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HOME   »   大相撲  »  [大相撲2015・9月場所] 毎日20本の懸賞が付く 遠藤関の取組
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 遠藤は9月場所を8勝7敗の勝ち越しで終えました。

 「勝ち越し」は、いつの場所でも力士にとっての大目標です。それをクリアしたのですから、良い場所であったことになります。

 9月場所は、全部で1600本を超える史上最多の懸賞がかかった場所でした。
 結びの一番などは、毎日のように50本を超えていましたし、千秋楽の鶴竜・照ノ富士の取組には61本の懸賞がかかりました。

 そうした中で、平幕・遠藤の取組には毎日20本以上の懸賞がかけられていました。さすがに、当代一の人気力士です。

 お金の話で恐縮ですが、懸賞金は1本3万円です。20本だと3×20=60万円が束ねられて、行司から勝ち名乗りの際に力士に渡されるのです。

 実際には、懸賞金は1本6万円なのですが、内半分の3万円が当日土俵上で渡され、残りの3万円は「退職金としてプール」されると報じられています。
 ですから、懸賞金20本は勝ち力士にとって120万円の価値があることになります。

 遠藤の対戦相手にとっては、とても魅力的なものでしょう。

 「関取は協会から高額の給与を貰っているのだから懸賞金で騒いだりしないのでは・・・」といったご意見もあるでしょうが、プロにとっては重要なものだと思います。

 懸賞の有無・多寡によって、取組に対する「力士のヤル気」が異なるのかどうかという点について見れば、これは間違いなく異なるものでしょう。
 懸賞が多い取組ほど、力士は頑張るものだと思います。

 そうすると、遠藤は「毎日ヤル気十分の力士」を相手にすることになります。
 「普段にも増して」気迫・研究十分な力士を相手にするのですから、その取組に勝つのは「普段にも増して」難しいことになります。

 現在の振分親方、現役時代の高見盛関にも同じような現象が見られました。
 当時屈指の人気力士であった高見盛の取組には、多くの懸賞がかけられたのです。
 そして、高見盛は多くの場所で8勝7敗・7勝8敗の成績でした。(例えば、2005年11月場所から2007年の3月場所までの9場所中8場所)
 7勝7敗で千秋楽を迎えることも多かったと思います。

 高見盛の最高位は東関脇でした。残念ながら、大関には届かなかったのです。
 高見盛が「二桁勝利・大勝の場所」を数多く造れなかった理由のひとつに、懸賞の多さがあったと見るのは、穿ち過ぎでしょうか。

 大相撲界にとっては、人気力士の存在は重要です。「宝」であろうとも思います。
 強いだけでは人気力士にはなれないというところが、難しいところです。

 人気力士には懸賞が多く付けられます。
 相手力士のヤル気は大いに増して、当該人気力士の取組には「熱戦が多くなり」、その人気は益々増すという循環にもなりそうです。

 遠藤が、現在の大相撲隆盛の火付け役であったことは間違いありません。
 幕内に上がってきた2013年9月場所辺りから遠藤人気が爆発し、大相撲全体の人気向上の先駆けとなりました。
 
 そして、遠藤は現在でも人気NO.1力士の地位を維持しています。

 今後も遠藤の取組には沢山の懸賞がかけられ続けることでしょう。遠藤の取組には熱戦が続くのです。

 昇進に向けては逆風になりかねない状況ですが、遠藤がこの逆境?を跳ね返し、三役→大関→横綱と歩を進めていくためには、稽古を重ねて力を付けるしかないのでしょう。
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