FC2ブログ
HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーWC2015] 開幕迫る!
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 4年に一度のラグビーワールドカップの開催が、9月18日(日本時間19日)に迫りました。

 今回はイングランドでの開催です。

 2015年に行われるスポーツイベントの中で最大規模の大会となります。

 1987年に始まったラグビーワールドカップも第8回を迎えました。
 これまでの7大会の優勝国を見ると、ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカが各2回ずつ優勝し、イングランドが1回優勝しています。
 ラグビー競技においては、南半球の各国が優位にあるということになります。

 今大会の展望です。

 優勝候補の筆頭はニュージーランドでしょう。
 現時点の世界ランキング1位のチームです。

 ラグビーを国技とするニュージーランドは、第一回ワールドカップWCの開催国であり優勝国でもあります。そして以降、常に世界のラグビー界を牽引する国・チームでもあります。

 ニュージーランドチーム(オールブラックス)は、第2回以降のWCにおいても、「常に優勝候補」に上げられ続けているチームです。
 そのことは、オールブラックスのチーム力の安定度の高さを示していると感じます。

 例えば、オールブラックスの戦力を90点と数値化すれば、このチームはどんなゲームにおいても90点前後の力を発揮することが出来ると思います。ゲーム毎の出来不出来の差が小さいのです。
 結果として、国別対抗戦や南半球4か国対抗といった大会で常に安定した成績を残すことが出来るのです。

 一方で、これだけ強いニュージーランドチームが、ワールドカップとなれば優勝回数2回と、オーストラリアや南アフリカと同回数しか?優勝していないのは、ある意味では不思議なことです。

 それも、前回の第7回大会ニュージーランド大会で優勝し、追い付いた形ですし、第1回・第7回の2度の優勝がいずれも自国開催(第一回はオーストラリアとの共同開催)というのも、「最強オールブラックス」としては気になる所です。

 ニュージーランド代表チームは、ベスト4までの決勝トーナメントにおいて敗れることが多いのです。
 どの大会においても、圧倒的な力でグループリーグを勝ち抜き、悠々と決勝トーナメントに駒を進めるのですが、準決勝辺りで負けてしまうことが多い。

 これは、「常に90点のゲーム」を実行する力は有るが、相手チームが95点のゲームを展開した時に、それを逆転するような「伸びしろには欠ける」ことを示しているのかもしれません。
 WCのベスト4に進出してくるチーム同士の実力は「僅差」ですので、その大会一の出来を魅せた相手チームに敗れてしまう形でしょう。

 WC2015においても、ニュージーランドチームは優勝候補です。事前予想であれば、相当差を付けた「優勝候補筆頭」であると思います。
 そうした中で、相手チームが95点のゲームをした時に、100点のゲームを行う爆発力が問われている大会であると考えますし、他国開催の大会で勝ち切ることが出来るかが注目されるところでしょう。

 優勝候補の2番手は、ニュージーランドチームの永遠のライバル・オーストラリアチームでしょう。
 オーストラリアチーム(ワラビーズ)は、その伝統的なランニングラグビーをベースとした得点力を誇ります。

 この数年、ややオールブラックスに押され気味でしたが、今年の南半球4か国対抗ではこれを破って優勝しました。WCイヤーに調子を整えてきた形です。
 観ていてとても楽しいワラビーズのラグビーが、イングランドの地で輝くかもしれません。

 優勝候補の3番手は、開催国でありラグビー発祥国であるイングランドチームでしょう。
 常に、フォワードFW陣のパワー溢れるプレーとハーフ団の正確なキック力でゲームを創るチームです。 
 2003年WCオーストラリア大会における、スタンドオフSOウィルキンソン選手のキック力は、既に伝説となっています。

 1991年の地元開催大会で準優勝に終わった悔しさを晴らす大会となるかもしれません。

 優勝候補の4番手は、南アフリカチームです。
 スプリングボックスと称される南アフリカチームは、ニュージーランドチームとは対照的に「強い時にはとても強い」という特質が有ります。
 いつもは80点くらいのチームなのですが、勢いに乗れば95点の力を発揮するのです。

 堅いディフェンスDFとFW陣の縦へのスピードに特徴が有ると思います。
 このところ、やや力が落ちているとの見方もありますが、準決勝まで進出するようであれば、「伝統の爆発力」が発揮されるかもしれません。

 結果として、過去に優勝経験を持つ4チームを挙げることとなってしまいました。
 現状を観れば、この4チームの力が他のチームを上回っていると感じます。

 さて、ベスト8進出=決勝トーナメント進出、を目指す我らが日本チームですが、グループリーグはB組に入りました。
 A~Dの4つのグループは各5チームで構成されています。全20チームの大会なのです。

 B組は、A組の様に「世界ランク9位以内のチームが4チームも集中する→オーストラリア・イングランド・ウェールズ(世界ランク5位)が同組」という「死の組」ではありませんから、くじ運は悪くは無かったと思いますが、一方で、現在世界ランク13位の日本チームの下位ランクチームはアメリカ(15位)だけという、「実力が拮抗しているチームが集まった組」ということになります。

 組の頭のチームは南アフリカですが、以下スコットランド(世界ランク10位)、サモア(同12位)と同組です。
 つまり、南アフリカチーム以外のスコットランド・サモア・アメリカの3チームには「勝つ可能性も有るが負ける可能性も有る」組に入っているのです。
 従って、グループリーグにおける日本チームの成績としては、3勝1敗~0勝4敗まで、どの成績も可能性があると言えるでしょう。

 前回2011年大会から強化を進めてきた日本チームの実力は、間違いなく向上しています。テストマッチでの成績も着実に上がってきていると思います。
 但し、「連戦における実力のキープ」という面では、まだまだ上位チームとの間に差があるとも感じます。

 一発勝負では、相当の力を発揮できるチームに成長しましたが、短期間に複数のゲームを戦って行くと、2戦目・3戦目と力が下がって行くのです。持久力・体力の問題、余裕を持ってグループリーグを戦って行くことが出来ない、という面からの現象でしょう。
 現在の実力からすれば、止むを得ないことだとも思います。

 従って、日本チームとしては「勝ちに行くゲーム」と「負けるゲーム」を明確に区分し、戦力の配分を行うマネジメントが重要だということになります。
 何勝何敗であれば準々決勝に進出できるのかを、大会が始まってからの各チームの成績を睨みながら判断し、次戦の布陣・戦い方を決めて行くという、難しい戦略策定が不可欠なのです。

 「絶妙のリソース配分」と「勝ちに行ったゲームを確実にものにするプレーヤーの頑張り」が両立して、初めて「悲願のベスト8進出」は実現できるものと思います。
 日本代表ラグビーチームの総合力が問われる大会なのでしょう。

 サッカーワールドカップとオリンピックに次ぐ規模を誇る、ラグビーワールドカップ2015・イングランド大会が始まります。

 今大会も、数々の素晴らしいプレーで彩られることでしょう。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬コラム150] 藤田伸二騎手の引退
NEW Topics
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
Entry TAG
ラグビーWC2015・開幕!  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930