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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム146] 1976年1月31日の新馬戦
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 今から40年ほど前の話です。

 1976年(昭和51年)1月31日、東京競馬場で新馬戦が行われました。

 普通は2歳時にデビューすることが多いのですが、仕上げに時間がかかったり、故障等の関係で、「明けて3歳」の1月末の新馬戦に登場するサラブレッドもいるのです。

 18頭立てと多頭数になった1400mのレースは、大外8枠18番のトウショウボーイが2着に3馬身差を付けて快勝しました。

 父テスコボーイ、母ソシアルバタフライという良血馬であり、早くからその力量を高く評価されていましたから1番人気に押され、見事に期待に応えたのです。
 のちに「天馬」と呼ばれるトウショウボーイのデビュー戦でした。

 さて、このレースの入着馬を見てみましょう。
・1着 トウショウボーイ
・2着 ローヤルセイカン
      ・
・4着 グリーングラス
・5着 シービークイン
      ・
      ・

 となっています。

 そうです。このトウショウボーイが勝った新馬戦には、あのグリーングラスとあのシービークインも出走していたのです。
 後から見ると「凄い新馬戦」であったということになります。

 グリーングラスは、ご承知の通り、トウショウボーイ、テンポイントと共に1976年世代の3強の一角であり、菊花賞や天皇賞(春)、有馬記念を制した「稀代のステイヤー」でした。後に凌ぎを削り合うライバルと、デビュー戦から一緒だったのです。

 シービークインは、牝馬ながら毎日王冠や京王杯スプリングHなどの重賞を3勝、1976年のオークスでもテイタニアの3着と活躍しました。

 そして、何よりも、父トウショウボーイ・母シービークインの仔ミスターシービーを世に送り出したのです。
 1983年の三冠馬ミスターシービーは、1964年のシンザン以来19年振り・3頭目の三冠馬であり、停滞気味であった日本競馬界に大ニュースを齎しました。

 現役を引退して種牡馬となっていたトウショウボーイが、1979年に久しぶりにシービークインに出会った時、どのような感情を抱いたのでしょうか。馬は賢い動物ですから、「デビュー戦を共に走った彼女」であることを認識していた可能性は十分にあると思います。

 東京競馬場芝1400mコースで行われた1976年1月31日の新馬戦は、トウショウボーイとシービークインにとって運命的な出会いでしたし、日本競馬界にとっても素晴らしいレースだったのです。

 今回は、日本ダービー馬であり三冠馬である、ミスターシービーの出生秘話?でした。

 今年も日本ダービーがやってきます。
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