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HOME   »   ラグビー  »  「フットボール」なのだから「蹴るプレー」が大切
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 第8回ラグビーワールドカップ・イングランド大会が開催されています。
 前回大会に比べて、「ボールが良く動く大会」になっているように観えます。ラグビーの戦術・戦法の進歩・変化を感じます。

 さて、ラグビーは「ラグビーフットボール」と呼ばれます。

 19世紀の後半、イングランドにおいて初期フットボールのルールが確立されて行く過程で、現在のサッカーとラグビーが生まれました。ラグビーとサッカーは「同根のスポーツ」なのです。

 初期フットボールは、アソシエーションフットボールとラグビーフットボールに分かれました。後にアソシエーションフットボールは「サッカー」と呼ばれるようになりましたが、現在でもアソシエーションフットボールという言葉が時々使われます。

 サッカーが「手を使わない」というルールを、次第に厳正化して行ったのに対して、ラグビーは「手を使うプレー」の重要性を増して行きました。

 今から50年ほど前のラグビーにおいては、トライは3点でした。ペナルティーゴールPGは当時から3点でしたから、トライとPGは同じ得点、つまりゲームにおいてトライとPGは同価値だったのです。

 トライの得点は、その後、4点に上がり、現在では5点となりました。トライの価値が上がったのです。

 これは「トライプレーにラグビー競技の醍醐味が感じられること」が原因ではないかと思います。「ラグビーの人気はトライプレーに依存する形」になったのでしょうか。
 逆に、ディフェンス技術の向上により「トライは中々取れなくなってしまいました」から、トライの価値を上げることによって、各チームが「トライを取りに行く」ようにルールを変えてきたのでしょう。

 PGやドロップゴールDGが、一人か二人のプレーヤー(キック担当)の能力に依存するのに対して、トライはチーム全体の働きによるものであり、流れるようなパスや、連続した縦への突進といったプレーから生まれるものですから、観ていてもとてもワクワクする物であることは確かでしょう。
 「難しいからこそ」、トライシーンはゲームにおける華なのです。

 一方で、ラグビー「フットボール」と言う以上、脚・足を使ったプレーの重要性は、いささかも損なわれてはいないという見方が有ります。

 原始ラグビーにおいては、「トライはキックゴールを狙う権利を獲得するためのプレー」であったという話も聞きます。
 つまり、「ゴールキックを狙う権利を得る為にトライを狙う」ということ、トライをひとつ取ると、ゴールキックを一回蹴ることが出来る、というルールです。
 この頃のトライには、得点が付与されないのです。

 「得点は、あくまでキックから生まれる」というルールですから、この原始ラグビーはまさに「フットボール」なのです。

 こうした原始ラグビーから150年以上の時間をかけて、ラグビーは現在のような形・ルールとなりました。良し悪しでは無く、変貌を遂げてきたのです。
 トライに得点が付与されるようになり、その得点水準がどんどん高まって行くという変貌でした。

 欧州のチーム、特にイングランドチームのプレーにおいて時折見られるドロップゴールDGのプレーを観ると、「フットボール」を感じます。
 2003年のワールドカップ、イングランドが優勝したワールドカップの決勝戦で勝負を決めたのは、イングランドのジョニー・ウィルキンソン選手のDGでした。ウィルキンソン選手は、このゲーム以外の重要なゲームにおいても「ここぞというシーンでDG」を決めています。
 フィールドにおいて、連続プレーの過程で、プレーヤーがボールを蹴ってゴールポストの内側を狙うプレーは、サッカーを髣髴とさせるものです。

 ラグビーもやはりフットボールなのだと、最も強く感じさせられるプレーだと思います。
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