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HOME   »   サッカー  »  [女子ワールドカップ2015] アメリカ 優勝!
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 [7月5日・決勝]
 日本2-5アメリカ

 両チーム合わせて7得点という、「予想外の展開」となった決勝戦は、アメリカチームが制しました。なでしこジャパンは準優勝でした。

 前半3分、アメリカのコーナーキックCK。
 グラウンダーのボールが日本ゴール前を横切り、走り込んだロイド選手が左足外側の面に当てるシュート、日本ゴール左端に突き刺さりました。あっという間のゴールでした。

 今大会、なでしこジャパンが初めてリードを許した瞬間でした。アメリカと互角に戦って行くためには「先制点が必須」と考えていましたので、相当難しいゲームになったと感じました。

 前半5分、再びアメリカのチャンス。
 日本ゴール前の混戦から、ゴール正面にこぼれ出たボールにロイド選手が反応してゴール。アメリカが2-0とリードを広げました。

 これで勝敗は決したと思いました。

 試合後のインタビューで、宇津木選手が「90分は長いように思うが実際には10分で決まってしまう」と話していましたが、その通りでしょう。

 前半14分、日本ゴール前の岩清水選手のクリアミス(マイナスのヘディング)から、ホリデー選手のダイレクトボレーシュートが決まって0-3。

 前半16分、得点を取ろうと前掛かりになった日本チームのボールを奪ったロイド選手が、センターラインから超ロングシュート。
 前掛かりになった日本チームは、ゴールキーパーGKの海堀選手も前に出ていることを確認しての、正確なシュートでした。これが決まって0-4。

 前半16分までに4失点という、なでしこにとっては信じられないような展開となってしまいました。
 男子ワールドカップ・ブラジル大会準決勝ドイツ対ブラジル戦を思い出させる、「バンクーバーの悲劇」でした。

 ここまでの6試合で2点以上失点したことがなかったなでしこが、16分間で4失点するのですから、サッカー競技における「試合の流れ」というのは本当に怖いものです。

 前半22分、阪口選手がシュート。決まりませんでしたが、これがなでしこジャパンの、この試合の初シュートでした。
 前半22分まで、日本チームはシュートを打つことが出来なかった、「シュートを忘れていた」のです。「悪夢の様な時間帯」であったのでしょう。

 なでしこジャパンの試合は、この前半22分から始まったように感じます。

 前半27分には、川澄選手からの素晴らしいセンタリングから大儀見選手がソロ選手との1対1の形からアメリカゴール左上に見事なシュートを決めました。完全に「ソロの壁」を破った瞬間でした。

 失点したとはいっても4-1とリードしているアメリカでしたが、この失点を契機に選手達の表情が一変しました。4失点しても全く怯むことが無い攻撃を受けて、「なでしこ強し」というか「なでしこ怖し」と感じたのでしょう。

 後半7分、宮間選手のフリーキックFK。澤選手ターゲットにした正確なキックから、アメリカチームのオウンゴールが生まれました。いつものことながら、宮間選手のキックの精度の高さには驚かされます。

 しかし、その2分後、なでしこは再びCKから失点してしまいました。
 ゲーム全体を見渡せば、この5失点目が「トドメ」になった形です。

 ゲームは、このまま5-2でアメリカチームが押し切りました。

 勝利を確信したアメリカチームは、残り15分でワンバク選手、続いてランポン選手と、ベテランであり、今大会を最後のワールドカップと表明しているプレーヤー、「アメリカ女子サッカーを支えてきた2人の偉大なプレーヤー」、アメリカ女子サッカーのレジェンドたるプレーヤーを投入しました。
 
 1999年以来3度目の優勝の瞬間のピッチ上には、欠かせないプレーヤーということでしょう。

 なでしこジャパンは、残念ながら決勝で敗れました。
 前半22分の阪口選手の初シュートから試合終了までの間のプレーであれば、2-1でリードしています。それ程までに、前半5分までの2失点が悔やまれるところです。

 とはいえ、「チームなでしこの足が地に付いていない時間帯」に2得点を挙げたアメリカチームのスピードと得点力は、「世界一の称号に相応しい」ものでしょう。

 一方このゲームに敗れたからといって、ワールドカップ2011→オリンピック2012→ワールドカップ2015と、世界一を決める3大会連続で決勝に駒を進めたなでしこジャパンの偉業は、いささかも色褪せる物ではありません。
 見事な、見事な活躍であったと思います。

 53,341人の大観衆で埋め尽くされた、カナダ・バンクーバーの決勝戦。

 世界中の女子サッカー選手の憧れの舞台であるピッチで、堂々たるゲームを展開した「なでしこジャパンの選手・ベンチスタッフの皆さん」に、大きな拍手を送らせていただきます。
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