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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーWC2015] 五郎丸選手とウィルキンソン選手のルーティン
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 今大会で一気にブレイク?した感のある、日本代表チームのフルバック・五郎丸歩選手ですが、何と言っても「プレースキックの際の独特のルーティン」が注目を浴びています。

 両手を顔の前で合わせて、へっぴり腰?のような姿勢で構えるものですが、このフォームを観た時に、あのジョニー・ウィルキンソン選手に似ていると感じた方も多いのではないでしょうか。

 ジョニー・ウィルキンソン選手は、ワールドカップにおける歴代最多得点記録249点を誇るプレーヤーで、イングランドラグビーの至宝とも言える存在です。
 2003年のワールドカップ決勝戦で、試合終了間際にドロップゴールを決めて、チームを優勝に導いた存在でもあります。

 五郎丸選手は若き日にウィルキンソン選手と会い、現在のルーティンのヒントを得たとも伝えられています。

 遠目にはよく似たルーティンですが、細かいところは異なります。

 最も違う点は「手の形」でしょう。

 ウィルキンソン選手は片手を握りこぶし状にして、もう片方の手でそれを包み込んでいるように観えます。

 一方の五郎丸選手は、左手人差し指を真上に付きあげ「NO.1」を示すような形でセットし、右手をボールの軌道あるいは自身の脚の動きをイメージしているように何回か動かした後、左手に添える形です。
 結果として、左手の人差し指と右手の人差し指・中指が立っている形となります。右手の薬指は「両手を合わせた塊」に触れていたり、少し離れていたりするようです。立っている指は「3~4本」ということになります。

 おそらく両プレーヤーの意図していることには、違いがあるのでしょう。

 とはいえ、ルーティンの目的である
① 精神集中
② 練習通りの体の動きを確保すること

 を目指していることは間違いないと思います。

 特に、五郎丸選手がコメントしていた「体の真ん中・芯に力が集中するように」というポイントは、両プレーヤーに共通している「ルーティンの狙い」であろうと感じます。
 このポイントが、ウィルキンソン選手から五郎丸選手が学んだところなのかもしれません。

 五郎丸選手の「キック時のルーティン」は、今大会のエディ・ジャパン快進撃の象徴ともなりました。大人も子供も両手を合わせて真似をしていますし、この格好をしただけで、何も言わなくとも五郎丸選手だと分かるのです。
 日本のラグビーファンの心に深く刻まれ、世界中のラグビーファンにもインパクトを与えたことでしょう。

 イチロー選手が打席には行った時、「左手指で右肩のユニフォームをちょいと抓む」ルーティンは、MLBファンに憶えられているものですが、こうしたスター選手の独特な動き、普段の行動としては少し変な動きは、とても印象に残るものなのです。

 こうした「象徴となるルーティン」が生まれたこと自体が、我が国におけるラグビー人気の盛り上がりを如実に示す事象なのでしょう。
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