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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2015・7月場所] 大盛況の土俵に水を差す、勝負審判の不自然な動き
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 大相撲7月場所が幕を開けました。

 初日から満員札止という盛況です。攻守が目まぐるしく入れ替わる好取組も数多く見られました。

 そうした中で、日馬富士と妙義龍の取組には違和感を覚えたファンが多かったのではないでしょうか。

 立合いから一気に日馬富士が押し込みましたが、妙義龍が土俵際で堪えました。押し切れないと見た日馬富士が引きを見せると、今度は妙義龍が押し込みます。土俵づたいにこの寄りを交わした日馬富士が土俵際で投げを打ち、両力士が土俵外に落ちたというか飛びました。

 落ちたタイミングは僅かに日馬富士の方が早いように観えましたが、軍配は日馬富士に上がりました。

 さすがに「物言い」は付くだろうと思いましたが、これが付かない様子で、行司・式守伊之助が日馬富士に勝ち名乗りを上げて懸賞金を渡そうとした瞬間に、物言いが付いたようでした。
 相当遅いというか、妙なタイミングです。

 短い協議の後、「これは確認のための協議でした。妙義龍の体が先に落ちており、軍配通り日馬富士の勝ちとします。」という説明が行われました。

 物言いが付き、協議の間、テレビではいくつかの角度から当該取組のスローモーション映像が流されましたが、土俵に落ちた順番で観れば、日馬富士の方が早いことは明らかでした。

 「妙義龍が死に体になったのが早かったということではないか」といった解説もありましたが、そうであれば協議後の説明が不十分・不正確でしょう。スローモーションを確認している部署と連絡を取りながらの協議でありながら、「妙義龍の体が先に落ちており・・・」というのでは、何のための映像確認なのか分かりません。

 そもそも、勝負審判同士が「目配せしながら」、遅れて物言いをつけたとコメントされていました。相当に不信な行動です。たとえ、その放送が無かったとしても、物言いのタイミングが不自然であったことは、誰が見ても明らかです。

 「物言いを付けることを制限するような取り決めが行われていたのではないか」「俺が物言いを付けない限り、他の審判は物言いを付けてはいけないという、特定の審判による締め付けがあったのではないか」というような疑義を抱かれても、仕方がないような不明瞭な行動です。

 穿った見方をすれば、二人の大関が敗れていた波乱の初日土俵で、この上横綱までが負けてしまっては、大相撲の秩序が保てないといった「間違った概念」を持った勝負審判が居たのではないかとさえ、疑ってしまいます。
 土俵上の勝敗を、土俵外からコントロールしようとする行動が、「八百長の温床」となることは明らかでしょう。

 大相撲は、八百長疑惑や数々の不祥事によって長い冬の時代を経験しました。協会一体となった改革施策の推進により、現在の盛況を得たことは明らかです。ガチンコ勝負の連続と若手力士の活躍等の理由により、大相撲人気は徐々に回復してきたのでしょう。
 そして、この繁栄を迎えてまだ1年弱の期間しか経っていないのです。
 
 まだまだ、本物の人気定着と言うには程遠い状態・時期だと判断するのが妥当でしょう。

 「スポーツには八百長は存在してはならない」のです。

 本記事は、少し穿った見方が過ぎるのかもしれませんが、こうした疑義を持たれるような行動は厳に慎まなければならないと感じます。

 新大関・照ノ富士に挑んだ碧山の力強い寄りや、大関・稀勢の里を追い込んだ栃ノ心の攻め、横綱・白鵬に食い下がった宝富士の取り口、等々、力士は必至の相撲を土俵上で展開しています。
 素晴らしいことだと感じます。碧山も栃ノ心も宝富士も、本当に強くなっているのです。そして、その挑戦を見事に退けた、照ノ富士・稀勢の里・白鵬の相撲振りも秀逸でした。観客を唸らせる「大相撲」は、こうした力と技のぶつかり合いから生まれているのです。

 稽古を重ねて鍛え上げた力士同士がぶつかり、「強い力士が勝つ」のが、大相撲の有るべき姿でしょう。この原理原則が担保されてこそ、大相撲の隆盛が続くのだと思います。

 こうした流れに水を差すような動き、変な疑いを抱かせるような行動は、何としても回避されなければなりません。
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