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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーWC2015] オーストラリアチームの見事なディフェンス
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 [10月10日・グループリーグA組]
 オーストラリア15-6ウェールズ

 グループリーグA組の首位通過を争うゲームでした。

 両チームの得点は全てペナルティーゴールPG(オーストラリア5本、ウェールズ2本の成功)によるもので、トライは生まれませんでした。
 いかにも「現在の世界トップクラスのチーム同士の対戦」というゲームであったと感じます。

 ゲームは、ウェールズのペースであったと思います。

 ゲーム前に構築した戦略通りのプレーを展開し、オーストラリアの「ランニングラグビー」を封じました。
 浅いラインから、「前に出るディフェンス」を魅せて、オーストラリアチームのバックスがスピードに乗る前に、ボールの動きを止め続けました。
 ロースコアゲームに持ち込み勝機を見出そうとする、見事な試合運びであったと思います。
 
 前半を6-9で折り返したウェールズは、6-12とリードを広げられた後半15分過ぎから、オーストラリアゴール前に攻め込みました。
 ゲームプランに則った、逆転勝利のチャンスが来たのです。

 レッドドラゴンズの猛攻が始まりました。

 後半17分には、オーストラリアのゲニア選手がシンビンで10分間退場となりました。

 後半18分にはボールをゴール内に持ち込みましたが、タッチダウン寸前にボールが手からこぼれてノートライ。
 オーストラリアチームのオブストラクションにも見えるプレーでしたが、トライは認められませんでした。

 ウェールズチームの猛攻は続きます。

 後半20分には、オーストラリアのマム選手がシンビンで10分間退場となりました。
 ワラビーズ2人目の退場。
 これで、ウェールズ15人・オーストラリア13人というゲームとなったのです。

 1人の退場ならともかく、2人少ないとなると守備においては大きなハンディキャップとなります。

 得点差は6点ですから、1トライ1ゴールで逆転できますので、ウェールズは一気に畳みかけました。

 後半22分にもボールをインゴールに持ち込みましたが、タッチダウンできずにノートライ。
 後半26分にもボールをインゴールに持ち込みましたが、タッチダウンできずにノートライ。

 オーストラリアチームの、力強く冷静な守備が際立つ、一連のプレーであったと思います。ウェールズのプレーヤーのボールの下に、自らの体を入れるなどして、グラウンドにボールを付けさせないのです。

 ウェールズチームのプレーヤーも、当然ながら世界最高水準ですから、ボールを地面に触れさせる技術は極めて高いのですが、それを上回る守備力を連続して披露したのです。

 素晴らしい攻防でした。「これぞワールドカップ」というところでしょう。

 後半27分には、一人目の退場者が復帰、後半31分には二人目の退場者が復帰した形となり、両チームの人数は15対15の同数となりました。

 と同時にオーストラリアはウェールズ陣内に攻め込みペナルティーキックを獲得、これをバーナード・フォーリー選手がキッチリと決めて15-6、リードを9点に広げました。

 この時のオーストラリアチームの攻撃は、このゲームで最も大きく前進できたものでした。ウェールズチームはトライこそ許しませんでしたが、ディフェンスが後手に回りました。攻め続けながらもトライを奪えなかったことからくる「疲労」が少し感じられました。

 1トライ1ゴールの7点では逆転できない点差となりましたので、オーストラリアチームが一気に勝利に近づいたPGでした。

 ゲームはこのままオーストラリアチームが押し切りました。

 「個の力」で勝るワラビーズが、粘りに粘るレッドドラゴンズを押し切ったゲームでしょう。
 ウェールズチームの健闘が目立ったゲームであったと感じます。

 これで、決勝トーナメントの対戦相手が決まりました。
 1位通過のオーストラリアはスコットランド、2位通過のウェールズはニュージーランドとなったのです。

 「死の組」と呼ばれるA組のチームは、開催国イングランドが決勝トーナメント進出を逃したことからも明らかなように、他組の強豪チームと比較して「極めて厳しいゲーム」を戦ってきました。
 その影響は、多くの故障者と大きな疲労蓄積として残ったことでしょう。

 決勝トーナメントにおける、ワラビーズとレッドドラゴンズの健闘を祈ります。
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