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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [全日本大学駅伝2015] 東洋大学チーム 驚異の走りで初優勝
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 11月1日に行われた、第47回全日本大学駅伝競走は、東洋大学チームが優勝を飾りました。
 意外にも、東洋大学は初優勝でした。

① 全8区間の内4区間で区間賞

 東洋大学は、第1区・2区・3区・7区の4区間で区間賞(区間1位)の走りを見せると共に、残りの4区間でも2位が2区間、4位と5位が1区間ずつと、極めて安定した走りを展開しました。

 「大学駅伝日本一」を争うハイレベルなレースにおいて、これだけ安定した成績を残したことは、ある意味では驚異的といえるでしょう。

② 各区間のラスト1kmの走り

 東洋大学の各ランナーは、自らの担当区間のラスト1kmで素晴らしい走りを魅せました。

 レース途中で競り合いとなった青山学院大学の各ランナーと熾烈な争いを展開したのですけれども、一度逆転を許しても、ラストの走りで再逆転する走りでした。
 レース前からの作戦であろうとは思いますが、その作戦をしっかりと実現できたところに、今大会のチームの強さが有ります。

③ 初優勝

 東洋大学は初優勝でした。意外なことです。

 「山の神」柏原選手や、設楽兄弟といった強豪選手いわゆる大砲ランナーを擁して、4度も箱根を制してきたチームですから、全日本にも当然勝っていると思っていましたが、過去4年間で2位が3回といった形で、勝ち切れなかったのです。

 そして、「大砲が居ない」チームで初優勝を遂げたのです。

 駅伝競技の難しいところというか、不思議な特性を感ぜざるを得ません。

 箱根駅伝は往路・復路各5人、計10人のランナーで走ります。
 つまり、箱根駅伝を優勝していた時のチームには「10人の強いランナー」が揃っていたのですから、8人で走る全日本大学駅伝向けにもランナーが揃っていた筈なのです。
 10人のランナーが揃い「大砲も居た」チームでは優勝できず、今年は優勝できたというのは、どういうことなのでしょうか。
 今年の優勝タイムも、高い水準のものでしたから、ますます不思議ということになります。

 コンディショニングなのか、各ランナーの距離適性の違い(箱根は長く、全日本は短い)なのか、難しいところでしょう。

④ 青山学院大学チーム2位

 レース前には、箱根駅伝2015を制し、出雲駅伝2015でも快勝した、青山学院大学チームが圧勝するのではないかと予想されていました。

 しかし、1区・2区・3区の連続区間賞で飛び出した東洋大学チームを追いかけるものの、ついに届かず、最後は1分以上の差を付けられて2位に甘んじました。

 「東洋大学の会心の走り」に敗れたという見方もあると思いますが、青山学院大学チームに「僅かな油断」が在った可能性もあるでしょう。

 4区の久保田選手、5区の下田選手の活躍で互角の勝負に持ち込みましたが、6区以降は少しずつ差を広げられてしまいました。
 これは、6区以降の東洋大学の各ランナーの走りが上回ったと見るべきでしょう。

 気になったのは、8区の神野大地選手の走りでした。
 箱根駅伝2015・第5区における驚異の走りで「新・山の神」と呼ばれた神野選手でしたが、この日の走りは本来のものとは程遠いものでした。

 襷を受けた直後から、下半身にバネが感じられず、10kmを過ぎた頃からは全体のバランスも悪くなって、ギクシャクした走りになってしまいました。

 今年2月以降に2度の大きな故障に見舞われ、回復途上にあったとの報道でしたが、何より「体全体に躍動感が感じられなかった」という点で、回復は進んでいないという印象です。
 時間をかけて治していくべきではないかと思います。

 東洋大学チームは、ついに全日本を制しました。
 レース後のインタビューで、酒井監督が声を詰まらせたシーンが印象的でした。
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