーランド、オーストラリア、南アフリカにも普及し、この3か国は一気に実力を付けました。ホームユニオンの代表チームとのゲームでも、互角以上に渡り合うようになっていったのです。

 ラグビーワールドカップ(以下、WC)は1987年に開始され、昨年の2011年ニュージーランド大会で7回を数えています。このラグビーWCについては別稿で少し詳しく観てみようと思いますが、本稿ではこの7回の優勝国を見てみます。
 優勝回数を見ると、オーストラリアと南アフリカとニュージーランドが2回ずつ、イングランドが1回の計7回となっています。つまり、南半球の3か国が現在の世界のラグビー・ユニオン・フットボールをリードしているのです。
 その3か国のトップクラブ15チームが一堂に会しているのが「スーパーラグビー」ですから、世界最高のリーグ戦といって間違いありません。

 田中史朗選手は、身長166㎝、体重75㎏、ポジションはスクラムハーフSHです。京都の伏見工業高校の1年生の時に全国高校ラグビー大会で優勝しています。京都産業大学を経て2007年に三洋電機ワイルドナイツ(現在のパナソニック)に加入し、日本のトップリーグで活躍を続けてきました。
 2008年以降は、日本代表に選出されています。走り、パスともに極めて俊敏でメリハリの効いたプレーが印象的ですし、SHとしての判断も正確で速いプレーヤーです。

 スーパーラグビーの開催時期は、毎年2~7月です。南半球ということもあって、我が国のシーズンとは異なりますので、田中選手はパナソニックにおける活動も続けるようです。スーパーラグビーのノウハウを早期に我が国のラグビーに伝えていくためにも、良い環境と言えます。

 野球でもサッカーでも、日本人プレーヤーが海外の世界最高水準のリーグに参加するようになってから、日本人プレーヤー・チームのレベルが上がりました。
 田中選手が活躍し、田中選手に続いて他の日本人選手もスーパーラグビーに参加していくようになれば、日本ラグビーも一段上のレベルに上がっていけると思います。

 その意味からも田中選手の役割は重要です。パイオニアとして様々な障害が待ち受けていると思いますが、選ばれし者として、サッカーにおけるKAZUやMLBにおけるNOMOのように、ラグビーにおけるTANAKAとなって、日本ラグビーを牽引していって欲しいものです。

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スーパーラグビー   田中史朗   2019年ラグビーワールドカップ日本大会  
Comment
8
体幹を鍛えてインテルに駆け上った長友の如く、体格に恵まれずとも、俊敏さとタフネス、知性に恵まれれば成功の可能性は有りますものね。ポジションは違いますが、第二のSAKATAとなれれば嬉しいですね。

10
コメントありがとうございます。
近鉄の坂田選手とは、また懐かしい名前ですね。坂田選手も素晴らしいプレーヤーでしたが、田中選手も凄いですよ。
活躍を、日本のラグビーファン全員で応援しましょう。
コメント深謝申し上げます。これからもよろしくお願いします。


> 体幹を鍛えてインテルに駆け上った長友の如く、体格に恵まれずとも、俊敏さとタフネス、知性に恵まれれば成功の可能性は有りますものね。ポジションは違いますが、第二のSAKATAとなれれば嬉しいですね。

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