FC2ブログ
HOME   »   MLB  »  [MLB2015・ポストシーズン] とても珍しいプレー
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 [アメリカンリーグ・地区シリーズ・第5戦]
 トロント・ブルージェイズ6-3テキサス・レンジャーズ
 
 このゲームの7回表、2-2の同点、テキサスの攻撃中に、そのプレーは起こりました。

 2死ランナー3塁、カウントは2ボール・2ストライク、トロントのキャッチャーがピッチャーに返球しました。
 そのボールが左打席に居たテキサスの打者のバットに当たって、3塁前に転がって行きました。

 その間に3塁ランナーがホームベースを駆け抜けて、テキサスが得点し3-2とリードしました。

 2勝2敗で迎えた第5戦、2-2の同点からの勝ち越し点が、こうしたプレーから生まれたのです。

 審判団がビデオ映像によるチェックを行いました。
 テキサスの左打者が「意図的にバットを前に出した」とすれば、守備妨害の可能性があり、守備妨害であれば得点は認められないことになる、といった検証なのでしょう。

 ピッチャーの投球がキャッチャーのグラブに収まり、打者はルーティンの動きに入ります。この打者のルーティンは片手でバットを立てて持ち、前に出す形。自然な動きです。
 その前に出したバットに、キャッチャーからピッチャーへの返球が当たっています。

 打者がバットをベース上に出してから、キャッチャーの送球が行われています。キャッチャーが投げるのと同時にバットを前に出しているわけではありません。
 打者が意図的にバットを出し、「送球の邪魔をした」のでは無さそうです。

 結局、審判団も反則は無かったと判定し、得点が認められました。
 レンジャーズは、思いもかけぬ形で勝ち越し点をゲットしたのです。

 この試合は、この7回裏にブルージェイズ打線が奮起し、3ランホームランを含めて一挙4点を挙げて6-3と逆転、そのまま押し切り、このゲームに勝利すると共に、地区シリーズを3勝2敗として、リーグチャンピオンシップに駒を進めました。

 ホームのトロント・ブルージェイズが勝ったので、試合後、7回表の「とても珍しいプレー」はあまり問題にはなりませんでした。
 
 しかし、問題になっていないとはいっても、この判定については「十分に検討する必要」があるように思います。

 打者がバットを前に出した、ベース上に相当かかる位置まで前に出したことは事実です。打者には、「意図的にバットにボールを当てる意思は無かった」としても、結果として守備妨害になっていないか、というところは検討すべきだと思います。

 「わざとじゃない」からといって、反則では無いという理屈は、ありません。「わざと」あるいは故意であれば、より重い反則となるべきでしょう。
 スポーツにおいては、わざとではなくとも反則になるケースはいくらでもあるというか、「大半の反則はそうしたもの」です。

 サッカーにおいて、ボールに向かってスライディングしたものの、相手プレーヤーの脚に自分の脚がひっかかってしまっての反則や、ラグビーにおいてパスダミーで走り込んだプレーヤーが相手プレーヤーにぶつかってしまってのオブストラクションの反則等々。反則する意志など皆無でも、反則は反則なのです。

 わざとやる反則などという悪質なプレーというのは、本来あってはならないものでしょう。
 
 投球を捕球したキャッチャーがピッチャーに返球するという普遍的なプレーにおいて、そしてキャッチャーがキチンとピッチャーに送球したプレーにおいて、「バットに当たる」というのは、「発生するべきでは無いプレー」だと考えます。

 私は、このプレーは「守備妨害」であろうと思うのです。

 そもそも、「見たことも無いようなプレー」というのは、慎重に検証されるべきでしょう。長い歴史を有し、これまで何千・何万という試合が行われてきているスポーツ競技においては尚更です。

 ひとつひとつのプレーは、「悠久の歴史に洗われてきている」のですから。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[ラグビーWC2015] 五郎丸選手とウィルキンソン選手のルーティン
NEW Topics
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
[UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
[競馬(無観客)] 皐月賞2020の注目馬
Entry TAG
MLB2015ポストシーズン・とても珍しいプレー  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031