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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーWC2015] スコットランド戦に向けて
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 日本代表チームの第2戦の相手はスコットランド代表チームです。

 スコットランドチームといえば、ギャビイ・ヘイスティングス選手に代表される「本格派」のチームです。
 1871年にイングランドと世界初のラグビーテストマッチを行ったことでも分かるように、歴史と伝統を誇るチームでもあります。

 ワールドカップの決勝トーナメント常連チームでもあるスコットランドは、当然ながら日本チームより相当に格上のチームです。

 とはいえ、初戦で「ワールドカップ史上最大の番狂わせ」を演じた我らが日本チームにも、勝機は有ると感じます。

① 心持ち

 南アフリカ戦に臨んだ際の日本チームの「心持ち」は素晴らしいものであったと思います。

 ハンドリングミスの少なさに現れています。

 こうしたビッグゲームでは、ひとつのミス、それも小さなミスが勝敗を分けることが多いのですが、あのゲームのジャパンはノックオンとかラインオフサイドといったミスが本当に少なかった。

 気迫十分な状態で、極めて冷静というか平静なプレーを展開したのです。
 初戦でこうしたプレーを見せることは、どんな強豪チームでも難しいものです。

 あのオールブラックスでさえ、今大会の初戦アルゼンチン戦ではゴール寸前のラストパスで2度ノックオンを犯しました。

 このパスが通れば目の前がゴールという位置で、あのニュージーランド代表プレーヤーがノックオンを犯すのです。パスの出し手側の僅かなタイミングのずれ、受け手の予測力不足、等々いくつかの要因は有るのでしょうが、「相当に難しい球でも易々と処理する」のがオールブラックスであることを考慮すれば、さすがのニュージーランド代表チームも、いつもの様にはプレーできなかったと観るのが妥当でしょう。

 スコットランドチームは、この日本戦が今大会の初戦です。
 相当の緊張感を持ってゲームに入ってくることでしょう。

 こうした中で、南アフリカ戦と同様の「心持ち」でこのゲームに臨むことが出来れば、ジャパンにも勝機が生まれるでしょう。

 それにしても、南アフリカ戦の五郎丸選手のトライと、80分を過ぎてのヘスケス選手のトライにおいて、日本チームにはハンドリングミスが有りませんでした。
 本当に素晴らしいプレーでした。

② 横への展開

 現代のラグビーでは、特にワールドカップや6か国対抗、南半球4か国対抗といった世界最高レベルのゲームでは、横一杯に広がるプレーは殆ど見られなくなりました。

 広く取られたディフェンスラインを前に、パスをウイングプレーヤーまで繋いでも、中々トライには結び付かなくなってきていることが要因かと思います。

 横にパスを繋いでいく途中で、一度真っ直ぐに突っ込みポイントを造ってからラックサイドを突くといったプレー、ゴールまで「なるべく最短距離を縦に突く」プレーの方が、トライに結び付き易いという考え方が在るのかもしれません。

 こうした世界の潮流の中で、しかし、日本チームは前述の2つのトライにおいて「横一杯に展開するラグビー」を魅せました。そして成功しました。

 広く展開されたディフェンスラインの最も端に向かってボールを配したのです。

 最近とんと見られなくなった「横展開ラグビー」が、日本の地で生き延びてきていて、それが現代でも有効な戦法であることを示したように感じます。

 今回の日本チームの快挙が、ラグビー先進各国で極めて高く評価されている理由のひとつに、この戦法の実行・成功、それも「南アフリカチームを相手にしての成功」があるように思います。

 「横展開のラグビー」は、観ていて実に鮮やかで、スピード感に溢れています。
 誰が観ても、楽しいプレーなのです。

 ラグビー人気が高かった20世紀後半においては、このプレーが数多く見られました。「ああいうプレーをしたい」と感じて、ラグビー競技を目指す若者が多かったことでしょう。
 「横展開からの独走トライ」は、ラグビーの醍醐味のひとつだったのです。

 そのプレーが観られなくなってから、ラグビーの人気、少なくとも我が国におけるラグビー人気は下がったのではないでしょうか。

 そうなると、今大会のエディ・ジャパンが「横展開ラグビー」を今後も実行し、今後も成功することがあれば、世界のラグビーに一石を投ずることとなるのでしょう。

 スコットランド戦でも、おそらく「スコットランドチームが暫く見ていなかったラグビー」を展開していただきたいと思います。
 そして、そのプレーでトライが取れれば、日本チームに勝機が生まれるでしょう。

 あと6時間と少しで、日本VSスコットランドが開始されます。

 日本フィフティーンの健闘を祈ります。
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