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 毎回楽しみにしているコラムですが、5月8日の日本経済新聞スポーツ欄「サッカー人として 三浦知良」も、とても興味深いものでした。

 巻頭で「『ドリブルで全員抜いて、シュートしろ』。小学生のころそう教わった。失敗をとがめられもしなかった。『取られるまでドリブルしてていいぞ』と。パスに逃げたときだけ怒られた。・・・」と、キング・カズは書き出します。

 「あるべきサッカーの姿」であろうと感じます。
 他の団体スポーツと同様に、基本は「1対1の戦い」であるサッカーにおいては、ドリブルは極めて重要なプレー・スペックだと思うのです。

 一方でカズ選手は、「・・・欧州では子どものころから戦術眼を植え付けられることで、その通りに動けるようになるとも聞く。どちらがいいのかは分からない。・・・」とも続けています。比較の対象をも認識しているのです。
 
 当然ながら、私は「どちらもあり」だと考えますが、後者の重要性と前者の必要性は、全く矛盾しないとも思います。
 「高度な戦術的プレーにおいても、ドリブルの上手さは必要なもの」でしょう。

 再び他の団体スポーツと同様に、サッカーは「パスのスポーツ」です。パスによって、相手プレーヤーを交わしていくことが絶対に必要なスポーツなのです。華麗なパスプレーは、サッカー競技最高の見所のひとつでしょう。

 そして、「最も短くて最も効果的なパス」としてドリブルプレーがあるのでしょう。
 ドリブルは「自分へのショートパスの連続」であり、相手プレーヤーを交わしていく連続パスは、攻撃のチャンスを大いに広げるものだと思います。

 1986年のワールドカップ・メキシコ大会における、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ選手の「5人抜き・60mのドリブル」はあまりにも有名ですが、あのようなプレーが「サッカー競技における最も高度なプレー」のひとつであることは、間違いないでしょう。
 ペレ選手、クライフ選手、オフェラート選手、ジョージ・ベスト選手、ロマーリオ選手、ロベルト・バッジオ選手、釜本選手、カズ選手、メッシ選手、クリスティアーノ・ロナウド選手、ネイマール選手等々、眼に焼き付いているドリブルは他にも多々有ります。

 サッカー競技における戦力向上のためには、「様々なパスプレー」を創り上げ、磨き上げる必要があります。
 「自分へのショートパスの連続であるドリブルプレー」についても、高い技術と大いなる工夫が必要であることは、言うまでもないことなのでしょう。
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