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HOME   »   陸上競技  »  [日本選手権2015] 素晴らしいレースだった 男子200m決勝
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 陸上競技の第99回日本選手権大会・2日目の最終種目・男子200m決勝は、素晴らしい内容のレースとなりました。

 レース前は、今シーズン好調の高瀬彗選手が有力視されていました。
 高瀬選手は100m・10秒09、200m・20秒14と、今シーズンに入って自己記録を更新していました。どちらも非常に高いレベルの記録ですが、特に200mの20秒14は「世界に通用する」水準なのです。

 この高瀬選手が登場するレースですから、当然に「予選から高瀬選手の独壇場」になるかと思いきや、他の選手の記録と走りが素晴らしいものでした。
 「男子200mは本当に層が厚くなった」と感じました。

 そして、決勝レース。

 スタートは綺麗に揃いました。
 7コースの飯塚翔太選手が飛ばし、6コースの高瀬選手に抜かせません。しかし、60m地点でしょうか、飯塚選手は故障を発症してしまいました。

 4コーナーを回るに連れて内側の藤光謙司選手が加速、直線に出た所では高瀬選手と藤光選手が並んで先頭に立ちます。

 ここからの藤光選手の加速というか、減速が少ない走りは見事でした。高瀬選手をぐんぐん引き離します。

 5コースのサニブラウン・アブデル・ハキーム選手が追い上げて、高瀬選手に並びかけたところがゴールでした。

 藤光選手の優勝タイムは20秒32、2位にはサニブラウン選手と高瀬選手が同着で入り20秒57でした。4位には、長田拓也選手が20秒63で食い込みました。

 「世界を目指す日本男子200m」に相応しいレースであったと感じます。

 高瀬選手としては、コーナーで飯塚選手の思わぬ?抵抗に会い、力んでしまって走りが固くなったのでしょう。
 しかし、飯塚翔太選手は本ブログの記事(2013年5月9日「『男子200m』飯塚翔太選手 好走」)でも採り上げている通り、世界に通用する「重戦車型」スプリンターだと思います。
 このところ少し調子を落としていましたが、今大会では相当回復している様子でした。

 飯塚選手がレース途中で故障してしまったことは、とても残念ですが、「好調ゆえの故障」(筋肉が動き過ぎての故障)という感じですので、しっかりと治していただきたいと思います。

 さて、こうして見て行くと、男子200m種目は多士済々です。

 5年振りに優勝した藤光選手のラスト50mの走りは、間違いなく世界レベルのものであったと思いますし、2位のサニブラウン選手はまだ高校生です。「絶対筋力の高さ」が必要とされる短距離種目で、高校生が日本選手権で20秒5台で走ったのです。凄いことです。

 加えて、エースの高瀬選手が居て、原翔太選手や飯塚翔太選手も居るのです。

 もし、800mリレーという種目が現在の世界大会に存在するのなら、日本チームは相当上位に行くのではないでしょうか。メンバー選びが大変です。
400mリレーや1600mリレーでも、間違い無く強いチームが組めそうです。

 日本男子短距離チームは、本当に強くなりました。永年の強化に向けての取組の賜物でしょう。
 個人種目でもリレー種目でも、世界大会のメインスタジアムに日の丸が掲揚される日は、そう遠くないと感じます。

 頑張れ、日本陸上!
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