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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーWC2015] 決勝戦に向けて
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 2015年のラグビー・ワールドカップ・イングランド大会の決勝は、ニュージーランドとオーストラリアの対戦となりました。
 11月1日、トゥイッケナム・スタジアムで行われる決勝戦の見所を検討してみたいと思います。

① 初の決勝カード

 20世紀後半から、常に世界のラグビー界を牽引してきた存在であり、共に2度の最多優勝を誇る両チームですが、意外なことにワールドカップの決勝で戦うのは初めてです。

 1987年の第一回大会ではオーストラリアが準決勝で敗れ、第二回大会ではニュージーランドが準決勝で敗退といった具合に、オールブラックスとワラビーズが揃って決勝に進出することが無かったのです。不思議な感じがします。

② 共に4度目の決勝進出

 ニュージーランドは、第一回・第三回・第七回大会で決勝に進み2勝1敗、オーストラリアは、第二回・第四回・第五回大会で決勝を戦い、やはり2勝1敗となっています。

 ニュージーランドが決勝で敗れたのは第三回大会で、南アフリカに12-15、オーストラリアが決勝で敗れたのは第五回大会で、イングランドに17-20、共に「延長戦」の末準優勝に甘んじました。
 ロースコアのゲームで、勝ち切れなかったという形でしょう。

③ 決勝戦での戦い振り

 ニュージーランドは、第一回大会を除くといずれも3点差以内のゲームとなっていますし、各ゲームの得点は12点以下です。

 オーストラリアも第四回大会をのぞくと6点差以内のゲームとなっていて、各ゲームの得点は17点以下となっています。

 両チームとも決勝戦では「負けないラグビー」に徹している印象です。ワールドカップのタイトルは、かように重いものなのでしょう。

 一方で、早めに大きな差を付けたゲーム(第一回・第四回大会決勝)では、自在な攻めから30点前後の得点を挙げて快勝しています。

 以上の過去の戦績を考慮すると、今大会の決勝戦は、両チームともに「慎重に入る」と観られます。
 
 試合開始直後は、リスクを取った大胆な攻撃は行わず、エリアマネジメントに徹しながら、相手の様子を見る時間帯が続くことになりそうです。

 共に素晴らしいフランカー陣によるボールの取り合いが展開され、ロック陣も最先端のプレーを展開してくれることでしょう。一進一退が続くと見ます。

 こうした睨み合いが続く中で、局面を大きく動かす可能性があるプレーヤーとしては、ニュージーランドは11番サヴェア選手と12番ノヌー選手、オーストラリアは11番ミッチェル選手と15番フォラウ選手だと思います。

 特に、ゲームを左右しそうなのはオーストラリアのフルバック・フォラウ選手の出来でしょう。

 故障した脚の状態は、少なくとも準決勝では思わしくなく、得意のランプレーを披露することなく交替してしまいましたが、徐々に回復している筈ですので、コンディションが決勝戦までに相当回復するようなら、ワラビーズの「切り札」になる可能性があります。
 決勝戦最大の注目プレーヤーと観ています。

 準決勝の戦い振りを観ると、ワラビーズの調子が上がってきている印象ですが、ベテランを揃えたオールブラックスは「ワラビーズを知り尽くして」いますから、互角の戦いと観るのが妥当です。

 その互角の戦いの中で、今大会における「精神的な疲労」がやや少ないと思われるオールブラックスが、終盤の競り合いで抜け出して、4点差以内(予想スコアは17-15)で勝ち切るのではないかと考えています。
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